橋下市長:「集団自衛権の行使認める」
毎日新聞 2012年09月13日 21時03分(最終更新 09月13日 21時47分)
新党「日本維新の会」代表の橋下徹・大阪市長は13日、日本の集団的自衛権行使について「基本的に認めるべきだ。行使の在り方に
ついてルール化していく」と述べ、行使を容認すべきだとの立場を初めて明言した。また、「日本の歴史をつくってきた人に対して礼を
尽くすのは当然」と述べ、靖国神社参拝の意向を示した。
市役所で記者団の質問に答えた。新党の綱領となる「維新八策」は「日本の主権と領土を自力で守る防衛力と政策の整備」を掲げてい
るが、集団的自衛権に言及はない。橋下氏もこれまで踏み込んだ発言を避けてきたが、12日に国政政党の結党を宣言したことを踏ま
え、外交や安全保障についても積極的に発言する姿勢を打ち出したと見られる。
橋下氏は、集団的自衛権の行使は許されないとする政府の憲法解釈を「権利があるけど行使できないなんて、役人答弁としか言えな
い。誰も理解できない」と批判。「主権国家であれば当然認められる。行使の在り方について、憲法9条の観点からルール化していった
らいい」と述べた。