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調査期間に低高度飛行をしている航空機を見たら、NASAの航空機と思ってほしい」と話した。

2016-05-02 | 資料提供

韓米共同で韓国上空の微小粒子状物質の汚染を調査

登録 : 2016.05.01 22:45 修正 : 2016.05.02 09:24

「空飛ぶ大気質研究所」も登場

韓米大気環境合同調査(KORUS-AQ)に投入される米航空宇宙局(NASA)のDC8航空機の内部が29日午後、京畿道烏山市の米空軍基地で公開されている=烏山/連合ニュース

 過去1カ月間、ソウルの微小粒子状物質の濃度が「良い」(PM10=10~30マイクログラム/立方メートル、PM2.5=0~15マイクログラム/立 方メートル)だった日は4月を通じて1日だけだった。 黄砂が襲った22~24日のPM10の濃度は「悪い」水準だったが、PM2.5は「普通」段階だっ た。 反面、黄砂のなかった9~10日にはPM10とPM2.5は揃って「悪い」水準だった。 なぜこうなるのか。

 

 ますます深刻化し複雑になる朝鮮半島における微小粒子状物質の原因糾明のため、韓国と米国が共同調査に突入した。

 

 韓国環境部は1日、「国立環境科学院と米航空宇宙局(NASA)の研究チームが2日から6月12日までの約40日間、朝鮮半島の大気質改善のための「韓米協力国内大気質共同調査」(KORUS-AQ)を展開する」と明らかにした。 今回の調査に韓国からは40の研究機関から約300人、米国からは32の機関から約280人が参加する。 米国が大気の質に関して他の国家研究チームと大規模に共同調査を行うのはこれが初めてだ。

 

 今回の調査ではNASAの大気質研究用航空機DC8とB200、韓国の韓瑞(ハンソ)大の「キングエアー」の3機が投入され、船舶は国立気象科学院の気 象1号と韓国海洋科学技術院のオンヌリ号の2隻、16カ所の地上観測所、海洋観測衛星(GOCI)など衛星5機が動員され、微小粒子状物質の発生、分布、 移動の3次元の立体分析が試みられる。 DC8は約150人が搭乗できる全長48メートルの中型航空機で、座席を取り外したスペースを24台の測定装備で満たした「空飛ぶ研究所」だ。 300メートル以上の上空を飛行し大気物質を収集分析するDC8は、8~10時間滞空できることから、滞空時間の短さから来る韓国国内の大気質研究の限界を克服できることが期待される。

 

 環境科学院のホン・ユドク大気環境研究科長は「今回の共同調査は朝鮮半島の大気質予報の水準を向上させる基礎になるだろう。 また、2019年に発射予定の静止軌道環境衛星に使われるモデルを最適化することにも役立つと見られる」と話した。 共同調査の米国側首席研究員であるNASAラングレー研究センターのジェームズ・クロフォード研究員は「可能な限り地上から近い資料を確保するため、低空 飛行を行う時があり市民の目にとまる時がある。 調査期間に低高度飛行をしている航空機を見たら、NASAの航空機と思ってほしい」と話した。

 

イ・グニョン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )



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