まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

川上哲治氏が死去

2013年10月30日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
今日は1日外出していて、夕方になり日本シリーズ中継のテレビの前に座ったのだが、巨人、楽天両チームの選手がユニフォームの腕のところに黒い喪章をつけているのに気づいた。

打撃の神様と言われ、監督として巨人9連覇を成し遂げた川上哲治氏が亡くなったことが、今日発表されたという。

かつての名選手が意外と早い年齢で亡くなることが多い中、91歳とは実に長生きである。身体が頑健にできていらっしゃったことと思う。

「戦前を含む昭和」の野球の一時代、昭和の名監督の時代は、これで区切りがついたのかなと思う。ご冥福をお祈りします。

さて、このタイミングでの発表というのも、日本シリーズとの繋がりを感じる。川上監督以来の日本シリーズ連覇を狙う巨人が一つ負け越していたり(喪章は、不利なシリーズへの激励かな)、一方で楽天の星野監督は、現役時代から「打倒巨人」で来ているのが、監督としての川上氏を尊敬して自分の背番号を77にしている。

思わぬところで新たなドラマが出てきた日本シリーズ、これからの行方を見守りたい。

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森と海と太陽~木の殿堂

2013年10月29日 | 旅行記E・関西

「癒しの森」である瀞川平にある但馬高原植物園から少し坂を下る。そして公園風景が広がる坂をまた上ると、円筒形の建物が見える。

Dscn3176ここが、あの安藤忠雄設計による「森と海と太陽」をテーマに建設された「木の殿堂」である。開館したのが1994年ということで20年近く経過しているから、特に新しいスポットというわけではない。知らなかったのは私ばかりで、安藤忠雄設計のファンのみならず、但馬の山々を訪れようという観光客には知られたところである。期間限定ではあるが、但馬の観光周遊バス「たじまわる」の2号でも、先の但馬高原植物園とセットで訪れることができる。

ありがたいことにここは入場無料(受付で名簿に住所氏名は書くことになるが)である。設計は安藤忠雄だが建物自体は県のものということもあるし、ここは美術館や博物館ということではなく、木に関する体験学習や、広く木や森に関する展示を行うスペースとしての場の要素が強いため、入るだけなら公共の施設ということで無料扱い。

Dscn3167建物の中はゆるやかな螺旋状になっており、その坂道の途中で世界各地の木造家屋に関するパネルや模型を見る。気候に合わせた家屋の造りの違いはあるが、木というのが人類にとっていかに大きな恵みをもたらしたかということの一端がうかがえる展示である。

坂道を下りきったところでは体験学習用の工作室、図書室や、木と森林から生まれた文化、習俗の展示を見る。訪れた時はこのあたりの森林をテーマとした写真コンテストの入選作が飾られており、先ほど訪ねた大カツラをターゲットとした作品もあった。やはり、私がただのデジカメで撮影したものなど歯牙にもかけられない見事な作品ばかりである。カメラが低レベルのか、腕が素人なのか。いやいや、最大の要素は、撮る人の顔がイケメンでないこと・・・・。

Dscn3168この建物、何かに似ているなと思ったら、「バームクーヘン」という異名があるという。展示を見て外に出ると、建物の中心が吹き抜けになっており、底面には池をイメージして水が流れている。空を見上げるとちょうど青空。直射日光は照りつけないが、自然の光を存分に味わえる。周りの木々は森のイメージである。そして見下ろす水はスケール大きく海・・・。

安藤忠雄といえばどうしても「コンクリート打ちっぱなし」というイメージが強いが、時にはこうした「木造」の仕事もやっていたということ。どこぞのコメンテーターみたいな「小銭稼ぎ」か?

Dscn3172この「バームクーヘン」から伸びるように通路が出来ており、その先には展望台がある。ハチ北高原を背に、前方の山々を見ることができる。その雄大さは、北海道や信州ではなく、ここが但馬であるということを一瞬忘れさせる。改めて、「兵庫県の広さ」というものを実感する。

高原の木の香りと風の心地よさを満喫して、ここから高度を下げる。香美町に別れを告げ、国道9号線の上り下りを経て、養父市へ。道沿いには日帰りの温泉施設の案内看板が目立つが、まずは少し先に進み、昨夜の宿で見たパンフレットをきっかけに「ならば一度行こう」と思いたった「とある集落」に行くことにしよう・・・。

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癒しの森

2013年10月27日 | 旅行記E・関西

話を10月中旬のドライブに戻す。

香住・今子浦の宿で迎えた2日目の朝、当初はこのまま山陰ジオパークを巡るということで岩美・浦富海岸やら鳥取砂丘を見て回るか、あるいは逆に丹後半島に行くかと思っていたのだが、宿で観光パンフレットなど見る中で考えが変わった。それはJRの和田山や豊岡などからの観光周遊バスのパンフレットなのだが、これまで訪れたことのない山中のスポットが目についた。森林とアート・・・急にこちらに魅力を感じた。海岸線は前日も走ったし、鳥取砂丘はまた鉄道の旅でも行きやすいところである。クルマの機動性を活かす形で、そちらを回ってみよう。

向かうのは香住から県道を南下して国道9号線方向である。かつては村岡町と呼ばれていたエリアであるが、現在は香住町、美方町と合併して香美町の一部である。「町」とはいえ、山と海の両方の豊かさを持つ、特に冬は同じ町内でスキーもできれば松葉ガニ、香住ガニをいただけるとあって、レジャーとして訪れる魅力のあるところである。

こちらに行ってみることにしたきっかけの一つが、安藤忠雄設計の「木の殿堂」という、木と森の博物館。まずはそちらに向かおうとぐんぐんと高度を上げていく。同じ町内とはいえ、香住からこちらまではクルマで1時間弱かかる。

海からすっかり高原の景色となったが、「木の殿堂」はまだ開館時間前であった。ならばそれまでどこか別のところに行こうかということで、さらに少し奥に走らせる。高地トレーニングか、この山道を伴走車つきで走るランナーを見かける。

Dscn3130そこでやってきたのが、但馬高原植物園。高度約700m、パンフレットによれば「平地植物の上限、高地植物の下限、南方植物の北限、北方植物南限」という位置にあるという。したがって17haの敷地にある植物は2000種類とか。植物や自然がお好きな方にとっては魅力的なところである。

Dscn3135Dscn3141入口でパンフレットとともに「今日はこんな花が咲いています」という案内図をいただき、園内へ。まだ早い時間帯ということで数組の客やカップルが訪れているくらいで、実に静かである。空青く、緑もよく映えている。

Dscn3147Dscn3140植物園なのでもちろん人工の手が加えられているのだが、都市の近郊の植物園のように歩道を舗装してきちんと「公園として整備する」というよりは、ある程度自然に任せている感じである。そのせいか、案内図では普通に道があるように書かれていても、そこは草木が生い茂っていたり、入ることができなかったりというところも。

Dscn3153Dscn3157この植物園のある瀞川平のシンボルともいえるのが、樹齢1000年を超える「和池の大カツラ」である。根元が割れる形になっており、その下を小川が流れていく。これは名水「かつらの千年水」と呼ばれるもので、実際は別のところから湧いているのだがあたかも大カツラから湧き出ているように見える。自然の面白さである。

この「千年水」は汲むことができるとあって、飲んだ後にペットボトルにも入れる。何だか体の中に千年のエキスが入り込むような気がする。

Dscn3161まずは森林の癒しに触れ、次は自然とアートの融合?を見に行くことにする・・・。

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みのもんた、日本シリーズぶち壊し

2013年10月26日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

今夜から日本シリーズの楽天対巨人が開幕。

「仙台で初めての日本シリーズ」というのも、NPBの新しい歴史の一ページなのかなと思う。1974年に仙台を一応の本拠地としていたロッテが日本シリーズに進出したが、その時は収容人数の関係等で後楽園で行われたということがあった。

試合としては楽天が押していたが、巨人の好守もあり1点が遠かった。いかに明日が無敗の田中投手の登板とはいえ、1点も取れないままというのは不安材料なのかなと思う。でも1試合経験して雰囲気も慣れたことだろうから、少しはリラックスして明日から臨んでほしいものである。

・・・さて、そんな日本シリーズのいい雰囲気をぶち壊したのが、みのもんたの会見。日本シリーズとみのもんた、話題は後者に全部持って行かれた感じである。

テレビ局に務める息子が窃盗事件を起こして、世間を騒がせた責任を取る形で朝の番組を降板するという内容だったが、あの、TBSの女性アナウンサーへのセクハラとされる件についてはどうなったのだろうか。

ネットユーザーの間ではそのことが原因であるのが明確であるにも関わらず、マスゴミ、特にテレビ局がそのことについて「一切」触れないというのはおかしい。みのもんたがどれだけテレビ界に影響があるか知らないが、報道というのがこういうご都合主義で成り立っていいものだろうか。人のスキャンダルは面白がって、ほとんど人権無視のような感じで取り上げるくせに、身内の偉いさんのことは隠す。

・・・まあ、いいんでしょうな。所詮カスゴミやし。

みのもんたといえばプロ野球ニュースとか、「プロ野球珍プレー好プレー」の声をやってたのが面白かった。あのまま「面白い局アナ」だったらこんな晩節を汚すようなことはなかったのだろうが・・・。

楽天、巨人の両チームには、これに負けず明日以降も「好プレー」が続く熱戦を展開してほしいものである・・・・。

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今子浦に一泊

2013年10月24日 | 旅行記E・関西

24日はNPBプロ野球のドラフト会議。注目選手ということでいえば、神奈川・桐光学園の松井投手が5球団の競合の末、楽天が交渉権獲得、そして大学ナンバーワンの呼び声高い九州共立大学の大瀬良投手は3球団競合でカープがクジを引き当てた。今季はリーグ優勝と久しぶりのAクラス入りでそれぞれのリーグを沸かせた両チーム、やはりツキを持っているなと思う。

そんな中でオリックス・バファローズは即戦力社会人のJR東日本・吉田投手を競合覚悟で指名したのだが、それが何と単独指名。裏の裏をかいたら当たったということか。まずは来季に向けて明るい話題というところだろう(バファローズの帽子をかぶる姿の写真がネットニュースで紹介されていたが、むかしの色のもの。誰か今のロゴのやつを持っている人はいなかったのか)。

あいにくと私の勤務先企業のチームからは指名された選手は出なかったが、まあ仕方のないことだ。

・・・さて、話は10月中旬のドライブについて。

Dscn3093竹田城~出石~城崎温泉~余部鉄橋と来て、宿泊地の香住に戻る。泊まるのは今子浦にある国民宿舎「ファミリーイン今子浦」。山陰ジオパークの小高い丘の上にあり、列車で言えば香住から柴山寄りにある。今回はクルマだが、事前に予約すれば香住駅までの送迎もやってくれる。連休中ではあるが一人でも受け入れてくれるのはいい。家族連れ、年配のご夫婦、団体客などさまざまな客層がいる。

Dscn3090ここの売りは「日本の夕日百選の宿」というもの。客室も全室オーシャンビューである。ただ海岸線に沈む夕日を見ることができるのは4月から9月までの間である。まあそれは地形の関係で仕方のないところである。

Dscn3098夕食まで時間があるので荷物を置いて外に出る。周りは今子浦ファミリーパークということで散策ルートになっていたり、芝生広場から香住の港の様子を見ることもできる。海風が実に心地よい。女性と訪れるといい雰囲気になれそうなところである。

Dscn3102Dscn3104少し足を伸ばして大引の鼻というところに行く。大引といってもオリックス~日本ハムに移った内野手とは関係ないところだが、「270度の海の眺め」が楽しめるところである。夕日のスポットではあるが、先に書いたようにこの時季は夕日を見ることはできない。ただ、波が打ち寄せる景色、そして音、心癒されるものである。

その手前の海岸も山陰ジオパークを彩るさまざまな岩や島が広がる。山陰線の列車では内陸を走ったりトンネルで外が見えなかったりということがあるが、その向こうにはさまざまな海岸風景が広がっているものである。正直、ここに来るまでこういうスポットがあるとは知らなかった。やはり鉄道旅行「だけ」では視野が狭くなるのかな・・・?

Dscn3108宿に戻り、展望風呂で一浴びして食事である。食事はレストランで、部屋ごとに割り当てられたテーブルで取る。宿のホームページを見るとさまざまな魚料理、そして解禁となった香住ガニを使ったコースなどあるのだが、私の場合は数日前にネットで予約した格安プランということで、さすがにそれらの料理としてはやや寂しいかなと思う(豪快に香住ガニを2杯ずつ乗せていたテーブルもあった)。

冬場になるとそれこそ松葉ガニの本場として豪勢なことになるんだろうな。

Dscn3110Dscn3109ただそれでも、香住ガニと並んで今が旬の香住カレイがある。これは刺身でもいけるし、土鍋で蒸したりフライでも出てきた。ハタハタ、キスもあるし、但馬牛の朴葉焼きというのもいける。寂しいなどと言ったら罰が当たる。

その中で「せっかくなので何かカニのものを・・・」とメニューを見ると、「当館名物『カニ酒』」というのがあった。尋ねてみると、「フグのひれ酒ってありますよね・・・あれをカニの脚に置き換えたものとお考えいただければ」とのことだった。

Dscn3113グラスに入っていたのが、軽く焼いたカニの脚。これに香住鶴の燗を注ぐ。するとほんのりとカニの香りが漂ってくる。なるほど、フグのひれ酒のカニ版である。飲むときにはカニの脚を持ち上げるのだが、これはなかなかよい。この辺の売店とか土産物店で売ったらウケると思うのだが、果たしてあるのかな?あ、カニの酒といえばやはり甲羅酒になるか・・・。

Dscn3116食後、布団を敷いている6畳の部屋へ。こういう和室というのも落ち着くものである。ここで、外の海に時折見る漁火や灯台の明かりを見ながらの二次会。実は朝に竹田城を訪れた後に、山城の郷で1本仕入れたのと、香住のコンビニで買ったものがある。これに、余部の道の駅で仕入れた竹輪にハタハタ。これでじっくりと香住の夜を楽しむ。早朝からの移動もあって、夜はぐっすりと眠れそうである。

Dscn3123さて翌日、来る前はこのまま鳥取方面に足を伸ばそうかとも思ったが、宿で見たパンフレットやフロントのパソコンで情報を見る中で方針転換。さて、復路はどのような行程になるだろうか・・・。

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余部鉄橋と「空の駅」

2013年10月23日 | 旅行記E・関西

香住から西に伸びる自動車専用道路は余部の集落の奥地で終点。ここから海のほうに向かうと前方に高いコンクリート橋が現れる。余部鉄橋である。

Dscn2967その手前に道の駅があるのだが、そこは駐車待ちのクルマが並ぶ人気スポットである。私も少し待たされ、反対側の路肩に停めることに。行楽シーズンということでこの賑わいであるが、今やここも但馬観光の名所である。

ここに来ると、鈍な支障さん、そして今は亡き大和人さんと訪れた日帰りのカニツアーを思い出す。真冬の2月なのに晴天が広がり、あれだけカニをいただいたのは初めてというくらいに満喫したところである。

Dscn2970Dscn2976赤いトレッスル橋からコンクリート橋に架け替えられて年数が経つが、橋のたもとはそれらが混在するように公園として整備されている。鉄橋からの列車転落事故の犠牲者を弔う観音像は道の駅の入口にそのまま立てられているが、足を停める人はほとんどいない。

Dscn2980Dscn2983今回訪れてびっくりしたのが「空の駅」の存在である。駅に続く山道を登ると、かつての線路の中に入れるようになっている。ちょうど今のホームの下段に当たるところ。それを歩いていくとかつての鉄橋の上に立つ。橋脚の一部を保存し、その上を歩けるという趣向である。

Dscn2987線路の上を歩く分には面白い。その先の橋脚の上もコンクリートで固められていて歩くのはいい。ただその横にベンチがあって、その下は何と金網ごしに下はスケルトン。真下に橋脚を見るというのもヒヤヒヤものである。

Dscn2993Dscn2991さすがに真冬などで強風の時はこの「空の駅」は閉鎖するらしいが、余部鉄橋のスリルを味わうのには格好のポイントである。もっとも、餘部駅ができるまでは、地元の大人や子どもの中にはこの鉄橋を歩いて渡って隣の鎧まで行った人もいたというが、そこまで来ると通勤通学も命がけである。

Dscn3002駅には、「余部橋梁を列車で渡ってみませんか?」として、香住までの往復モデルプランのポスターが貼られている。あ、コンクリートだから鉄橋ではなく橋梁と呼ばなければならないのかな。ただこの記事では呼び慣れた鉄橋という表現にする。この時間では、餘部駅を14時34分の快速ジオライナーで香住14時43分着、帰りは香住15時04分発の同じくジオライナーで餘部15時14分着というのがある。今回はドライブで来たが、せっかくなので鉄道の要素も取り入れよう。

Rscn3004やってきた2両の気動車。観光客が一斉にカメラを向ける。ただ乗り込んだのは10人ほどで、余裕で海側のボックス席を確保した。そして大勢のカメラの放列を受けながら鉄橋に差し掛かる。鉄橋の上まで観光客がいるのが新鮮な光景だった。

Dscn3009Dscn3010ゴトゴトと渡るおなじみの光景。ただ先ほど「空の駅」に来ていた人の話で、「ここの町の人って、鉄橋からいつも上から見られてるんやなあ。どんな気持ちやろうなあ」と言っていたのを思い出す。別に家を見下ろすという意図はないにしても、近くに住んでいる人から見れば複雑な思いはあるだろう。ほんの少し前まではこういう賑わいというのはなかったはずである。訪れる人が増えて賑わいを見せるのがよいのか、静かな集落であってほしいのか、どうだろうか。

Dscn3016鎧駅を通過し、香住に到着。「カニ迎」の看板に出迎えられるがこの時季は閑散としたものである。駅前もがらんとして人の姿も見えない。折り返しまで20分ほどだが、その時間をも持て余しそうな感じである。

Dscn3023折り返しの快速は新型車両で、前面の窓が大きい。帰りは座席には座らず、最前列からの景色を見ることにする。最近の車両はワンマン対応もあり、前後の窓を大きく取っていて展望がよいのが特徴である。同じように子ども連れや「その筋」の人たちもやってきた。

Dscn3029Dscn3034鎧駅を再び通過し、トンネルを2つ抜けると先ほどの鉄橋に出る。既存の鉄橋の横に新しい橋を架けた関係で、途中でS字カーブを描いているのがわかる。前方には列車を待ち構える多くの人たちのカメラが見える。餘部の駅がこれだけ多くの人で賑わう光景というのは初めて見た。

Dscn3041「空の駅」とは反対側、かつては鉄橋の撮影の名所だった山側の一角も再度入ることができるよう整備されている。定番のアングルであるがそれだけにしっくりと来る。ここで、20分後に鎧駅からやってくる普通列車を撮影してみよう。もっとも、三脚も何もなく普通のデジカメであるが、どれだけ撮影できるか。

Dscn3070汽笛が響き、トンネルのほうから気動車のエンジン音が響く。そして鉄橋の中央部から速度を落として到着。なかなか、プロが撮影するようにはいかない。

Dscn3039Dscn3079余部鉄橋の訪問も、下から見る、上から撮影する、列車で往復する・・・さまざまな角度で楽しむことができた。新しい橋に架けられて風情が薄れるのでは・・・という思いもあったが、これはこれで景色にも溶け込んでいるのではないかと思う。また来てみたいところである・・・・。

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城崎温泉と山陰ジオパーク

2013年10月21日 | 旅行記E・関西

但馬を巡るドライブ、竹田城、出石ときて向かうのは城崎温泉。右手に円山川、左手に山陰線の線路を見る。沿道には海産物を扱う店も目立つが、やはり松葉ガニがまだ解禁されていないということで活気はこれからのようだ。とにかくカニの時季の山陰は列車も宿も混雑するのだが。

Dscn2945城崎温泉の駅前を過ぎる。クルマで来るのが初めてで勝手が違う。はて、クルマをどこに止めたものだろうか。駅前なら駐車場くらいあるだろうとタカをくくってきたのだが、そこにはなかった。温泉街の、柳の立ち並ぶ大谿川沿いに駐車場の文字を見つけた。2時間700円とは結構高い気がするが、観光地でもあり、まあ仕方ない。行程全体を見て、湯上りの一杯も楽しめないというのを織り込んでも今回はクルマで行くことを選択したのだから・・・。

Dscn2947観光客、カップルの姿を見つつ(日帰りだか泊まりだかは知らないが、「温泉に来る」カップルというのは羨ましくもあり、蹴飛ばしたくもあり。ええ、どうせ私にはこれまでそんないい思いはなかったし、これからの生涯でそんな日は来ませんよ)、城崎に来ると訪れることの多い一の湯に来る。やはり伝統に敬意を表してというところか。洞窟風呂という露天風呂があるのも特徴である。ここで、朝の竹田城巡りなどの汗を落とす。最近自分の存在そのものを否定される局面が続いており、気持ち的に落ち込んでいるところもあるので、これで少しは気分転換になるかな。

Rscn2953一度城崎温泉駅に出る。するとちょうどそこには城崎を含む豊岡市のゆるキャラ・玄武洞の玄さんが観光客を出迎えているところだった。その出で立ちはともかくとして、玄さんという名前がいい。小学生の時、名前にこの文字が入っている友達がいたのだが、小学生なのに「玄さん、玄さん」という、当時としては爺くさい呼び方をされていたのを憶えている。それ以来音信不通なのだが、今はどんな生活を送っているかな・・・?

Dscn2955そんな玄さんを見ながら、駅前にあるさとの湯へ。ただし浴場はまだ開いていないため、その前にある足湯につかることに。だいぶぬるいのだがしばらく浸かる中で、これからの計画を考える。とはいっても、ドライブで列車に乗らないはずなのに、列車の時刻表を検索しているのだが。

拙ブログをご覧の諸賢におかれては、この先私がどこに行こうとしているのかは下手な三文芝居より明らかだと思う。

Dscn2956そろそろ時間となり、再び駐車場からクルマを出して西へ。まずは山陰線に沿って走る。線路は近くにあるが、カーナビとも見比べる中で線路はすぐにトンネルに入る。一方で道路は海岸べり、そして崖っぷちをぎりぎりまで地形に沿って走る。山陰線は日本海の美しい景色を見ることのできる路線であるが、鉄道というのは案外、海が近づけばトンネルに入ることが多く、海の景色を飽きるまで眺めるというのは少ない。いくらローカルムードがあるといっても限界がある。単純に海の景色を眺めたい、珍しい岩のところで停車したいということであれば、そこはクルマの出番である。正直、鉄道から見る海景色はほんの一部にすぎない。

Dscn2962それを感じるのは城崎を過ぎ、竹野から香住に至る区間。山陰ジオパークの一端を担う区間で、遠くに淀の洞門を見たり、道沿いには「はさかり岩」という珍しいものを見る。岩の間に岩が「はさかって」、アルファベットの「H」のような形になっている。真ん中の丸い岩は上から転げ落ちたのが長い年月を経てこのような形になったのだろうか。

Dscn2964佐津、柴山と続く小さな港町、そして現れる海岸の造形美。これらの景色は山陰線に何万回乗っても見られないものである。夏ならば知る人ぞ知る海水浴のスポット、そして冬になれば松葉ガニを求める客で賑わうところ。静かな風情を味わうならちょうど秋の時季がいいのかもしれない。

香住の町中に近付く。ただ投宿の時間にはまだまだ早く、それは織り込み済みでもう少し西を目指す。いつの間に豊岡を起点に鳥取まで伸びるバイパス道路(いずれ全通の折には感謝の気持ちをもらいつつ高速道路、有料化ということになるのだろうが)の一部ができており、10分かからないところで香住の西、あの人気スポットに到着する・・・。

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城下町・出石

2013年10月19日 | 旅行記E・関西

天空の城・竹田城を訪れた後、和田山から養父方面にクルマを走らせる。朝の8時台、空はよく晴れており窓を開けるとちょうど心地よい風が入ってくる。明け方は少しひんやりしていたのが、3時間かけて竹田城を往復していくるとアンダーシャツは汗でびっしょり。車内でシャツを取り換える。

Dscn2903この日は香住まで行くのだが、道中にはさまざま立ち寄りどころがある。但馬観光のいわば王道というところだろう。その中でまず向かったのが、竹田城から1時間ほどの出石。鉄道ならば豊岡、江原駅からバスで30分ほどだが、クルマの場合南から回り込む形になる。学生の頃、真冬の家族旅行で一度訪れただけで17~18年ぶりの訪問である。

Dscn2905鉄砲町の公営駐車場にクルマを停める。ここに面する大手前通りを歩くと、出石のシンボルである辰鼓楼に出る。出石の時計台である。この周辺に人が立っていてクルマが進入できなかったり、またところどころでは太鼓の音が鳴る。

どうやらこの日はだんじり祭りに当たっていて、午前は各町の子どもたちがだんじりを曳いて歩き、大手前の駐車場に集まるという。

Dscn2909その前に、出石城跡に上る。竹田城よりは断然低いが、山の中腹に位置して町を見下ろす位置にある。出石藩・仙石氏が歴史の表舞台に出てくる出来事として、江戸後期、徳川家斉に水野忠邦という時期に「仙石騒動」というお家騒動があった。これは財政難にあえぐ出石藩にあって、重商主義と構造改革で行くのか、あるいは質素倹約を旨とするのかの方法の違いから一門内でのもめ事が起こり、結局は5万8000石が3万石に減封となったというものである。

Dscn2912しかし、城下町や周辺の田園風景などを見ていると、「やはり3万石くらいの土地なのかな」と思う。城下町もコンパクトであるし、むしろ明治になって養蚕、生糸で小ぢんまりとはしているが豊かな風情を残す町になったというところだろう。

Dscn2917町並みを歩くと法被姿の子どもたちがだんじりを曳いてやってくるのに出会う。こういうのを見ると秋の訪れというのを感じる。

Dscn2920Dscn2930少し散策するのにちょうどいいサイズで、史料館に入ったり、酒蔵風情を眺めたりしてしばし過ごす。

Dscn2935Dscn2941だんじりのほうも10数台が出石城の大手門前に集まり、ここでそれぞれが紹介されてお披露目である。

さて、出石といえば仙石騒動より有名なのが出石そばである。仙石氏が信州から出石に国替えになった時、そば職人も連れてきたのが出石そばのルーツという。そしていつしか、出石焼と呼ばれる白い小皿にそばを盛るという食べ方ができた。少しずつ皿に出すのはどういう理由なのか。確かに食べ方としてはわさび、ねぎ、玉子、山芋などをお好みでトッピングするのだが、出雲の割子そばとはまた違ったものである。

出石には50軒ほどのそば屋が協同組合に入っているという。先ほど「コンパクトな城下町」ということを書いたが、それを踏まえるとそば屋の密度が濃い。ただどこも出石そばの基本パターンは踏襲しているし、値段も「一人前5皿」が標準で800~850円というところ。これでは逆に店ごとの差別化が図りにくそうだ。

Dscn2937辰鼓楼を間近に見る「本陣鶴屋」という店に入る。こちらでいただいた皿そばは絶品とまではいかないが、味は悪くない。ただわんこそばのようなゲーム性とも違うし、これならば普通にもりそばで出してもいいかなと思う(持ち運びに便利なように小皿形式にしたというのが由来のようだが・・・)。

城下町風情を楽しみ、さらに先に進むとする。円山川に注ぐ出石川に沿って走るが、その川面や河川敷には、白地に羽先が黒の鳥が止まっているのを見る。コウノトリだ。但馬空港は「コウノトリ空港」だし、大阪からの特急も「コウノトリ」である。クルマは流れており停めて観察することはできなかったが、こうした鳥が普通に河原にいるというのも但馬の豊かな自然の表情の一つである。

この先は関西の有名温泉に立ち寄りとする・・・。

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風雲!竹田城

2013年10月18日 | 旅行記E・関西


「日本のマチュピチュ」というキャッチコピーがつき、今の日本で最大級に熱い観光地になっているところの一つが、但馬は朝来市にある竹田城である。

もちろん城自体は昔からあったものだが、最近になって誰が最初に言い出したか「天空の城」という名前で一気にブームとなり、地元にとどまらず全国的に有名になった。

有名になった要因は秋から発生する雲海もそうだが、「にわかに注目を集め、大混雑している」という混雑ぶりも、人が人を呼んで拍車をかけているようだ。山城の中腹に駐車場はあるのだが、とてもそれでは捌ききれないという。

そんな過熱ぶりや、後はネットでも見られる雲海の景色・・・、混雑しているとはわかっていても、一度どのようなものか見てみたいという気持ちになっていた。

そんなある日、このブログでも登場人物として出てくる鈍な支障さんが、ドライブで鳥取まで行ったというメールが来た。鳥取か・・・1泊のドライブとしては手頃な距離だし、あちこち立ち寄りながらというのも面白そうである。それに触発されて、鉄道の日記念の西日本一日乗り放題きっぷを利用して山陰方面に行こうかと思った。

ただそこで出てくるのが竹田城である。播但線に乗れば竹田城の麓を通過するし、何だか避けて通るのももったいないように思えた。ただ竹田城の魅力は早朝の雲海にもあると言えるし、なかなか難しいものである。結局、宿泊も鳥取ではなくその手前の香住として、その他に観光地も絡めることとして、竹田城は早朝のなるべく早い時間帯にクルマで出かけるとしよう。いくら混雑しているとはいっても、朝の5時とか6時に現地に着くように出発すれば大丈夫だろう・・・。こうなると、単なる見学というよりは「攻略!」という言葉が似合ってくる。

竹田城自体は24時間開放されている。それまでは無料で入ることができたのだが、この10月からは史跡保全等の目的で入場料300円徴収することとなった。急激に増えた観光客のために、石垣の一部等に崩落の危険性が出てくるなど、観光客も含めて保全に向けた取り組みが必要になってきたところである。ただ、城自体は通常期は24時間開放しているという。とすると、深夜早朝に入場料を取るという行為が発生するわけか。受け入れ側も大変である。

ちょうど10月の世間でいうところの3連休。その中日の未明に出発。阪神高速と中国道、そして播但道を走って和田山インターに到着。ここから少し戻ると竹田城の北から西にかけてのルートに出る。竹田城近辺に到着したのが早朝5時前。外はまだ真っ暗である。

ところがどうだろう、竹田城の案内矢印を見ながら来ると、こんな時間にどこから現れたのかというくらいの数のクルマである。斜面の上に続く道に向かって駐車場の案内矢印があるが、そこに上がるのも大渋滞である。周りのクルマはといえば、駐車場の列に加わるのを早々にあきらめ、先ほど通った播但道の高架橋の下とか、あるいはその辺の農道の両側に停めようとする。街灯も何もなく、それぞれのクルマのライトが頼りである。やむを得ず私も前のクルマに続いて農道のほうに向かい、そこで1台分縦列で停められるスペースを見つけた。

周りからもゾロゾロと人が出てきて、中には防寒対策バッチリのフル装備の人もいる。そうかと思えば半袖の軽装姿のカップルもいたり、とにかくさまざまな層の客が城を目指す。上空はオリオン座をはじめとしたいろいろな星が見える。暗い中、他の人の影を頼りに山上を目指すが、こういう楽しみ方があるのかと新鮮な感じである。

坂道を15分ほど上がったところにある休憩所の山城の郷に停めるクルマも多いが、そこに入るのも行列である。いよいよこの先は登山道として道幅も狭くなる。この時点で先に上がろうとするクルマは山城の郷でガードマンに静止されていた。おそらく上に行けば余計に混雑するだろうから。

Dscn2848山城の郷からも舗装された道が続き、そこを大勢の人が歩く。少しずつ空が白々としてきた。話し声も結構響く。下のあぜ道の路肩に駐車した人も結構いることだろう。すでに40分ほど上っている。途中に駐車場が一つ、そしてその先には最高点となる駐車場がある。

ただ、その駐車場にたどり着くのに、どのくらい時間がかかるかがはっきりしない。堪えきれずに路肩に停めたり(それらに対して駐車違反のキップは切らなかったようだ)、あるいは道の真ん中に停めているクルマも多い。一方通行なので前後のクルマに挟まれて身動きが取れないようだ。どうせ2~3時間は待つだろうとシートを倒して本格的に睡眠モードになっている人、運転席と助手席に毛布を広げ、その中でくっつくようにしているカップル、5時台の山上でこの賑わいである。早い時間、あるいは前の晩から竹田城に近づき、途中で車中泊をするくらいでなければ、絶好のタイミングで雲海を見るということにつながらないのだろう。恐るべき執念である。

Dscn2851そして中腹の駐車場に到達。クルマはここまでで、後は山道を歩くことになる。この駐車場に停める人はおそらく前日から乗り込んでここで一泊ということだろう。それはいいのだが、朝の5時半過ぎで駐車場には二重の大行列ができていた。入口で入場料を支払うのを待つ行列である。私が列に加わった後もあっという間に人が増え、駐車場の外まで行列が伸びた。その間に日は昇ったようで、城の上から日の出を見るということはなくなった。後は雲海がどうだろうか。

Dscn285430分以上並んでようやく入場口へ。ここで300円を支払い山道へ。途中までは舗装された坂道だが、そんなにしんどいということはない。

Dscn2859途中で朝日と、わずかながらの雲を見る。雲海というよりは雲の水たまりかな。

Dscn2866途中からは木の階段。上がる人、下りてくる人がすれ違う。そしてようやく城内に入る。櫓も天守の建物もなく、石垣が並ぶところだが、その上には写真を撮る人たちがズラリと並ぶ。

Dscn2875Dscn2878Dscn2887Dscn2885やはり、噂どおりの素晴らしさ。時間をかけてやってきた甲斐があった。

ところどころに立ち入り禁止のロープが張られており、損壊の恐れがあるというのは本当のところだろう。入場料を取るというのは当然というところで、300円なら安いもの。500円でもいいくらいの眺めである。

Dscn2889Dscn2892城の周りに雲海が広がる・・・とはいかなかったが、自然現象であれば仕方ないだろう。遠くに広がっているのが見られただけ、よしとする。

Dscn2900眺めに満足して来た道を歩いて引き返す。入場待ちの列はさらに伸びている。来た時に駐車もできず引き返すこともできず立ち往生しているクルマはそのままで、ドライバーも降りるわけにはいかず車内で虚ろな表情を見せている。上までクルマで上がるよりは、下に停めて歩いて上がったほうが早かったということになる。

中腹の駐車場がこのような状態なので、下の山城の郷では警備員が出て、やってきた車両をここに流すようにしていた。ただ、その山城の郷に入るための行列も伸びている。私が停めた下のあぜ道の両側にもクルマがびっしりと並んでおり、そのエリアは広がっている。警察も混雑にはお手上げのようで、駐禁を切るわけにもいかず「地元の人たちの迷惑にならないよう注意してください」と呼びかけてクルマを整理するしかないといったところ。私もこの先に向かうべくクルマを出したが、数百メートル先までもクルマの列が並び、そこからトボトボと歩いてくる人を見る。年配のご夫婦から「お城ってどこまで歩くんですか?」と聞かれたので山のほうを指さすと呆れた顔をしていた。

シーズン中の日中にはシャトルバスを走らせるという話もあるし、駐車場の問題は以前から言われていたが、ここまでのものとは思わなかった。これは、ひょっとしたら数年先にはこのあたりの田んぼの何枚かが駐車場に変わっていたりして。

Dscn2888まだ朝の8時だが、ふた仕事くらいやったかのような感じでこれから国道を北上する・・・。

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監督交代

2013年10月16日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

NPBプロ野球も16日からセ・リーグ、17日からはパ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージである。

個人的には「広島対仙台」という、地方都市としてのライバル同士の日本シリーズというのを見てみたいところ。人口規模、市街地エリア、大都市との距離、個性的なオープン型ボールパーク、世界遺産、カキ、名物菓子(もみじ饅頭対ずんだ餅)、原爆と震災・・・結構共通項で対比されるのではないかと思う。

その前にお互いファイナルを勝ち抜かなければならないのだが、今日の敗戦でその可能性はぼぼゼロになったな・・・。

さて、その一方で来季に向けての動きも活発となっており、その大きな動きに監督交代がある。

オリックス・バファローズの森脇監督はファンの間にかなり不満はあるようだが2年が既定ということで続投。ヤクルトの小川、DeNAの中畑両監督はファンやフロントの慰留もあり続投。ソフトバンクの秋山監督も今季は4位だがこれまでの実績もあり続投。

一方辞任組では、中日の高木監督は2年が既定で成績もよくなかったから仕方ないとして、西武の渡辺監督の辞任は他チームながら残念に思う。底だったチームを若手の育成も手掛けながら、常にAグラスという成績である。ただ、「5年優勝できない」というのが、あの頃のライオンズのエースとしてプライドが許さなかったのだろう。

自ら戦力外→テスト合格という経験を持ち、台湾野球の指導者という異色の経歴もプラスになっていて、また近いうちにライオンズに限らずどこかのユニフォームを来ていそうに思う。

ここで冒頭のクライマックスシリーズに戻るが、果たしてカープの野村監督はどうなるだろうか。確かに3位、クライマックスでも注目を浴び、強力な先発陣や若手野手の起用には評価が集まる。ただ一方で、就任4年いずれも借金生活、采配にはファンから疑問符が多くつけられたり、カープファンのブログでも球団史上最低の監督だの松田オーナーの犬だのと呼ばわりされてたり・・・。3位はたまたまで、名監督かと聞かれれば「う~ん」と唸るが。

Aクラス入りを評価してもう1年やるのか、あるいはこれまでの通算成績を元に解任されるのか。渡辺監督の辞任の経緯もあり、私個人としては、クライマックス(あわよくば日本一)を花道にして、少しはいいイメージの中で一度退いたほうがいいのかなと思う。

仮に次の監督の下で真のAクラス、そして優勝となれば、それは野村監督が下地を作ったという評価にもなるし。

カープファン諸兄(がこんなブログを見ることないか)のお気持ちも聞いてみたいところだが、まず今は巨人に勝つということで、頑張って・・・!

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関西私鉄「サイコロしりとり」の旅・6-4

2013年10月14日 | 鉄道企画もの

阪神なんば線の桜川から近鉄直通の大和西大寺行きに乗車し、生駒まで移動する。実は後の快速急行だか急行だかに乗ったほうが先に着いたのだが、それは途中でわかったことで、別に急ぐわけでもなく、座ったままで行けるからよしとする。石切の辺りから大阪平野を見渡すくらい高度を上げる。近鉄奈良線のハイライトである。

Dscn2590生駒トンネルを抜けて生駒に到着。ここから乗るのがワンマンの王寺行き。ワンマンといってもそれなりに乗客もある区間のため4両編成である。ここから向かうのは信貴山下であるが、終点王寺の一つ手前。

Dscn2591途中で高台に住宅街を見たり、そうかと思えばのどかな田園風景もある中、20分あまりで信貴山下に到着。西側に改札口があり、この前から信貴山の山麓にも住宅街が広がっている。ただ17時半を回ったところで山に上がるバスなどなさそうである。

Dscn2592奈良の三郷町にあるこの駅、信貴山下と言いながらもそれより近いスポットは竜田大社である。行こうかどうしようかと思ったが、それもこの時間からどうしても行きたいかと聞かれれば「うーん」である。

Dscn2594結局、ほど近い三郷町役場、そして大和側の河川敷まで行くことに。三郷は「さんごう」であるが、特に関東の方なら「みさと」と読むのではないだろうか。そうしたこともあり、三郷町では埼玉の三郷市、長野県の三郷村(みさとむら。市町村合併で現在は長野県安曇野市)と友好都市関係にある。

Dscn2596町役場の前にはこの友好都市を記念して3市町村の木が植えられている。三郷町のもみじ、三郷市のしいの木、そして三郷村のあかまつ。町の表情も三者三様なら、木の種類も三者三様。なかなか面白いものである。

そしてこの夏の最後、次のシーズンを再開する駅をこの役場前で決める。信貴山下の「た」で始まるのは・・・。

1.大開(神戸高速)・・・高速長田の手前の地下駅。

2.大福(近鉄大阪線)・・・縁起よさげな名前の駅。

3.当麻寺(近鉄南大阪線)・・・駅名となった寺に、相撲ゆかりの地。

4.大物(阪神本線)・・・本線となんば線が合流する駅。周りの駅も結構出ている。

5.田尾寺(神鉄三田線)・・・また、北神地域に呼ばれるのか。

6.高石(南海本線)・・・ここもいいかな。

もう次にやるのは秋だし、どこから始めてもいいかな。そう思って出た目は・・・「1」。

この次は「大開で再開」ということになった。神戸の中心にもまあまあ近いところで、悪くない出目だろう。その次の「い」で始まる駅というのもこれまでなかった。

・・・さて、信貴山下で終了したわけだが、この後藤井寺に帰宅するなら一つ先の王寺まで行って、JR大和路線で柏原、そこから近鉄道明寺線と南大阪線を乗り継ぐのが最短である。ただ、帰宅と言えども「スルッとKANSAI」範囲外の交通機関には乗れないのがこの「サイコロしりとり」のルール。「JRでなければええんやろ」と、同じ王寺に隣接する新王寺から出る近鉄田原本線ならいいだろう・・・と思いきや、なぜかこの田原本線も「スルッとKANSAI」のエリア外である。なぜそうかという理由は置いておくとして。

ということは、結局来た道を引き返さなければならないということ。また生駒まで乗車する。そろそろ日も暮れてきた。

このまま近鉄奈良線~地下鉄~近鉄南大阪線で帰宅することになるが、その前に一区切りということで「一人打ち上げ」を行うことにする。普通なら難波、あるいは阿部野橋あたりに行けばいいのだが、せっかくなので「違う会社線への乗り換え以外の目的での途中下車はだめ」というルールをここは曲げて、生駒駅前でどこかないか店を検索する。

Dscn2600駅前を少し回ったが、結局は駅ビルの中の「味楽座」というところに入る。価格も比較的リーズナブルで、酒肴の種類も結構揃っていること、また賑やかな店内には地元の人とおぼしき方々、平日はキタの新地やミナミの宗右衛門町よりは、船場センタービルの地下で呑んでそうな(特に根拠はありません)雰囲気というのがあって、安心して過ごせそうである。

夏のイベントということで沖縄フェアというのをやっていた。関西の私鉄を回る企画の締めで沖縄料理というのもいかがなものかと思ったが、結局はゴーヤチャンプルなども注文。後はおすすめのマグロ鍋など。これに大和の地酒もつける。

Dscn2599後で知ったところでは、「味楽座」は大和西大寺や学園前、京都などにも店があり、経営しているのは近鉄リテールサービスというところ。まあ、最後は関西最大の路線網を持つ近鉄グループのお世話になるのも、この旅らしいところだろう。

これで終了した2013年夏の関西私鉄「サイコロしりとり」の旅。また次のシーズンも、ゴールの渡辺橋を目指しつつ、いろいろな駅の表情を見ることができればなと思う。

長々とした紀行文にもお付き合いいただき、ありがとうございました・・・。

【2013年夏の結果】

(駅順)大阪阿部野橋~滋賀里~道場南口~茶山~牧落~中書島~松尾~黄檗~九条~鶯の森~林間田園都市~汐ノ宮~八家~橿原神宮前~恵比須~須磨~松ノ浜~真菅~貝塚~春日野道~千早口~千船~寝屋川市~志染~三井寺~洛西口~千鳥橋~汐見橋~信貴山下

(会社別)近鉄・・・5(大阪阿部野橋含む)、阪急・・・3、阪神・・・4、京阪・・・5、南海・・・5、山陽・・・2、神鉄・・・3、叡山・・・1、能勢・・・1

(府県別)滋賀・・・2、京都・・・5、大阪・・・12(大阪阿部野橋含む)、兵庫・・・6、奈良・・・3、和歌山・・・1

(乗車運賃)「スルッとKANSAI 3day」だからできたこと。普通に乗車券を買ったりPitapaをピッとやっていたんでは、とてもではないがカネが続かない・・・とだけ言っておく。

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関西私鉄「サイコロしりとり」の旅・6-3

2013年10月13日 | 鉄道企画もの

Dscn2578この夏の関西私鉄の「サイコロしりとり」の旅もこの第6日が最終日。時間も16時近くなり、次の目的地である千鳥橋に到着。此花区の中心部に近く、昔ながらの商店街もあり庶民的な雰囲気のあるエリアである。

日々の通勤ルートだったり、クルマでもこの辺りはよく通るところだが、こうして電車を降りて改札を出るのは初めてである。

Dscn2580駅のすぐ横に名前の由来となった千鳥橋がある。ただこの橋を渡るに、下には川はない。いや正確にいえば川としては残っているのだろうが、水が流れているはずのところは盛り土や、果ては道路まで走っている。

Dscn2581先日、阪神高速の神戸線と湾岸線を結ぶ淀川左岸線というのが開通したが、それがこの橋の下を通っている。ここは正連寺川という川だったのだが、水を全部抜いて、さらにその下に高速道路のトンネルを掘ったのだから大胆なものである。川の流れも時代によって変わってしまうものだ。

四貫島の商店街を少しぶらつき、再び橋の上で今度のサイコロである。次は今朝の志染に続き、「し」から始まる駅である。

1.汐見橋(南海汐見橋線)・・・大阪市内の秘境駅。

2.山陽塩屋(山陽電車)・・・行くか、須磨の海に。

3.飾磨(山陽電車)・・・行ったところで今回の旅は実質終了。

4.信貴山口(近鉄信貴線)・・・ここに行ったら次は自動的に千代田。

5.信貴山下(近鉄生駒線)・・・ここを出しても次で終了だな。

6.七条(京阪本線)・・・ここに行った後は祇園に繰り出すか。

実質、この時点でこの夏での「ゴール」はならないことが確定。日が暮れるまでに、次のシーズンはどこから再開となるかを決めることになる。次か、その次の駅で終わりだろう。

そしてここで振ったのは・・・またしても「1」。もっとも近い汐見橋を出す。・・・でも、よく見れば「し」で始まり「し」で終わるということで、結局は場所を移してもう一度振り直すのと同じである。

さて、汐見橋といえば先ほど「南海汐見橋線」と書いたが、正式には南海高野線の起点である。それが時代の流れで列車はなんばに集約され、そのうえ岸里の高架化により高野線の線路からも切り離されたことで完全なローカル線となった「汐見橋線」の終着駅である。

千鳥橋から汐見橋に行くには、阪神なんば線で大阪難波まで出て、南海の「普通車」で岸里玉出、そしてローカル線の汐見橋線で訪れる。・・・のが電車で行くルートであるが、この「サイコロしりとり」では、交通機関は「スルッとKANSAI」が利用できる区間であればルートは問わない。また、普通であれば電車でたどり着くところだが、ここはもう、いいでしょう。歩いて到達しても。

・・・大阪の鉄道に少し詳しい方ならご存知だろうが、千鳥橋から阪神なんば線で4つ目に桜川という駅がある。ここは大阪地下鉄千日前線の乗り換え駅であるとともに、そこに隣接しているのが汐見橋である。車内放送で「南海線乗り換え」とは言わないが、ホームにはちゃんと「南海線→」の表示がある。

Dscn2584ということで、あっという間に汐見橋駅に到着。一応、駅名標の写真だけ収めようということで一旦改札口に入る。残念ながら折り返しの電車が来るまでは結構な時間があり、車両とのショットというわけにはいかなかった。

Dscn2582Dscn2587まあここは汐見橋の駅舎に、改札上に掲げられている昭和30年代の南海沿線の観光案内板を見ることで散策ということにして、次のサイコロはここで行う。実質、次に行くところがこの夏の最終地点かな。また「し」で始まるので上記とほとんど変わらず、

1.山陽塩屋(山陽電車)・・・ここなら今日行っておこうか。

2.飾磨(山陽電車)・・・ここなら次のシーズンに持ち越し。

3.信貴山口(近鉄信貴線)・・・ここまで行って、次のシーズンは千代田から。

4.信貴山下(近鉄生駒線)・・・ここも行っておこうか。

5.七条(京阪本線)・・・夜の京都を楽しむという意味で行こうか。

6.七道(南海本線)・・・ここなら、汐見橋線で出発だ。

飾磨以外は行っておこうということで出たのは・・・・「4」。信貴山下、奈良県側である。

ということで汐見橋駅から再び桜川駅に戻り、大和西大寺行きの準急に乗車する。いよいよ、次の信貴山下でこの夏の「サイコロしりとり」は終了、次のシーズンはどこから始まるかが決まることに・・・。

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関西私鉄「サイコロしりとり」の旅・6-2

2013年10月12日 | 鉄道企画もの

Dscn2553志染でシジミ・・・などとしょーもないことをやったため?か、遠路3時間あまりかけてやってきた三井寺。もう昼ということで食事をしようかと思ったが、駅の周りにこれという店がないので、先に三井寺に参詣することにする。帰りに浜大津で途中下車すればいくらでもありそうだが、この「サイコロしりとり」では、会社が変わるための乗り換え以外のところでの途中下車は認めていない。

Dscn2568疎水に沿って緩やかな坂道を上って10分ほどで到着。近江大津京の頃からの歴史を持ち、平安時代前期、円珍によって中興されてからは東大寺、興福寺、延暦寺とともに強大な勢力を持つようになった。平安時代の仏教といえば僧兵に強訴というイメージが強いのだが、同じ天台宗でも延暦寺と三井寺は「山門派」と「寺門ジモン派」・・・もとい「寺門派」として対立しており、延暦寺により何度となく焼き討ちにあったりした。

Dscn2564その後も、強大となった延暦寺に対抗、あるいは延暦寺を牽制するということもあってか、時の勢力者に保護されたり、あるいは冷遇されたりと浮き沈みが多かった中、現在の寺の形になっていった。

Dscn2567国宝にも指定されている金堂の重厚な趣き、そしてその脇には近江八景の一つにも挙げられている「三井晩鐘」がある。なにがしかのお金を納めると鐘をつくこともできるようだが、係の人の姿が見えなかったためにここは見るだけにする。

Dscn2559Dscn2562そしてやってきたのは西国三十三ヶ所巡りの一つになっている観音堂。ビルやマンションが立ち並んでいるが、その合間に琵琶湖を見ることができる。蒸し暑い日であるが、湖からの風が心地よいところ。長時間かけて訪れた甲斐があった。

さて、「三井寺」の「ら」で次のサイコロを・・・というところだが、今回はその動きを省略。なぜならば、

1、2、3、4、5、6・・・洛西口(阪急京都線)

まあ、元々「ら行」の駅が少ないということもあり、自動的に行き先が決まった。

Dscn2570今度は京阪オリジナル塗装の電車で浜大津まで戻り、京津線~地下鉄東西線へ。これまで京阪~阪急の乗り継ぎといえば、京阪の祇園四条から四条大橋を渡り河原町に行くのがお決まりだったが、今回は地下鉄にそのまま乗車し、烏丸御池で南北線に乗り換え、四条で下車。ここで阪急の烏丸駅に出る。

Dscn2573洛西口に到着。現在は高架化に向けた工事中で、ホームや駅舎は仮のものである。駅のすぐ北に府道の踏切があるが、ここが慢性的な渋滞の発生地点という。これを解消するための立体化工事である。この10月に上り線から高架駅での営業開始となる。

Dscn2574駅舎は京都市西京区にあるが、ホームの一部は向日市にかかっている。この場合、固定資産税はどのような計算になるのだろうか。ホームに立つ限りでははっきりした境界線がわからなかったのだが・・・。

Dscn2576ここは自衛隊の桂駐屯地に近いところだが、駅前散策は時間も14時を回ったところでの遅い昼食。ロータリーの一角にある「凡蔵屋」というラーメン屋に入る。ちょうど昼の部のラストオーダー前だった。

京都と言えばラーメンの激戦区である。と言われても私はそこまでラーメンに気合いを入れているわけではなく、天下一品と魁力屋くらいしか知らないのだが・・・。九条ねぎがたっぷり乗った醤油ラーメンは「昔ながら」という感じの味で、なかなかよかった。

Dscn2577ようやく食事ができたところで、ラーメン屋の前で次のサイコロである。「洛西口」の「ち」・・・。本当、「~口」、「~町」、「~道」など、「ち」で終わる駅というのは結構多い。逆に「ち」で始まる駅はそれほどなく、このためにもう残りは次の2駅のみ。

1、2、3.千鳥橋(阪神なんば線)・・・通勤ルートです。

4、5、6.千代田(南海高野線)・・・ここから河内長野というのも結構距離がある。

そして出た目は・・・「1」。千鳥橋までの移動となる。これで、次に「ち」で終わる駅が出た場合は、自動的に千代田に向かうことになる。

洛西口は準急(高槻市までの区間は各駅に停車)しか停まらないが、その分空いていて運転席後の席に座って前面展望を楽しむ。特急の追い越しもあるが、千鳥橋までならある程度移動の計算ができるのでそのまま乗車。ウトウトもしながら終点の梅田まで乗り、御堂筋線でなんば、そして阪神なんば線に乗車する。途中の九条も「サイコロしりとり」の目的地になったこともあったなあと振り返る。

通勤や仕事中の移動で何度となく通る千鳥橋に到着・・・・。

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関西私鉄「サイコロしりとり」の旅・6-1

2013年10月11日 | 鉄道企画もの

2013年の夏の関西私鉄「サイコロしりとり」の旅も、「スルッとKANSAI3day」のフリーきっぷ(2枚目)が最終日。この夏最後ということになるが、果たして「ゴール」の渡辺橋に着くことはできるのだろうか。

前週に行った第5日は、駅前商店街で「夜露死苦!」てな感じでマネキンの並ぶ洋品店のある寝屋川市駅でのサイコロで終了。そこで出たのが神戸電鉄の志染である。この旅2回目の神鉄粟生線、直接運賃を払っているわけではないが「乗って残そう」に少し寄与できるのかなと思う。

Dscn2537この日も早朝から自宅を出発し、今度は梅田からの直通特急に乗車。新開地で小野行きに乗り込む。湊川の地下を抜けると周りを山に囲まれた住宅地に出会う。やがて森林風景になり、遠くまで来たことを実感する。最前部の座席に陣取り、過ぎゆく景色を存分に眺める。

Dscn2538自宅から2時間半ほどかかり、ようやく志染に到着。「しじみ」と聞くとどうしてもあの貝のシジミをイメージする。果たして、この町名の由来というのも近くの川でシジミが獲れたからという説があるそうだ。他には「縮見屯倉」ということが由来という説もある。

Dscn2542駅前には「居酒屋しじみ」などというのがある。さすがに朝のことで閉まっているが、やはりこういうところではシジミ料理もメニューにあるのだろうか。締めは肝臓にやさしいシジミ汁とか・・・。

この辺りは三木市の中でも新しく開けたところで、道路沿いにはさまざまなタイプの商店が並ぶ。典型的な郊外の街並み。ここからは三宮まで直通する路線バスも出ており、そのために粟生線も苦戦しているところである。何とか頑張ってほしいものだ。

Dscn2543そういう商店はいろいろあるが、朝の8時代といえば開いているのはコンビニくらいのものである。水分確保も兼ねて中に入り、志染に来たからということでシジミエキスの入ったドリンクを購入。シジミパワーでこの先を乗り切ろう・・・・。

さて、志染でシジミ、そして次の駅のサイコロである。エリアの西の端、ここから東に向けて動くということになるが・・・。

1.三井寺(京阪石山坂本線)・・・いくら何でも東に行きすぎや。

2.御影(阪急神戸線)・・・なかなかの住宅街ですな。

3.御影(阪神本線)・・・こちらは庶民的な街ですな。

4.美加の台(南海高野線)・・・またしても紀見峠に呼ばれるのか。

5.三木(神鉄粟生線)・・・これは近い。

6.三木上の丸(神鉄粟生線)・・・以前に隣の恵比須に来た時、町歩きをしてここから乗ったが、もちろんしりとりはノーカウント。

五十音順の配列が良かったか、同じ市内に2つ候補駅がある。どうせならこのうちどちらかに寄った後に東へ向かいたいところ。

・・・ただ、そんなサイコロの目はなんと、1。結局もっとも遠い三井寺まで飛ばされることになった。第1回で滋賀里~道場南口まで移動したのと同じ、3時間コースである。やれやれ。何とかシジミパワーで持ってくれるか。

Dscn2544やってきた新開地行きに乗り込む。向かい側に座っている女性の手には1000円を超える金額が書かれた乗車券。三木とか小野方面から乗っているのだろうが、ここまで来れば神戸、大阪に出るのも時間的、金銭的に一苦労だろう。

それでも駅ごとに乗客が増え、新開地に到着。阪急、阪神いずれで大阪に移動するか。結局はまたしても阪神に乗車。この「サイコロしりとり」、大阪~神戸の移動に何回阪神に乗ったことか。まあ、梅田から各線への乗り換えにも便利ということがある。

Dscn2545京阪からは特急に乗車。いつもの黄色と赤の8000系ではなく、紺と白の新型3000系。背もたれの高い1人用座席に腰かけ、三条まで快適に移動。京阪電車の快適さというのも、今回のサイコロしりとりで改めて実感していることである。

Dscn2547Dscn2548三条からは地下鉄~京津線で浜大津まで移動し、ここから石山坂本線である。この路線はいろいろな塗装を施した車両が走って雰囲気を演出しているが、何とやってきたのは警察のパトカー仕様。外側は白と黒のパトカーだし、車内には道路標識や、通路には横断歩道がデザインされるなど何とも大胆な造り。交通安全のアピールには結構インパクトがありそうだ。

Dscn2551しばらくの路面電車・・・もわずか1分で隣の三井寺に到着。兵庫の西から大津まで3時間少し。もう昼時である。ただ、近江八景にも歌われた古来からの名刹を訪ねるというのも悪くない。ここでの駅前散策は、もちろん三井寺である・・・。

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40代に突入・・・

2013年10月10日 | ブログ
私事で恐縮なのだが、前日9日をもって40歳ということになった。

何だか、「大台に乗ったなあ」という気持ちである。世の先輩方にはまだまだひよっこに見られるだろうが、少なくとも30歳を迎えた時には「大台」という感慨はほとんどなかった。

拙ブログではたまに「私と同じ1973年度生まれ」のプロ野球選手について触れている。この時季で主なところでは、石井一久が引退、松中に小笠原の去就がどうなるかというのはあるが、まだまだイチローは進化しているし、三浦番長や中村ノリなどは来季も期待できる。

もっとも、その上を見れば山本昌とか、このたび中日の兼任監督の谷繁もいるわけで、「若いもん」はもっと奮起しなければと言われているようだ。40代でタイトル獲った選手も多いし。

40代という実感はまだないのだが、人生はこれから後半戦。これまでと同じではなく、何か一本通ったものというか、本当の充実に向けた行いが求められるだろう。

いい大人となれるよう、これからの人生を歩みたいものである。

今後とも皆さんのご指導、ご鞭撻を改めてお願い申し上げます・・・。

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