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羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

突発性難聴の治療

2008年01月08日 18時56分41秒 | Weblog
 昨日の話に関連して。
 突発性難聴の治療は、2週間入院できるとかなり回復する。
 私が2003年に受けた治療をざっと書いておきたい。

 まず、ウイルス性か血流障害によるものかは、判断がつきにくい。
 とにかくすべての治療を、一日も、一時間もはやくはじめることしか、回復の手立てはない。遅れれば遅れるほど、治りが悪くなって、耳鳴りやそのほかの不快感をのこすことになる。

 私が行った治療は、次のように多彩である。
 
1、ステロイド(プレドニン)を30ミリからはじめて、2週間でゼロにしていく。

2、血流をよくする薬を中心とした点滴を連日受ける。

3、ペインクリニックで「星状神経節ブロック」といって、右耳の場合は右、左耳の場合は左側の鎖骨の上あたりの咽喉もとに麻酔薬を打つ。すると首から耳や脳にかけての血流がよくなる。

4、さらに内臓疾患や糖尿病や血圧に問題がなければ「高気圧酸素療法」というものがある。これは特殊なカプセルの中に入って、2気圧まであげた状態で50分ほど酸素を吸うもの。スポーツ選手が骨折の治療につかったり、簡易なものは疲労回復に使用したりする。肌が美しくなるということで、エステなどでも入ることが出来るようになった。しかし、この場合は1・3気圧くらいまでしか気圧を上げないし、酸素も純粋酸素ではない。いくら酸素を吸っても通常の気圧では効果はないといわれている。もともとは潜水病などの治療に使われていた。だんだんに脳梗塞やその他の病気に使われる範囲を広げていったらしい。

 2週間にこれだけの治療を受けた。
 その後は通院で「血流をよくする内服薬」と1週間に2回「ペインクリニック・星状神経節ブロック」を5ヶ月間続けた。

 最近は、すっかり忘れている。
 慣れるまで、相当に我慢するのは騒音である。壊れた耳は、音を選ぶことができなくなって雑音が情け容赦な侵入してくる。
 
 症状は、ほとんどが方耳にでるので、音は聞こえる。それで最初は聴力が落ちたことに気づかないことがある。
 しかし、診断がくだったら、とにかく治療することしか回復はないということは本当だった。不快な耳鳴りも、聴力が回復してくるにしたがって、少なくなっていく。ただし、まったくなくなるということはなさそうだ。それで1年、2年、3年経過するうちに、次第に慣れてくることによって楽になってくる。
コメント (2)
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