まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第24番「中山寺」~西国三十三ヶ所2巡目・6(五重塔再建中)

2016年08月15日 | 西国三十三所
雲雀丘花屋敷駅から宝塚行きに乗る。やって来た列車にはマルーン一色の阪急電車には珍しいラッピングが施されている。手塚治虫のキャラクターが並ぶ。「宝夢 YUME」というもので、豊中出身の手塚治虫にちなんだものである。ラッピング車両といえば、神戸線にはわたせせいぞう氏のポップなイラストが入った「爽風 KAZE」がある。

中山観音に到着。ここから門前の土産物店や飲食店街をはさんで仁王門までは100mない。飲食店ではアイスクリームやかき氷を求める人が多い。

仁王門をくぐり、七福神やさまざまな仏のおわす塔頭寺院を参道の両側に見る。中山寺も阪急の西国七福神のうち寿老人を祀るということで、先にも書いた大和人さんとの七福神めぐりで訪れている。その次が昨年の西国めぐり、そして今回が西国2巡目である。

寿老人もそうだが、中山寺といえばやはり安産祈願である。この日も暑い中であるが妊娠中の方、そしてお礼参りの赤ちゃんを連れた家族連れが目立つ。別に独身のおっさんが来てはいけないということではないのだが、やはりちょっと気が引ける思いがする。ともかく、今度は西国の勤行次第に従ってのお勤めである。

中山寺のシンボルといえば多宝塔にあたる大願塔であるが、今回訪ねてみると参道を入った時から「おや?」という感じがあった。本堂の後ろに、何やら巨大な骨組みがあり、高くそびえている。本堂の後ろにある大師堂に上がってみた表示は、「五重塔再建中」というもの。昔の境内絵図にも五重塔が描かれているのだが、400年あまり前に焼失したという。これの再建工事が進んでおり、今年の末には完成予定だそうだ。来年の初詣は、新たな五重塔を仰ぐ形になるのかな。

当初は、中山観音駅から送迎もある宝乃湯にでも行こうかと思ったが、思ったよりも早く予定が進む中、昼食もまだである。結局は再び電車で梅田に戻った。

西国については2巡目ということもあるし、特に順番や時期を決めることはせずに回っている。その中で今年の春からは「西国開創1300年」の記念行事が行われている。月ごとの特別朱印や、昔ながらの徒歩巡礼による法灯リレーなどもある。そういうのも少しは覗いてみようかなとも思う・・・・。
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