散文詩

2007-07-19 13:20:59 | Weblog
白茶けたヴァニティも、

純粋ノイズもアジテーションも、

雨の中のメリーゴーランドでさえも。


今の俺にとってはもう、おぼろげな意味しかない。


言ってみればここは、

辿り着くべくして辿り着いた壮大な蟻地獄の底なのだ。

もしくは

パラダイスに向かうベルトコンベアーの上、と言うべきか。


そういった訳で、

今の時点において俺が語るべきことは、そんなにない。


でもこれで良かったのかもしれない、と思うときもある。

まったく音も風もない夕方とか、

夜の終わりの始まりとかに、時々ね。


俺はいつだったかの永遠にここに座って、

同じように電車が行くのを見ていたんだ。


でもそれは・・・・それはもう、触れることすら出来ないほど

はるか彼方だし、

俺は別にそれで・・・異存はない。


これはただの夢の残照だ、

もっとはっきり言ってしまえばただの・・・・・感傷だ。


俺に君の渇きなど癒せるはずもない。


誰もが自分の自由を持て余している、

そのことは火を見るより明らかだ。


・・それで俺はここで何をしているんだ?

と、思わないこともない。


ヒマつぶしをしているヒマなんかどこを探してもないし、

だとすれば俺は・・・・・


俺は一体、どうしてしまったんだろうね?





コメント (2)
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