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<ラベンダーとエゾシロチョウ>
旭川は北海道では札幌に次ぐ、都市だ。人口は40万ほどだが、とにかく広々していて、内地の平均的な日本の景色とはかけ離れている。松山千春の「大空」は、この旭川によく似合う歌だと思った。バブル崩壊以降、企業の支店などは減ったようだが、「旭山動物公園」の大ヒットで押しかけてくる観光客で潤っていると言う。
先週、その旭川に社用で行った折、暇な時間に近くの公園をぶらぶらしていると、ラベンダーの花壇に白い蝶がヒラヒラ。シャッターチャンスとばかりにそっと近づく。♪広い大地のその中で♪育った蝶は呑気なのか、これを獲ろうとする人間がいないのか、小生が近づいても逃げない。デジカメをマクロモードにして接近して撮った。
同じ“とる”でも“獲る”だと、虫かごやら餌などの心配をしなくてはならないが、デジカメに納めるというのはあとくされなくていいものだ。そして、データを消さない限りいつでも見られる。なんとなく、西遊記に出てくる、金角か銀角が持っていた瓢箪の便利さを思い出した。蝶も撮られるのはいいが、獲られるのは勘弁願いたいだろう。
で、自宅に帰ってこの画像を見た。変わったモンシロチョウだな、と思ってネットでチェックしたら、北海道にしか生息していないエゾシロチョウだそうだ。漢字で書くと
“蝦夷白蝶”
なんかゾクっとしますナ。ラベンダーの蜜を吸うエゾシロチョウ。いかにも“北海道”という絵が撮れました。