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2009-06-28 | 投稿・投書・私の意見

新自由主義に批判次々

国連会議2日目

金融危機の根本原因だ

地域協力の探求が大事


 【ニューヨーク=小林俊哉】

  国連本部で開催されている世界経済危機サミット(金融・経済危機と開発に与える影響に関する会議)は2日目の25日、 引き続き各国代表が意見を表明しました。中南米諸国からは国際通貨基金(IMF)などの国際金融機関を厳しく批判する声が相次ぎました。


 エクアドルのコレア大統領は、IMFなどの機関について「長い目でみれば、新自由主義に基づくイデオロギー的な市場をつくることに奉仕してきた」 と指摘。「(IMFなどの)ブレトンウッズ体制を補強してみても、われわれには管理権がないし、途上国にとってはなんの意味もない」「IMFの改革は、不 十分な過渡的な解決策でしかない」と強烈に批判しました。

 同氏は45分間にわたって演説。とくに「IMF官僚」が途上国に新自由主義的な政策を押し付けてきたことを批判し、「こんなやり方は変えるべきだ」と訴えると会場から大きな拍手が起こりました。

 コレア大統領は、中南米の左派政権国でつくる「米州ボリバル代替構想」(ALBA)の取り組みを紹介し、外部から介入するIMFなどの国際金融機 関とは異なり、自分たちのための地域金融協力の探求が前進していると主張。「自分たちの運命は自分たちで責任を持つ」ことの重要性を強調しました。

 セントビンセント・グレナディーンのゴンサルベス首相は、「(危機の原因に)銀行や保険会社への規制の失敗があるというが、規制緩和は新自由主義 のイデオロギーの勝利とみられてきたものだ」と批判。ニカラグアのゲバラ財務相も金融危機の根本原因に新自由主義があると批判し、「(IMFとは異な り)ALBAの最優先課題は貧困から人々を守ることだ」と訴えました。


 ブレトンウッズ体制 第2次世界大戦末期の1944年、米ニューハンプシャー州ブレトンウッズに集まった連合国四十数カ国が協定し た戦後の国際通貨金融体制。米ドルを基軸通貨とし、金との交換を保証。固定相場制を採用し、国際通貨基金(IMF)と国際復興開発銀行(IBRD)=世界 銀行を創設。ドルと金との交換は71年に停止、73年に変動相場制に移行しました。



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