まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

同じ京都府でも丹後の人にとって山城は「地元」「故郷」なのかな・・・?

2015年07月30日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
オリックス・バファローズは神戸での試合から大阪を通り越して30日は京都の若狭・・・もといわかさスタジアムでの試合。同じ日の大正ドームは巨人の大阪巡業で使われているが、東京ドームが都市対抗野球の会場になっている関係だ。

夏の高校野球で甲子園を長く離れる阪神を「死のロード」と言っていたが、阪神ほど報道されないが巨人は後楽園~東京ドームを同じように都市対抗野球で離れている。

で、わかさスタジアムでの試合、糸井が本塁打2本を放ち、ファイターズを大きく引き離す。京都府出身ということで、ネットの速報では「地元で」「故郷で」というタイトルがつく。

糸井が京都の試合で復調するのはいいが、果たして「地元で」「故郷で」というのは的を射ているだろうか?

糸井は京都府と言っても、京丹後市。本人がどう感じているかだが、いわゆる「みやこ」にはどんな意識を持っているか。その逆もしかりだろう。

今の都道府県の体制というのも結構ご都合主義というか、恣意的なものがあり、いわゆる「県民性」とか、某マスゴミ局がやっている秘密のナントカショーという偏向番組がある。

よほど、そういうことを論じるならば旧国とか、江戸時代の藩の歴史に基づいたほうがスッキリするのだが・・・。

糸井自身、山城に対してはどういう意識を持っているのかな。京丹後から見れば、京都と大阪ではどちらが身近か。糸井でイメージできなれけば、網野が産んだ名選手の野村克也ならどうか。あ、でもマスゴミ、特にスポーツに従事する連中は筋肉バカばかりだから、そういうことも知らないだろう。

京都に限らず、都道府県としては同じだが、旧国とか藩の歴史によって、同一都道府県の中でも気質が全く異なるとか、仲が悪いというのはある。そんなこともわからずに全部を一括りにして安直にまとめてそれが売れて、高給取り。

マスゴミ、羨ましいなあ・・・・・。
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百舌鳥・古市古墳群が世界遺産になる日は来るのか?

2015年07月29日 | ブログ
先日、軍艦島や八幡製鉄所、三池炭鉱にグラバー園、果ては松下村塾までが近代化遺産として登録決定となった世界遺産。

これに続き、次回の世界遺産登録への推薦が決まったのが、福岡の沖ノ島。

神の島として、今でも女人禁制、また入るにしてもみそぎを行ってという、古来からの神への独特の信仰がポイントとなったようだ。テレビのコメンテーターと言われる人の中に「福岡だから麻生さんの影響がある。松下村塾が世界遺産になったのも安倍首相の地元だから」とほざいてたのがいたが、それは的外れでは。自民党嫌いのマスゴミが、安倍政権の悪口を言えば視聴者が喜ぶと勝手に思ってるだけのこと。麻生氏が関与する意味はないし、もし関与するなら、地元の筑豊とも関連がある今回の八幡製鉄所や三池の炭鉱だっただろう。あるいは、記憶遺産に登録された、炭鉱で働く人たちを描いた絵図。

政治のことはさておき、これにより大阪の百舌鳥・古市古墳群は見送られた。やはり、墳墓としての希少価値はあるが、マイナスなのは「肝心の中身がわかっていない」ということ。○○天皇陵とは伝えられているが、本当にそうという客観的証拠は出てこない。科学的に調査されたら天皇制の根底が崩される恐れがあるとして、宮内庁も協力的ではない。

私の地元、藤井寺市も古市古墳群を擁する自治体として世界遺産登録に向けて活動しているが、私は別に世界遺産にこだわらなくてもいいのではと思う。世界遺産にしなければ歴史を受け継ぐことができない・・・という考え自体、いかがなものかと思う。

百舌鳥・古市古墳群にしても、沖ノ島にしてもそうだが、世界遺産には毎年どこか推薦しなければならないのか?というのが疑問である。最初の頃は賛同できたが、最近の案件は「日本人でもその存在を知っているのが少ないのに、いきなり『世界』遺産を名乗るのか?」と首を傾げたくなるものもある。

マスゴミは何でこの点を言わないのかな?アホみたいに騒ぐか、「安倍や麻生の地元だから世界遺産になった」という幼稚な発想しかできないのかな・・・。

世界遺産登録の名の下に多額の税金が使われていたり、特定の人だけが利潤を受けたり、登録直後のフィーバーと「宴のあと」の落差とか、もっと伝えなければならないことがあるのではないか?

・・・で、百舌鳥・古市古墳群に話を戻すと・・・もういいでしょう。世界遺産に向けたお金があるのなら、もっと古墳群を学術的に研究し、その時代の実情が世に明らかになるほうが皆のためになると思うが・・・。
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若の里、旭天鵬お疲れ様・・・照ノ富士は何やねん、早速大関互助会の仲間入り

2015年07月26日 | ブログ
とうとうディクソンまで抹消になったオリックス・バファローズ、前日は西の好投も報われなかったが、3戦目は近藤の力投に勝ち星こそつかなかったものの延長でホークスに勝利。「鷹の祭典」で何とか黒星をつけたのは良し。ディクソンが外れて苦しい先発陣だが、これから近藤も定着するか。

さてプロ野球より熱いのが大相撲だろう。名古屋場所は白鵬が鶴竜を本割りで降して優勝。鶴竜はまたも横綱での優勝を逃したが、2場所休場明けでここまでの成績を挙げたのはよく頑張ったと思う。来場所こそ期待したい。

優勝争いの一方で注目されたのは、若の里と旭天鵬のベテラン力士。それぞれ十両、幕内から落ちると引退を公言していて、ともに14日目に負けたことで残留が絶望となり、引退となった。

若の里は、関取を多く輩出している青森県らしい雰囲気を出していたし、旭天鵬もモンゴル出身ながら日本人的。ともに派手さはないものの、いかにも「お相撲さん」という感じで、長く大相撲を支えた。年寄となりいずれは部屋を持つ(受け継ぐ)だろうし、後進の指導に尽力されることを楽しみにしている。

・・・そんな一方で何やねん、今場所一番の「大喝!」は照ノ富士。

新大関で11番勝った、しかも下位力士の取りこぼしがなかったのは、大関の力があるということで、時期尚早論派も納得である。

・・・それが、これまでの3敗とは比べ物にならない敗け方。まして相手はカド番で、千秋楽にようやく勝ち越しをかける琴奨菊。さらに、琴奨菊のいなしにあっさり手をついて・・・。

これ絶対八百長。言葉が悪ければ無気力相撲。カッコつけていうなら人情相撲。

照ノ富士・・・あなたは他の大関とは違うと思っていたが、やはり大関になれば互助会に入らなければならなかったのだな。いや、互助会に入ることを条件に、三役2場所で大関に上がったと。

大関はいい。2場所に一度勝ち越せば残留できるので、通算で8勝22敗のペースで維持できる。さらに、関脇に落ちても次で10勝すれば大関に復帰するので、計算上では年間20勝70敗なら大関は守れる。今のバファローズの勝率をはるかに下回る・・・。

普通にやれば琴奨菊など勝てるのに、あえてそうしなかった・・・と言わんばかりの敗け方。この時点で互助会認定。いくらかもらってるのだろう。今からこれでは横綱はありえない・・・・。
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第24番「中山寺」~西国三十三ヶ所巡り・29(中山寺と宝乃湯)

2015年07月25日 | 西国三十三所
阪急箕面から石橋で乗り換え、中山観音に到着。北側の出口から出ると食事処や、腹帯用のさらしを売る店があり、すぐに中山寺の山門に着く。駅から100mあるかないかというところで、やたら歩いたり山道を行くことの多い西国三十三所の札所にあって、もっとも楽にアクセスできる。

聖徳太子が創建した中山寺は日本最初の観音霊場であり、西国札所の由来に大きく関わっている。長谷寺の徳道上人が年老いて仮死状態になった時、閻魔大王と会い、三十三の宝印を与えられて娑婆に返された。ただ当時の人たちは誰も信用せず、徳道上人は中山寺に宝印を埋めた。それから270年後の平安中期、花山法皇がこの宝印を掘りだし、各地を回って三十三所の札所を定めたという。札所としては24番であるが、巡礼の中にはまず中山寺、そして三田の花山院に巡礼の安全を祈願する人も多かったという。その名残か、山門の仁王像の周りには多数のわらじがぶら下げられている。

そんな中山寺だが、一般によく知られているのは安産祈願である。皇室、武家の信仰も篤く、豊臣秀吉が中山寺に祈願して秀頼が産まれたり、幕末には中山一位局が祈願して明治天皇が産まれた。

山門をくぐり、参道を歩く。両側には堂宇が並び、それぞれ十二支の本尊や七福神を安置して、いろいろな願い事に対応できるようにしている。安産祈願、お礼参り、お宮参りで訪れる人が多いということで、赤ちゃんや小さい子どもを連れた家族連れ、あるいはお腹の大きな女性の姿が多い。これまでの西国札所とは違った雰囲気である。

そうした人が多いためか、石段の横にはエスカレーターも備えられている。また少し歩けばエレベーターもあり、ベビーカーはそちらを使うようにとの案内もある。石段自体、他の札所のように何百段もあるものではないが、そうしたところにエスカレーターを設けているのが優しい心遣いである。

そして本堂へ。こちらも大勢の参詣者で賑わっている。ここに来れば安産祈願、またはお礼参りを行うのが普通のようで、安産は本堂の左手、お礼参りは本堂の右手でそれぞれ専門に受け付けている。ここでは西国巡りは影が薄くなる。また、周りに幸せそうな家族や子どもの姿があふれる中、安産とか言われても私にはそのご縁がないだけに、肩身の狭さというのも感じるのである。

石段を一つ降りたところには閻魔堂がある。三十三の宝印のエピソードを思い起こさせる。また五百羅漢堂は比較的新しい建物で、青色の天井と梵字、そしてずらりと並ぶ羅漢像に圧倒される。

そして納経所へ。朱印帳は年配の男性に書いていただいたが、納経軸は隣の若い男性にバトンタッチ。

納経所前に休憩用のベンチがあるが、背中のところには「明治コナミルク」とある。さすが、赤ちゃんをターゲットとした寺という感じ。

ここで、次の行き先を決めるサイコロである。なお今回グループの見直しを行い、「近江」として一つにしていた長命寺と観音正寺を「近江八幡」と「安土」に分けることにした。そこで選択したのは・・・

1.姫路(圓教寺)

2.東山(今熊野観音寺、清水寺、六波羅蜜寺)

3.舞鶴(松尾寺)

4.近江八幡(長命寺)

5.宇治(三室戸寺)

6.飛鳥(岡寺)

札所めぐりも3分の2を過ぎたところであるが、まだまだ端のエリアも残っているし、若い番号の飛鳥・岡寺も残っている。

そして出たのは・・・・「5」。宇治だ。三室戸寺と、平等院をはじめとした寺社群を一緒に回ることになる。

さてこれで本日の札所巡り終了ということで、参道を下りて山門に戻る。改めて気づいたのが、山門の脇の「水子供養」。先ほど本堂では安産祈願にお礼参り、お宮参りで賑やかに感じたのだが、中には不幸にして流産、死産ということもあるだろう。お礼参りでは本堂に上がれるが、水子供養では本堂に上がれず、下のほうでひっそりと供養する・・・そこに差を感じる。

朝からの歩きもあるし、午後からは天気も回復して蒸し暑さが増してきたので結構汗をかいた。それを落とすために向かったのは、西国三十三所のJRガイドブックにも掲載されていた宝乃湯。中山観音駅から15分ほど歩く。

ここの売りは、泉質が有馬温泉とほぼ同じというもの。有馬温泉の地下では海洋プレートの岩盤が海水を吸収しながら沈み込み、マグマの熱で岩盤が熱せられ、海水が水蒸気となって地上に噴出したものが温泉となるのだが、宝塚は有馬・高槻構造線上に存在することから、ほぼ同じ泉質になるという。

ということで、源泉風呂の色は有馬の金の湯そっくりである。有馬まで行かずとも、750円の入浴料で有馬の湯に入れるのは得した気分。入浴後にはグイッと・・・・。

帰りはJRのスタンプをもらうこともあり、JR中山寺からJR宝塚線に乗る。この宝乃湯はJR中山寺、阪急中山観音への無料送迎もやっており、せっかくなので利用する。中山寺駅前のロータリーには、中山寺を創建した聖徳太子の若い頃をモチーフにした像が建つ。

さてJRのスタンプだが、中山寺のスタンプは中山寺駅でもらうとして、朝に行った勝尾寺のスタンプはどうなったのか・・・とお気づきの方はいるだろうか。実は勝尾寺のスタンプは、JRの茨木または新大阪となっている。新大阪なのは、勝尾寺へのバスが千里中央から出ており、千里中央から北大阪急行~地下鉄御堂筋線に乗る客を狙ってのことだろう。乗ったのが高槻行の各駅停車で、途中快速に抜かれるがそのまま座って新大阪まで行き、改札口でスタンプをもらう。これで、本日の周回コース完了である。

これから本格的な猛暑が続く。歩くのはいいが体調には気を付けなければ・・・・。
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第23番「勝尾寺」~西国三十三ヶ所巡り・28(箕面大滝)

2015年07月24日 | 西国三十三所
勝尾寺の参拝を終え、ここから箕面大滝を目指す。ウォーキングコースとしてよく紹介されるのが、勝尾寺の上から東海自然歩道に出て、勝尾寺を創建した開成皇子の墓などをたどるルートだが、雨は止んだものの道はぬかるんだままの山道はもういいかなと思う。それよりも、門前の府道をそのまま歩くと滝の近くまで行くようなので、このルートを取ることにした。

勝尾寺の門前から少し上りとなったが、その後は下る一方。車道を行くクルマはそこそこあるが、路側は歩行者一人が歩くくらいの幅がある。箕面大滝に向けて歩いているのは私くらいだろうが、反対側からはウォーキング姿の人、軽装でジョギング姿の人とちょくちょくすれ違う。

箕面といえば紅葉で名高いエリア。その季節に訪れるとさぞかし美しい景色が広がり、大勢の散策客で賑わうことだろう。ただ台風が過ぎたばかりのタイミング、それでも緑が青々と茂る感じも悪くない。道路沿いの温度表示は23度。朝からの歩きで蒸し暑さは感じているのだが、それでも23度とは冷房を入れた部屋並みの温度である。まあ、夏の避暑を一足先に味わうと思えばいい心持ちである。

20分ほど歩くと、箕面ビジターセンターに出る。ここから少し脇道を上ったところが東海自然歩道の西の出発地点となるが、そこまでは行かずしばし休憩で展示スペースに入る。箕面山中の特徴や、動物の剥製展示、植物の花や実のサンプルなど、山の解説として充実した展示が並ぶ。こういうのを見ると、大阪は日本で2番目に狭い面積とはいうものの、さまざまな自然を持っているなと感心する。

ビジターセンターからは川沿いを歩く。台風の影響で水はやや濁った感じだが、水量も多く勢いがある。水を含んだ木々と合わせて、夏らしい景色である。

こういう道なら滝までの長さを感じさせず、いつしか駐車場まで来た。連休中ということで他県ナンバーも多い。観光地なので仕方ないが、駐車料金で1000円は高い。ここで坂道を下り、箕面大滝の下に出る。

滝のすぐ下のベンチは立入禁止になっていたが、大勢の観光客がカメラやスマホを向けて記念撮影。中国語もしきりに飛び交う。水しぶきがかかろうかというくらい。日本三大名瀑とされる那智の滝、華厳の滝、袋田の滝などと比べるとスケールは小さいのだが、大阪近郊で楽しめるのがよい。

朝から歩き通しだし、滝の前や遊歩道には食事の店もある。グイッと一杯もありかもしれないが、この後は中山寺の参拝もあるし、昼食は山歩きを見越しておにぎりを持参している。後はどこで食べるかだが、滝の前のベンチは雨に濡れて座れない。駅への遊歩道を歩くが、なかなかいい場所が見つからない。ただ中間地点のようなところにトイレもある休憩スペースがあり、ここで弁当を広げる。雨はすっかり止み、もう大丈夫だろう。

瀧安寺に着く。江ノ島、厳島、竹生島に次ぐ弁財天の寺である。ここは、今は亡き大和人さんとかつて阪急宝塚沿線の七福神巡りで参詣したことがある。7寺社全て回ると七福神が乗ったミニ電車がもらえるというもので、私は大福帳型のオリジナルスタンプ帳で完全にスタンプラリーのノリだったが、大和人さんはきちんとマイ朱印帳を持参していた。信心深い一面はあったと思う。そういえば、彼が急逝したのはちょうど3年前のこの時期。今私がこうやって西国巡りをしているのを、どこかで見守ってくれていれば・・・と思う。

ここまで来れば箕面駅も近い。風情ある旅館街を抜け(一件では人前結婚式があり、ちょうど心労新婦・・・もとい新郎新婦が式を終えて祝福のフラワーシャワーを受けているところだった。お幸せに!)、駅前に戻る。

かつての箕面スパーガーデンが大江戸温泉物語となり、さすがに入るだけでも結構な値段なのでパスだが、無料の足湯がある。ぬかるんだところを歩いたこともあり、これはありがたい。今回は中山寺参詣後にスーパー銭湯に行く予定にしていたが、その前にリフレッシュができてよかった。

箕面駅に到着。ここから石橋に出て、宝塚方面に乗り継ぐ。

ホームに行くと、改札外に足湯スペースを見つける。最近できた駅の足湯だそうだが、ホームの広告を見ると入浴は150円とある。うーん、駅ヨコの足湯は魅力だが、足湯で金を取るのはどんなものか。温泉地に行けば、本格的な入浴に料金を払うのは当たり前としても、足湯は無料というのが基本だと思う。湧き出る温泉の端っこをかじらせてもらうような。観光客も、足湯があればラッキー、ちょっと浸かろうか・・・てなもんだが、デンと構えられてそのうえ料金をとなると・・・。

まあ、大江戸温泉物語の無料足湯がごった返していたのに対して、箕面駅の有料足湯が無人というのが、実態だろう。そう遠くない時期に閉鎖していそう。

それはさておき、電車を乗り継ぎ中山観音へ・・・。
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第23番「勝尾寺」~西国三十三ヶ所巡り・28(だるまにバファローズ必勝祈願?)

2015年07月21日 | 西国三十三所
旧西国街道の新家から歩くこと1時間15分ほどで勝尾寺の山門に至る。どんよりとした天気で、ようやく傘もいらなくなるのかなという状況だが、サイクリングの格好をした人の姿が目立つ。箕面大滝を含めて、サイクリストたちにとってはよいコースなのだろうか。

拝観料を納めて境内へ。まずそびえるのは色鮮やかな山門。中央の扁額には「応頂山」と掲げられている。その前には早速だるまの群れがある。

勝尾寺といえば「勝ちだるま」で知られる。大きなだるまの人形はもちろんだが、ここのおみくじがミニだるまということで、いつしかそのミニだるまが境内の至るところにお供えされるようになった。西国三十三所の札所というよりは、「だるまがいっぱい居る寺」として世間には通っていることだろう。

勝尾寺と書いて「かつおうじ」と読ませる。元々、奈良時代に開成皇子によって創建された時は「弥勒寺」と呼ばれていたが、平安期に入って清和天皇の病を治すための祈願を行い、そして病が癒えたことから、「王に勝った」として「勝王寺」の寺号を賜ったが、それは恐れ多いとして「王」を「尾」に変えたという言い伝えがある。

それが、くぐった山門を振り返ると「勝王寺」と、しっかり「王」の字が使われている。「王」が恐れ多いというのは古代の話で、山門が再建された近世ともなればそんなことはどうでもよくなったのだろうか。まあでも、「王に勝つ」の「王」と言えば・・・今ならさしずめ「あの方」だろう・・・。

それにしても境内のいたるところにだるまがいる。一願不動という、不動明王の真言を唱えれば願いが叶うという不動明王像の前にもだるまがいるし、参道のほとりとか、燈籠の頂部とか、確信犯的に置いているだろうなというところにもいる。トイレの脇にもいる。

おみくじのミニだるまではなく、本式のだるまが奉納された棚がある。ここはこれでもかというくらいだるま。

それにしても、だるまなのである。本堂の脇にお堂があり、格子があるのだが、一つの枠にいい感じでだるまが2体納まっている。

・・・かと思えば、だるまが1体だけ置かれている枠がある。これなど、「同じ枠に納まってくれるパートナーを求めています」と見えないこともない。うーん、それを求めているのが好みの女性なら「はい、喜んで」なのかもしれないが、お供えしたのはそういう女性とは限らない・・・。

そんなだるまを見ながら本堂に到着。本堂前の灯籠もそうだし、本堂の格子や、賽銭箱の脇にも多数のだるまが置かれている。その中を抜けて般若心経のお勤め。有名スポットだからだろうか、首に輪袈裟をかけた先達らしき人も祈りを捧げている。

本堂と対面するようにお札の授与所がある。こちらもだるま一色で、ここまであちらこちらに並べられていただるまのおみくじもここで扱う。桶に盛られており、「直感で選ぶか、顔を見て選ぶか」とある。また、だるまについては「お持ち帰りください」とある。

同じだるまのおみくじと言っても、一つ一つで表情が異なる。また、だるまらしく赤く塗られたのと、木の原色を活かして白っぽく見えるのと2種類あるので迷うが、だるまの色と運勢は特に関係ないとのこと。ここはオーソドックスに赤色のだるまを取り上げる。

おみくじの運勢は小吉、それぞれ書いてあることも納得しておみくじは結わえたのだが、あとはだるまをどうするか。境内のあちこちにあり、中には境内やら勝尾寺の周囲を見渡せる瓦の上に置いたり、いろいろ。果たしてこの勝尾寺全体で、どのくらいのミニだるまがあるのだろうか。おみくじの授与所では「だるまはお持ち帰りください」とあったし、全ての参拝客がだるまを境内に置くわけではないだろうが、結構な数があるだろう。また、定期的に整理することもあるのだろうか・・・?

・・・かくいう私も、ミニだるまは持ち帰らず、この場所に置いてきた。ここならお経もよく聞こえるし・・・。御用とお急ぎでない方、ぜひ見つけていただければである。

・・・というそのお経だが、勝尾寺では1日の中でも頻繁に祈願を行っており、先ほど表参道で聞こえたのもその祈願の読経である。それがスピーカーで外にも聞こえるのだが、この時間を担当した僧侶の読経にはガクッとくるものがあった。般若心経を読んでいるのだが、息継ぎで文を切るところがメチャクチャである。私でも「そこで切ったらセンテンスが成り立たないだろう!」とツッコミたくなるところもあった。真言宗は経典を重視しないという教えがあるが、せめて般若心経は一つの「文章」として、しっかり読もう・・・・。


般若心経はともかく、祈願する人の名前と祈願内容を読み上げる。私も「オリックス・バファローズ必勝祈願」というのを祈願料を払って僧侶に読経してもらおうかなと一瞬思ったが、祈願料も最低でも5000円はかかるだろう。そんな状況下なら、「5000円をお寺に祈願で納めるなら、ぜひ球場に足を運んでいただいて(2試合で5000円勘定)、直接選手に声援を送っていただき、グッズも買っていただいたほうがチームと選手の励みになります」と却下されそうだ・・・。

ということで、オリックス・バファローズの必勝祈願は自分の中で済ませたのだが(別に勝尾寺に参拝したからというわけではないが、翌20日、21日とライオンズ相手に連勝したのは嬉しい。別に必勝祈願が直接実ったわけではないが・・・・)、

そんなことを思いながら本堂横の納経所に向かう。いろんなグッズもあるし、納経の受付も広いスペースだ。そこで一人対応していた若い女性の係員に朱印帳と軸を出すと、それぞれ印を押す時に小声で「南無大慈大悲観世音菩薩」とつぶやく。印を菩薩の一部(?)とみなして、かなり昔からそのような押印を続けているのだろう。恐れ多い・・・・。

一通り回り、入口にある花の茶屋に立ち寄る。お守り等の授与品は先ほどの納経所で入手するので、ここは一般的な土産物を扱っている。また喫茶と軽食のコーナーもある。私はまず涼むことが先。ちょうど腰かけがあり、そこでしばし憩う。テレビでは浜村淳のナレーションによる勝尾寺の紹介が流れている。

これで23番の勝尾寺は終了。さてここからは寺の前を通る府道(?)に沿って、箕面大滝~箕面駅を目指すことにする・・・・。

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第23番「勝尾寺」~西国三十三ヶ所巡り・28(旧参道歩き)

2015年07月20日 | 西国三十三所
金曜日から土曜日にかけての台風で関西の交通機関にもいろいろな影響があった。東海道線では夜中まで何時間も快速列車の中で缶詰になったり、あるいは帰宅できずに駅や列車内で夜を明かしたりという人も多かった。のみならず、18日に至っては大阪環状線をはじめ関西のJR線の多くが半日以上運転を見合わせるなど、多くの利用者に影響があった。並走する私鉄がほぼ平常運転(南海本線は人身事故で運転見合わせがあったが)なのに対してJRだけ何で運休やねんという声は結構あったが・・・。

話を西国三十三所巡りに触れると、前回天橋立の成相寺に行ったのだが、当初のプランではこの週末の期間を利用して、隣の舞鶴の松尾寺とセットで1泊2日で訪れることにしていた。結局それを分割して6月に成相寺だけ日帰りで訪れたのだが、もし宿泊プランにすると台風の影響、JRの運休に引っかかっていたかもしれなかった。

で、そこでサイコロで決まった次の行き先は箕面・宝塚ということで、勝尾寺と中山寺という、大阪近郊の2ヶ所。勝尾寺は大阪駅のコンコースにも看板が出ているし、中山寺は「大本山中山寺」というラジオCMを耳にすることがある。その意味では一般にも知られた寺ではないかと思う。必勝祈願と安産祈願という、それぞれの「得意分野」でも知られている。

このうち中山寺は行ったことがあるが、勝尾寺は初めてである。この連休中に1回は巡礼を行っておきたいし、必勝祈願ということであれば、後半戦のオリックス・バファローズの巻き返しを祈願するか。ということで、JRのダイヤ乱れから1日開けた19日に2ヶ所訪れることに。

公共交通機関で行くとすれば、中山寺は阪急中山観音からすぐ、勝尾寺は千里中央からバスで30分ほどであるが、このバスの便というのが限られていて、平日だと3本、土日祝で6本という少なさ。まあ、この巡礼の中では、バスは1日2便しかないという超ローカル線もあれば、最寄りのバス停から徒歩1時間とサクッと案内されるところもあるので、1日6本はまだ便利なほうか・・・。

ただ、勝尾寺と中山寺の間には、箕面大滝がある。どうせなら箕面観光ということでここにも行きたい。であれば、勝尾寺~箕面大滝~箕面駅は歩くことにするか。距離にして7キロほど。歩数稼ぎにはいいかもしれない。どちらから行くかということだが、バスの便が限られている勝尾寺を先に押さえてから、列車が頻発する箕面~中山観音と回る方がよい。

ということで、勝尾寺から箕面へのウォーキングについてネットでいろいろ見ていたのだが、その中で「勝尾寺表参道」というのが出てきた。勝尾寺は山の上にあってクルマやバスで行くことになるが、昔の徒歩巡礼の道順だと前の札所の総持寺から西国街道に沿い、途中から山登りの参道に向かうという。その表参道も4キロほどのハイキングコースになっているようで、ならばここも行ってみるか。バスだと千里中央を9時に出て9時半頃に着くが、もう少し早く家を出て早めに着くようにしよう。

・・・ということで、千里中央からバスに乗り、国道171号線にある新家バス停で降りる。台風一過とはいかずどんよりした雲が広がる。一応傘は持ってきているが、降ってほしくないところ。

勝尾寺口の交差点から南へ数十メートルで旧西国街道に出る。そこには鳥居。「寺に鳥居」というと違和感を覚える人も多いだろうが、これも神仏習合の名残である。最初の鳥居は鎌倉時代に建てられたそうで、以後何回か修理や建て直しが行われたそうだ。

鳥居の脇に石碑がある。ここから勝尾寺まで36丁(およそ4キロ)ある。ここから1丁(およそ109m)ごとに石碑が並んでおり、今でも一部が残されている。ここにあるのは三十六町石で、ここからカウントダウンで進んでいく。4キロということはおよそ1時間で着くくらいかな。まずは住宅地を抜ける。なだらかな上り坂である。

途中、帝釈寺という寺に出る。聖徳太子が創建したとされ、後には清和天皇が勝尾寺に行幸した際に帝釈寺にも入り、勝尾寺を「内院」として、帝釈寺を「外院」と称した。ここ粟生外院という町名の由来である。帝釈寺の脇には三十町の石碑がある。ちょうど6分の1を経過したことになる。

しばらく過ぎると道幅が狭くなり、やがて田んぼの中に出た。するとここで雨が降ってきた。目の前は山、この中を傘を差して進むことになる。一瞬、引き返そうかと思ったがそのまま行くことに。二十六とも二十七とも読める石碑があり、4分の1まで来ている。

田んぼの中の細道を行くといつしか完全な山道になる。周りにフェンスが巡られている。「捕獲檻に注意!」とある。イノシシ、ニホンジカを有害獣として捕獲しているそうだ。箕面と言えばニホンザルのイメージが強く、あちらは人間の餌やりを条例で禁止するなどの対策も浸透して今では人里ではほとんど姿を見せることはなくなったそうだが、イノシシやシカによる被害というのはいろいろあるのだろう。

前方にはこのようなゲートがある。これもイノシシやシカの対策ということで、いちいち扉を手で開けてかんぬきをかける必要がある。私の腰くらいの高さだが、シカならこのくらいは飛び越すのではないかと思う。

ここから本格的な山道。台風の大雨で土もぬかるんでいるし、今も雨が降ってムシムシした嫌な感じだ。これならバスで来ればよかった・・・と思うが、もう山の中まで入ったからには進むしかない。そんな中、前方からポツポツとやってくる人とすれ違う。地元の人らしき格好で、勝尾寺まで日常的に散歩しているのだろうか。「雨の中大変やねえ」と声をかけられる。散歩というよりは山登りだが・・・。

さてここまで目についていた石碑も見られなくなり、極端に狭い道も抜けながら上るうち、展望の開けるところに出た。丸太で作ったベンチがあり、休むことができる。ちょうど前に住宅街が見える。天気が良ければ万博公園とか、さらにその先の大阪市街、果ては生駒山の辺りまで見えるそうだ。雨で煙っているのが残念だ。

この休憩ポイントのところで道が二手に分かれている。左手が「古参道」、右手が「旧参道」である。どちらからでも勝尾寺には行けそうだが、距離は書いていない。また「古」と「旧」と、同じような意味の字が使われているが、どう違うのか。もっと言えば、どちらがまだ楽に上れるのか。これは直感だが、「古」のほうが当初参道として開かれたところで、「旧」は今の車道に比べて古いという意味で、「古」よりは新しいのかなと。で、「旧参道」を行くことにした。

ただこの「旧」も、山道であることには変わりなく、上り道が延々と続く。でも上りでよかった。これが下りだと間違いなくぬかるみで滑りそうなポイントもあった。

新家のバス停から出て1時間ほど経ったところで、道の両側に縁石が並ぶようになった。「古」のほうを通ってもここで合流するようだ。久しぶりに見た石碑には四町とあった。何やかんやあったが9割方来たところである。道もがぜん歩きやすくなった。

ここからは下りに転じ、前方からはスピーカーで読経の声も聞こえるようになった。最後は石段を下りて勝尾寺の門前に出た。赤い山門の前に勅使門というのがあるが、ここは常時閉められている。横の売店の建物の手前が拝観券売り場であるが、ここまで歩いて息も上がっているし、シャツもボトボトである。少し休んでから中に入る・・・・。
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オールスター

2015年07月18日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
パ・リーグの選手はボロボロだし、中継もセ・リーグというかカープ偏向報道だし、アホらしくなって見るのをやめた。
バカみたいに女子アナが出ないだけましだが、この局の中継にはイラッと来る。
テレビ関係者の人って、未だにセ・リーグ>パ・リーグなんやね。
今さらながら改めてそう思う。

そもそも、何で今年は2試合ともセ・リーグの主催試合なのか・・・?
東京ドームの試合は日本ハム関係でパ主催なのかと思ったら、そうではなかった。

改めて、セ偏重にムカついてます・・・・。

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T‐岡田登録抹消

2015年07月18日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
何があった?

せっかくT4番を中心に1~5番が固定されていい流れが来ていたのに・・・。
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台風11号、「避難韓国」

2015年07月17日 | ブログ
強い台風11号が16日から17日にかけて四国から瀬戸内、山陰と通過した。大阪は昨夜から今朝早くにかけてはさほど風雨も強くなかったように感じたが、むしろ日中、出社してからのほうが大変だったし、交通機関への影響も出ている。台風の東側のほうが風雨が強いということもあるし、台風もゆっくりだったからそのぶん長く雨が降っている。

さて今日は昼前後に神戸に出かけていたのだが、11時過ぎに携帯が鳴る(マナーモードなのに)。用件はエリアメール。地震の警告で流れるやつである。

これによると、神戸市の土砂災害警戒区域に対して避難を勧告するものだった。さすが山が近い神戸で、灘区と東灘区以外の各区が対象だ(逆に六甲の麓のこの2区は大丈夫なのかと心配だが)。

昨年の広島の土砂災害も記憶に新しいし、こうした警報メールも適切な指示だなと思うが、もう一度メールを見て思わず「??」となったのが、そのタイトル。

「避難韓国の発令について」

これを見て笑ってしまったが、発信者が「神戸市危機管理室」となると、冗談にしてもキツすぎるわと思う。韓国へ避難するのか、韓国から避難するのか。

また韓国と言えばただでさえ冷えている日韓関係。先日は明治の産業遺産の世界遺産登録に因縁をつけてくるし、このたびの安保法制も韓国は非難してくるだろう。

「避難韓国」は担当者の変換ミスということで、後からお詫び訂正のメールが配信されたのだが、これがもし「非難韓国」とやってしまった日には・・・神戸市は別な意味での危機管理室を立ち上げないといけなかったかもしれない。

誤訳とは違い、変換ミスは変換ミスとまだわかりやすいからいい(同音異義語の多さも日本語の面白さの一つだと思う)。ただやはり、あまりあってはならないこと。私も日常パソコンなどで仕事の文書やらこんなブログやら文字を打っているが、返還もとい変換ミスをしてしまっているかもしれない。よく気をつけねば・・・。

それはさておき、昨日からの雨で地盤が緩んでいたり、川の水かさが増しているところも多いだろう。まずは台風による被害がないことを祈るばかりである・・・・。
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安保法制

2015年07月16日 | ブログ
昨年は「アベノミクス解散」として総選挙で自民党が圧勝した時に、集団的自衛権を法制化してしまうとはどのくらいの人が予想していたか。ただ、ある程度想定できたのではないかと思う。

集団的自衛権の考え方は、「本当に」日本の国益が危なくなり、自国民を守らなければならない状況を考えると、全否定されるものではないと思う。

ただ・・・この内閣と国会のやり方はいかがなものか。自民党、公明党の全議員が本当にこれでいいと思っているのだろうか。内心反対だけどそれを言ったらクビが飛ぶから言えないという人もいるのでは。

それ以上に疑問なのは野党。反対なら反対でいいが、委員会の場にプラカードを掲げるパフォーマンスや、採決で退席というのは、私は何やねんと思う。退席とは棄権と同じで、それなら文句を言うなよと。国会前で太鼓叩いてデモしている人たちは野党支持者だろうが、それで選ばれた議員というのは、いざとなればその程度でしかないのか。

これなら、先日行われた大阪都構想の是非を問う住民投票のほうが、ガチの勝負で民主主義らしい。

問題はこれから。日本人は熱しやすく冷めやすい。かつての安保の時は死者も出たデモも、その後は何となくその体制で来て別に不都合もなく、日本が直接戦争をしたわけでもない。次はPKOとなるが、これも当事国で感謝されたりはあっても、そこに戦をしかけるものではなかった。

この安保法制=即戦争と、市民団体やマスコミは言っているが、何でそう極端に話を広げるかな・・・。

そこに至るまでにブレーキかかるし、かけるでしょ。あくまで「普通は」・・・・・。
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3横綱4大関だったと思うが・・・

2015年07月13日 | ブログ
野球のペナントレースの間に、昨日12日から始まった大相撲名古屋場所。名古屋の人たちにとっては夏の風物詩である。大阪の人たちが3月の春場所で力士をあちこちで見かけて春を感じるがごとく。

その名古屋場所は、照ノ富士の大関昇進、鶴竜の3場所ぶりの出場ということで3横綱4大関という賑やかな上位陣である。同部屋対決を除外すると、三役から幕内上位は場所の半分が横綱・大関戦という、番付維持やさらなる上乗せは厳しい状況と言える。

・・・と言われていたのも、昔の話か。

2日目にして3横綱4大関の成績は・・・白鵬、鶴竜、照ノ富士は連勝したものの、日馬富士は休場、稀勢の里、琴奨菊、豪栄道に土。琴奨菊と豪栄道は連敗である。前者はカド番、後者は大関昇進以降最高の成績が8勝ということを考えると、いよいよ危ない。三役や平幕が横綱大関に勝つのは面白いけど、それがあまり続くのもどうかと思う。

「大関」よ、「白鶴」に負けたらあかん・・・。
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近藤、1411日ぶり勝利

2015年07月12日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
それにしてもこの週末は暑かった。所用で大阪市内を歩いたのだが結構きつかった。次の西国三十三所巡りは箕面の勝尾寺と宝塚の中山寺なのだが、勝尾寺からは箕面の滝経由で箕面駅までのウォーキングにしようと思う中、暑さと体力は大丈夫なのかとも思う。

この時期の仙台も昼間は結構暑いのではと思うが、オリックス・バファローズは先発近藤がイーグルス相手に粘りの熱投、打線も熱く援護して勝利。近藤の勝利は2011年8月以来、1411日ぶりである。2011年といえば東日本大震災の年、かなり前のことである。

順当に行けば金子が投げるところだったのだろうが、前回の出来もよくなかったし、一回飛ばしたか。あるいはオールスター休み前のマリーンズ戦、相性の良い大正ドームのマウンドに上げるのか。

5位イーグルスを追いかける直接対決は、初戦は勝てていた試合が最後は負けずに済んだ引き分け、2戦目は継投でのノーヒットノーランが最後は一打同点のピンチをしのいでの勝利、そして3戦目の勝利。バリントン、近藤というところに久しぶりの勝ち星は大きい。2勝1分で、とりあえず犬鷲の羽が見えるところまで近づいてきた。

この調子で、何とか8月初めの「大坂夏の陣」では5位攻防戦に持ち込んでほしい。今はそんなテーマではやっていないが、真田軍対伊達軍ということで・・・・。
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カラバイヨ、登録抹消

2015年07月09日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
よくここまで頑張ったというべきか、あるいはまだまだ力が足りなかったというべきか。

オリックス・バファローズのカラバイヨが登録抹消となった。テスト生としてバファローズに再入団し、当初はブランコやヘルマン、ディクソン、バリントン、マエストリといった外国人選手たちの中で、サブ的な位置付けであった。それがブランコ、ヘルマンの故障で一軍昇格となり、最初の試合でレフト上段への一発(この試合、ナマで観戦していて印象に残った)。

これをきっかけに、攻撃陣の故障や不振もあっていつの間にか4番にも定着。不振のチームにあって孤軍奮闘、また日本語の流暢さが全国ニュースでも取り上げられて話題になった。

私も期待して応援していたが、このところの不調、外国人枠のこともあって登録抹消となった。残念。

ただ、カラバイヨのおかげで外国人選手の獲得先が独立リーグにも広まったのは大きい。バファローズにはチャベス、タイガースにはペレス、スワローズにはデニングが入団し、中でもデニングはバレンティン、ミレッジ不在の中でそこそこ活躍している。

今のところ年間通してとか、タイトルに絡むくらいの活躍は難しいが、伸びしろのある選手が埋まっているというところだろう。

カラバイヨもラミレスアドバイザーの指導を受けながらここでリセットして。もっとも、今度はチャベスとも競争になるが、オールスター以降にはまた出番もあるだろうから、活躍を期待したいものである。またあの応援歌を聞きたい・・・・。
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そろそろ夏の予定

2015年07月08日 | ブログ
そろそろ夏の遠征予定を立てるところ。

考える中で、新幹線の開業もあるし、並行在来線も気になる。ルートインBCリーグも観たい。

BCリーグと言えば今季から福島、武蔵の2球団が参入したのでそうした新球団を観たい気もある。また一方で、それ以上の話題と言えば石川のフリオ・フランコに加えて、富山のタフィー・ローズが今でも「現役」で日本球界復帰したこと。新球団はこれから観戦する機会もあるだろうが、フランコにローズというのは、下手すれば今季限定となってしまうかもしれない。

・・・ということで、また北信越を訪れることになるのかな。ちょうど石川対富山という試合も組まれている。

一方、北信越のうち信州と言えば長野の善光寺。ここは西国三十三所のお礼参りということで、納経軸の下の「番外」欄に善光寺の朱印をいただく人が多い。ただ、さすがにそれまでに満願することはないだろう。

現地でどう過ごすかは全然決めていないのだが、仮に善光寺に行くことがあってもそれはあくまで観光ということで。西国巡りの札所もまだ3分の1が残っている。これから暑くなる時期、どこまで訪れることができるだろうか・・・・?
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