まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

楽天対オリックスの代替試合は甲子園

2011年03月30日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
昨夜はサッカーのチャリティー試合。テレビ中継を観ることはなかったが、日本のスターたちの競演、そして途中出場にしてゴールを決めてしまう三浦知良選手などは、本当のスターだと思う。日本代表が勝ったことよりカズダンスが大きく取り上げられるとは、復興支援として最高の演出ではないだろうか。


さてNPBプロ野球ではこの土日に各地でチャリティー試合を行うという。滋賀の皇子山球場での西武戦てのも気になるが、仕事その他の関係で行けないのが残念。


そんな中、「楽天の仙台の代替試合を甲子園と神戸で行う」というニュース。聞けば4月15~17日の甲子園での対戦相手はオリックスバファローズ…。


これは、行かないといけないでしょう。


ただ、東北がんばれ楽天がんばれという世論ではあるが、ここはオリックスのファンとしてはきちんと三塁側に陣取り、バファローズの勝利を期待して応援したい。


東北高校と相対し、アウェーの雰囲気の中でも全力で勝ちに行った大垣日大のようなものかな。ましてやプロ同士なのだから、手加減無用でないとね。


野球と旅を愛でる「混戦BB会」の鈍な支障さんと大和人さんに声をかけたところ「是非に」「甲子園で復興支援」とのことで、この面子で甲子園でパリーグの試合という貴重な体験が楽しみ。この土曜からチケット発売だが、どのくらいの盛況になるだろうか。また、当日は結構異様な雰囲気になるのかな。そこへ、これまで数々の荒れ試合を引き起こしているのではないかと自己分析している混戦BB会が見参すると…。


今から楽しみ。


ちなみに仙台での試合は4月29日から可能だとか。こちらも、一日も早い復興をお祈りしています…。

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兵庫県は広い

2011年03月29日 | ブログ
今日はこの春入社の高卒ルーキー3人が会社にやってきた。
昨日の記事でも書いたことだが、3人とも東京には行ったことないし、それどころかホテルに泊まったこともなければ新幹線にも乗ったことがないということを改めて確認した。

そんな彼らに当初はこちらでいろいろ段取りをしようと思っていた。ただ、よく考えてみればこういう機会はなかなか来るものではない。一つ社会勉強というか、初めてのお使いというか、切符(新幹線回数券)とホテル(予約はしておいたからチェックインに立替支払いは自分でね)は用意しておいて、本社の地図だけ渡すから後は自分たちで考えて移動せよ、ということに。

まあ、3人おれば大丈夫かな。一応、到着したら連絡をくれということにした。
さて、そんな中ではあるが早くも来年春の高卒に目がいく。拠点の関係で大阪、兵庫の工業高校に声をかけるが、大阪については公正選考の観点から府内全校にアナウンスしたものの、兵庫は神戸市内の学校のみの活動になっていた。

ただ、それで果たして有能な人材を選考できるか。「兵庫といっても神戸だけとちゃうよな」という上司の言葉。

改めて「兵庫県」をキーワードにすると、中心となる神戸はもとより、東は尼崎に始まる阪神地域、神戸を過ぎれば明石加古川姫路…に止まらず、龍野や相生赤穂まで含む播州、小野とか三木、西脇の中央部。丹波篠山に、北は豊岡もそう。あら、淡路島も忘れてはいけないな…。

こうして見ると兵庫県は広い。摂津播磨丹波但馬淡路と、5つの国から成り立っているし、日本海と瀬戸内と紀伊水道の3つの海を持つ。子どもの頃に、SF作家のかんべむさし氏が「これだけ多様性のある兵庫県なら一つの国としてやっていけるから独立しよう!」という公約を掲げて立候補した泡沫候補の演説というのを描いた作品を読んだのだか、そういうお笑い小説ができるだけの土壌があるのが兵庫県といえるだろう。
もっとその面を観光PRすれば面白いと思うのだが。

さてそうして見ると、職場が神戸ということについて各国の高校生ならびに進路指導の先生がどういう反応を示すか、どういうニーズ、就職観を持っているか、とりあえず一度摂津から但馬まで回って話を聞くのもいいかもしれないな。求人票を出す出さないはそれから決めればよい。

どうなるかな、この展開…?

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またヒヤヒヤします

2011年03月28日 | ブログ
早いものでもう4月になろうとしている。

先日、この春高校を卒業して技能職として入社してくるルーキー3人と久しぶりに顔を合わせた。いずれも学校への求職活動から選考採用まで携わって獲得した人たちで、結構優秀な人に入社してもらえるという安堵感がある。

その彼らが4月1日に東京の本社で行われる入社式に臨む。ただ当日午前中からで、手慣れた社員ならば朝の新幹線で行けば間に合うタイミングなのだが、聞けば3人とも東京には行ったこともなければ、新幹線も乗ったことがあるかどうか怪しいという。

いや、慣れればどうということもない乗り物だが、それは私のような飲み鉄の発想。そんなもん切符だけ渡して「勝手に行ってこい」というのがビジネスマンの発想。

ただ、なぜかここは手取り足取り教えたほうがいいかなということにした。新大阪、品川、都内の最寄り駅、ホテル、そして本社への地図。これだけはヒントにしようかなと。

これって過保護ですかな?
いやだけど、今日日の子供たちはあまり外に出ることもないというし、会社として何かとお膳立てはしなければならないというし。

まあ、最初くらいはこれでいいのかな。無事に受け入れるということで。

それぞれ性格個性対照的なルーキーたちだけど、いずれは支店を背負って立つエースと四番を張ってほしい。そのためのせめてもの親心…かな?

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青春18きっぷの時期ですが・・・

2011年03月27日 | ブログ

春の青春18きっぷの時期。そういうこともすっかり忘れていたこの3月である。

3月1日から4月10日までが有効期間であるが、3月の初旬は私の引越でバタついていたこともあり、どこかに出かけようという思いはなかった。

そして、あの東日本大震災である。鉄道旅行を楽しむどころの話ではない。

それでも、自粛ムードがある一方で、通常の経済活動がなされている地域では消費をきちんと行って景気を浮揚する必要があるという考え方もある。青春18きっぷの旅でどこまで景気浮揚かという話はあるが、やはりどこかに出かけるとしようか。

とはいうものの、行ける日が限られている。現在の予定から見て最終日の4月10日にどこかへ日帰りができないだろうかと、ネットオークションで1回分のみ手に入れることができた。行き先はこれから検討することにしようかな。いくつかのモデルプランが考えられるから、また行き先をサイコロを振って決めてみるとか・・・・。

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震災の影響、西日本にも

2011年03月25日 | ブログ

東日本大震災発生から2週間、段々に増えてくる死者の数、そして日々不安が増すばかりの福島原発事故。私の勤務先企業でもこのたび2名の死者、関連会社を含めると6名の死者が確認され、未だに安否がわからないという者もいる。会社ではこのたび被災した拠点と従業員の支援を目的とした義援金(給与引き)とカンパの募集を行うことになった。

まあ、とはいうものの関西に住む身から見ればまだ福島原発のことも計画停電のことも一歩引いたような感じで報道を注視したりとか、何かの折に義援金に協力しようとか、どこか当事者意識がない面もあることも確か。むしろ関西で日常生活をきちんと送ることが日本の経済活動を維持することにつながると言われている面が強いくらいである。

ただそんな中、今日の会社帰りの途中で見かけた張り紙。それはJR西日本管内でも来月から一部列車の運休を行うというものである。

2011032521020001 特に震災で線路等に被害があったわけではないが、電車の運行に必要な、車両のメンテナンスには欠かせない消耗品の部品の供給が足りなくなるということでの運休という。これらの工場は茨城や福島にあるということで、その工場の生産ラインがストップしていることのようだ。

現在のところでは臨時特急の運転を取りやめるとか、比較的利用者の少ない昼間の列車の一部を間引くということで朝夕のラッシュ時にはかからないようにするという。大きな混乱にはならないとは思うが、「こんなところに震災の影響かいな」と思うことだろう。これが長期化してさらに影響を及ぼさないことを祈るばかりである。

こうして見ると、日本の産業というか、物流のネットワークというか、思わぬところでつながっているなと思う。被害のない西日本で変に何でもかんでも自粛するというのは経済復興の点でいかがなものかという意見はあるが、かといって「西日本は関係ない」ということでは済まされないようだ。逆に言えば関西から東北・関東を元気づける、復興を支援するのに何ができるかということを考えなければならないようで、今こそ人々の団結や英知の結集が必要な時である・・・・。

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統一地方選挙

2011年03月23日 | ブログ
東日本大震災(という呼び名もマスコミによりバラバラで、この震災をどう書いているかでその人が普段接しているマスコミが解る)の影響で、すっかり話題から外れた感じのあるものの一つが統一地方選挙だろう。

かくいう私は先日尼崎を転出して藤井寺に移ったばかりで、大阪はおろか兵庫でも選挙権はない。住民登録の制度上仕方のない話だが、誰か棄権する人に成り済ましてでも行きたいわね。
で、普段なら話題になるはずであった東京都知事選挙。

まあ、石原現知事が大勝でしょうな。私も前回知事選挙の時は都民だったが、コンパクトシティ構想に共感したとして黒川紀章に一票入れたクチ。選挙の結果はやる前からわかっていても、自分の考え思いに近い人をとにかく入れれば有権者の責任は果たせると思う。
計画停電、東電への対応、さらには以前から想定される首都直下型地震…。今回の選挙では、将来のバラ色より、とにかく明日明後日をどう過ごすが、その辺りが焦点になるだろう。

ともかく、議論伯仲でもいいのでここでこそ政治の力を発揮すべきところだろう…。

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大阪環状線開業から50年

2011年03月21日 | まち歩き

転居にともない通勤で利用するようになった大阪環状線。日々、天王寺~西九条間を利用するとともに、今後は大正ドームの野球観戦も大阪環状線で行くことになるだろう。

さて、今年はその大阪環状線が開業して50周年だという。50年? 開業は戦後の話ですか。いや、大阪環状線というのは関西の老舗路線で、昔からずっとぐるぐる回っているイメージがあるのだが、それが歴史を見れば思わず「へぇ~」とうなってしまうことが多い。

Dscn7409 弁天町にある交通科学博物館。こちらでは19日から企画展「ぐるっとまわって50年」というものをやっているというので、20日の野球観戦の前にのぞいてみた。

建設の経緯というのが、まずは天王寺から玉造を経て大阪までの路線である城東線、大阪から西九条を経て桜島まで行く西成線というのがあった。昭和の初めにには今宮から境川信号所(大正~弁天町間)を経由して大阪港への貨物線ができて、これで路線の9割が開通した。まあこれで大阪の交通需要は賄われていたのだろうが、戦後の復興にともない「陸の孤島」とも呼ばれていた西南部への交通整備も求められる中、環状線構想が持ち上がった。

Dscn7447最後の難所であった安治川の橋梁も完成し、1961年に全線開業ということになった。ただ、当時は大阪~西九条間が高架化されていないこともあり、電車の運転系統は1964年までは桜島~西九条~大阪~京橋~天王寺~西九条で行き止まりということだったそうである。今の都営地下鉄の大江戸線もそんな感じの運転であるが、いびつといえばいびつかな。

まあだから本当の大阪「環状」線というのは50年経っていないわけだが、やはり乗客の利便性を考えれば遅かれ早かれそのような運転系統になっていただろうし、その後は大阪・新大阪から関西線、阪和線方面への直通運転も実現したわけだから、やはり交通網の整備というのは大きいものである。

ちなみにこの交通科学博物館も、この環状線開通記念事業の一環として建てられたものだとか。

Dscn7452  さて展示のほうだが、やはり子どももたくさん訪れる博物館ということでパネルも大きく、見やすくなっていたり、大阪の街並みをレイアウトした鉄道模型のジオラマも走る。新たに生まれ変わる大阪駅に始まり、大阪城、森ノ宮電車区、通天閣、そして弁天町・・・と一周するコースには子どもも大喜びだ。

一方では当時の様子を記録した写真や映像も多い。東京には山手線があり、大阪には環状線があって、通勤・通学の大動脈として、大阪の市内と周辺部(あるいは、周辺部と周辺部)を結ぶ路線として活躍する様子がうかがえる。

Dscn7459 また、どこかの町歩き本にでも載ってそうな、福島や鶴橋、天王寺に新今宮など、昭和の香り、サラリーマンの憩いの場として(大衆酒場が多い?)の大阪らしいスポットをパネルで紹介した文章もある。環状線を一回りすれば、中心部にある道頓堀あたりのスポットはないにしても、大阪の表情というのが結構味わえるのではないかと思う。

かくいう私も、まだ環状線の全ての駅で下車したことがあるわけではない。それぞれの駅に大阪らしい表情があるはずだし、散歩を兼ねてこれからも改めて少しずつのぞいてみることにしようかな・・・?

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今季初観戦、チャリティー試合に見事逆転勝ち!

2011年03月20日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

今季のプロ野球はどうなるのだろうか。先日、パ・リーグは4月12日の開幕と決まったが(ただ、楽天の主催試合をどこでやるのかは未定であるが)、セ・リーグが3月25日の開幕を強行するというので物議をかもした。そしていろんな人に意見を言われたから仕方なくという感じで3月29日開幕ということで「一歩譲歩した」という形のようだが、これって主旨がよく理解されていないように思う。私も前の記事で書いたが、震災からの復興も長期戦になるのだから、いっそのこと5月の交流戦のあたりまでスパッと公式戦は休みにして、その間はチャリティー目的の花試合で何とかやれないかと思うのだが・・・。

まあ、開催の目途がたったということになれば選手としてはあとは開幕に向けていかに万全の調整をするかであろう。本来ならばオープン戦の終盤、開幕オーダーも見据えた試合になる時期のオリックス・バファローズ対広島東洋カープの一戦を大正ドームまで見に行ってきた。

Dscn7480 大正駅からドームにかけての工事パネルにあしらった選手の写真を見る。

Dscn7475_2 西武ライオンズのユニフォームと似ているではないかということはさておき、重厚な色が却って戦う集団としての凄味というのを感じさせる色合い、デザインであるなと思う。

Dscn7483  この日はバファローズ選手会の協力のもとでのチャリティー試合で、収益の一部は東日本大震災の被災地に寄付されるという。これまでにも各地の球場などで開かれたイベントであるが、この日も指定席の入口をくぐると、選手会長の岸田、それにベテランの吉野、小林雅英というところがお出迎えである。募金箱をテーブルに置き、協力したファンと握手を交わすというもの。私もこの手の募金には珍しく思い切って札を入れ、ささやかながらの協力とさせていただく。

Dscn7496  一方自由席の入口には木佐貫、阿南、西の3投手がお出迎えをしており、ファンの数からしてこちらのほうが賑わっていた。まあ、普段の試合では接することのできない選手たちとの握手が目当てで募金に協力する人が多いのだろうが、選手会としても自分が立つことで多くのファンが10円でも100円でも協力してくれるというのであれば、励みになることだろう。

Dscn7505 スタンドに出る。ナマで初めて見るバファローズの新ユニフォーム。私もショップで買い求めたのだが、やはり新鮮な感じがしてよろしい。

Dscn7500Dscn7516Dscn7524

それにしても昨年のシーズンオフに20名ほどが入れ替わったチーム、ユニフォームもそうだが、今季新たに加入した選手を見ているとなんだか別のチームを応援しているかのようである。まあ、いい意味で別のチームとして今季頑張ってくれればいいのだが・・・。

試合前には選手・ファンが一斉に起立して東日本大震災の死者への哀悼の意を表した。選手もユニフォームに喪章をつけてプレーするという。

Dscn7527  バファローズの先発はこちらも新規加入のフィガロ。在籍の若手投手を追い越して、先発投手としての期待もかかる投手である。登場曲がモーツァルトであれば「フィガロの結婚」ということでなお面白かったかもしれないが。150キロ近い速球も投げ込むし、変化球もまずまず来る投手である。ただどうも特に走者が出ると力むようで、初回には2安打を浴びながらも無失点で切り抜けたが、2回には3安打と犠牲フライで2点先制される。フィガロの結婚も危うく破談になりそうなことだ。

Dscn7556  一方のカープは齋藤悠葵が先発。「サイトウユウキ」と聞くと日本ハムのあの投手をイメージするだろうが、こちら齋藤も左の先発陣に食い込む(いや、食い込むだけなら毎年だがそれで結果が出ないのが気になる・・・・)ほどの力はある。ストレートが極端に早いわけではないが、時折混ぜる86キロのカーブが曲者。

Dscn7545  T―岡田、イ・スンヨプ、ヘスマンなど、今季新加入の打者を含めてほぼベストメンバーであるが、齋藤の前にてこずる。序盤一回りでは一人の走者も出すことがなかった。

Dscn7557  そんな雰囲気を吹き飛ばしたのが3番・後藤。4回に2番・大引が四球で初めてのランナーとなると、ライトへの鋭い当たり。これがチーム初安打の二塁打となり1点を返す。これで齋藤のリズムが崩れたか、その後3つの四球を与え、7番の伊藤のところで押し出しとなり同点。ここまで声援の大きさでカープに負けていた一塁側スタンドからもようやく歓声が起こる。

Dscn7572  そして5回、9番・森山、1番・坂口の連打、大引の犠打でチャンスを広げると、後藤が二塁強襲の当たり。これが2点タイムリーとなり逆転に成功。さらに後藤は7回にはダメ押しの3ランを放ち7対2。これで後藤は3安打6打点の大暴れ。いや~、本番に取っておいてくださいな。

Rscn7540  先発フィガロは序盤の崩れを乗り切ってからは快調な投球で、この投手ならなんとなくシーズンでも期待できるかなという印象であった。途中では150キロの速球で梵のバットをへし折ってしまうことも。こういう球威を見ると外国人枠もますます激しい争いになりそうだ。

Dscn7600  6回からは継投。6回にベテラン吉野が3人で片づけると、7回は今回の震災で茨城の実家にも被害がでたという鴨志田が好投。中継ぎも競争が激しくなっている中でのアピールである。

Dscn7603  この日一番球場が盛り上がったのが7回。この回の開始前には「それ行けカープ」が流れて喜んだ広島ファン。そして代打に前田智徳が登場。鴨志田との勝負であったが最後は力負けでファールフライ。今年40歳を迎えるということだが、代打、あるいは交流戦のDHで活躍を見せることができるだろうか。カープの現役では唯一、91年の憂愁を知っている選手だが、もう一度胴上げさせてやりたいなと思うのである。

Dscn7615  そして8回には228セーブの記録を持ち、メジャーにも在籍したが昨年はさっぱりだった小林雅英が登板。私の後ろに陣取っていたファンからは「ここでも劇場かいな」という声もあがったが、辛うじて劇場の前説くらいでとどまったようである。やれやれ。

Dscn7617  点差がついたこともあり、9回は岸田ではなくこれも横浜から移籍の高宮が登板。

Dscn7620  ランナーを出すものの最後は併殺で決めて試合終了。

Dscn7623 この試合、序盤はどうなることかと思ったが結局は投打がかみ合っての、特に投手陣の踏ん張りが大きいところである。本来であれば明日21日のヤクルト戦を最後に25日開幕・・・というスケジュールだったが、震災に伴う開幕の延期で間隔ができることで、選手がどのように調整してくるかである。

Dscn7627  久しぶりに野球というのを見た。いやこうして見ると、野球選手の真剣なプレーというのが、見る人に「勇気を与える」といえばちょっと「そこまでのものか?」と考え込んでしまうが、目の前に「この結果はどうなるんだろうか?」と観戦の時に意識を向けさせることで一時でも辛いことから気持ちをリフレッシュさせる効果があると思う。やはり野球は面白いもんですよ・・・・。

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『我的中国』

2011年03月19日 | ブログ

テレビを見れば震災関連のニュースに「え~し~」のフレーズが耳に障るCMの連続。震災関連のニュースは当然必要なことだが、こういう時にいやというほど説教くさい内容が繰り返される「え~し~」はどういうシステムで成り立っているのやらと思ったりする。「会員社のご支援で活動しています」というのも意味深ですな。

そういう時はパソコンに向かうか、本を読むか。ちょうど震災発生の前に購入したのを時に広げてみる。しばし日本を離れての「大陸」である。

『我的中国』。リービ英雄著、岩波現代文庫版。

41v0ugqfspl__ss500__2  「我的中国」は中国語でいうところの「wo de zhongguo」ではなく、「われてきちゅうごく」と読む。この著者はアメリカに生まれ、少年時代を台湾、香港で過ごし、青年期以降は日本に定住。以後、日本文学の教授も務めながら日本語による作家活動も行っている。「我是美国人、常住日本」という、そんなアメリカ人の中国「大陸」への旅を私小説風に綴った紀行文である。

時は90年代から00年代初め。改革開放、経済成長の波が都市部から地方にも押し寄せようとしている時期。街には高層ビルがそろそろ建ち並びつつあるが、一方で昔ながらの路地も残るというところ。そんな時代の移り変わりの中を、路地を歩き、「火車」に乗り、土地の庶民の肉声を聞く。舞台となるのは北京であり、古都の洛陽、開封、そして毛沢東の長征の舞台となった延安など。

外見はアメリカ人、話すのは北京語、そして頭の中では日本語も交えて考察を巡らせる・・・。旅の中ではそれらが巧みに代わる代わる顔を出しており、そのことが混沌とした時代の移り変わりにある中国の姿を映し出しているかのようだ。

また登場する人も月収が日本の何百分の一かである農民であったり、経済成長の恩恵にありつく市民、それに地方からの流民、少数民族。言語も北京語、河南の方言、広東語、少数民族の言語が飛び交う。経済格差についてもそれとなく触れられている。政治的にも開放経済政策の一方で、どこかに昔ながらの共産主義のイデオロギーを残すところも・・・。

実に雑多なものがあふれるこの大陸の姿を、最後は日本語で感じる、日本語で表現するという試みである。だから「われてきちゅうごく」なのかな?

この作品の舞台からさらに10年、20年と経過し、北京五輪や上海万博の開催やGNPが日本を抜いて世界2位に成長するなど、ますますその姿は変わっているだろう。しかし一方で、これまで幾層もの歴史を積み重ねてきた都市の伝統の姿というのもどこかしらには残っているのではないだろうか。私も久しく忘れていたこの「大陸」への憧れというのかな、そういうものを思い出させてくれるし、「大陸」に限らずどこか国内の町を歩くにあたってもそういう視点で楽しみたいなと思わせる一冊である・・・。

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貨物列車の存在感

2011年03月18日 | ブログ

東日本大震災の発生から一週間。それにしてもあの時の大津波の衝撃映像はものすごいものがあった。あれで町そのものが壊滅的な被害を受け、いまだに多数の行方不明者がいるなど被害の全容もわかっていないという一面がある。避難所で救援物資の呼びかけをする避難者たちの映像も流れるが、物資が完全に行き渡るまでにはまだまだ相当の時間がかかる見通しである。

そんな中でライフラインも少しずつ回復しつつあるが(一方で首都圏を中心とした「計画停電」が人々の生活をいろいろと惑わしているのだが)、私が「おっ」と思ったのが、緊急の燃料列車の運転のこと。

JRの根岸駅から東北の盛岡まで運転するというもの。ルートとしては首都圏から上越、信越、羽越、奥羽線経由というもので、いまだに東北線が運休中のところ、大きく日本海側を回っての輸送である。

私もかつて通運事業に従事していたことがあるが、貨物列車のメリット(?)の一つには、たとえ大回りになろうとも列車の運行ルート、あるいは途中駅で列車を乗り換える中継ルートであっても、運賃計算は最短距離で行うということがある。私も現場時代には大阪から仙台に行くコンテナ貨物があったとして、通常の東海道・東北線回りだと列車が空いていないところを、JR貨物にお願いして北陸から日本海側をぐるりと回り、秋田から盛岡を経由して仙台に到着させたということが何度もあった。

鉄道というのはひとたびダメージを受けた場合の各方面への影響は大きなものがあるが、やはり大量輸送ということになるとトラックに対する大きな利点がある。このたびの燃料列車、被災地に必要不可欠なものである。少しでも被災者の皆さんに役立てるものであればいいなと願う。

こうして見ると、日本国内の貨物輸送ネットワーク、鉄道網というのは大きなものがあるなと思う。現段階では新幹線の新規開業と引き換えの形で在来線を廃止、経営分離(第三セクターへの移管)が行われているが、やはり赤字は赤字でも各地を一本の列車で結ぼうとすることに意義があるのではないかと思われる。

この燃料列車に限らず、少しでも多種多様な救援物資が現地に早く到着しますように。これから希望の存在になってほしいものだ、貨物列車・・・・。

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どうなるプロ野球開幕

2011年03月15日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

東日本大震災の影響で開幕が危ぶまれているのがNPBプロ野球。予定であれば来週の25日が開幕で、パ・リーグでは楽天が初めて仙台での開幕戦を主催することになっていた。

そこに来ての大震災である。1月に被災し、神戸の球場にはさほど被害のなかったオリックスの時とは違い、3月での被災、そしてグラウンドにも損傷が見られる状況である。仙台市内は少しずつライフラインも復旧しているそうだが、ここに来て野球どころではないだろう。

また、ロッテの本拠地である千葉マリンも液状化現象のために駐車場などが被害を受けているとのことである。

さてここまで来ればどうするか。当初、私の考えとしてはたとえば2軍のある山形とか、新球場のできた新潟といった比較的仙台に近い球場での代替開催がいいなというものだったが、首都圏でも計画停電のために節電が叫ばれる中、1試合開催するのにもかなりの人の力、カネの力を必要とするということで、何も無理に25日開催にこだわることもないかなと思う(事実、こだわりを持てるような状況でもないし・・・)。

とりあえずは交流戦直前あたりまでの日程をすべて後ろに回す形で中止すればよいのではないだろうか。もし選手が活躍する場がないとすれば、12球団のチャリティーマッチとかトーナメントのような形で、西日本のどこかの球場でそういう花試合を行ってもいいだろうし。

さて、それを慮ってのことか、来る19~21日に開催されるオリックス・バファローズのオープン戦(19、20日は対広島、21日は対ヤクルト)は、チャリティー試合として開催されるという。もちろん各チームの選手のプレーを見たいし、バファローズの新ユニフォームもナマで見たい。チャリティーも大いに結構。義捐金の足しになればと指定席を買いましたぞ。

「一人一人ができることをやってみる」という観点からすれば、プロ野球選手はプレーを見せてナンボである。チャリティーの面もあるが変に意識したり、それこそ八百長のような無気力プレーをするのではなく、あくまで公式戦に向けての戦いであることを意識しての好ゲームを見せてほしいものである・・・・。

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震災後出勤してみて

2011年03月14日 | ブログ
だんだんに明らかになりつつある東日本大震災の被害。その一方でマスコミの報道のやり方(特に民放)にはいろいろ不満を感じるところである。

なぜ、一般人はおろか自衛隊や消防も立ち入るのに困難している被災地にいとも簡単に入れるのか。
電話も携帯もつながらず、テレビも見ることができない避難所なのに、テレビの生中継は入る。そこで具体的に何をどのくらい必要としているかは伝えようとしない。ラジオはまだきめ細かいようだが。

なぜ番組のメインキャスターがわざわざ東京から出向くのか。ジャーナリズムというのはもう少し落ち着いてからでいいのではないのか。

…まあ、かくいう私はその一方で何か力になることをしているのか、単にテレビ見てるだけやんと言われればそれまでだか。

本日出社し、本社にてこれまでの被害をまとめたレポートが流れて来たのを読む。やはり被災地域にある拠点建物は壊滅的状態にあり、従業員にもまだ安否確認が取れないのが20名近くいるようだ。これから業務にも支障が出るし、うちの職場からも救援部隊を出すことになり、ベースになる新潟に向かっていった。

会社のほうではそうとして、個人としては何ができるか。まずは義援金、何かのチャリティーイベントへの参加(節電…は関西に住む身としては必要以上には求められていないとして)ということかな。阪神大震災以上の災害、何か意識を持って行動したいものである。



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計画停電とチェーンメール

2011年03月13日 | ブログ

東日本大震災は死者の数が宮城県内だけで1万人を超える見通しだとか(恐らく、南三陸町だか、津波で町の大半が埋もれて消息がわからなくなっている人たちが絶望視されているとして)。まさに未曾有の大災害ということになる。

一方で福島原発の被災により電力供給が追いつかなくなっているとか。

そういうこともあってか、昨日ツィッターでは「今夜にも電力供給が底をつくため、中部電力、関西電力から電気を供給することになったので、夕方の時間帯に炊飯器、電子レンジの使用を控えて節電を行おう」という呼びかけがあった。私のTLに載ってきたため、「そういうことならば」ということでRT(引用)したことである。

でもよく考えたら、そういうことが必要であれば政府なり、あるいは関西電力から関西の消費者向けに何らかの呼びかけがあるよな、とも思ったり、周波数が違うところでそういう送電が可能なのかなとも思っていた。

そして昨夜遅く、私の友人からあるメールが送られてきた。「関西電力に務めている友人からの呼びかけです」という言葉に始まり、上記の内容が記載されていた。「できれば友人・知人にもこのメールを転送してください」と結ばれていたが・・・。そんなメールが2通ほど送られてきた。

別に転送はいいかな、としばらくそのままにしておくとそれぞれの友人から再度連絡が入り「関西電力のホームページでも確認したけどそんなことはやっていなくて、それどころか『チェーンメールにご注意ください』とあったわ」ということでお詫びが入った。まあ、私もツィッターで引用書き込みしていることだし、気持ちはわかる。そういえば引越の連絡をしていなかったのでついでにその話ができただけプラスである。

さて今朝に両親と食事をしていると「そういえば昨日・・・」ということで、親の携帯にも同じようなメールが入ってきていたという。

13日夕方になり、政府として電力供給不足に言及し、産業界、一般家庭への節電を呼びかけるとともに、エリアによって「計画停電」の措置を取る方向であることが発表された。また、関西電力によれば東日本への送電は可能であるがそれほど大量に送られるわけではないので、関西の消費者が極端な節電をするところまでは必要ないとのことである。

でもまあ、こういうのは気持ちとか善意、気配りというのはあるだろう。こういう大変な時期なのだから自分たちでできること、自分の分を少し我慢して被災地に融通すること、それは何ができるかを意識するのは悪くないことだろう。節電のチェーンメールは結局デマだったが、それに乗る人が多かったのを見ると、そういう気持ちの人がたくさんいるということだろう。

それにしても、メールやツィッターでの情報発信というのも、16年前の阪神大震災当時にはなかった通信手段であり、時代の流れを感じる。津波の映像も被災者が携帯電話の動画機能で撮影したものが多い。あの時は携帯電話自体まださほど普及していなかったのでは。

ネットを利用した通信が災害情報伝達に役立つ一方で、こうしたチェーンメールやネットでの流言飛語という混乱も引き起こす。何が正しい情報かをきちんと判断する力を養わなければならないということか・・・・。

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東日本大震災から一夜

2011年03月12日 | ブログ

昨夜は東日本大震災(一部マスコミではこのような表現になっているようですね)関連のテレビを見るうちにいつしか寝入ってしまった。そして一夜が過ぎ、朝から各局の中継が出たり地震発生当時の映像が入ってくるようになると、その被害のあまりの大きさに愕然としてしまった。

多数の死者も出ており、この場にてまずはお悔み申し上げますとともに、被災された地域の皆様にも心からお見舞い申し上げます。

中でも津波が町を飲み込む映像は衝撃的で、クルマも家もあんなに簡単に飲み込まれてしまうのかと驚いた。陸前高田や志津川の津波被害発生前と発生後の写真を見比べたシーンでは、不謹慎な言い方だろうが原爆が落ちた後の広島の街並みのようにも見えた(ちょうど、病院の建物が原爆ドームのようにも)。

そのニュースを見るうちに、以前に読んだ書籍で、引越荷物にも入れた中にこれがあったのを思い出した。

41iaut3ttll 『三陸海岸大津波』(吉村昭著・文春文庫版)。

明治29年、昭和8年、そして昭和35年に三陸で発生している大津波。そのたびに町は呑み込まれ、多くの犠牲者を出した。本書は津波発生のメカニズムから、津波襲来の恐怖、そしてそれを生き残った人たちの証言などを詳細に記した「記録文学」である。

そのたびに沿岸では堤防を築き、町によっては万里の長城のごとく、それが町の売りになっていたところもあったようだが、果たして今回の大津波では津波を防げただろうか。本当に歴史は繰り返すというか、「なぜ三陸ばかり?」とも思ってしまう。

決して過去の津波の教訓が生かされていなかったとは思わない。それとも、結局は人間は自然の前には力がないものなのか。

まだまだ余震、津波の襲来に警戒が必要な三陸。今はいかに一人でも多くの人が生き残れるか。ただそれを願うだけである・・・・。

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東北・関東大震災

2011年03月11日 | ブログ

何もなければ今夜のニュースは、在日外国人からの政治献金問題で菅首相が追及されていることや、特急「雷鳥」が今夜限りで引退、明日の九州新幹線開業・・・というところだったのだろうが。

それにしても、帰宅して改めてニュース番組を見ているが甚大な被害である。津波で町がぐちゃぐちゃになり、どのくらいの被害があるのかがわからないというくらいの被害だから。これから犠牲者の数も増えることだろう。

昼間、大阪で揺れを感じた時は何やら船に揺られるような、それにしては揺れが長いなと思ったのだが、ネットで情報を見てみて驚き。事務所に残った人たちで各地の現場担当に連絡を取り、また支店、従業員の安否確認も行ったところ幸い無事だったようだが、東京の本社も一時パニックになったようだし、東北方面の支店は結構な被害が出ているはずである。本社には対策本部が設けられ、今後全国の支店にも何らかの支援や派遣が求められることになるだろうか。

東北方面の甚大な被害とともに大きく報道されているのが、首都圏の帰宅難民。いつ来るかわからない災害に備えて「帰宅支援マップ」とかいうのを見たことがあるが、交通機関がマヒした今回の地震ではどの程度の効力を発揮しただろうか。政府は「無理に帰宅しないで」と呼びかけていたし、結局はあまり動かないのが一番の防衛策ということになるのだろうか。これ、都心をモロに直撃していたらどうなっていたかと思うとゾッとする。

時間が経つに連れて被害の状況もわかってくるだろうが、一人でも多くの方が生きていてほしい。

被災された皆さんに心よりお見舞い申し上げます。

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