作用と反作用

2007-07-23 15:17:42 | Weblog
ついうっかりと階段を踏み違えた感じ。

もしくはボタンを掛け違えて、

でも服を脱ごうにも全然脱げない感じ。

うろ覚えで歩いていたらいつのまにか迷って、

しまいにはどこか未知の天体を歩いているような気になる、

あの感じ。

夜中に目を覚まして、

そこが自分の部屋じゃなかったときの、あの感じ。

乗った電車が自分の駅で止まらなかったときの感じ。

止まったエスカレーターに乗るときの、

重力が変わるような感じ。

肉親が、兄弟が、恋人が、親友が・・

他人に見える一瞬の、あの感じ。

自分がまた「転校生」にもどってしまったかのような。


  しかしだ。


作用というのは反作用というものを必要とするのだ、

のほほんと生きていては何にも出来ない。


しかし人生はギャンブル的でもあるよな、

賞賛してもらえる時もあるけれど、恥をかく時もある。


・・ただ生きるだけでも困難なのに、

俺ときたらこれ以上、何を望もうというのだろうか。


何を・・・・・・・・?いや、


すべてを。




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