スカイツリー騒ぎが始まった当初は、微笑ましさを感じないでもなかった私だけれど、やがてあまりの騒ぎに呆れるようになり、マスコミの異様な煽りかたが気味悪くなってきました。
人々をスカイツリーに浮かれさせておいて、大震災と原発事故の被災者が「棄民」ともいうべき状態に苦しんでいることを、忘れさせようというのでしょうか。
福島の事故原発の4号機燃料プールが強い余震の被害を受ければ、東日本全体が、日本全体が、そして世界が破局に至る事態となる危険があることを、気が付かないようにさせているのでしょうか。
雇用環境の悪化と貧困化によって、自殺者が増え、悲惨な事故が相次いでいることから、目を逸らさせようとしているのでしょうか。
税と社会保障の一体改革などと言いながら、弱者に重く増税し、社会保障を切り捨てている政治を、批判させないようにしているのでしょうか。
ポピュリストの仮面を被ってマスコミに寵愛されている大阪市長が、人々の心を蹴散らかすような人権蹂躙に着手していることを、傍観させようとしているのでしょうか。
スカイツリーだけでは飽き足らなくなったのか、金環日食まで、浮かれ騒ぎのタネにされています。人々を浮かれさせ、この国を漂流させ、そして人々を棄てようとする動きを、私は本当に空恐ろしく感じます。
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