まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

大晦日です。

2006年12月31日 | ブログ

早いもので2006年も今日で終わり。大阪の実家よりの書き込みです。

昨夜は、大学時代の「アルバイト仲間」11人が、メンバーのマンションの部屋に集結。妙なもので、私も大学を卒業して10年以上経つが、こういう間柄での集まりがここまで継続し、大人数で集まるのは珍しいのではないだろうか。サークル感覚なのかな。バイトの職場としての雰囲気がそれだけよかったんだろう。その同窓会というか忘年会というか、鍋パーティーで盛り上がった。酒や食材を大量に買い込み、肉だの魚だの野菜だの次々に仕込む。

私はダシの係で、ストレートスープの素を買っていたが、ここはひとつオリジナルにこしらえようと、スープの素は封印して、昆布と「ほんだし」、あとは醤油、料理酒で調合。こういう調理は久しぶりだが、以前に自炊をしていたときの感覚を思い出す。

見た目は醤油の濃い色になり、関西人の皆が一瞬ひるんだように見えたが、そこは「関東風やねん」とごまかして、食材を次々に入れる。最後は肉やら魚やらのエキスが出て、なかなかの味となった。やっぱり皆で作ると美味くなるもんだ。

ただ、人数が多いため、皆が一通り掬うと、すぐに食材の第2弾に、また調味料で調合。久しぶりに「鍋奉行」というか、「ちゃんこ番」気分も味わわせてもらった。酒も進み、日本レコード大賞で流れる曲をカラオケ状態で大合唱。最後はうどんのほかに、レンジ用のごはんをいれて雑炊。本当、どこかの店で飲み会をやるより、気兼ねなく(そりゃ、あまり騒ぐと隣室に迷惑だが)、また安く楽しめる。快く場所を提供してくれたNさんに感謝。

P1010266 一夜明けて今日は大晦日。今年も激動の一年だったように思う。ただ、あっという間に過ぎた感じもするし、「あれは、今年の出来事だったっけな」と、かなり長かった感じもする。自分としては、仕事の面、また趣味生活の面で、中身の濃い一年だったかな。

新しい年がどんな年になるだろうか。また新たな形での出会いがあるだろうか。いずれにせよ、今年以上に中身の濃い、充実した一年になるように気持ちを新たに取り組もう。

4月に前のブログから新装開店でスタートしたこの「まつなる的雑文~a place in the sun~」、来年はより一層「陽の当たる場所」たる内容となるよう、またいろんなことを書きます。

新しい年も、よろしくお願いします。

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時刻表検定試験・結果発表

2006年12月29日 | ブログ

今日は私の勤務先も仕事納め。15時くらいから部門の納会が行われ、その後二次会と続き、一年の慰労をするとともに、来る年も心機一転がんばろうということで気持ちを一つにする。これから、帰省する人、東京に残る人、それぞれに年末年始を過ごすことになる。

さて、帰宅して届いていたのが、11月に受験した時刻表検定試験の結果発表。今年の認定証のデザインはC62 ニセコ号という。

さて気になる結果。受験時の自己採点である程度の数字は予想していたが・・・。

Pc290002 第1種。136点/200点の2級。予想通りの展開である。ただ、全体で1300人近くが受験して、180点以上の博士が6人、150点以上の1級が79人、そして120点以上の2級が410人。こんなもんかな。ちなみに最高は187点で、今回も満点3回の「名誉博士」は誕生せず。

Pc290001 そして、一方の第2種。こちらでは念願の(?)200点満点を取ることができた。これまで2問間違いとか、「出題者の設問ミスにより、間違えていた問題が正解となって満点」ということはあったが、今回は文句なしの満点。これはこれで成果といっていいいだろう。

今回の検定試験は、数々の「名古屋めし」とともに印象に残るものであった。早くも来年の試験をどこで受験しようか楽しみなのだが、今度こそ一級復帰(中には「J1」、「J2」という言い方をする人もいるようですね。「J」=「時刻表」ということで)を目指すとともに、念願の博士号の取得を目指したいものである。

さて、まつなるも明日から大阪に帰省します。今年も一年お疲れ様でした!

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ホワイトカラー・エグゼンプション

2006年12月28日 | ブログ

師走も早いもので28日。今日あたりで「仕事納め」という企業も多いようで、夜の街は忘年会をやるグループも目に付く。帰りの電車で、途中の駅から乗ってきた、いかにも酔っ払って足下がおぼつかなさそうなおっちゃんが、電車が発車した瞬間にバランスを崩して派手に転がった。それでも意識の薄そうなおっちゃんと、周りでその様子を見る白い目。

さて、労働法制のあり方を審議していた労働政策審議会なるものが、「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入を報告としてまとめ、早ければ年明けの通常国会にて審議されるという報道があった。

「ホワイトカラー・エグゼンプション」。またしても官僚の好きな横文字であるが、エグゼンプションというのは「適用除外」というそうな。ならそう言えや。つまりは、労働基準法で定められているところの「週40時間労働」の適用を、労働の自由裁量が効きやすいとされるホワイトカラー、特に管理職一歩手前の層や、研究職を対象に除外するというもの。これにより、時間ではなく成果により賃金を支払うというものである。正に能力主義・成果主義が問われるご時世を反映しているといえる。

現状はどうだろう。ホワイトカラーは自由裁量で労働ができるといえば聞こえがいいが、何をもって成果とするかという話もある。また、管理者が残業を「命令」しなくても、成果が上がらなければ残業でも休日出勤でもせざるをえない実情があり、それは「管理者が命令しなくても労働者が自主的に出勤してきたのだから、残業代とは関係ない」という労務管理が広く行われている面がある。「手がキレていつも定時で仕事を片付ける労働者と、手がキレずにダラダラとやって、残業代のかかる労働者と、どっちが経営者にとってはありがたいか」という考え方もあるだろう。

しかし、これって、経営者の都合のよいように「成果主義」という言葉を出しているだけではないだろうか。また、残業代を支払わない、長時間労働を課している現状に対して法律でお墨付きを与えるようなものである。別に横並びの労働環境がよいとは言わないが、使用される側にとってみればたまったものではない。

「残業する前に業務の効率化を考えましょう」「早く帰れるように工夫しましょう」という。しかし、それには労働者自身の意識でできることと、労働者を取り巻く環境により物理的に無理な場合があるだろう。労使が協調して(といっても、使用者側とベッタリの幹部という日本の労働組合はアテになりませんが)その状況を改善するのが先ではないかと思う。

所得格差、過労による病気、果ては自殺・・・労働を取り巻く問題は山積しているが、この「適用除外」により、これまで以上に労働へのモチベーションの低下や、会社への「忠誠心」の低下を招くことになりはしないか。人材の流出、そして結局は業務の海外流出に拍車をかけ、結局は企業や産業全体に悪影響を及ぼさないか。それだけに、この法案の行方については、与野党(特に野党!!)の慎重な議論を求めたい。

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青春18日帰り旅・小海線(その2)

2006年12月26日 | 旅行記C・関東甲信越

Pc240102快晴の野辺山に降り立ち、日本の鉄道の「最高地点」に向けてペダルを漕ぎ出す。途中に八ヶ岳のパノラマを堪能できるスポットがあり、思わず見入ってしまう。清里、野辺山といったところが人気のスポットであるのがわかる気がする。

Pc240107 さて、自転車でたどり着いた「最高地点」。他の何かのようにはっきりわかるピークというわけではないので、見たところではここに目印がなければそのまま通過してしまう微妙な地点。最高地点の目印の横にはなぜか小さな祠があり、絵馬も奉納されている。最高地点を訪れたカップルが永遠の愛を願っているかと思えば、鉄道ファンがわけのわからないマニアックな願い事を記しているのもある。そんなもん、こんなところで絵馬で奉納するなよ。

Pc240114Pc240113ちょうど昼時ということもあり、この最高地点横の食事処「最高地点」にて「最高地点もり」というそばを味わう。手打ちらしく太さは不ぞろいだが、そばの風味がよく効いている。正面にくっきりとした八ヶ岳を見るというロケーションもまたよい。ほんと、最高やね。

Pc240120 食後、再びペダルを漕いで滝沢牧場という牧場に向かう。野辺山に開かれた観光牧場で、乗馬ができたり、牛の乳搾りができたり、行楽スポットとして有名なところ。夏場などはさぞ賑わうんだろうな・・・。しかし、今はシーズンオフである。見学客もまばらで、乗馬をしている人もいないし、牛の乳搾りをしている人もいない。それでも希望者があれば乗せるのか、乗馬コース脇にはポニーがつながれている(私が乗ったらつぶれるかもしれないが)。

Pc240124Pc240133 また、場内には羊やヤギが飼われていたり、乳牛も厨舎で過ごしていたりする。寒いので屋内で育てているのかな。ホルスタインを近くで見るのも久しぶり(食肉用に出会うことが多かったので)。普段なかなかお目にかかれない畜産動物が「ちょっと寒いなー」と思いながら過ごしている牧場である。しばし、動物たちの素顔に触れる。乳牛が大きく澄んだ瞳でこちらの様子をうかがっているようなのに出会うと、こちらが何か照れてしまう。実生活ではつぶらな瞳で女性からじっと見つめられるなんてことがないものだから・・・。

Pc240140 野辺山駅に戻り、小淵沢方面の列車で清里を通過、その次の甲斐大泉で下車する。ここでのお目当ては、「甲斐大泉温泉 パノラマの湯」。駅から坂を下ること2分で到着。

ここの売りは湯の名前にもある「パノラマ」。パンフには「しばし湯けむりに浮かぶ富士を一人じめ」とある。斜面の下り方向に向けて浴槽が造られており、展望が広がる。浴槽にカメラを持って入るわけにはいかないので写真はないのだが、空気が澄んでいることもあり、上空を通過するジェット機の気流が伸びるのがよく見える。方向からして北陸のほうにでも飛んでいくのか。

Pc2401412 そして、光の加減で時間的にも午後から夕方にかけてがよく見えるという富士山がこのパノラマの湯の名物。よく目をこらすと、富士の頂上だけが霞の上からのぞいているのがわかる。実に雄大な眺めで、長湯で体がふやけるのも構わずしばし眺める。もう少し日が落ちれば角度的にもっとくっきり富士の稜線が見えるようだ。ただ、それを写真でくっきりと収めるのは至難の技だろう・・・。

このパノラマの湯は、元旦のご来光を温泉につかりながら拝んでもらおうと、元旦は朝6時からやっていて、それがまた多くの客を呼んでいるのだとか。宿泊施設もある。やはり日本人には初日の出、温泉、このアイテムは欠かせないものだろう。次の元旦に来ることはできないが、一度宿泊して、朝日を見るというのもよいかな。

Pc240148_1 すっかりリラックスして、再び小海線の人となる。小淵沢まで2駅。南アルプスの稜線を見て、中央線の鈍行に乗る。今日の夕食は名物駅弁「元気甲斐」なのだが・・・。寒さのせいか、メインのおこわがカチカチ。ノミと金槌がないと困る。また、ご飯を包んだ朴葉がパリパリっとご飯にくっついてくる。確かに高級な食材を使用して名物駅弁なのかもしれないが、全く食えたものではない。持ち帰ってレンジで温めろということか。うーん、これなら甲府で途中下車して、駅前の「小作」でほうとうをすすったほうがよかったな。

そして、この先立川まで乗り継ぎ、クリスマスイブのイルミネーションに出会うのである・・・・。

今日のコースは循環型の中でなかなか乗り応えのあるものだったし、沿線の風景も美しかった。やはり晴天がいいやね・・・・。(終わり)

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青春18日帰り旅・小海線(その1)

2006年12月25日 | 旅行記C・関東甲信越

昨日の24日は、関東地方は朝から快晴。「青春18きっぷ」を片手に、上野から高崎線の列車に乗る。いつものようにグリーン車をおごる。朝が早い分、車内でゆったり過ごすとともに、睡眠不足を補おうというのである。

グリーン車備え付けのJRの旅の情報のパンフレットに、冬の温泉の特集のほかに、クリスマスのイルミネーションのスポットの特集が組まれていた。その中で目についたのが、立川の国営昭和記念公園のイルミネーション。実は今日のコースが高崎から信越→しなの鉄道→小海線→中央線という循環コースなので、ならば帰り道に立川に寄ってみようじゃないかというのが、昨日のイルミネーションの記事にいたった理由。

Pc240082 さて、話を朝に戻す。高崎から信越線に乗り換え、横川着。ここまで来た10人くらいの乗客は皆、軽井沢行きのバスに乗り込む。このバスも2ヶ月ほど前、信越線から富山へと旅をした時に乗ったが、その時も同じような連中が乗っていたように思う。地元の人の利用なんてないんだろうな。

Pc240089 軽井沢着。イブのこととて、コンコースにはクリスマスツリー。駅の南側には人工雪のゲレンデが広がり、ちょうど新幹線ホームからスキー一式抱えたカップルたちが降りてくる。やはり「私をスキーに連れてって」というカップルは健在なのだろうか。クリスマスは軽井沢で・・・いいじゃないですか。現在の気温は1℃だが、熱い二人には関係ないのだろう。

Pc240094 ・・・ということを考えているうちに、乗り継ぎのしなの鉄道の時間が近づく。こちらはそんなムードとは無関係に走る地元の足だ。ただ、今日はこの快晴、雪をかぶった浅間山が実に鮮やかに見える。これだけくっきりと浅間山を見たのは私自身久しぶり。

Pc240096 小諸から小海線へ。この線も久しぶりだ。2両の気動車は地元の中高生で混雑していたが、新幹線との接続駅である佐久平で一斉に降りる。新幹線の駅が出来てから、この駅の近辺は大型ショッピングモールやら何やらが出来ており、ちょうど彼らの遊び場となっているのだろう。信州の佐久地方といっても、彼らのファッションは東京あたりと変わらない。

ただここからは本来の(?)ローカル線区間となり、のんびりと走る。ちょうど野菜も何も収穫し終えた時期だけに、茶色の地面が広がる。車窓から浅間山が消え、変わって前方から八ヶ岳の山々がその姿を現す。こちらも透き通った青空に雪の白さが映えている。「八ヶ岳高原線」という愛称が小海線にはあるが、その愛称にまがうことない雄大な車窓である。

Pc240098野辺山着。ここで途中下車する。高原の地にある有名な「日本最高地点の駅」である。少し行ったところには「日本最高地点」というのもあるとか。そこまで自転車を借りて行ってみよう。ということで、駅横の観光案内所へ。レンタサイクル2時間800円。ただ、帳面式の申し込み用紙に自分の名前を書く時に、前の人の申し込み用紙の裏面が写っていたのだが、その日付が12月15日。やはり冬の高原はスキーでもない限りオフシーズンなのだ。夏ならばもっと賑わうだろうにな・・・と思いつつ、冷えて澄んだ空気の中、いざ「日本最高地点」に向けてペダルを漕ぎ出す。

Pc240135 実に、空が青い・・・・。(続く)

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メリー・クリスマス

2006年12月24日 | 旅行記C・関東甲信越

クリスマス・イブの夜、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

Pc240162 まつなるは、立川にある昭和記念公園にて行われた、「Winter Vista Illmination」を見物していました。

え? 誰と行ったのか・・・って気にしている人はいないでしょうが、今、自分の部屋からシャンパンをあおりながらケーキを味わいながら書いているわけですから、ね。

立川駅から昭和記念公園に向かう道は、9割がカップル(熟年のご夫婦も含めて)、残りの8分が家族連れ、1分9厘5毛くらいが女性同士の二人連れという賑わい。多摩地区でもっとも賑わうイルミネーションスポットという。こういうところに男一人で乗り込もうというのは、正直暴挙だろうが、別にいいんじゃないかな。

Pc240156Pc240185 イルミネーションのシンボルは、このようにシャンパングラスで作成したツリー。次々と色が変わり、訪れるカップルたちを優しく包む。私もカメラを構えるが、カップルからのシャッター押しも何回か頼まれる。ワザとブレて撮ってやろうかとも思うが、それこそ大人気ない行いなので笑顔でちゃんと撮る(ただ、カメラの性能上きれいに写っているかはわからない。だいたい、こういう場面で「写るんです」では無理でしょう)。

Pc240174 そして、メインイベントが20時からの「冬の花火」。およそ500発と、夏の大花火大会には及ばないが、イルミネーションとの取り合わせが実によかった。園内のあちこちから歓声が起こる。私もうなりつつ、シャッターを押す。

Pc240179 デジカメや携帯のカメラを向ける人が多い中、カメラなど無用とばかりにギュッと抱き合っているカップルも見える。楽しみ方は、それぞれである。

私も、横に素敵な人こそいなかったが、イルミネーションの美しさとか、イブ独特のムードというのを楽しんだ一時だった。

Pc240178それにしても、デジカメを変えて「夜景モード」を試していたのだが、夜の写真を撮るのってなかなか難しいな・・・。手ブレしていないつもりでも、パソコンの画面に映すと思いっきりブレているし。もっと上手に使わなければね。

(・・・なぜ、東京の東の端に住んでいる私が立川のイルミネーションを見ることになったかについては、この後の記事でかくことにします。)

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京阪奈初詣1dayチケット

2006年12月21日 | ブログ

今年も残すところあと10日・・・いやはやあっという間というか、やっとこさというか、2006年も暮れようとしている。思えばいろいろなことがあったなあ・・・。

・・・と、どこか遠くを見るような視線にもなるのだが、そういえばまだ年賀状を書いていないぞとか、その前にクリスマスがあるぞとか、いやいや、年末の仕事があるやないかとか、もっと慌しくならなければならないのである。例年に比べて暖かいせいか、年末の緊張感というのがもう一つないなあという感じ。

その一方で、正月に大阪に帰省したおりに初詣に行かないかとのお誘い。よしよし、どこにでも行きますぞ。

近鉄電車に乗ってどこかに行こうということは決まっていても、さすがに大阪から伊勢神宮まで日帰りは・・・12月31日のうちから出ないといけないし、1日の朝は多少のんびりしたいし、行き帰りの電車が通勤ラッシュになるのは目に見えている。まあここは大阪近郊に出かけるということにしよう。

Keihanna_1 そこで、近鉄ホームページでお勧めだったのが、「京阪奈1dayチケット」。京都・大阪・奈良の近鉄電車が1日乗り放題で1200円。充分、お買い得やないですか。京都まで行かずとも、大和盆地はゆかりある寺社が多い。橿原神宮に三輪明神、信貴山毘沙門天に生駒聖天・・・。さて、どこにお参りしようかな。

「大和は国のまほろば」。神々のおわす地で、新たな年の計を立てるのも風流であろう・・・。

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北信越BCリーグ発足

2006年12月20日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

松坂大輔投手が破格の条件でレッドソックス入り、桑田真澄投手も巨人と別れてパイレーツ入りなど、このオフも日本人選手がアメリカへとその選手生活を移すことになる。

その一方で、昨年発足した四国アイランドリーグから2名の選手が、今年秋のNPBのドラフト指名を受けた。同じ野球をやるにしても、自分の力でチャンスをモノにし、次の段階へと移っていく。

その四国アイランドリーグの影響を受けてか、このたび、「北信越BCリーグ」という独立リーグが発足したという。新潟、長野、富山、石川の4県(この北信越地方もNPBプロ野球の空白地域だ)でチームを持ち、各チーム年間72試合を行うというもの。このたび4チームの監督が記者会見を行い、来季からの抱負を語った。

四国アイランドリーグのチーム名も「闘犬」だったり「藍色の靴下」だったり「水軍」だったり「オリーブ」だったり、地域性のある名前だったが、北信越BCリーグもなるほどなと思わせるネーミング。

新潟アルビレックス(白鳥)=後藤孝志監督(元巨人)

信濃グランセローズ(カモシカ)=木田勇監督(元日本ハム)

富山サンダーバーズ(雷鳥)=鈴木康友監督(元西武)

石川ミリオンスターズ(百万石)=金森栄治監督(元西武)

リーグアドバイザー=水島新司さん(新潟出身)

20061219k0000m050085000p_size6 というものだが、果たして興行的にどうかな?という気がする。野球熱が盛んで、甲子園でも多くの優勝校を出し、プロ野球にも多くの四国出身者(外からの留学生も含めて)が在籍する四国と、そんなに野球が盛んというイメージのない北信越では、地元の人たちの注目度が違うように思うのだが・・・。

ただ、新潟には同じアルビレックスという名でサッカーにバスケットボールのプロチームがある。バスケといえば富山にもbjリーグのチームがある。全くプロの興行がないわけではなく、長野では五輪をやっているし石川は北陸の文化の中心という自負心がある。これらをミックスすれば、それぞれの地域色を出した興行も可能ではないだろうか。

試合は週末を中心に組むという。ひょっとすれば、来年の私の旅日記に、「北信越BCリーグ観戦記」が加わるかもしれない・・・。これでまた富山あたりに遊びに行く口実ができたかな。四国リーグ同様、その動きを見守っていくことにしよう。

(写真:毎日新聞社)

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ノロウイルスの風評被害で牡蠣が大ピンチ

2006年12月18日 | ブログ

このところ連日マスコミを賑わせているノロウイルス。対処法が見つからない、どこか人類史上最悪のウイルスに世界が侵されているかのような騒ぎである。

一方、このノロウイルスの「風評被害」のために、広島、宮城、北海道といった牡蠣の産地が悲鳴をあげているという。何でも、ノロウイルスの感染源は牡蠣などの「二枚貝」にあるという説がまことしやかに流れ、それが市場での卸値にモロにはね返り、価格が大暴落しているというのである。

しかし、こうした「風評被害があります」といっている当のマスコミ自身が、風評被害を広めている当事者の一人ではないかという気がするのだが・・・・。特に、夜の22時以降に画面に登場する「ニュースキャスター」どもが、得意げに「ノロウイルスって牡蠣から広がるんですよねー。これはテレビをご覧の皆さんも気をつけなきゃいけませんよ」などといっているということはないだろうか。(私はこの時間帯のニュース番組を見ないのではっきりとはわからないが)

マスコミというのは伝播力を持っているものだから、その情報ソースや、実際にキャスターが口にする一言一言が重い意味を持つのである。こうしたブログで一市民が書くことと、公権力に裏づけされたマスコミの一言では、世間への影響度はまったく違う。マスコミの人間も、一般市民に比べて高い報酬を得ているのだから、その発言にはより慎重になってほしいものである。

まあ、こうしたノロウイルスに始まったことではなく、牡蠣とはもともと当たりやすい食物なのである。食事前によく手を洗う、牡蠣にはよく火を通して食べる・・・言われなくてもわかっていること。あと、サバなどの青魚もアニサキスという寄生虫に注意しなければというのも、長年の知恵が伝えられていることである。ノロウイルスが果たして食物にどのくらいの影響を及ぼすものなのか、その結論はもっと研究を進めてからの話ではないだろうか・・・。

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全日本実業団女子駅伝

2006年12月17日 | ブログ

昨日はゴルフのラウンドを行い、帰宅後にまた飲んでいたものだから、今日の日曜日はどこか遠出しようという気にもならず、久しぶりに「自宅でのんびり」の日曜日を過ごすことになった。たまにはこういう休日もいいかな。

昼間ふとテレビをつけると、「全日本実業団女子駅伝」の中継をやっていた。この大会4連覇を目指す三井住友海上と、悲願の初優勝を目指す資生堂、名門復活を期すワコールや、岡山のチームとして個人的に期待している天満屋など、日本の中距離~長距離を担う選手たちが集まる大会である。

テレビを観始めたのがレースの後半、4区から。ちょうど三井住友海上、資生堂、天満屋の3チームがトップ争いをして、三井住友海上が一歩抜け出したところ。このままこのチームが4連覇に向けて抜け出すのかなと見えた。

5区からアンカーの6区にタスキが渡ったところで、首位の三井住友海上と2位の資生堂の差が10秒くらい。三井住友海上のアンカーは、今年19歳のルーキー大崎選手、一方資生堂のアンカーは、38歳の大ベテラン弘山晴美選手。年齢でいえば倍の差。それでも、「10秒くらいの差なら、弘山選手のほうが有利でしょうね」という、増田明美さんの解説の声が聞こえる。

果たして、弘山選手は大崎選手に追いつく。ここで一気に抜き出るかと思いきや、そのまま並走を続ける。「これは大崎選手のほうがよくついて行っているんですよ」という増田さんの解説。「弘山晴美という名前に負けず、堂々とした走りです」という大崎選手も譲らない。それにしても、アンカーで最後まで勝負の行方がわからないレースを見るのも、久しぶりだ。時折、デッドヒートの行方を見守る両チームの選手たちの表情が映るが、特に直前の5区を走り終えた両チームの選手が、ともに泣きながら、祈るようにモニターを見つめていたのが印象的だ。

0612171217sokuho0221_mde00181g061217t_1 勝負は結局、トラック勝負に持ち込んだ弘山選手の「経験」がモノを言い、大崎選手を抜き去ってトップでゴールイン。弘山選手の勝負への執念と、「弘山さんに先頭でゴールテープを切ってほしい」というほかの若い選手の願いが上回ったということだろう。監督の胴上げ、資生堂の選手たちの涙・・・。その中で、時間的にゴールの競技場に間に合わないため、中継点で涙を流しながらモニターを見ていた5区の加納選手の「声にならない感動」が一番心に残ったかな。

「悲願の初優勝」・・・いい感じの響きがする言葉ですね。

これから高校駅伝、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝、都道府県対抗駅伝など「駅伝シーズン」も本格化するが、どんな名勝負が繰り広げられるか。どこかのチームが独走するのではなく、最後までもつれるレースを期待したいものだ。

(写真:共同通信社)

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散々でした・・・・

2006年12月16日 | ブログ

今日は茨城の那珂カントリー倶楽部にて人生2度目のゴルフコース。

前回の成績(GROSS149)を踏まえ、目標として「各ホール1打ずつスコアを縮める」というのを挙げていたのだが・・・。

終わってみれば前回を下回る155という成績。今日はもう一人、ゴルフコースのデビュー戦という人がいたので「ブービー賞」となったわけだが、成績自体はとてもほめられたものではない。

何だか今日はショットも右に曲がる、たまにいい当たりが出ても「二の矢」が継げない、ボールも次々と行方不明になるという有様。昨日紹介したあのボールも、全てコースの藻屑と消えてしまった。もし、那珂カントリー倶楽部でプレーされて、あのデザインのボールを見つけられた方は、ご一報願えればと思います。

やはり練習場のマットと実際のコースの芝では勝手が違うのがわかるのだが、やはり練習場できちんとした当たりができないと、コースでいい当たりがまぐれで出るわけがないのである。

まだまだ修行が必要ですな・・・・。

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松坂投手・レッドソックス正式入団

2006年12月15日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

入団交渉が難航していた松坂投手のレッドソックス入りが正式に決定した。この前の記事で、「カネにうるさいのではないか」ということを書いたのだが、報道によれば「交渉決裂」もチラつかせていた代理人を説得したのが松坂本人だったということで、何だかほっとした。入団会見のニュースを見ていたが、本当に晴れ晴れとした表情で会見に臨んでいたのが印象的だった。

それにしても、出来高込みで6年で70億円、しかも専用の通訳やら家族の生活のサポートがつくなど「福利厚生」も充実しており、そのうえ西武球団に支払う入札金額の60億円がある。これがポンと出てくるのだから・・・・。日本では巨人が金持ち球団と言われているが、メジャーの金持ち球団はケタがちがうね。

ボストンのフェンウェイパークは伝統ある球場であるが、あのえらい高いレフトフェンスはなんじゃいなと思う。あのフェンスが松坂の投球に吉とでるか。

来年もまた、メディアはメジャーで活躍す日本人ばかりを追いかけるのだろう。

日本国内の選手も、大いに奮起してほしい。

・・・さて、話変わって明日はいよいよ2度目のゴルフコース。

Pc150080 持ち球はこれ。しっかり楽しもう。

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オリックス・バファローズ新入選手発表会見

2006年12月13日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

Nyudantop 相次ぐ契約保留選手など、来年度の契約更改が難航(というよりは今年のチーム成績を他人事のように思っている選手たちのワガママが表に出ているような気がしますが)している一方で、先日のドラフト会議で指名されたオリックス・バファローズの新入団選手の入団発表が行われた。(写真・オリックス・バファローズ公式HPより)

来年の即戦力として期待されるのが、希望枠入団で先日のアジア大会でも活躍した小松投手。昨年の光原、今年の平野佳寿と、好投手が続いているだけに、ぜひとも先発ローテーションの一角を担ってほしい。

また、法政大学の大引選手は、谷選手の「背番号10」をいきなり受け継ぐということで、こちらも二遊間を担ってほしい。一部報道では広島→ヤクルトと活躍したラロッカ選手がオリに入団するという話もあり、センターラインの強化という意味でも将来の中心選手としての活躍を早くも期待したい。

そのほか、広島・広陵高校の延江投手など、将来性だけはある選手も入団するので、息の長い活躍ができるよう、見守っていきたい。選手層の薄いチームなので、自分の努力次第で一軍の試合に出られる日はそう遠くないと思う。

・・・・こうした新入団選手発表が相次ぐ一方で、もう一つスッキリしないのがD-Matこと松坂大輔投手の入団交渉(一部にはMatsuzakaのtとsの間を切って、Mat-suzaka→マット・須坂という紹介をしているようだが)。そのマット須坂投手・・・もとい松坂投手の交渉だが、いかにFA権取得前のポスティング交渉によるものとはいえ、これまでの報道では松坂投手の意図がほとんど反映されていないのではという気がする。

代理人のボラス氏は、「日本で最高の投手だから」と、やたら契約金を吊り上げようとしているように見えるが、これまでのメジャーリーグのスタンスからして、いかに日本で好成績を挙げようと所詮は「二流の国」の投手。契約はそのへんの若い連中と同じ・・・いや、これでも大金はたいてるんだぞ!という気持ちで交渉に臨んでいるのは明らか。

こうなると、最後は松坂投手の意思ではないのか?もし、レッドソックスの提示額を松坂自身が不服とし、ボラス氏に年俸吊り上げをけしかけているのであれば、「カネに目がくらんだアホ」の印象はぬぐえない。仮にそうでないのであれば、メジャーに入団することについて「カネではありません!野球が好きだから挑戦するんです!」と早い段階でさわやかに言ってほしいね。正直、今の局面でゴリ押し入団したのであれば、応援する気にはなれない。まあ、野茂投手の足下にも及ばず、ブーイングの嵐で他球団に金銭トレードというのが関の山・・・そんな印象を受ける。メジャーの壁は厚い。日本有数のスラッガーの松井秀喜選手でさえ、本塁打王の履歴を捨ててアベレージ狙いのバッティングに徹するしか生き残れないのだから。

話がエラく横にそれたが、こういう時期だからこそ、日本のプロ野球で存分に活躍し、観客への強い印象を残してほしいと思う。一人でも多く、一軍のレギュラーを獲れるようがんばってほしいものだ・・・。

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三浦半島での休日・2

2006年12月13日 | 旅行記C・関東甲信越

Pc100040 三崎港ではまぐろをはじめさまざまな海の幸に触れることができるが、その中に「水中遊覧船」がある。生簀にいる魚ではなく、実際に海で泳いでいる魚を見物できるというもの。その「にじいろさかな号」に乗り込む。

Pc100046 桟橋を離れ、城ヶ島大橋をくぐり、左右に造船工場を見て外海へ。相模灘の一部、宮川湾というところに出る。あたりは釣り船やヨットの姿も多い。

Pc100056 10分ほどで魚の見学ポイントに到着。階段を下りて半地下の展望室へ。透き通ったブルーの海中に、魚たちが舞う。外にいるのはイサキとかショウサイフグといった魚である。相模灘といっても色のきれいな熱帯魚が泳ぐというわけではなく、これらの魚は釣り客にとっても狙い目(フグを釣っても食べられるのかという気がするが)のようである。

Pc100052 ただ、ものごとにはタネとしかけがあるもので、展望室の外で魚が自由に舞っているのは、船上で「餌付け」をやっているから。「魚には学習能力があるんですね」と、ガイドがあっさりと種明かしをする。そして「よかったら餌付けをしてみませんか」と言われ、やってみる。こませにした餌を甲板からスプーンで撒いてやると、魚たちが一斉に群がる。なかなか面白いものだ。

Pc100060 もっといろんな種類の魚が見られればよかったのだが、自然の海をしばし楽しんで再び桟橋に戻る。三浦の守り神として信仰厚い海南神社にお参り。源頼朝お手植えの色づいた大銀杏を見たり、何やら魚と一緒に描かれた大国主命のような絵に出会う。海の神様だろうか(後で調べたところ、イワカムツカリノミコトという、「食の神」だったらしい。料理人の信仰を集めているとか)。

そろそろいい時間になってきたので、三崎港を後にする。バスで三崎口駅に出て、再び京浜急行の電車の人となる。

さて、このまま品川まで戻ってもよいのだが、京浜急行に乗ったのだからと途中下車したいところがある。しかし、今日使っている「三浦半島1DAYきっぷ」では途中下車できない。そこで、フリー区間である金沢文庫で一旦下車し、きっぷを買いなおして次の列車に乗る。

Pc100070 その行き先は、横浜市に入った弘明寺にある「みうら湯」。海洋深層水を使用した温泉ということで、私の横浜でのお気に入りスポットの一つ。まずは弘明寺観音にお参りし、門前の商店街を冷やかした後、「みうら湯」まで歩く。

Pc100072 やはり、日帰り旅行にあっても立ち寄りの湯は気持ちいい。海洋深層水はその名の通り塩気があり、ちょうど足にスリ傷があるのだが、そのあたりがヒリッとする。そこが効くんだなあという気がする。腰掛け湯、寝転び湯などもあり、体をリラックスさせるにはちょうどよい。

入浴後、休憩コーナーで一杯やってもいいのだが、そこは一息入れるだけにして、再び門前の商店街へ。商店街のとある居酒屋に入り、そこで一杯やる。横浜の中でも「下町」の風情を感じながらの一時となった。

Pc100079 良い心持ちになって、引き続き京浜急行で戻る。京急といえば「赤い電車」だが、最近は「青い電車」も出ているようだ。別に酔っ払って乗り間違えたというわけではない。車体には「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」。羽田空港をイメージしているのかな。

あっという間の一日だったが、三浦半島にはまだまだ楽しめるスポットが多い。また機会を見つけて、でかけるとしよう。

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三浦半島での休日・1

2006年12月11日 | 旅行記C・関東甲信越

9日の土曜日、デジカメを買い換えた。前のカメラの調子が悪くなったこともあるが、それだけではなく性能の面でよりよいものにそろそろ換えようと思っていたこともあった。あれこれ店で物色したあげく、オリンパスのSP-510UZを購入。前のカメラもオリンパス製なので、その意味では使いやすそう。オリンパスといえば浅田真央選手が「リンダリンダ・・・」とCMしているμ750が売れ筋のようだが、このSPも一眼レフカメラのような面構えで、さまざまな撮影モードがあり、何よりも10倍ズームというのが気に入った。あとはこれを使う人の腕次第だ・・・。

Pc100074 さて、カメラを試すというわけでもないが、天候も回復するようだしということで朝から出かける。行き先は、品川から「赤い電車」京浜急行に乗って三浦半島へ。「三浦半島1DAYきっぷ」というのが品川から1900円。これで、金沢文庫以南の京浜急行の鉄道、バスが乗り放題というもの。品川を出た快速特急の三崎口行きは、「快速」の名にふさわしく激しくぶっ飛ばす。速度計だけ見ればJRの東海道線の列車と変わらないのかもしれないが、沿線の建物の密集具合がそう感じさせるのか、スピード感あふれる走り。この走りに魅せられる京急ファンが多いのもうなずける。

Pc100004 横浜からは山あいの住宅地と切り通しの中を走り、終点・三崎口の一つ手前の三浦海岸で下車。ここから京浜急行バスで向かうは剣崎。三浦海岸駅から商店街を抜けると、穏やかな海にでる。夏ならば海水浴で賑わうのだろうが、今のこの時期は砂浜を散歩する人の姿がちらほら見えるくらいだ。

15分ほどでこの剣崎着。案内に従って、剣崎灯台を目指して歩く。少しずつ雲が晴れて、青空ものぞくようになった。

Pc100007 さて、辺りを見渡すと冬なのに一面の緑。丘陵の向こうまで続いている。これ、みんな大根畑なんですな。

Pc100008 「三浦大根」というのもブランドのようで、ちょうど今は収穫の時期。土の間からすらっと伸びる青首大根。あちこちにトラックが停まっており、今収穫されたばかりの大根が次々と積まれていた。

Pc100011 また、潮風にあてて即席の漬物(というより切り干し大根かな?)をつくるのか、ガードレールに大根を干す光景もあちらこちらで見られる。

Pc100024 そんな畑の中を歩き、剣崎灯台に出る。対岸の房総半島にある野島崎灯台とともに、東京湾の入口を見守る灯台である。ちょうど対岸の房総半島の姿も見える。

Pc100027 灯台の下に広がる海岸へ。穏やかな砂浜があるかと思えば、長年の浸食で出来上がった岩場もなかなかの見ごたえ。釣り客の姿も見える中で、カップルでこっそり楽しむ光景も見られる。三浦半島、湘南海岸という中で、この剣崎、ちょっとした穴場だろう。

Pc100030 バスの時間が空いているので、私も岩場に腰掛けて、じっくりと波の音を聴く。東京湾といえば汚れた海の代名詞のように言われることがあるが、さすがに三浦半島の先端まで来ると、自然の風景もきちんと残されている。

実は、剣崎を訪れたのは2回目。前回はある人に案内される形でやってきた。ちょうど、こんな感じの季節であり、天候だったかな。岩場に腰掛けながら、いろんなことを考えていた。

Pc100034 再びバスに乗り、三崎港を目指す。ローカルバスが通るのはアップダウンのある丘陵地帯で、見渡す限りの大根畑である。こんなに大規模な耕作が行われているんだなと改めて認識。

Pc100039 三崎港に着く。ちょうどお昼時。そして、三崎港といえば「まぐろ」である。町内にはいたるところにまぐろ料理の店が並ぶし、店先にまぐろのカブトがでんと置かれている店もあった。

特に三崎港産直センター「うらり」には、これでもかというくらいのまぐろの切り身が並ぶ。まぐろ漁の規制の動きもある中、そんなこと関係ないやというくらいの元気さがある。

Pc100057 普通の刺身なら全国のスーパーにも並んでいるので珍しくないが、産直(うーん、産地の海は世界各地に広がっていて、そこから冷凍されて三崎港にあがるから、産直なんだろうな)というだけあって、ボリュームの割に値段が安い。また、カマだの目玉(DHAがたっぷりあるとか)だのスペアリブだの、珍しい部位も豊富。正直、いろんなものを買って帰りたかったのだが、今の住まいでは調理ができないので断念。真空詰めされた大和煮や、まぐろの酒盗(これが日本酒によく合うんだ)くらいを購入。

Pc100037 その分を昼食でということで、「うらり」にほど近い「立花」という料理屋へ。こちらで、まぐろのカマと三浦大根の煮付けと、冬なのでネギマ鍋をメインにしたセット料理を注文。どうせなら刺身とか海鮮丼とか、新鮮な料理を食べればよいのだろうが、ネギマ鍋なんてのもいよいよ普段食べる機会ないしな・・・。ネギマ鍋、大根の煮付け、いずれもダシがよくしみこんでおり、実に美味い。

東京からも近く、新鮮な海の幸が堪能できる三崎港。行楽客の人気があるのがうなずける思いがした・・・・。(続く)

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