それは冗談だったのかも知れないし、
全然、冗談なんかじゃなかったのかも知れない。
俺の笑えない独白は、
またいつものように君の気を滅入らせてしまう。
こんなこと今さら言ってもしょうがないけど、
俺はもっとましなものになるべきだったんだ。
例えば・・・・・・そうだな、鉄道オタクとか。
・・・・・・・いや、駄目だそんなの、
何の進歩もないし
自分の道を自分で決定することすらできないじゃないか。。
・・・じゃあ、あれはどうかな?
ムギ畑だかライ麦畑だか何だかにしじゅう寝っ転がって、
そこで遊んでる子供が落っこちそうになったら
ひょいっとつまみあげてやる、みたいな
そんな役割があるんだろ?
・・・・・・・・・・・・・・・・ないの?
ほら、やっぱりどう頑張ったって、
クスリとも笑えやしない。
もっと考えろよ、
お前だって腹を抱えて笑い転げることあるだろう????
そりゃ、あるけど・・・・・
俺は極度のくすぐったがりだし、
ただの笑い上戸だし。
・・・・・でもいいんだ、
そろそろ前髪が伸びてきたから。