みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

大空襲の日

2022-03-10 14:46:59 | 社会
東京大空襲の日である。10万人もの人々が殺された日である。

メディアはニュースのお尻の方で申し訳程度にそれを伝えている。聞いていて奇妙なことに気が付いた。この大空襲を、誰が、どの国がやったのかを全く伝えていない。まるで自然災害のように、大空襲があった と伝えているだけだ。

米軍がやったのだ。アメリカ合衆国がやったのだ。自由と民主主義の国とやらが、10万人もの人々を一挙に殺したのだ。1945年3月10日に。

それでは、日本という国はどうか? 大東亜共栄圏とやらを掲げて、朝鮮半島へ、中国大陸へ、東南アジアへ侵略していった日本はどうか?

大量殺人という蛮行を犯すのはロシアだけではない。

人間という生きものが、つくづく不気味で愚かで、「正義」の名において種の絶滅に向っているように思われてならない。そして自身もその一員なのだ。

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