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雨がさらに降れば深刻な問題が発生していた可能性もある。

2014-08-29 | 大韓民国
【社説】豪雨で浸水した古里原発、不安な韓国
2014年08月28日/中央日報日本語版


「古里原発2号機は安全系統の作動で停止し、現在、原因を把握中です」

27日、韓国水力原子力(韓水原)の原発運営情報にはこのように短い説明が出ている。釜山市機張郡の古里原発2号機は25日、釜山・慶南地方の集中豪雨で取水建物が浸水し、稼働が中断した。韓国水力原子力側は当時、「安全のために手動で停止し、古里2号機の安全関連設備は全く影響がなく、正常に運営されている」と明らかにした。しかしその日、古里原子力本部統合状況室の建物の地下の配電盤も浸水し、24時間ほど電気の供給が中断したことが分かった。雨がさらに降れば深刻な問題が発生していた可能性もある。

韓水原は2011年の福島原発事故後、古里原発に対する大々的な安全補強作業をした。津波に備えて海岸防壁を従来の7.5メートルから10メートルに高め、長さを2.1キロに延長する工事を昨年終えた。当時、韓水原側は「今後は津波など自然災害が発生してもびくともしない鉄壁安全体系を構築することになった」と広報した。しかし1時間あたり130ミリの雨に、史上初めて浸水による原発稼働中断が発生した。特に統合状況室の建物まで浸水したのは深刻な問題だ。海水を防ぐことに重点を置き、集中豪雨に備えた安全対策は考慮しなかったのだ。原発は冷却水を容易に得られるよう海水面と大差がない海辺に位置している。したがって集中豪雨で海水の水位が高まれば雨水が逆流する危険が大きい。古里原発2号機の取水建物も排水管路から逆流した雨水が地下でつながる管路にそって流入し、浸水した。

古里原発2号機は建設から32年も経過した老朽設備だ。そうでなくとも原発の建設を反対する一部の団体と住民は安全に疑問を提起している。安全性に信頼を与えることができなければ、原発の運営と建設に対する反対世論は強まるしかない。この事件をきっかけに韓水原は集中豪雨に備えた安全対策と安全性評価を画期的に補強することが求められる。特に、浸水の原因と安全点検の結果を市民にそのまま公開する必要がある。


 原発事故は、地震・津波だけが原因で起こるのではない。大雨でも起こることがわかった。ほかにも飛来物・隕石、飛行機、太陽風、攻撃など想定できるものは多い。原因がどうあろうと、東電のようになれば、何も住めなくなるのだ。原発は全廃以外にない。再稼動などもってのほかだ。