まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

何か、嫌なことの前触れでなければいいのだが・・・。

2014年05月31日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

テレビ桟敷で観ていて疲労感が出たのだから、現地観戦された方、もっとやるせないことだろう・・・。

金子と菅野の投手戦という予想だったが、両投手ともそれ以上の内容だった。BS朝日での吉田義男、有田修三という「何でこいつらやねん?」という解説陣は案の定阪神・・・もとい巨人寄りのしゃべりだったので、CSでの加藤英司、馬場アナウンサーというまったりした中継を観る。

普段なぜか金子に対しては厳しく書く私も、今日の投球は絶賛である。その結果が9回までのノーヒットピッチング。巨人打線が低調なのかもしれないが、何だかこう、力の差を見せつけたような。

・・・ただ、打線がどうしてしまったか。後半は毎回のように塁上を賑わせてもあと一本が出ない。何だか、昨年までの姿を見ているかのようだ。一生懸命頑張っているのはわかるのだが・・・。

そして延長12回にこらえきれずに亀井の一発。打たれたのは仕方ないとしても、「1点」がこれだけしんどいものかと。これも野球。

気になるのが、先の中日戦でも西の連勝が止まり、そして金子が幻のノーヒット・ノーラン(記録達成は結果でついてくるものとは言え、それよりも金子に勝ち星がつけられなかったのは痛い)、救援陣にも疲れが見えている。交流戦に入って連勝街道と行かず、ちょっと何か、嫌なことの前触れでなければいいのだがと、いらん心配をしてしまう。これが私の杞憂に終わることを願いたい。

新外国人も入ることだし、気分を変えて頑張ってほしい・・・・。

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奈良~姫路 直通列車

2014年05月31日 | ブログ

さてNPB交流戦も中盤に差し掛かる。31日、6月1日は大正ドームでのオリックス対巨人戦があるが、やはり混むし入場料も高くなっているということがあり、この2連戦はテレビ桟敷での観戦ということに。金子対菅野という、両チームの投げ合いというのは楽しみなのだが、個人的には翌週の広島遠征、再来週の中日戦、さらには今季はBCリーグに2軍戦も交えようかというのが観戦予定である。

本日は日中所用で大阪市内にいたのだが、帰宅時に阿部野橋の駅営業所へ。今週、会社帰りに気になるツアーのポスターを見ており、それを申し込むことに。

1400751984_2 それは7月13日(日)に開催される「奈良~姫路 直通列車で行く! 近鉄・阪神・山陽横断ツアー」 というもの。近鉄~阪神、阪神~(神戸高速)~山陽はそれぞれ直通列車があるが、3社またぎというのはない。以前、「山陽姫路から近鉄名古屋まで各駅に停車しながら乗り継ぐ」というのをやってみたり、また現在継続中の関西私鉄「サイコロしりとり」もあるのでこれらの路線を乗り歩くのはどうということはないのだが、一つの列車で一気通貫で行くことはなかなかないので、どんなものか楽しんでみる。

車両はポスターにもあるように、おそらく9000系(ステンレスに黄色の帯を巻いた車両で、普段の通勤でも乗ってます)が使用される。まあ、3社をまたぐ唯一の車両ということになると、こうなるか。イベント列車なら近鉄の特急車両(団体列車用の「楽」でもいいや)や、「軍師官兵衛」のラッピングをした山陽特急がいいと思うのだが、実際にやろうとするといろいろと制約とか大人の事情とかがあるのだろう。単にロングシートで行くのがしんどいというだけのことなのだが・・・。

奈良~姫路の所要時間はおよそ5時間半。途中では東花園、尼崎車庫の車窓見学とか、車内でのイベント、甲子園、山陽明石での小休止、乗車後は姫路城で官兵衛の大河ドラマ館を見学ください(入場割引券つき)・・・というものである。姫路城の修理はまだ終わっていないので天守閣を拝むことはできないが、関西私鉄、特に山陽電車が気合いを入れている官兵衛関連に触れるのも面白そうだ。

募集は200名、まだまだまだ空席はあるようで、いずれ将来の本当の3社直通を願って乗ってみるのもよろしいのではないかと思う・・・。

 

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トワイライトエクスプレス、廃止

2014年05月28日 | ブログ
まあ、青函トンネルが新幹線仕様になると決まった時点で、いずれ廃止になることは見えていたから別に驚くことはないが。

公式には「車両の老朽化」とあるが、野球選手のようにここ数年で老朽化するものではないし、普通であれば老朽化を見越して次世代の車両を用意するところ、登場当時のまま、何の手立てもしなかったという事実だけ取ってみても、廃止は既定路線というのは明らかなこと。

28日に発表したのはどういう意図があったのかはわからないが、まあ、いずれ来ることを少しでも早く確定情報として流す・・・という程度のことだろう。

それか、今後廃止までの期間での駆け込み需要を期待したか。

「豪華」・・・何を以て豪華とするかは、乗ったことがないのでわからない。ただ、日本の豪華も、鉄道水準の高い外国の方から見れば、発展途上国のオンボロ寝台列車にしか映らなかったのだろう。それこそ、極東の猿にお似合いの「お猿の駕籠屋」。

・・・まあ、そんな列車はなくなったほうがいいのだろう。

ここまで来ると、この国は「夜行列車不適合国」でいいんじゃないですか?夜行列車そのものが、そもそも日本人の気質に合わなかった。それで説明つくでしょ?


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ディクテーション

2014年05月27日 | ブログ

このたび仕事で、ICレコーダーに記録された協議のやり取りを紙の上に再現する、昔でいうところの「テープ起こし」をやることとなった。

この作業をやるのはいつ以来だろうか。その時と比べてレコーダーの性能もいいものではあるが、当事者それぞれ独特の言い回しとか、どうしても話し言葉なのできちんと句読点を打てるものではないし、なかなか難しい。

ここでふと思い出したのが、高校の英語の授業やテストであった「ディクテーションテスト」というもの。スピーカーから流れる英語の文章を聴き取り、それを答案用紙に書き出すのだが、それが一言一句、極端に言えば「a」とか「the」とかいう定冠詞が一つ抜けただけでも減点になるというえげつないものだった。

普通に考えれば、日本語でも相手の言っている一言一句を正確に書き写せと言われても、満点は無理な話。それを英語でやろうというのだから、何の意味があることなんや、不合理なことではないかと疑問に思ったことである。相手が言っていることの意味を理解するのが語学の目的ではないか、ならば相手の英語に対して、「これはどういうこと?」という質問をいくつかしてやって、その答えの正否で語学力を確認すればよいのでは・・・という思いがあった。まあ、それに徹しているのが実用英語検定であるTOEICなんだろうが。

その疑問に対して、ディクテーションを説く人は、聴き取りの基礎を養ったり、聴き取れないところについては繰り返し学習することで語彙を含めた英語の基礎力が上がるという。「何となくニュアンスでも意味がわかったようになって、それで言葉は通じている」という、半ば雰囲気任せの英語習得ではなく、一言一句を理解することで文章全体を理解することの大切さを説く。野球でいうなれば千本ノックを通して守備の基礎を鍛えるというのに通じるだろうか。

・・・まあ、話は英語に飛んだが、ひょっとしたら日本語でも同じようなことはやらなければならないのかなと思うことがある。いや、コミュニケーションということを考えれば、一言一句は聴き取れているようで実は内容は何も書き取られていない、真意が伝わっていない・・・というのでは話にならないのだろうが・・・。

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交流戦首位決戦!オリックス対広島

2014年05月24日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

交流戦が始まって今年で10年。今年もパ・リーグ各球団の実力を見せつける時がやってきたということか。

そんな中でほぼ毎年、年中行事のような形で観戦に訪れているオリックス対広島戦。大阪、神戸、そして広島と回っているが、いずれも熱戦を楽しむことができた。今年のオリックス主催は神戸の試合である。この2チームがそれぞれ首位として激突する・・・この展開を何年待ち焦がれてきたことか。ゲーム差は僅差であるが、よくぞここまで持ってくれたものだと思う。

Dscn6931ほっともっとフィールド神戸に現れる。内野、外野ともに入場を待つ長い列ができている。ただその多くが赤いユニフォームやらハッピやらをまとったカープファン。例年大阪や神戸の試合でも大勢のファンが訪れ、甲子園のようにビジター応援エリアが限られていたり全席指定だったりというのがないので、関西だけでなく広島方面からも大勢、気兼ねなくやって来れるということだ。何だか、どっちのホームゲームに来たのやら。

Dscn6934 私はファンクラブの特典での指定席引換券を使ってのライブ指定席での入場である。神戸の1階席はフェンスも低く実に見やすいところである。

Dscn6939 ちょうどカープの打撃練習中。若手のトスバッティングをする新井コーチ。すっかり赤いユニフォームも似合うようになってきた。

Dscn6940 そして野村監督。ちょうど一年前の今頃は「監督辞めろ!」という声が結構挙がっていたのではないかと思う。カープ史上最悪の監督だの、「ノム犬」だの。それがスルスルとCS進出争いに割って入り、第一ステージでは勢いのまま阪神を粉砕した。それが自信になったか、今季はここまで首位をキープ。そうなると「今の主力は野村監督が育てた」「さすが打撃理論にはすばらしいものがある」などということで持ち上げられる。生粋のカープファンの方にお聞きしたいのが(が拙ブログをご覧になっているとは思わないが)、果たして野村監督の手腕をこのまま認めちゃっていいものだろうかということ。

Dscn6952 たまたま食べ物を買いに通路に上がったところでテレビカメラを見る。人だかりの向こうにいるのは、「首位対決」ということで国営放送の夜のスポーツニュースに出ている杉浦アナウンサーである。「今日は首位対決です!」というカットの撮影のようである。やはり成績がいいと東京からわざわざ来てくれるんですな。

Dscn6956 Dscn6986一方のオリックス、前日の試合で故障したヘルマンはベンチ入りしていないようだ。またDH制がないということもあってか、ペーニャもスタメンから外れることが多い。先発大瀬良に対してどのようなスタメンを組むか。

Dscn7000 結局はヘルマンが外れたものの1番から6番まで左打者をズラリと並べてきた。久しぶりに4番に入ったのはT-岡田。やはりこの選手が機能しないと。こういう「純国産打線」というのを見るのもいつ以来だろうか。一方のカープはミコライオが帰国中ということもあり、エルドレッド、キラに次いでロサリオもスタメンで登場。打線のテコ入れを図る。

Dscn7018 さて見どころの一つが、今季初登板となる八木が何回まで持つかというものである。6回以降は比嘉、馬原、佐藤達、平野佳と並ぶだけに5回までは行ってくれるか。初回はロサリオに安打を許すものの2三振を奪いなかなかの立ち上がり。

Dscn7029 1回裏、糸井が四球を選び、続くT-岡田のところで盗塁。これが悪送球を誘い一気に三塁へ進む。ここでT-岡田がうまく合わせてセンター前へ。まず大瀬良から1点を取る。

Dscn7050 Dscn7052 2回、キラ、小窪の連打でチャンスを作り、石原がレフト線へのタイムリー。レフトスタンドからネット裏にかけての「宮島さん」の大合唱。やはりカープ打線も勢いがあるかな。続く大瀬良を打ち取ったところで早くも八木が降板。5回どころか2回も持たなかった。これはまた今日も乱戦モードかな。

Dscn7060 ここで登板したのはマエストリ。こちらはベタンコートの不振で一軍登板のチャンスが回ってきたところである。二死二・三塁のピンチでの登板だったが、1番菊池を三振にとって同点でしのぐ。

Dscn7066 2回は原拓也、安達の連打と伊藤の犠打で勝ち越しのチャンスをつくる。今年はパの主催試合でも投手が打席に入るということだが、マエストリがそのまま打席に入る。彼の打席などなかなか見られるものではない。豪快な空振りも披露してくれたが結局は見逃し三振。

Dscn7068 ここで1番に戻り平野恵がライトにきっちりと運び3対1と勝ち越し。ホームなのに数では少ない(ライトスタンドの3ブロックほどまで赤いカープファンが進出してきた)オリックスファンも盛り上がる。

Dscn7071 圧巻は4回裏の攻撃。安達の二塁打の後、伊藤がライト前へ。安達は一旦三塁で自重するが、ライトのロサリオがボールをお手玉して後逸する。それを見て安達はホームイン。4対1となる。この後二死一・二塁となって糸井の当たりは二塁への内野安打。菊池の送球をキラが捕ることができずベンチ前に逸れる。これでランナー2人が還って6対1。

Dscn7076 そして仕上げはT-岡田の打った瞬間にそれとわかるライトへの本塁打。見事に4番起用に応えてくれた。大正ドームの5階席で観戦していると、彼が打席に入るたびに「Tー!! お前の、ホームランが、見たいぞー!!」と声援を送る人がいるのだが、その人は今日は来ていたか。結局大瀬良はこの回で降板。これまで5連勝と勢いに乗っているルーキー、これまでで最も結果の良くない登板となってしまった。

八木が降板した時は「さすがに今日は広島のものかな」と思ったが、打線の爆発、マエストリの好投、そしてカープにとっては痛い守備のミスが重なった。マエストリは6回途中まで投げ、中山につなぐ。さすがにこの大差となればいつもの中継ぎ・抑えはお休みだろう。

Dscn70877回表は「それ行けカープ」が流れる。レフトスタンド、三塁側はもちろん、ネット裏でもジェット風船が並ぶ。さらにはライトスタンドの一部と、一塁の指定席エリアにも赤い風船が躍る。私も歌わせていただく。

Dscn7092 一方の7回裏には「SKY」が流れるが、今日について言えばカープファンの勝ち。

Dscn7097 序盤の点の入るシーンから一変、中盤以降は両軍の投手の好投もあり得点は入らない。最後までカープファンのテンションが下がることはなかったが外国人クリーンアップも不発で、8回から登板の岸田がそのまま投げ切り8対1でオリックスの勝利。私の交流戦での対カープ戦の観戦は通算して7勝4敗。2012年までは両チームが交互に勝つという展開だったのだが、昨年はオリックスの2戦2勝、これで現在4連勝となった。

Dscn7113 Dscn7119 カープにしてみればやはり交流戦は鬼門なのか。これで4戦全敗。まあ、ソフトバンク、オリックスという好調のチームとの対戦ということもあったが、「首位といっても所詮セだし・・・」などといらんことを言われかねない。また明日から立て直しである。

6月の広島での対戦にも訪れる予定である。その時もぜひ再び「首位対決」として観たいものである・・・。

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関西私鉄「サイコロしりとり」の旅2014春・3-4

2014年05月23日 | 鉄道企画もの

とうとう実現したバファローズとカープによる両リーグの首位決戦、おまけに初戦は金子対前田健の投げ合いというもの。今季はパの主催試合で投手が打席に入るという方式の中で、金子が自らタイムリーも放つ活躍。それを受けて第2戦はどうなるか。先発は後の日程を見据えてローテーションをいじって八木、そしてルーキーの大瀬良。

Dscn6587 さて、このところ野球に関する記事が続いていたが、「サイコロしりとり」もこの春最終日の記録が最後に残っていた。龍安寺の次は四条大宮である。先ほど通って来たルートをそのまま戻る。

太秦広隆寺の案内で再び「暴れん坊将軍」のテーマ曲が流れるのにもう一度笑い、起点の四条大宮に到着。ここに来たことで、駅名は違うが乗換駅ということで阪急の大宮も訪れたことにする。記録をたどってみると、こうした私鉄同士の乗換駅が出たのは初めてではないだろうか。あ、待てよ、南海の汐見橋と阪神の桜川があったか。阪神電車に乗る時は「南海線乗り換え」という案内は流れないが、駅の案内板や阪神のホームページでは案内として出ているので、同じ駅として扱うことにしよう。

Dscn6595 Dscn6596 さて四条大宮の建物。「嵐電」の独特のロゴを見る。四条大宮と嵐山ではともに「わかりやすいね、0分発車」というのが売りのようだ。

ここでの駅前散策はどうするか。地図を見ると少し西に行ったところに壬生寺の文字が。確か新撰組の屯所のあったところである。室町の寺社から今度は幕末に時代が飛ぶ。京都の歴史の深さを感じさせる展開。

Dscn6599 寺の前にまず飛び込んできたのが「誠」の旗。旧前川邸である。こちらは個人宅として内部は公開していないとのこと。ただ玄関に新撰組グッズの売り場があり、そちらを少しのぞいてみる。

Dscn6601 それに隣接するのが旧八木邸。こちらは公開されているが夕方のこととてちょうど終了したところである。ちょっと残念である。今でこそ市街地の中にあるがかつては洛外の農村だったという壬生の郷士という家柄の八木家。京都守護職や所司代とのつながりがあったことが、後に新撰組との接点となった。

Dscn6606 壬生寺には新撰組隊士の墓や近藤勇の胸像がある。幕末の一時を駆け抜けた新撰組は人気があるし、逆に「単なる人殺しのゴロツキの集団」という悪評もある。それらはいずれも小説やら映画、ドラマなどでイメージが形作られるものも大きいだろう。

さて、今回はもう時間的に打ち止めだろう。次は夏の「3dayチケット」の発売時期となる。四条大宮の「や」から始まるのは、

1.山科(京阪京津線)・・・今度は京都の東から。

2.山田(阪急千里線)・・・モノレールとの乗換駅。

3.山田川(近鉄京都線)・・・京都南部というのはまだ出ていない。

4.大和朝倉(近鉄大阪線)・・・奈良でも奥のほうだったか。

5.大和西大寺(近鉄奈良線)・・・近鉄の一大ターミナル。

6.大和高田(近鉄大阪線)・・・先日も乗り換えで利用したばかり。

「や」も「大和○○」にさしかかってきた。次回はどこから始まるか・・・で、出たのは「3」。この中ではもっとも地味そうな山田川ということになった。

ただ山田川の「わ」というので、いきなり次で渡辺橋を出して企画終了という目も出てきた。はて、夏はどうなるか今からが楽しみである・・・・。

【これまでの記録】

大阪阿部野橋~滋賀里~道場南口~茶山~牧落~中書島~松尾~黄檗~九条~鶯の森~林間田園都市~汐ノ宮~八家~橿原神宮前~恵比須~須磨~松ノ浜~真菅~貝塚~春日野道~千早口~千船~寝屋川市~志染~三井寺~洛西口~千鳥橋~汐見橋~信貴山下~大開~石切~りんくうタウン・・・相川~和歌山市~四宮~八戸ノ里~土居~泉大津~鼓滝~祇園四条~ウッディタウン中央~畦野~野田~高槻市~下古沢~和歌山港~打出~出屋敷~喜志~俊徳道~千代田~滝井~磯ノ浦・・・六地蔵~山陽魚住~弥刀~鳥取ノ荘~宇治~白鷺~木津~月見山~舞子公園・・・浅香山~丸山~的形~滝山~松塚~交野市~神宮丸太町・・・塚口・・・鶴原・・・龍安寺~四条大宮

【会社別】

近鉄・・・11、阪急・・・6、阪神・・・7、京阪・・・13、南海・・・16、神鉄・・・6、山陽・・・6、高速・・・1、叡山・・・1、能勢・・・4、京福・・・2

【府県別】

滋賀・・・2、京都・・・12、大阪・・・29、兵庫・・・21、奈良・・・4、和歌山・・・5

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プロ野球を16球団に?

2014年05月22日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
昨夜の記事では取り乱したようなことを書いてしまいました。悔しいですが、確かに連敗したわけでなし、明日からのカープ戦も引き続き頑張ってもらいましょう。金子、ディクソン対マエケン、バリントン。投手戦になりそうですな。


さて、交流戦に入ったばかりというこの時期に、セ・リーグ側からの「来季の交流戦試合数半減」の提案という記事があった。拙ブログにもコメントいただくマイト貝さんのブログでもそれに大いに反論する熱弁があり、私もなるほどなと思ったところである。

そんな折、「プロ野球を16球団に」という提案があったそうだ。これはスポーツライターの二宮清純氏も何かの本で「新潟、静岡、松山、鹿児島」という都市を挙げて球団拡張を言っているし、私も16球団で地区制か2部制というのもありかなと思っていた。ネットやら居酒屋トークならいろんな話が出ているし、おそらく多くの支持層の頭の中では、北信越、静岡、四国、あと一つをどこにするかというのがあって、北信越なら新潟か長野か金沢、四国なら松山か高松か。あと一つについては、京都やら岡山やら、南九州とか、いろいろ分かれるところだろう。

ちなみに私の個人的考えとしては、もう4つ増やすなら新潟、静岡、京都滋賀、岡山高松かなと思う。

新潟や静岡のような広い県なら、県内の球場を巻き込めば興行としていけるが、京都や岡山は、隣県も組み込んだほうがいいのではと。特に岡山高松はマスゴミも一つのネット局だし、交通網としても山陰、瀬戸内も含めて取り込めるかと。
・・・とまあ、ここまでなら「現実的には難しいだろうが、ファンの期待や妄想も含めて」ネットやら居酒屋トークで楽しめることなのだが、この度その「提案」の元が自民党となると話が変わってくる。

アベノミクスの成長戦略の一環という。

・・・そういう形で入られると、正直興ざめ。

だいたい、いちスポーツの興行に政治がモノを言ってもいいものか。相撲なら天皇賜杯や内閣総理大臣杯があるし、一応国技とされているからわからないでもない。

ただ、安倍自民党が何を根拠にそんなことを言うのかわからない。もうアベノミクスもネタ切れで、こういう居酒屋トークレベルのことを言わざるを得ないのかなと。まあ、4球団の一つに「沖縄」を持ってきたのは、米軍基地問題への批判をそらそうという意図があるのだろう。

まあ、今のNPBが本気で受け入れるとは思わないが、この内閣は何をやらかすかわからない。ひょっとしたら社団法人解散をちらつかせて無理やり呑ませることも想定される。ナベツネさんよりもタチが悪いかもしれないなあ。

こんな形で「拡張させられても」持たないと思うし、ファンも政策で出来た球団に愛着を持つことはないだろう。もっと地道に、現実を取り巻く環境を受け止めつつ、地域の人の声からのボトムアップで少しずつ拡張すればいい。

独立リーグとして県民球団一つ維持するだけでも相当な労力なのに・・・。




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情けない!!

2014年05月21日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

世間は交流戦。

まあ、これに関していろいろと書きたいところであるが、前の記事で「対阪神の第2戦には誰を先発で持って来るのか?」というところ、その答えは今季ドラフト2位の東明だった。プロ初先発のこの試合、本人が阪神ファンどうのこうのといらんことを言っていたのが見事に当たってしまい、今一つの試合となった。

それよりも腹が立つのは、せっかくファンタジスタ・安達が決めたはずの試合をものの見事にぶち壊した比嘉。新井なんかに打たれて、何を考えているのかといいたい。後は、T-岡田の稀勢の里ばりのハートの弱い打撃・・・仕上げは佐藤のヘボ投球。

阪神に勝たないと(勝っても)関西マスゴミに蔑まされるというのに、何をやっているのか。先発東明含めて4人とも2軍行けや。情けない。

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「近鉄対南海」3連勝、首位で交流戦突入!

2014年05月18日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

いやあ、ここまでやってくれるとは思っていなかった。

オリックス・バファローズと広島東洋カープがそれぞれリーグの首位で交流戦に突入。「広島系河内人」の私としてはこの上ない展開である。今年は巨大戦力補強を行ったソフトバンクと巨人がぶっちぎりと思っていたのだが・・・。

この両チームが交流戦で対戦するのが楽しみ。今から「日本シリーズ前哨戦」というのはさすがに早すぎるかな・・・。

Dscn6775Dscn6776 そんな交流戦前の首位攻防戦とも重なった今年の「近鉄対南海」の「大阪クラシック」。その第3戦の観戦に大正ドームに現れる。日曜日ということもあるが、少年野球のイベントがあるのかユニフォーム姿の子どもと保護者の姿が目立つ。遠いところでは明石とか和歌山などからも来ているようである。

本来であれば野球観戦をいろいろとご一緒している鈍な支障さんとともに観戦する予定だったのだが、体調不良により残念ながら欠席となった。昨年のこの「大阪クラシック」もご一緒した際に「この企画は来年もぜひ」と言っていたところ、その通りになったのだが残念である。

Dscn6785 今回の舞台は70年代前半である。BGMも70年代の邦楽・洋楽ナンバーが流されている。リアルタイムは子どもだった私でも知っている曲がほとんどで、やはりその頃の作曲はしっかりしているのかなと思う。

Dscn6795 ユニフォームは、バファローズがあの三色ユニの前のデザイン。確か当時のドジャースのものを参考にしたとか。シンプルなデザインだがやはり左肩の猛牛マークが光る。ショップにてレプリカのジャージを買い求め、それを着用する。

Dscn6807 一方のホークスは野村兼任監督でリーグ優勝した当時のもの。緑がちょっと濃く使われているが、これはこれで渋さを感じさせる。先発メンバーの発表時には、それぞれのかつての球団歌がBGMとして使用される。やはり、いいものである。

Dscn6783 Dscn6784 昼食には昨年も「藤井寺球場で売られていた当時の復刻版」の幕の内弁当をいただく。最近は幕の内といってもおかずのバリエーションが広がっているが、たまにはこうしたシンプルな、「和風」の感じがする弁当もいいものである。

Dscn6819 そして試合前のメモリアルピッチ。当時の近鉄の主砲だった土井正博氏である。万年Bクラスのチームにあって、エースの鈴木啓示、4番の土井正博というのは2枚看板で、両氏の存在感は際立っていた。豪快なフォームで、通算465本塁打のうち「ライトへ打ったのは3本だけ」というエピソードもある。

Dscn6822 ただどうだろう、「近鉄の4番」としてはタイトルもなく、移籍した太平洋で本塁打王、そしてそのまま西武でプレー、引退後はライオンズの打撃コーチとして多くの打者を育てたこともあり、個人的には「ライオンズの人」のイメージが強い。それでもピッチング後には近鉄を懐かしむコメントをいただいたのはよかったと思う。

Dscn6827 さて試合、バファローズ先発は松葉。今季、練習試合、オープン戦、公式戦とライブ観戦は5試合目なのだが、そのうち3試合は松葉の先発。前回観戦のロッテ戦ではウルトラ警備隊・松葉隊員として見事今季初登板初勝利を挙げた。ローテーション生き残りをかけた登板である。

Dscn6834 ただ、立ち上がりからボールが先行し、初回から中村、本多に連打を浴び、内川にはストレートの四球。いきなり無死満塁のピンチである。さすがにソフトバンクの重量打線の前に簡単に伸されてしまうのかと思った。迎えるは4番の李大浩。

しかしここでうまくゴロを打たせる。1人は生還したが併殺に打ち取った。続く長谷川にまた四球を出したが、松田を打ち取ってどうにか1点で切り抜ける。初回1点ならまだ何とかなるだろう。

Dscn6857 バファローズ打線も早くもその期待に応えた。2回にホークス先発のウルフから駿太がヒット(その後盗塁)、続く安達にもヒットが出て一死一・三塁。続く山崎がスクイズバント。これが一塁の李大浩の前に転がり、三塁ランナーは自重して帰塁したが山崎はセーフ。ここで1番のヘルマンがきっちり逆転タイムリー。続く平野もタイムリー。さらに糸井がバットを折りながらもライト線への二塁打。下位打線からの6連打で5点を奪う。

Dscn6864 続くペーニャのところで先発のウルフが「怪我の手当」でベンチに下がる。そうなるとバファローズ側からはかつての藤井寺・日生を彷彿とさせるヤジが飛ぶ。結局肘の痛みとかでそのまま降板となった。代わって登板はルーキーの森。

さらにT-岡田の内野ゴロの間にもう1点を追加し、6対1と序盤で優位に試合を進める。

Dscn6870 松葉はこの援護で何とか立ち直ったか、その後ランナーは許すものの得点は与えない粘りの投球。長谷川の打球が足を直撃するアクシデントがあったが、こちらは一旦ベンチに下がってももう一度出てきた。何とか5回を投げ切り、6回に一死二・三塁のピンチを迎えたところで比嘉にスイッチ。今宮のゴロを三塁のヘルマンが大きくはじいて1点が入るも、6対2とリードを保って終盤戦。

Dscn6876 バファローズ打線はホークス2番手の森の好投の前に追加点が奪えないでいたが、8回に交代した嘉弥真から山崎がタイムリーを放ち7対2とする。

Dscn6910 最後は5点差ながら、松葉~比嘉~馬原~佐藤達ときて平野佳が登板。ホークス打線を難なく3人で片づけ、そのまま勝利。

Dscn6920 第2戦こそ延長戦にもつれ込んだものの、初戦の金子の好投、そして第3戦の集中打で、終わってみればホークス戦3連勝である。ホークス打線が下り坂のようで、初回の大チャンスにも併殺崩れでの1点しか取れなかったのがその現れである。お立ち台に上がった松葉も、初回を1点で切り抜けることができたのが大きかったと言っていた。

Dscn6897 さてこれで1ヶ月あまりの交流戦に入る。バファローズはいきなり阪神、広島というセの上位チームとの対戦となるが、今の勢いをもってすればいい試合をするのではないかと思う。先発は阪神の初戦は西が行くのは確実で、広島2連戦は金子とディクソンだろう。問題は阪神との2戦目で、これまでローテーションに入っていた井川と吉田が抹消されている。また岸田が出てくるのか、あるいはこれまで登板機会のなかった先発型投手にもチャンスが来るのか。(個人的にはカープ戦は「どっちも頑張れ」なので)ぜひとも阪神2連戦はトラキチ共と阪神偏向関西マスゴミを実力で黙らせるくらいの戦いを展開してほしいものである・・・。

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関西私鉄「サイコロしりとり」の旅2014春・3-3

2014年05月18日 | 鉄道企画もの

関西私鉄の「サイコロしりとり」の旅、2014年大型連休シリーズも最終日である。南海は泉佐野市の鶴原の続き。

「ら」で始まる駅が出尽くして、「り」で始まる駅も出尽くした・・・はずだが、今回、新たな路線を加えたことで訪れることができた駅がある。その名は「龍安寺」。初めての京福嵐山本線である。朝方平安神宮に行き、そこから塚口と泉佐野まで回ってまた京都に戻る・・・。

Dscn6528 嵐電には阪急の大宮から乗ることになるので、なんばから梅田に出る。京都線の特急を一本遅らせて座っていくか・・・と階段を上がろうとすると、ふと「京とれいん」の看板を見る。次が13時32分発ということで、何とも絶妙のタイミングである。こういう車両が走っていることは知っていたが詳しい時間まで押さえていたわけではなく、これも気まぐれのサイコロ旅ならではの出会いである。

Dscn6535 Dscn6533 6両編成のうち前と後の計4両は元々の特急車両の転換クロスシートの内装をアレンジしたものだが、中央の2両は「京とれいん」の目玉である半個室車両。2人向い合せ、4人向い合せのボックス席が並ぶ。内装も木目調であり、座席には畳に座布団。座席の上部がパーテーションで仕切られており、それが個室感を強調する。

混雑するかと思ったが昼下がりのことでそれほどでもなく、2人向い合せの席に座ったが相客はなし。十三と淡路に停車した後は途中の特急停車駅も通過して桂までノンストップである。こういう空間が追加料金なしで楽しめるのは面白い。

大宮にはこの列車は停まらないので本来であれば桂で準急に乗り換えることになるが、せっかくなので大宮をいったん素通りする形で烏丸まで乗車。ホーム向かい側の電車で大宮にやってくる。

Dscn6539 地下ホームから上にあがった四条大宮が京福嵐山線の始発駅である。路面電車の2両編成というのもなかなか珍しいもので、そこそこの客数で出発。面白そうなので最前部に陣取る。

Dscn6545 専用軌道を走る区間も多いのだが一部は一般の道路の上を走る。かつて京都は市電が市街地を網の目のように走っていたが、それらは全て廃止。京福も厳しい経営状況ではあるが、嵐山をはじめとした洛西地区の観光アクセス、そして地元の人たちの足として頑張っている。「嵐電に乗る」というのも京都観光の一つの楽しみといえるだろう。

車内に突然、♪ジャジャジャ~ン、ジャンジャンジャンジャ~ン♪と、「暴れん坊将軍」のテーマ曲が流れる。次は映画村のある太秦広隆寺である。時代劇のテーマ曲といえばいろいろとあるが、やはりカッコイイのは暴れん坊将軍ではないかなと思う。近鉄のファンとしては「豪打いてまえ猛牛打線」のチャンステーマとしても懐かしい。おまけに、曲が終わると同時に太秦広隆寺駅に着くように編集されており、そのしゃれっ気に思わず笑ってしまう。

Dscn6553 そんな太秦広隆寺を過ぎると帷子ノ辻。ここで北野線に乗り換える。こちらは1両編成で単線の区間を行く。春には桜と電車の組み合わせが楽しめる桜並木や、洛西の家々の軒先をかすめるように走る風情も面白い。う~ん、なぜ早くに嵐電を駅名リストに入れなかったかと思う。

Dscn6557 龍安寺に到着。訪れるのは当然龍安寺ということになるが、実は大人になってから訪れるのは初めてである。子どもの頃に家族で来たようだが憶えていない。駅からは門前の商店街を過ぎて10分くらいのところにある。

Dscn6579さすが世界遺産にも認定されている有名な寺院とあって外国人の姿も多い。方丈に入り、石庭に向かう。縁側に腰をかけて枯山水の石庭を眺める人、瞑想にふける様子の人、さまざまである。石庭には15個の石があるが、縁側のどこから見ても必ず1個は他の石に隠れて見えないというつくりである。それを聞いて「1、2、3、4・・・」と数えてみて「やっぱり1個足りないなあ」とやっている人も多い。

Dscn6566 Dscn6571 禅の世界を表しているということで外国人にも有名な枯山水の石庭であるが、さらに不思議なのが、この石庭がいつ、誰が、どのような意図をもってつくられたのがはっきりしていないということである。おそらく室町時代の後期だろうとされているが、これだけの寺院なのにそういう記録が残っていないのも(戦乱で寺が焼けたということはあったにせよ)謎である。

寺のほうも、こうした「謎」を「ウリ」にしている節もあるように思う。

縁側に座り、そんな石を眺めながら次のサイコロである。そろそろ夕方近く、行き先によっては次回、夏の「3dayチケット」まで持越しとなる。

1.新祝園(近鉄京都線)・・・南山城地区というのはまだ訪れていない。

2.山陽塩屋(山陽電車)・・・う~ん、どうするかな。

3.飾磨(山陽電車)・・・ここなら次回に繰り越し。

4.信貴山口(近鉄信貴線)・・・信貴山の麓なら行ってみるか。

5.四条大宮(京福嵐山線)・・・先ほど通って来たところ。

6.七条(京阪本線)・・・こちらも京都市内。

Dscn6562 さて、もう一駅行くか、打ち止めとなるか。石庭で出た答えは・・・「5」。あはは、先ほど乗ってきた嵐電の起点である四条大宮。今度は単なる乗り換えでなく、そこが目的地ということに・・・・。

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関西私鉄「サイコロしりとりの旅」2014春・3-2

2014年05月17日 | 鉄道企画もの

Dscn6514 関西私鉄のサイコロしりとりの旅、京阪鴨東線の神宮丸太町で平安神宮に参拝した後、阪急の塚口に向かう。こちらは、私が一時尼崎市に住んでいた時の最寄駅だったところ。懐かしい感じでホームに降り立つ。

Dscn6515 南側、神戸方面のホームにつながる改札から出ると、駅前には「さんさんタウン」の各建物がそびえたつ。かつてのダイエーを中心とした昔ながらの風情を残すショッピングセンターである。久しぶりに訪れるが、テナントで入る店も結構入れ替わっており、当時はなかった店も入っていたりする。この辺りは一定の需要が見込まれる商域である。

Dscn6517 一方で、踏切を渡ったところのちょっとしたスペース。ここは、2011年の2月に火災が発生したところである。結局何が原因だったのかはよくわらかないが、昔風情の居酒屋などが密集していたところで、それが灰燼に帰したのは当時もショッキングな出来事であった。現在は道路沿いは新しい店も出来て賑わっているが、焼け跡はフェンスで囲まれ、今後どのように活用するのかが望まれるところである。

さて、もうサイコロとする。「つかぐち」の「ち」から選ぶのだが・・・先ほども「ち」の駅が出払ったから「つ」で始まる駅で選んだのだが、実は塚口も「ち」で終わる駅。ということは、この前と同じく「ち」の次の「つ」で選ばなければならない。

ということでもう一度選択肢を見ると、

1.筒井(近鉄橿原線)

2.壺阪山(近鉄吉野線)

3.津守(南海汐見橋線)

4.鶴橋(近鉄奈良線)

5.鶴原(南海本線)

6.築山(近鉄大阪線)

・・・という、近鉄が4つに南海が2つ。そこで出たのは・・・「5」の鶴原。一気に泉佐野市まで南下する。

Dscn6521 難波まで出て、岸和田まで特急ラピートに乗る。通常の青い車両である。人気の赤い車両の時間はスジを調べればわかるのだろうが、この企画は何せ行き先もサイコロ任せである。そう上手い具合に車両を狙い撃ちすることはできない。

Dscn6522 岸和田で各駅停車に乗り継ぎ、鶴原に到着。対面式ホームのシンプルな造りで、駅舎は上り線側にある。駅前には小ぶりな商店街が並ぶ。

Dscn6524 周辺の案内地図を見ると加志多神社というのがあり、歩いてすぐのところのようなのでそちらに向かう。創建の年月は不詳とあるが、熊野街道に近く、かつての熊野詣での「王子」の一つである貝田王子ともされているとか。

Dscn6526 神社のすぐ横が熊野街道である。現在は国道26号線としてクルマがひっきりなしに行き交っている。ロードサイドにいくつか飲食店があり、ちょうど昼時ということもあって食事をしていこう。選んだのは丸源の肉そば。

腹ごしらえをしたところで次の駅である。「ら」で始まる駅は出尽くしたので次は「り」の駅。実はこれも出尽くしていたのだが、今回の対象社線追加である駅が加わり、自動的にそちらに向かうことに。また長い時間の移動となったが・・・。

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関西私鉄「サイコロしりとりの旅」2014春・3-1

2014年05月14日 | 鉄道企画もの

関西私鉄のいろんな駅をサイコロとしりとりの組み合わせで回るこの企画、通算で15日目となる。当初の目的としては関西の「民鉄」の中で五十音順に最後に来る京阪中之島線の渡辺橋を目指すものだったが、今となってはもうちょっとやりたいような、関西でもまだまだ知らないところのほうが多いなというものを感じながら行ったり来たりしている。

Dscn6498 さて5月連休の最終日、朝の京阪特急で淀屋橋から三条に向かう。前回(と言っても2日前だが)最後の交野市の「し」で始まる駅の中で次に出たのは同じ京阪の神宮丸太町。前回の記事では「京阪本線」と書いたが、正しくは鴨東線でしたな。三条まで特急で走り抜け、各駅停車に乗り継いで到着。

Dscn6499 当初は丸太町という駅名だったが、祇園四条や清水五条と同じく、観光PRの意味で頭に「神宮」がついた。この神宮というのはもちろん平安神宮で、駅からは徒歩10分ほど。改札前の柱にも平安神宮の写真パネルがあしらわれている。

Dscn6500 地上に出て歩きだすと運河が見える。これは琵琶湖疏水がもうすぐ鴨川に流れようかというところである。琵琶湖疏水といえば蹴上にあるインクラインが有名であるが、丸太町には夷川発電所というのがある。運河に沿って桜が植えられており、そのシーズンはなかなかの見どころであるという。

Dscn6503 平安神宮に到着。平安遷都1000年を記念して、当時の平安京の大内裏を復元する計画の元に建てられたもので、また桓武天皇、孝明天皇という、平安京の最初と最後の天皇を祀る神宮である。応天門の変や「弘法も筆の誤り」のことわざを生んだ応天門をくぐり、広々とした境内に入る。

Dscn6509 Dscn6510 ここは神宮、神社というよりは、当時の殿上人たちの風情を疑似体験できるところ。古に思いを馳せつつ、参拝を済ませる。やはり朝の寺社参りというのは清々しいもので、この先にもいいことがあるかな・・・と願うところである。

またここは神苑という広々とした庭園がある。ただしまだ開園に時間があるということで、そこまで待つこともないかなと思う。この境内にて、次の行き先のご託宣をいただくことにしよう。

神宮丸太町の「ち」で始まる駅・・・はこの企画ではすべて行き尽くしたため、その次の「つ」で始まる駅に。

1.筒井(近鉄橿原線)・・・筒井、筒井、筒井順慶。

2.壺阪山(近鉄吉野線)・・・同線でスルッとKANSAIが使える最遠の駅。

3.津守(南海汐見橋線)・・・ディープな大阪に近いところ。

4.鶴橋(近鉄大阪線)・・・出るか焼肉、ホルモン。

5.鶴原(南海本線)・・・どこだったかと地図を見ると、泉佐野の手前。

6.塚口(阪急神戸線)・・・懐かしいところである。

そこで出たのは・・・「6」塚口である。このところ全然阪急の駅が出ていなかったこともあるし、塚口も懐かしいところである。

Dscn6512 神宮丸太町に戻り、祇園四条へ。ここから阪急に乗り継ぐために、四条大橋を渡る。鴨川べりに川床も出ており、早くも夏の到来を感じさせる。橋のたもとにある伝統的な建物の中華料理店にも行ってみたい。

阪急の特急に乗車、未だ駅前の火事の影響で西改札口が閉鎖されている十三で乗り換え、塚口に到着。あ、火事といえばここでもそんな出来事があったな・・・・。

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「ミラクル」はならず・・・BCリーグ観戦記福井対富山

2014年05月11日 | プロ野球(独立リーグほか)

Dscn6643 敦賀総合運動公園野球場に足を踏み入れる。両翼97m、中堅122mのなかなかしっかりした球場である。

Dscn6649 選手名鑑を買い求める。今年からルートインホテルズがネーミングライツを得て正式には「ルートインBCリーグ」というそうである。3年ぶりに見てみたが、その時とはすっかり選手が代わっている。BCリーグというのは地域貢献の要素が強い独立リーグであるが、やはり選手の目的の一つにはNPBへの挑戦がある。これまでドラフト、育成ドラフトで指名された選手も何人かいるが、ほとんどの選手は数年プレーして自分の実力に見切りをつけたところで「プロ」としてのキャリアを終えるのがほとんどである。「生涯BCリーグで」としてここで骨を埋めるというのもちょっと違う(地元企業が球団と提携して選手の次のキャリアをサポートしており、そうした企業で活躍する選手もいる)。

Dscn6650 そんな中、数少ないリーグ創設時からの選手を久しぶりに見る。富山の野原祐也。リーグ初年度の首位打者・本塁打王で、「富山のおかわりくん」として後に阪神に育成指名される。支配下選手登録もされ一軍戦にも出場したが、結局は戦力外。富山にはコーチ兼任で復帰して、後進の指導とともに自身のNPB復帰を目指す。こうしたNPB経験者の再挑戦の場ともなっており、今季は群馬にラミレスが加わったのは大きく取り上げられたことである。またNPBの2軍選手の「派遣」受け入れを行っているし、もう、何でもありである。

Dscn6646 その富山の監督には今季から近鉄いてまえ打線の一翼を担った吉岡雄二が就任。愛媛でコーチをやっていたが、監督は初めてである。信濃では近鉄の抑えだった大塚晶文が監督を務めていて、名鑑を見てふと2001年の「近鉄最後の優勝」のことを思い出す。

Dscn6701 ・・・と思って見ていたら、三塁側の富山応援席にこんな人を発見。もちろん背中は「YOSHIOKA 3」である。まさか富山にそこまでの近鉄ファンがいるとは思えないから、関西から吉岡監督目当てでやってきたに違いない。

Dscn6657 さて試合、福井の先発は藤井。この投手もロッテに在籍(登録は内野手。ただし一軍出場なし)していたが、退団後は地元でもある福井に入団。コーチ兼任の肩書がついたがまだまだ先発の柱として頑張っている。一方の富山先発は隆史。両方とも右投手だからか、あるいはレギュラーがそうなのか、いずれもスタメン9人のうち7人が左打者というメンバーである。

Dscn6665 初回の藤井、内野安打と自身の牽制悪送球、そして内野ゴロの間での進塁で一死三塁のピンチを迎える。ここで富山の4番に入っている野原との対戦。詰まった三塁ゴロでここは藤井の勝ち。

Dscn6676 しかし2回、富山が一死一・三塁と藤井を攻め立て、数少ない右打者の9番・佐竹がライトに流し打ちのタイムリーを放つ。これで富山1点先制。

序盤こそ安定しなかった藤井もその後は落ち着いた投球を見せる。鋭い変化球で三振が取れるのが大きかった。

Dscn6692 一方の富山先発の隆史も豪快なフォームからの力強い投球を見せる。5回まではこちらも左打者が並ぶ福井打線を2安打に抑える。

Dscn6682 2回裏、福井の4番・ジョニーの打席。ベネズエラ出身というこの選手、当たれば飛びそうな雰囲気が出ているのだが、ボテボテの一塁ゴロ。ジョニーはファールだと思い走らなかったのだが、判定はアウト。これに「ファールでしょ!」と抗議する。

Dscn6686 これには福井・酒井監督も抗議に出る。私がBCリーグの試合に来ると、こうした審判への抗議が行われているような気がする。偶然というよりは、こういうシーンが常態化していてまだまだ改善されていないのだろうか。

Dscn6704 藤井、隆史の両先発の好投で、また福井・佐藤、富山・岡野という両チームに二塁手の動きのよい好守で締まった試合は、1対0と富山リードのまま5回を終えて1時間15分ほど。ただハーフタイムを終えての6回は動きがある。富山が3番・生島のヒットと4番・野原の二塁打で一死二・三塁のチャンスをつくる。ただここは藤井が2者連続で三振を取り、スタンドを沸かせる。

一方の福井もエラーとヒットで隆史から初めてチャンスをつくるが、3番・森田、4番・ジョニーが凡退。ただいずれも初球を簡単に打ち上げたもので、もう少し粘れなかったのかというところである。

藤井は8回まで毎回の9奪三振、9回は2番手の清水が三者凡退に抑え、1対0のまま9回裏。このまま、隆史が完封しそうな感じだった。

Dscn6727 9回裏先頭の森田の当たりはセンターに抜けようかという当たり。これをセカンドの岡野がよく追いつき一塁へ投げて1アウト・・・と思いきや、審判はセーフの判定。今度は吉岡監督が抗議に走ってくる。出塁すれば同点ランナーとなるため、富山としては必死である。この試合、ホームチームということで「福井応援」という気持ちで観ていた私も、このプレーはアウトと見えた。審判の見る位置もあり、なかなか難しいのは分かるが・・・。

Dscn6738 Dscn6740 その後、2者連続での内野ゴロフォースアウトで、二死一塁のまま6番・荒井。ここでうまくすくい上げた当たりは左中間へ。一塁ランナーが一気に生還して、9回裏二死からの同点である。

Dscn6742 これには福井ファンも大喜び。一気にサヨナラ勝ちで「ミラクル」がなるか。次の打者の時に平凡なファールフライを捕り損ねるというラッキーもあり、「ひょっとしたら」と思わせたがここは隆史が抑える。1対1での延長戦。やはり簡単には帰らせてくれない。

Rscn6759 10回表は富山が二死満塁と攻め立てたが清水が踏ん張った。しかし11回、この回から登板の福井3番手・藤岡がピリッとしなかった。制球が定まらない中で先頭の鈴木がヒット、続く杉本がバントで送り、佐々木の当たりはレフト・ジョニーの頭上を越えた。これで2対1と富山が勝ち越し。

Dscn6765 これで済めばまだチャンスもあったのだろうが、続く佐竹に四球、1番・大上戸にも三塁打を浴びて4対1。さらに岡野の犠牲フライで5対1。9回裏の「ミラクル」の雰囲気が一気に吹き飛び、結局このまま試合終了。10回まで投げた隆史が勝ち投手、11回は大竹が締めて結局は3時間40分の長い試合ということになった。

Dscn6768 試合後は選手が出てきて観客のお見送り。これもBCリーグの慣習となっていることだが、選手もお疲れモードのようである。この日の観客、265人。大阪からの客が少なくとも2名含まれている。

福井球団を応援する福井新聞の記事。9回に同点の二塁打を放った荒井はチームの主将でもあるが、「勝とうとする気持ちが感じられない」と厳しいコメントを出していた。また試合後の見送りについても集まりが遅かったとして「勝っても負けても見に来てくれるファンがいるから僕らは野球ができる。スター選手と勘違いしちゃいけない」と。藤井の好投に応えることができなかったということで相当悔しかったと思う。

Dscn6717 久しぶりにBCリーグの試合を観戦したが、地域活性化と子どもたちのために真剣にプレーしている様子を見ることができてよかった。一方では大物選手の入団やNPB2軍との試合が「公式戦」として組み込まれるなど、興行としての工夫も行っているところ。

来年は埼玉の熊谷を拠点に新球団ができる予定であるし、北陸新幹線も開業する。首都圏の人に対しても観光を兼ねての観戦をPRしてはどうだろうか。宿泊はルートインホテルとセットで。

うーん、オリックスの成績は当然気になるとしても、またBCを観たくなった。この夏は久しぶりに他の球場も含めて訪れてもいいかな・・・。

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3年ぶりにBCリーグ観戦(福井対富山@敦賀)

2014年05月10日 | プロ野球(独立リーグほか)

今季のNPBはオリックス・バファローズに広島東洋カープがここまでペナントレース争いを盛り上げている。10日もオリックスはディクソンが日本ハム相手にもう少しでノーヒット・ノーランという快投に糸井、ペーニャの一発で快勝、広島もキラとエルドレッドの猛打で中日に連勝。ぜひとも交流戦ではこの2チーム同士での「首位決戦」を見てみたいものである。

さて、10日のオリックスは神戸での試合だったのだが、私は朝に敦賀駅にいた。

Dscn6652 何の用かというに、野球観戦である。そう、久しぶりの独立リーグ観戦である。かつてのブログ記事をたどったところ、2011年以来のことである。BCリーグにしても四国アイランドリーグにしても、なかなか頻繁に訪れることができないものである。そんな中、福井県でも敦賀といえば、大阪から新快速でも気軽にアクセスできるという意味で四国より近い。敦賀での試合は過去に一度観戦したことがあるが、年間2~3試合行われる試合に日程が合ったので、久しぶりに出かけてみるとした。福井ミラクルエレファンツ対富山サンダーバーズの試合。

Dscn6610 Dscn6611 敦賀の駅に降り立つのも久しぶりだが、仮駅舎が新しい建物に生まれ変わっていた。敦賀駅交流施設「オルパーク」というもので、ガラス張りで外の光を存分に取り入れるとともに、内装には木をふんだんに用いている。待合スペースはホテルのロビーを思わせるもので、観光案内のスタッフもホテルのフロントのような感じである。なお駅前広場はまだ工事中で、来年の完成になるという。将来の北陸新幹線の延伸を見据えてのことだが、肝心の新幹線がいつになるか、果ては敦賀から大阪まではどのルートになるのか、まだまだ不特定なことも多い。

Dscn6612 敦賀に来たのでやはり名物のおぼろ昆布をトッピングしたそばと、とろろ昆布で巻いたおにぎりをいただく。野球の試合までは時間があるので、それまで敦賀の街中を回ることにする。BCリーグが行われる球場というのは多くが「クルマでないとアクセスできない」ため、私もこれまで観戦したほとんどの試合はクルマで回ったのだが、敦賀の場合は市のコミュニティバスを使えば球場のある総合運動公園まで行くことができる(後で知ったのだが、試合日に限っては球団がシャトルバスを出しているようである)。

Dscn6609 まず出会うのがこの看板。メインストリートに並ぶ松本零士のキャラクターたちの像よりも、私の場合はこれを見ると「敦賀に来たなあ」と実感する。まず近鉄のトリコロールの帽子、期間限定だったロッテの「CLM」。これに大洋から変わった横浜ベイスターズが並ぶ。これらの要素から1992~1994年頃作成の看板と推測される。ここは越前ガニの名店「魚辻」。かつて阪神や近鉄で活躍した「ヒゲ辻」こと故・辻佳紀氏の実家で、魚屋のほうは弟さんが現在も社長として活躍している。それにしても、現在の12球団のマークとは違う看板を今に残しているのは何かこだわりがあるのだろうか。

敦賀の野球といえば「敦賀気比高校」に尽きるのだろうが、敦賀の中心部には同校出身の巨人の内海投手がプロデュースする居酒屋がある。そういうところでの野球談議も面白そうだ。「魚辻」の看板もネタにして・・・。

Dscn6613 Dscn6615 その校名の由来ともなっている気比神宮。越前国の一の宮であり(あれ?敦賀は越前だったか。若狭ではなく)、北陸道の総鎮守という由緒あるところ。海上交通の要衝ということもあり、海運関係には特に信仰の深い神宮である。やはりこういう神社に来て、玉砂利を踏みしめると気持ちが改まるように思う。

Dscn6619 Dscn6622 そのまま敦賀港へ。かつての駅舎が復元されて見学スポットとなっている。大陸への玄関駅として、ここからウラジオストクへの航路が出ていた。時刻表はシベリアを経由してその先のベルリン、パリまで書かれており、実際に旅すると大変な苦労があるのだろうが、異国への憧れの空気というのもうかがえる。

Dscn6633 現在の敦賀港駅は、貨物駅としてかつては線路の上を走る列車もあったが、現在はトラック代行である。線路だけは残っているが、途中の踏切設備は撤去されておりもう貨車は来ない。コンテナもトレーラーに積載されるだけだが、JR12フィートよりJOTの20フィートコンテナが主力のようである。どのような品物を取り扱っているのだろうか。

Dscn6635 この敦賀港駅を見下ろすのが金崎宮。かつての金ヶ崎城に位置し、南北朝の戦いや戦国時代の織田信長対浅井・浅倉連合軍の激戦の舞台ともなったところ。現在では「難関突破と恋の宮」として人気である。縁結び・恋愛成就ということで私もおみくじを引いてみたのだが、結果は・・・結構難関かもしれない(笑)。

・・・とまあ、敦賀のスポットの一部を回ったところでそろそろ球場に行くのだが、そこにたどり着くまで長々と書いてしまった。速報性はなくなるが、観戦記については稿を改めるということで・・・・。

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関西私鉄「サイコロしりとりの旅」2014春・2-3

2014年05月09日 | 鉄道企画もの

関西の私鉄駅をサイコロの運だめしとしりとりの並び順を元にあちこち回るこの企画、前の記事では能勢電鉄の滝山駅に向かうところだった。

Dscn6320 その前の的形から山陽電車普通~直通特急~新開地で阪急特急~十三~阪急宝塚線の急行~川西能勢口にやってくる。能勢電車は鶯の森、鼓滝、畦野に続いての4駅目の下車となる。滝山は川西能勢口から2駅目であるが、猪名川の流れに集まるかのように住宅街が広がり、小ぶりな駅前には閑静な住宅地が広がる。

 

Dscn6321 さて駅前をしばらく歩くが、川西市の文化会館やイトマンのスイミングスクールがあるくらいで、由緒がありそうなものが見当たらない。というわけで、次の駅を選ぶことにしよう。

 

・・・とは言うものの、次はまたしても「ま」で始まる駅である。この日だけでも丸山、的形ときて3駅目で、残っているのは、

1、2.牧野(京阪本線)

3、4.松塚(近鉄大阪線)

5、6.松ノ馬場(京阪石山坂本線)

だんだん選択肢が限られる中で出たのは・・・「3」。久しぶりに奈良県の駅を出す。

松塚は大和高田の次の駅。ネットで検索したがこちらも見物スポットの薄そうなところである。 久しぶりに奈良県の駅を出したことで、ちょっと趣向を変えてみよう。少しでも早く到着したいこともあり、近鉄の難波から大和高田まで特急に乗ることにする。

Dscn6325 賢島行きは4両の短い編成。連休中ということもあり家族連れを中心にほぼ満席である。朝方、浅香山から丸山に行く途中に難波に降りたが、その時も名古屋行きが満席との案内があった。

Dscn6327 同じ区間でも特急と各駅停車では車窓も違って見え、特急だとこのまま伊勢志摩までも行ってしまいたくなる。スルッとKANSAIは名張の向こう、青山町までが有効区間だが、サイコロしりとりではまだ訪れていない三重県に行くことはあるのだろうか。

 

Dscn6329 鶴橋の次の停車駅である大和高田に到着。ここで後続の各駅停車(区間準急)を待ち、一駅で松塚に到着する。対向式ホームが少し高い位置にあり、階段を下りると改札に出る。

 

駅に名所案内があるわけでもないが、駅に差し掛かる際に、進行左手に由緒ありげな瓦屋根がちらほらと見えていた。その辺りを一歩きしてみようか。

Dscn6331 これが松塚の集落。いつ頃の建築か、瓦屋根に白壁の由緒ある家々が並ぶ。ただの農家ではなさそうだが、何か商売かもの作りでもやっていたか。なかなか、風情を感じられる集落である。

Dscn6338Dscn6332 一回りして気づいたが、表札の多くが「松田」か「速水」という名前である。それぞれ一族だろうか。町の成り立ちにも関係しているのかもしれないが、どこかの家のベルを鳴らして訊いてみるほどのことでもなく、手がかりなし。ネットで調べれば何か出てくるかな。

次の駅のサイコロはお屋敷の前で行う。次は「か」で始まる駅だが、

1.霞ヶ丘(近鉄生駒ケーブル)・・・出るかケーブル駅

2.霞ヶ丘(山陽電車)・・・明石海峡大橋に近い。

3.加太(南海加太線)・・・終着駅、温泉に淡島神社。

4.堅下(近鉄大阪線)・・・これは藤井寺にも近い。

5.交野市(京阪交野線)・・・実は交野線自体乗ったことがない。

6.帷子ノ辻(京福嵐山線)・・・京福のジャンクション。

この「関西私鉄サイコロしりとりの旅」シリーズをご覧いただいている方はひょっとしたら駅のリストでお気づきの点があるかもしれない。それはケーブルや嵐電が入っていること。

これまでは、関西の私鉄の中でもいわゆる「普通の電車の区間」をベースとしていたが、観光地を含め駅の選択肢を広げるために、路面電車(ただし阪堺電車はスルッとKANSAIのエリア外のため除外)、ケーブルについて対象に加えた。これで生駒山だけでなく世界遺産の高野山、比叡山、それに洛西の寺社群も加わる。ただ、地下鉄や新交通システム、モノレールといった公営やそれに準じる会社線はまだ含めていない(移動手段としては使えるが)。 早速、今季でその効力が現れるか。

まずはサイコロで・・・「5」交野市。ここならまだ続行とする。

Dscn6342 今度は近鉄の区間準急と急行を乗り継ぎ、日本橋なら堺筋線で北浜へ向かう。北浜からは京阪特急のダブルデッカー車で枚方市へ。何回乗り換えることやら。

枚方市も何度となく通過しているが、他社線への乗り換えを除いて改札を出ることができないのもこの企画のオキテである。また今回は交野線の初乗りだが、終点の私市まで行って折り返すのもだめ(仮にスルッと対応のバス路線があり、私市からどこか別の駅まで行けるなら話は別だが)。

何だかルールの話がくどくどしてきたが、きかんしゃトーマス車両ではない一般の車両は住宅地を淡々と走る。 以前に婚活で紹介いただいたお相手に交野市在住の方がいたが、「交野は山がちで大阪に出るのも遠いんです。移動は基本クルマで」と言っていた。電車に乗る限りではそう思わないが・・・。

Dscn6343 交野市に到着。駅前には各方面へのバスロータリーがあり、スーパーやら飲食店も並ぶ。大阪の中規模の市の玄関駅に当てはまる。確かに東の方を見やれば山が迫っており、あの辺に住んでいれば確かにクルマになるかな。 そんな自然に近いところもあってか、星のまちというのが交野市の売り文句という。駅前の案内板を見ても、天の川、相合橋、砂子坂など、七夕伝説にちなんだスポットが目につく。

今回は夕方ということもあり、駅前を一歩きしたところで終了として夕食。この中で次回の1つ目の駅となるところをサイコロで決める。選択肢は・・・

1.新大宮(近鉄奈良線)・・・奈良の一つ手前。

2.新開地(神戸高速)・・・これまで何度も乗り換えた駅が目的地になるか。

3.神宮丸太町(京阪鴨東線)・・・いいですねえ、京都。

4.新在家(阪神本線)・・・灘の酒蔵に近いところ。

5.近鉄新庄(近鉄御所線)・・・御所線というのも久しく乗っていない。

6.新田辺(近鉄京都線)・・・交野から見ればちょうど山の反対側。

この並びなら別にどこでもいいかなというところである。東寄りの駅が並ぶのも、まあ悪くない。

そこで出たのは・・・「3」。神宮丸太町である。

地下鉄を対象駅に入れていないので、京阪神の中心部がなかなか当たらないこの企画。神宮丸太町となると訪れるスポットは自ずと決まるのだが、それも京都風情を味わうということでウェルカムである。そうなれば、この春最後の3日目のサイコロ旅は、中1日を置いて連休最終日に行くことにするか・・・・。

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