みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

温床

2021-03-16 06:53:43 | 社会
国家の基盤は暴力装置(警察、軍隊等)だ。
これに、近代国家は情報装置を伴う。
今や、情報を制するものは国家を制する、といってもいい時代だ。

郵便・放送・通信という情報装置についての、許認可という権限と助成金等の振興策の権限を、両方とも総務省=国家が握っている。
これこそ、接待の温床であり、行政の歪みと情報の歪みの温床だ。

この弊害への対策として、許認可の権限を、国家から独立した委員会等の第三者機関へ委ねるのが、いわゆる先進国の通例だということを、私は今まで知らなかった。

日本でも、敗戦後は第三者機関に委ねていたが、サンフランシスコ講和条約による独立後、当時の吉田茂首相が国家直接の権限にした。
民主党政権がこの問題に取り組もうとしたときは、直ぐに潰されたという。

こうした経緯を、私は今回、初めて知った。

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