まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

しばらく更新を休みます

2009年07月27日 | ブログ

拙ブログをご覧いただきありがとうございます。

さて、本日27日からしばらくの間、ブログの更新を休みます。

理由は・・・・しばらくは「医室の旅」ということで、入院生活を送ります。

病名はいわゆる「生活習慣病」というやつで、すぐに手術をするとか、何か危機が差し迫っているというわけではないのですが、やはり放置はよろしくないということでしばらくの「教育」「更正」という措置になりました。これも何かの因果ですね。

一時的な外出の時間もできればパソコンに向かうこともできるのでしょうが、しばらくは様子見となります。

また、皆さんとお会いできる日を楽しみにしております。

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餘部鉄橋は工事中

2009年07月26日 | 旅行記E・関西

城崎温泉から山陰線の気動車で西へ。気動車といっても最近は性能の良い、外観もステンレスの鮮やかな車両が多く出ており、これなら「電車」といってもおかしくないというものもあるのだが、現在乗っているキハ47は国鉄の風情を残す車両。エンジン音も高らかに、しかしのんびり走る図は「ローカル線に来たな」と思わせる。

北前船の寄港地で資料館もある竹野を過ぎ、トンネルの合間にチラリと日本海が見える。雨は上がったがどんよりとした雲が広がっており、まるで冬の車窓である。

香住、鎧を過ぎ、トンネルに入る。トンネルの中でそろそろ速度が落ちてきたなと思うと、ふっと空中へ放り出される感触。そう、餘部鉄橋である。

Dscn2149鉄橋をゆっくりと渡る間、乗客の目は外に向けられ、立ち上がって下をのぞき込んだり、カメラを向けたりする。やはりここは多くの人が注目するところである。

Dscn2152鉄橋を渡ると餘部駅到着。ここで何人かの乗客(ほとんどが「その筋」の人たち)とともに下車する。

P1030293餘部鉄橋といえばご案内のとおり、老朽化に伴う架け替え工事が2010年の完成を目指して進められている。私は工事が始まる前の2007年に最後の「原型」を見物に来て以来の訪問となるが、現在の工事の具合と、それにより景観がどのようになっているのかを見に来たというわけだ(写真は2007年撮影のもの)。

Dscn2155餘部駅はその工事の真っ最中。ホームにはフェンスが張られ、山側は全く行けなくなっている。ちょうど山側に新たなコンクリートの橋脚が出来上がりつつあるところである。餘部鉄橋の撮影ポイントであった丘も削り取られているのだろうか。となれば、新しい橋が出来た後は、あのアングルでの写真というのは産まれなくなるということか。

ともかく、橋の下に行ってみよう。従来はいったん山側の斜面を下りて、線路の下をくぐっていたのだが、現在は踏切(工事現場の警備員が警戒中)を渡り、海側の斜面を下りる道ができている。

Dscn2162Dscn2164途中で元の道に合流する。この角度で鉄橋を眺めるが、コンクリートの橋脚や、その上の重機が目に付く。それはそれで豪快な光景で、そういう筋の人には面白い光景に見えるんだろうな。私も、この時しか見ることのできない建設中の光景はしっかりと目に焼き付けておこうと思う。

Dscn2167Dscn2180それにしても、この新しい橋脚を見るにつけ、全国のあちこちで見られる道路の建設現場と変わらないな、と思う。やはり完成した暁には、高速道路の高架橋が伸びているような風景になるのだろう。電化区間なら架線があるのでまだ鉄道とわかるが、非電化区間だし・・・。

Dscn2173餘部鉄橋の架け替えについては賛否両論あった話だが、忘れてはならないのは1986年に起きた列車転落事故。この事故がきっかけで改めて安全性と定時性の確保が課題として浮き彫りになり、架け替えのきっかけにつながったといってもよい。今、事故現場に立つ観音像の前に立ってみて、事故で亡くなった方やご遺族はこの架け替えをどう見守っているのかなと考える。

Dscn2178その観音像の脇に駅の時刻表がある。そこには間もなく大阪からの特急「はまかぜ1号」が通過するという。別のところに移動するだけの時間がなかったため、鉄橋のほぼ真下から見上げるアングルでカメラを構える。青空に映える、とは行かなかったが迫力のある光景である。渡るだけでなく、見上げる楽しさ。それが餘部鉄橋にはある。

Dscn2207少し山側に小屋を見つける。そこにはスタンプ台が置かれ、餘部鉄橋関連のグッズなどの無人販売が行われていた。写真や図録に交じり、珍しいところでは「餘部鉄橋のボルト(なぜか合格祈願グッズになっていた)」や、「餘部鉄橋のサビ」なんてのもある。まるで形見分けのようだ。

Dscn2182こうして遠くから見ると、やはり妙な光景である。橋脚の一部保存という話もあるようで歴史を語り継ぐものは残されるということで、その時はまたどのような表情を見せるのかまた見に来たいものである。あ、その前に青空と赤い橋脚のコントラストも見たいものだが・・・。

Dscn2185さて今日はここで折り返すことにする。城崎温泉行きの列車に乗り、もう一度車窓から鉄橋を眺める。やはり何度来ても印象に残るところである。

Dscn2190香住駅に到着。ここでは特急「はまかぜ4号」に道を譲る。先ほど撮影した列車が浜坂で折り返したものである。ふと、「気動車特急に乗ってみたいな」と出来心が生じた。餘部鉄橋の架け替えとなると、それを潮に国鉄型のキハ181系の引退も予想される(いまや全国でこの列車だけ)。となれば、今のうちに乗っておくのがよいだろう。青春18の効力がなくなり全額正規料金支払いになることを承知でホームを移る。

Dscn2191自由席はガラガラ。ちょうど座ったところの下にエンジンがあるようで、発車時の轟音と振動がモロに伝わってくる。そう、これも昔懐かしい(といっても気動車の特急はほとんど乗ったことなかったのだが)走りである。最初は豊岡か和田山あたりまで乗ろうかと思ったが、思い切って播但線もこのまま突き進むことにして、車内で姫路までの乗車券と自由席特急券を購入。3500円あまりの追加となったがこれもいいだろう。

豊岡で自由席が半分くらいの乗車率となり、和田山から播但線へ。この線を通過するのも久しぶりである。生野の深い峠をエンジン音高らかにかけるのも、鈍行列車とはまた違った味わいがある。沿線には三脚を立てた人の姿もちらほらと見かける。

沿線には播但線の全線電化を願う看板も立てられているが、生野の峠を越えるトンネルが小さく、架線が引けないという話を聞いたことがある。まあ、気動車特急も最近は高性能の車両が登場しているから、特に電化にこだわることもないと思うのだが・・・。

Dscn2199但馬から播磨に出るにつれ、空も明るくなってきた。姫路の市街地にさしかかり、このアングルで姫路城を見る。やはり存在感があるなあ・・・。

一昔前とはすっかり様子が変わった姫路に到着。ここで「はまかぜ4号」を見送り、気動車特急の旅を終える。後は新快速に乗り換え、まだ日が暮れる前だが尼崎まで戻ることにする。

夏の青春18きっぷの旅。関西に戻ったこともあるため、時間が取れれば山陰・山陽を中心としたところが回れればなと思う。今回はその序盤というわけではないが、ローカル線の風情を少しでも楽しむことができてなかなか有意義だったことである・・・。

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城の崎まで

2009年07月25日 | 旅行記E・関西

この下の記事で紹介した『週末鉄道紀行』に触発されたわけではないが、この夏の青春18きっぷシーズン最初の週末ということで、出かけることにする。今日は日帰りということだが、北陸線を目指すか、山陰線を目指すか。福知山~山陰線にしよう。

早朝にJR尼崎駅に現れ、福知山行きの列車に乗る。福岡、山口地方で大雨も降っており、今日の近畿・中国の予報も雨。今日のところは降られたらちょっと困るのだけど・・・。

Dscn2131朝の列車ながら、北近畿、山陰を目指す人たちでそれなりの乗車がある。ただゆっくりと朝寝を決め込んでいる風情の乗客が多く、車内は静かである。大阪のベッドタウンから武田尾のあたりの渓谷、そして田園地帯へと移る車窓をボンヤリと眺める。雨は時々強く降りつけるが、山の緑、水田の緑が鮮やかに目に飛び込んでくる。

Dscn2133高架の福知山駅ではすぐに接続の豊岡行きに乗車。113系の湘南色という、懐かしいカラーである。雨は一層強くなったかと思えばカラリとやんだり、外の天候が忙しい。その中、途中駅のドアの開閉時にはムッとした熱気が車内にも入ってくる。

Dscn2136豊岡で気動車に乗り継ぎ、列車は『城の崎にて』ならぬ「城崎温泉まで」。本日の第一の目的地である。せっかく来たのだからということで外湯に入ることにする。有名な温泉地であるが派手なネオンなどない和風情緒あふれる雰囲気がお気に入りである。

Dscn2137大渓川を挟む柳の並木を歩く。ここに来てうまい具合に雨がやんでおり、町歩きには具合がよい。ただ少し歩いただけでも汗がジワッと出る蒸し暑さ。やはり風呂に入ってサッパリとしよう。

Dscn2141城崎には7つの外湯があり、過去にも訪れているところだがお気に入りの一つが江戸時代から続く「一の湯」。土曜日の午前中という時間帯のために入浴客も少なく、ほとんど貸切状態。少し熱めの内風呂、そして野趣あふれる洞窟風呂にじっくりとつかる。しばし放心するにはちょうどいい加減である。

入浴の後は、少し早めの昼食とする。城崎の味覚といえば何といっても松葉ガニ。冬の時期に城崎を訪れれば、駅から温泉街に続く商店街のいたるところに大小のカニが並び、それらを豪勢に味わうことはなかなか難しいにしても、目を楽しませるものがある。

ただ、それは冬の話。この時期の商店街はどうも静かである。店頭に魚が並ぶこともほとんどない。やはり魚を味わうには秋から冬の時期のほうが楽しいだろう。そんな中で入ったのが、魚屋の直営という食事処の「海中苑」。冬場となると店の外まで行列ができる店だが、この日は時間が早いこともありガラガラ。

Dscn2143一部のメニューについては夏場でもカニ料理ができるということでカニ玉丼と、夏の日本海の味覚ということで岩ガキを注文。いずれもおいしく頂戴する。その他にも多くのメニューがあるのだが、一人旅ではそう多くを堪能できないのがつらいところ。ここは昼ではなく夜に来たいと思わせる店であるが、夕方までしか営業していないのが残念かな(まあ、居酒屋ではないから・・・)。

Dscn2146食後はまだ時間があったので、駅横の「さとの湯」へ。しかしここは午後からの営業のため、その前の櫓の下の足湯につかる。2時間の途中下車だったが、なかなかに充実したひと時であった。

Dscn2147次の目的地にむかうべく、2両編成の気動車に乗車。この国鉄型の車両に乗る機会も少しずつ減っており、貴重な乗り心地を味わうことにする・・・・(続く)。

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『週末鉄道紀行』

2009年07月24日 | ブログ

夏の「青春18きっぷ」のシーズン。また今年も鉄道ブームとやらに乗って、全国あちらこちらの路線が老若男女で賑わうことであろう。もう「青春18」利用旅行のハウツーものなど、情報過多ではないかというくらい出回っていることである。

さてそんな中で手にした一冊『週末鉄道紀行』。西村健太郎著、アルファポリス発行。

9784434133121_1l_2同社が主催した「アルファポリス旅行記大賞受賞作」という。帯には「サラリーマンによるサラリーマンのための鉄道旅行記」とある。著者は巨人の中継ぎ投手・・・ではなく、IT専門紙記者という「サラリーマン」である。

私もサラリーマンという職業柄、週末には鉄道で出かけることもある。特に東京在住時代は、青春18もあれば「土日きっぷ」、時には「3連休パス」で、東日本地区の路線を回っていたことも多い。ブログのネタにもなったことである。だから「サラリーマン、うん、週末鉄道旅行」というのはよくわかるし、とっつきやすいテーマではある。

しかしながらこの一冊は、そんな「週末に出かけたネタを集めたもの」ではない。そんな軽い気持ちで書いたものでないということが、冒頭の一章からにじみ出ている(誰にでもすぐに出かけられる週末旅行のテクニックネタ集を期待した人にとっては、ちょいと重いかな)。

「月曜日は新しい旅の誕生日である」という一節から始まるが、そこにたどり着くまでのサラリーマンのバイオリズム(週半ばの倦怠も含めて)が描かれている。それがすべて週末の旅行に向けたエネルギーなのだから、純なものを感じる。旅立ちまでの一週間、営業の合間にちょいと寄り道してみたり、サイトのメンテナンスをしたり、時刻表を読みふけってみて、ふと、昔懐かしい鉄道の風景や、時刻表で想像するしかできなかった時代に思いを馳せている。奥さんと赤ちゃんのいる日常生活とかつての光景を行ったり来たりする中で、自身の鉄道への思いを改めて見直しているというストーリーである。

まさか毎週毎週このようなバイオリズムで動くこともないだろうし、週末でふと旅立つ行き先が関東周辺の近場ではなく、廃止間近の「富士・はやぶさ」の寝台券を瞬殺で入手してそのまま出てしまうのも、読むほうからすれば「出来すぎ?」という思いと羨ましい思いが交わる。ただ、ストーリーの展開ぶりというのも面白いし、乗客や車窓の描写なども、写真がなくともその場の雰囲気がよく伝わるところである。帰路のはやぶさ号での中年サラリーマン氏との意外な一夜や、途中で新幹線に乗り換えてビジネスマンの中で現実に引き戻されるなど、「そういえばこういうこともあったな」と懐かしがらせるものがある。

最近の鉄道旅行はどちらかといえば「駅から下車した後」の楽しみにウエイトがあり、ハウツーものでも「途中下車ポイント」を取り上げているのだが、本書の旅行は少しの例外を除き、もっぱら「乗ること」を主眼としている。そのスタイルや、途中の描写などは文体も含めて初期の宮脇俊三に近いものがある。かようにして乗り続けるというのは楽しい反面、途中で疲れてくるもの(私はこれを「鉄道"道"」と勝手に呼んでいるのだが・・・)だけに、今時貴重といえるだろう。

最近の私の旅は・・・といえば、どちらかといえば目的地に行くのが目的で、そのためには鉄道も移動の手段に成り代わったり、鉄道を捨ててクルマで出ることも多い。「本書を携えて」というわけにはいかないが、久しぶりに著者のような、「鉄道に揺られること、さまざまな昔に思いを馳せること」を目的とした放浪に出てみようか・・・・(混雑必至だろうが)。

旅の舞台は冬から春だが、夏草の線路の匂いをも感じさせる一冊。

(7月16日記事再掲載)

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『キップをなくして』

2009年07月23日 | ブログ

書店をのぞいたら新刊のコーナーにあり、ふと目にしたので読んでみた一冊。先日、「娑婆」を離れていた時の手持ち無沙汰に一気に読み進めた。

『キップをなくして』池澤夏樹著、角川文庫版。

4043820038_2池澤夏樹の作品というのをいくつか読んだことがある。芥川賞作品ともなった『スティル・ライフ』のような幻想的な小説もあれば、理系出身らしく小説の中にも科学的な知識を要求されるもの、あるいは『タマリンドの木』のような恋愛作品(20代の当時に好きだった人のことをダブらせてさまざまに考えさせられたな・・・と遠い目で見ております)もある。そうかと思えば、地球の未来について科学的に語ったもの、自然との触れ合いを描く紀行・ルポものと幅が広い。作品のここかしこに「読む側の教養を求められる」ような印象のところも多く、味わい深いのだがかなり疲れるというのが個人的なイメージ。

帯に「キミは今日から駅の子になる。~子供たちの鉄道冒険ファンタジー」とある。池澤氏の作品には子供が主人公になるものもあるのだが、まあ、「鉄道」の言葉に魅かれて購入したようなものである。

話の筋は、改札口でキップをなくしたことに気づいた一人の少年が、同じような子供たちと一緒に「駅の子」として東京駅で暮らすことになるところから始まる。「駅の子」は特殊な才能(?)を授けられ、電車を使って学校に通う子供たちを守るのが仕事。その子供たち(中には、既に「死んだ」少女もいる)との触れ合いの中で少年はいつしか精神的に成長し、最後は仲間たちと、その少女を北海道に送り出す旅に出かける。ひと夏のファンタジーでありながら、人の「生と死」もテーマという一冊である。

「キップをなくすと改札から出られない。だからずっと駅の中にいなければならない」という着眼点。話の舞台は実際の「JR」線なのだが、改札が自動ではなく「駅員が鋏を持っている」という描写があったり、寝台特急が三段式だったり、青函連絡船があったりという時代。「JR」として青函連絡船が動いていたという時期はごく限られており、「1987年の夏」というのが舞台である。鉄道がまだ泥臭さというものを強く持っていた時代。

池澤氏も「鉄道好き」なのかな。子供たちの一人に「鉄道ファン」の役割を与え、本文中で豆知識を披露させている。ただ、現在のようなシステム化された鉄道(特にJR)では、こういう作品はできなかっただろう。そういう意味で微妙な舞台設定を行ったところも、池澤氏の計算深さが感じられる。「駅の子」の世界はちょっとした異次元空間。読者も、ちょっと懐かしい鉄道の駅の異次元空間に入り込むことができる。

鉄道好きでも、それほど鉄道に興味のない向きでも味わえる一冊である。

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ブログを書くことの意味

2009年07月22日 | ブログ

最近、ちょっとわからなくなっています。

自分で書きたいことということで、旅行記や野球の観戦記など書いているのだが、正直それは単なる記録なのか何なのか。別にどこかのサイトで紹介されるとか、多くのコメントやトラックバックを期待するわけではないのだが、手ごたえというものを全然感じられない(実際、そういうのはほとんどありませんし)。

別にプロの書き手ではなく、全国で何千万とあるブログの一つで過ぎないのだから、誰かの目に留まるということなどなかなかないわけで。

このままやっていたところで、周りに何かをもたらすというものではないということであれば、このまま書き続けることには正直「???」な気分。少なくとも、今は・・・・(といいつつ、一晩寝ればカラッとした気分になるのかもしれないが)。

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衆議院、解散~!

2009年07月21日 | ブログ

本日、衆議院解散。

そりゃそうと、議長が「衆議院を解散する」というと、与野党問わず議員が「バンザ~イ!」というのは何でだろうか。まあ、野球の応援が最後に「そ~れ、オイオイオイ!」と三本締めするのと同じような、何かの「お約束」なのだろうな。

これから40日の間、世の中は選挙モード一色で、相当やかましいことになるんだろうな。その間、喫緊の課題を含めた大事な国政はストップしてしまうことになるが、それも仕方のないことなのだろう。自分の「2票(小選挙区と比例代表)」をどのように行使するか、場合によっては「誰が投げても一緒」ということで「白票」を突きつけることも視野に検討したいところである。

思い出すのは前回2005年の総選挙。当時の住まいと投票所が目と鼻の先にあったこともあり、また朝早く目覚めたことで「投票所の一番乗り」の儀式を行ったので覚えている。一番の人間は「投票箱が空であることを確認する」という特典というか役割があり、なかなか面白かった。

なお、私の行った投票所では「三番乗り」までが同じ儀式に参加した。一人だと、果たしてその人間が信用に値するかということがあり、それで複数の人間に確認させたのだろう。その投票所だけということはないだろうから、本当は「三番まで役割がある」というのが正しいのかもしれない。ちなみに、確認したことの「署名」をやっているうちに、後から来た人がぞろぞろ投票を始めたから、投票箱に票を入れるのは一番ではないという結果になった。

ちなみに、2007年の東京都知事選挙でも一番乗りをやってしまったから、投票所でも「よほどのヒマ人だね」と思われたかもしれない(参議院選挙の時は、投票日は野球観戦に出かけていたから期日前投票)。

ところ変わって初めて迎える国政選挙。誰に入れるかもそうだが「こちらでも一番乗りを狙うか」どうかが思案のしどころである・・・・・(だからヒマ人だと言われるんだろうが)。

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娑婆に戻りました

2009年07月20日 | ブログ

昨日の朝から出ていた「異質の旅」から戻ってきやした。

「異質の旅」・・・「"医室"の旅」かもしれませんね。

というのが、とある事情による「24時間」の検査で、とある病院に1泊での検査入院をしていたため。

まあ、誰かの介助を必要とするわけではないので、一人で「小旅行」の格好で出かけたのはよいが・・・・。

24時間の間に何回も採血検査、尿検査などあったが、待ち時間も多い。その間はすることもないので、ベッドに横になって持参の書籍を読んだり(いずれ、このブログでも紹介するかもしれません)、本当はご法度なのだろうがワンセグでテレビを見たり。検査なのか休養なのかという感じだが、やはり病院というのはそんなに居心地がいいところではないですな。

結構、長い1日だった。

「娑婆」に戻ってなんだかほっとした気分。帰路には、先日お釈迦となったテレビの後継機を購入(小雪と綾瀬はるかがCMしているメーカーのやつ)。これでようやく「地デジ」の仲間入り。こちらも、なんだかほっとしたところである。

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異質の「旅」に出ます。

2009年07月19日 | ブログ

世間は3連休。夏休みの始まりもあって、あちこちのスポットや交通機関は大賑わいのようで。

さて、私もそれに合わせるというわけではないが、19・20日の両日、ちょいと娑婆を外れたところへと「旅」に出ます。

その旅行記は・・・後で書くことがあるかな??

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田中康夫が国替え立候補

2009年07月17日 | ブログ

衆議院の解散・総選挙が決まり、もう国政のことなどどうでもよくなっている国会議員たち。議員とマスコミの関心はもっぱら麻生降ろしだの次回選挙だのの方向に向かっている。

そんな中、「新党日本の田中康夫、兵庫8区で立候補の意思」というニュース。兵庫8区と言われてもピンと来なかったのだが、「公明党 冬柴氏との争い」ということで、これは私の住む尼崎市の選挙区ということで、「うわっ」ということになった。

以前にこのブログでもこの選挙区の特性について「しょーもない選挙」と書いたのだが、無風地区が一転、全国でも注目を受けそうな選挙区ということになりそうだ。

このブログでは特定の支持政党は表明しないし(民主党の不支持は表明したことはありますが)、まあ、これから両者がどのような姿勢で国政に臨み、何をやりたいのかということをよく見ることである。田中康夫も長野県知事だったときはそれなりの成果を出したのだろうが、「新党日本」の顔というのがよく見えないし、民主党の推薦を受けたからそれでよいというものではないだろう。

現在の自民党が「末期症状」をさらけ出す中で野党の優勢が伝えられているが、そのまま「民主党を積極支持」というものではない。この政局のせいで多くの問題が棚上げされ、外交では小国にナメられ、隣国に日本の領土も侵食されているという現状、あるいは福祉や社会保障が置き去りにされている現状・・・民主党という政党も左右入り乱れの集合体で、政権をとったところで混乱がもう一つ出てきそうな気がする。

二昔前の藤井寺球場の「誰が投げても一緒」という野次、「お前も打たれろ○○」という野次、今の政局のグラウンドに投げるのにピッタリかな。

でもまあ棄権だの、原理主義のクーデターというわけにも行かず、「自民か民主か」という選択肢ではなく、せめて平和裏に、よりさまざまな選択肢が見出せるとよいなと思うのみである・・・・。

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小松キターッ!!

2009年07月15日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

ようやく、初勝利である。

久しぶりの先発となったオリックス・バファローズの小松投手。帰宅後にヤフー動画をチェックすると、終盤でもなかなかの力投を見せている。打線が情けない状況なのだが、それでもこれまでの不甲斐なさを振り払うかのような投球。

その気迫が後押ししたか、8回裏、鈴木の強烈な当たりがセカンドを襲う。名手・井口はこれをグラブに収めたが、その後でまさかの悪送球。これが決勝点となった。

7月に入ってからの初勝利は本当に「お待たせしました」だが、ともかくも、これからが楽しみといったところだろう。

さて野球がらみの話題がもう一つ。これは今頃になって知ったのだが、独立リーグ・関西独立リーグの前期優勝が大阪ゴールドビリケーンズに決まったという。吉田えり投手の存在、分配金未払いによるリーグ消滅の危機などの話題はあったが、逆にそれらしか話題がなく、運営会社が変わってからの後半戦は、どのチームが首位で、順位表や各部門のトップ選手が誰でという情報は入ってこなくなった(各チームが独自に情報発信していたようだが・・・)。少しずつスポンサーの名乗りはあるようだが、こういう情報が一般に伝わらないようでは、「興行」としてのリーグの存在って何??というように思うのだが・・・。

この7月から8月にかけては、野球も盛り上がる時期。小松投手のこれからのシーズンと、独立リーグの後期日程、ほんまに「頼んまっせ!!」という感じである。

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キリンとサントリーの経営統合について

2009年07月14日 | ブログ

阪急と阪神が経営統合した時以来の衝撃ですね。

真夏の暑い中、電車の中吊り広告で見た「サントリージョッキ生」の宣伝ポスター。正確には「ビール」ではないのだが、ジョッキの凍り具合といい、泡の出方といい、(所ジョージはさておき)キャンペーンガールの笑顔といい、見ているだけでノドがゴクリといいそうな感じに仕上がっていた。今日あたりはビアガーデンに飛び込む人も多かったのではないだろうか。

そのサントリーとキリンが経営統合。どちらかがどちらかを「食う」というのではなく、国際的な競争力をつけるために、それぞれのブランドは残しつつも、統合でパワーアップするという。

確かに国内市場はどちらかといえば狭まっている傾向にあるし(両社の商品を見ても、本家のビールよりは発泡酒、第3のビールのシェアが高い。ただ、麦の蒸留酒となればサントリーが強いと思うのだが、最近は麦の蒸留酒を飲む人も減っているらしいし・・・)、海外に進出しようという気持ちはわかる。そうでなければ会社としての生き残りがどうか・・・という考えも、まあ間違ってはいない。

・・・しかし、ね。

市井の一介のビール党(もしくは発泡酒党?)からすれば、海外戦略がどうのこうのという以前に、一日の疲れを癒してくれる、また時にはちょいとハメを外させるというような、そんな楽しみを与えてくれる一杯を提供してくれればそれでいいのだと思う。そのへんの酒場で楽しくジョッキを傾けているサラリーマンの姿を見れば、M&Aだの何だのっては、関係ないように見える。

そんなことはないと思うが、「一番搾りとモルツのブレンド」などというものが出ないことだけを願うばかり・・・・。

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懐かしい面々に会いました

2009年07月13日 | ブログ

このところ会食をすることが続いている。

12日の日曜日は大阪市内での親族会が行われた。私の一族の元々の本貫地は大阪ではないのだが、何やかんやで関西にも多く移り住んでおり、不定期ながらこれまでにも何回か会が行われているもの。私も久しぶりに関西に戻ったこともあり、顔を出すことに。

普段親族との行き来がないものだから、久しぶりに会ったいとこも多い。そろそろ結婚して、子どももいる人が増えており、私としてもプレッシャーかな。あとは、昔の写真などが回覧され、そこには現在とは別人のような体型の私の姿があり・・・・。いや懐かしいものですな(人ごとのように)。

続いて13日は、会社で翌日開かれる講習の講師として来阪された課長との会食。東京時代は同じ部門で勤務していたのだが、こちらも懐かしい限り。最近の動向などを話し合い、さまざまな励ましをいただいた。これからの力になっていくといいな。

土曜日からの宴席続きでちょいとセーブしなければならないのだが、人とのつながりというのは大切にしたいものだし、これからどういうことでお世話になるかもしれない。その意味では有意義なひと時を過ごすことができた。

これからも、よろしくお願いします。

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がんばらないとね

2009年07月11日 | ブログ

いや今日も暑い一日だった。そんな中、昼は職場の従業員の親御さんの葬儀に参列し、礼服を脱いだ夕方は友人との会食。

焼肉の食べ放題と飲み放題の店で、暑さを吹き飛ばそうとばかりよく飲み、大いに語らった。

彼も私と同じく独身なのだが、「恋愛経験」はその辺の男性もぶっ飛ぶばかりの遍歴を持ち、会うたびに知り合った女性の話が出るのだが(どこをどうすればそれだけ次々に出てくるのやら)、どうも一ヶ所に収まらないというか、結婚には至らないという人物である。

でもまあ、「婚活」が世間ではやっている中で、それほど熱心に動いているとはいえない私から見れば見習う点もあるわけで、「お前が結婚せんとオレが落ち着かん」という妙な励ましも受けている。友というのはありがたいものだが、であれば、そういう席をセッティングしてもらわないとね。

この夏が濃いものになるか、暑いだけで終わるかどうか・・・・。

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西武ドーム

2009年07月11日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

テレビが壊れてからというもの、それほど見ないとはいっても家の中に「音」が必要ということで、携帯電話のワンセグを視聴することでしのいでいる。でも、画面は小さいし、音声もよく途切れるし、万全とはいえない。

そんな中、無料で視聴できるヤフー動画のパ・リーグ中継はありがたい。

10日は西武ドームでの埼玉西武ライオンズ対オリックス・バファローズ戦の終盤を観戦。3対3の同点から大引のタイムリーで勝ち越し、6対3の勝ち試合。いい形だ。

さてこの試合、「ライオンズ・クラシック」ということで、西武ナインが着用していたのが、ライオンズの鮮やかなブルーのユニフォーム。ふと「常勝西武」の文字が頭をよぎる。やはりこちらのユニのほうがしっくりくるなあ。

西武ドームもまた自然の環境の中、芝生席でゆったり観戦できるところで、大阪からは遠いがまた訪れたいものだ。

話かわって大阪だが、7月は土日の主催試合がない。8月の対ロッテ戦で「大坂夏の陣」というイベントをやるらしい。プロモでは鎧姿の大石監督の絵があるが、果たしてどんなもんだろうか。観戦予定に入れるとしよう。

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