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中国の王毅外相は、非核化と平和協定の並行議論を主張している。

2016-05-08 | 韓国中央日報日本語版

米国家情報長官が非公式会談で言及…朝米間で平和協定議論へ?

2016年05月07日11時35分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

  クラッパー米国家情報長官が4日から1泊2日の訪韓中、非公式会談ではあるが平和協定に言及した意味は小さくない。特に朝米間の平和協定議論のために 韓国政府はどの程度まで譲歩できるか打診したのは尋常でない。平和協定議論は1953年に米国・中国・北朝鮮の間で締結された停戦協定を代替するための交 渉を意味する。

  韓米両国はその間、平和協定議論の条件として非核化を挙げてきた。外交部の関係者は「北が非核化に向けて誠意ある態度を見せなければいけないというのが対話再開の基本前提」とし「米国も同じ立場」と述べた。「先に非核化、後に平和協定」ということだ。

  3日(現地時間)にもラッセル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)はワシントンで米戦略国際問題研究所(CSIS)が主催した「韓 半島(朝鮮半島)の新しいパラダイム」シンポジウムで演説し、「今は非核化に集中する時であり、平和協定の議論はずっと後のことだ」と述べた。

  一方、中国は最近、非核化と平和協定の並行議論を主張している。中国の王毅外相は2月24日、ケリー米国務長官と会談した後、「非核化交渉と平和協定の議論を併行し、6カ国協議を再開する案を模索する」と明らかにした。北朝鮮も平和協定の議論を繰り返し要求してきた。北朝鮮の朝鮮中央 通信は4日にも「わが軍隊は戦争の再発を防ぎ、平和を成し遂げようという確固たる立場と意志で平和協定の締結を提案してきたが、米軍側は我々の努力に背を 向けた」と主張した。

  こうした状況でクラッパー長官が韓国政府に平和協定議論を打診したのは、中国側の提案を検討し始めた兆候と見ることもできる。もちろ んクラッパー長官は外交ラインから外れている人物だ。しかし2014年に米国家情報長官として平壌(ピョンヤン)を訪問するなど、韓半島問題に大きな関心 を抱いている。

  ソウル大の全在晟(チョン・ジェソン)教授(政治外交)は「中国が必要性を提起し、米国もある程度の必要性を感じている状況で、外交 ラインがこの問題を議論する場合は公式議題化されるため、クラッパー長官に代表される非公式情報ラインが動員される」と述べた。国立外交院のキム・ハン グォン教授は「北が今後見せる動きや中国の態度など、いくつかの変数に対するシナリオを戦略的柔軟性を持って検討するようだ」と分析した。

  問題は平和協定の議論が始まれば韓国側が定めた北朝鮮非核化政策の枠が揺れる可能性があるという点だ。外交部の関係者は6日にも「今 は対北制裁を徹底的に履行し、北に誠意ある対話の姿勢を持たせることが重要な状況だ。平和協定などは論点をあいまいにする話」と懸念を表した。一方、梨花 女子大の朴仁フィ(パク・インフィ)教授(国際学部)は「制裁局面が過ぎれば北と中国の平和攻勢が強まる可能性がある」とし「韓国も平和協定に対する学術 的議論などを準備する必要がある」と強調した。

  クラッパー長官の提案がどれほどの重みを持つかはまだ不透明だ。何よりも時間は多くない。オバマ政権の任期は1年も残っていない。

  峨山政策研究院のボン・ヨンシク研究員は「米国が2000年にオルブライト国務長官が訪朝したような積極性を見せるのは難しいだろ う」としながらも「ただ、戦略的忍耐が成果を出していないうえ、共和党に政権交代するケースなどさまざまな変数を考えれば、『積極的な試し』をする可能性 もある」と述べた。


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