朴槿恵退陣求め、連帯行動
南の運動に呼応、各地4カ所で
12日にソウルをはじめとする南朝鮮全土で行われた朴槿恵大統領の退陣を求める大規模集会に連帯し、在日韓国人民主統一連合、在日韓国青年同盟、在日韓国民主女性会、在日韓国人学生協議会が、東京、大阪、愛知、兵庫で同時行動を行った。
12日、韓統連のメンバーらは東京・京成上野駅前で街宣活動とビラ配りを実施。「朴槿恵は即刻退陣せよ!」と書かれた横断幕やピケットなどを掲げながら、朴槿恵政権による数々の悪政や不正腐敗について列挙し、朴槿恵大統領を退陣に追い込むまで闘い抜くことを表明した。
街宣行動に続いてメンバーらは、駐日南朝鮮大使館(東京・港区)前で抗議活動を展開した。「朴槿恵は即刻退陣せよ!」「朴槿恵-崔順実ゲートの真相を究明せよ!」などのスローガンを叫び、抗議文を南朝鮮大使館に伝達した。
抗議文は、朴政権は国と民族の運命を奈落の底に陥れたと糾弾し、南朝鮮市民らの運動に呼応し、在外同胞も朴大統領の退陣を訴えていくと主張した。
韓統連の金梨恵事務局長は、「不正が明らかになったことで、人々の朴槿恵政権への積み重なった怒りが、退陣要求という大きな運動の流れに向かわせている。真の民主主義、朝鮮半島の統一を志向する政権樹立を目指し、国内の運動に足並みをそろえて共に闘っていく決意だ」と語った。
(金淑美)