まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

伊原木、のぼせ上がるのもええ加減にせえや。

2020年04月28日 | ブログ

「晴れの国岡山は元気です。ぜひ観光にお越しください。カモンベイビー岡山!!」

・・・2018年の西日本豪雨の後、動画でこのように訴えてたな。

兵庫県から岡山県に入る瀬戸パーキングエリアでの検問、検温。さらには高速道路のインターチェンジ封鎖。関西人をターゲットにした発言である。さらには、「岡山に来た奴を後悔させてやる」という感情的、挑発的な発言をしているそうだ。

いや、言いたいことはわかる。ただ、いかにも中途半端で、単に思いつき、私情が入っているのではないか。

確かに、県外、大都市圏からの流入を防ぎたいのはわかるが、言い方というのがあるのではないか? 岡山で感染したのは100%関西人が悪いのか? 県内人が他県に行ってそこで感染したとか、パチンコや風俗店での濃厚接触で感染したとかいうことは100%ないのか?

ここに来て、そうした感情的な物言いで事が前に進むのだろうか。

徳島県では、県外から流入のクルマを県自らが監視して、それに私的制裁を加えるのを黙認しているようだが、それと同じようなものである。コロナ感染は100%他県民のせい、岡山県民は何ら悪いことはしていません・・・。

ならば、新幹線はもう全列車岡山、新倉敷通過でよろしいでしょう。山陰や四国との特急乗り継ぎ?・・知らんわ。後、抜け道を防ぐために山陽線、赤穂線、姫新線、因美線、智頭急行、芸備線、伯備線、瀬戸大橋線、井原鉄道も全線通過または運休ということで。来たことを後悔させられるくらいなら、通過することもご法度でしょう。それならば行政としてそのくらい思い切った施策をやってはどうですか?好感度上がりますよ・・・。

当然、物流関係のクルマの岡山県通過も禁止。まあ、岡山県貨物さんが県内を行ったり来たりするだけで十分まかなえるのでしょうね。

それならそれでいいが、その代わり二度と「カモンベイビー岡山!」などと言うな。

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第23番「勝尾寺」~西国三十三所めぐり3巡目・15(コロナに打ち勝て!)

2020年04月27日 | 西国三十三所

さて、受付から勝尾寺の境内に入る。西国三十三所のSNSによれば、33の札所の多くでは行事の中止・延期、拝観・納経時間の短縮、納経所の閉鎖、中には拝観そのものの停止という対応がなされている中で、勝尾寺については「通常運転」のようである。訪ねた時はちょうど定刻の祈祷の時間のようで、この時も何がしかの祈祷があり、祈願文や観音経偈がスピーカーを通して境内に響いている。

改めて勝尾寺の歴史について触れると、開かれたのは奈良時代の後期、光仁天皇の皇子(桓武天皇の異母兄)の開成(かいじょう)皇子が大般若経600巻を書写して奉納し、弥勒寺として建てたのが始まりである。その後、妙観が十一面千手観音を奉納し、寺の本尊とした。

平安時代以降は山岳修行の場として信仰を集め、清和天皇の病気平癒を祈祷してそれが叶ったことから、「勝王寺」の名前を与えられた。さすがに「王に勝つ」は恐れ多いとして、読みは「かつおうじ」のままで「勝尾寺」と称した。もっとも、今の山門の裏側の扁額には「勝王寺」と書かれている。

そして勝尾寺といえば境内のいたるところに置かれる「だるまみくじ」のミニだるまである。勝尾寺という寺の名前や、「七転び八起き」、「勝ちだるま」というところからいつの頃からか置かれるようになり、「勝ち運」の寺としても人気。このところはこのミニだるまの景色を目当てにしたインバウンドの客も多いところである。

本堂に上がる途中には「勝ちだるま」の奉納所がある。願いが叶った、目標を達成することができた時、そのお礼として奉納されている。

勝尾寺とだるまの関係がいつ頃からなのか確かな記事は見当たらないのだが、だるまで有名な群馬の高崎市のホームページには「高崎だるま(R)の歴史」という記事があった(だるまに「R(登録商標)」がついているのも驚きだが)。それによると、だるまが世間に広まったのは江戸で疱瘡(天然痘)が流行したことに由来するという。当時は現代のような医療が発達しておらず、庶民は病を恐れ、願掛けを行った。その時、「赤いものが邪気を払う」として、赤く塗っただるまを疱瘡除けとして求められ、子どもの枕元にも置いたという。

天然痘は後に種痘が開発されたことから現在では根絶されたとされているが、現在の新型コロナウイルスも、当時とは単純に比べられないにしても、状況としては似たようなものではないだろうか。コロナにも「打ち勝て!」と言いたくなる(こういうと、ウイルスに「勝つ」のではなく「共存」すべきだと主張する方々もいるそうだが)。

何だか勝尾寺に来た理屈をこね回しているようにも感じるが、厄ばらい三宝荒神社、鎮守堂、開山堂、大師堂と順に手を合わせる。なお、こちらの手水には柄杓が通常通り置かれていた。

そして本堂にてお勤め。お堂の中には祈祷を申し込むか、毎月の開帳日に訪ねるかでないと入れないので、外での読経である。こういう状況なのでマスクを着けながら経典を読むが、やはり息が長くは続かない。

私もだるまみくじを一つ引いて、境内にお供えする。だるまみくじも場所によっては「密集」しているところもあり、こういうのを見ると「『3つの密』を避けましょう」てなことを言って、だるま同士の間隔を開けようとする人がいるのではないかと思う(すでにいてたりして)。

4月末、鯉のぼりの季節だがその鯉にも元気が見られないように思う。

納経所に向かう。過去に訪ねた時は建物の外まで長い列で、係の人が複数で対応しても時間がかかったが、今回はこの状況で誰もいない。カウンターには透明シートが貼られ、床には並ぶ間隔を示すテープも貼られている。勝尾寺では確か納経帳に朱印を押したり、筆を走らせる際に係の人が「南無大慈大悲観世音菩薩」と小声で口にしていたと思うが、この時はなかった。こういう状況なので控えているのか、マスクをされていたので聞こえなかったのかはわからない。

さてこれで参詣を終え、花を見ながら山門まで下りる。

納経所で並ぶことがなかったぶん、バスに乗るまでの1時間はちょうどよい滞在時間になった。12時31分発の千里中央駅経由北千里駅行きも、勝尾寺から5~6人の客で山道を下って行く。

千里中央には13時すぎに到着。昼食の時間帯で、通常の札所めぐりであればここら辺りで一人打ち上げでもするところだが、駅ビル内でも開いている食堂もあるものの、人との接触を減らすわけではないがそのまま列車に乗り込む。結局そのまま自宅まで戻ってからの食事となった・・・。

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第23番「勝尾寺」~西国三十三所めぐり3巡目・15(こういう状況下ですが・・・)

2020年04月26日 | 西国三十三所

26日、こういう状況下で札所めぐりとは何事かと思われるところだが、今の実際の札所の様子がどういう感じなのかということを少しでも見ておくということで記事にする。その場所に勝尾寺を選んだのは、「府県を跨いだ移動を控える」として同じ大阪府内の札所で3巡目がまだだったということである(安倍と同じような言い訳をしているが)。

日曜日の御堂筋線天王寺駅。5月6日までの土日祝日について、大阪メトロ各線では通常の土日祝日ダイヤから約2割減便して運行されている。駅掲示の時刻表も差し替えられている。御堂筋線でいえば天王寺~新大阪の区間運転便について1時間に2~3本が減らされるが、元々本数が多い路線であるし、なかもず~千里中央の通し運転については通常ダイヤ通りなので、普通に乗車するぶんにはそれほど影響はない。

今回10時頃の列車に乗ったが、普段は混雑するなんば~梅田間でも1両に10数人がいる程度。乗客はほぼ全員マスク着用だし、車内のあちこちの窓も開いて風が入ってくる。

千里中央に到着。2020年、北大阪急行の開業50年をPRするポスターが掲げられている。そういえば1970年の万博から50年である。今から5年後、大阪・夢洲にて大阪・関西万博の開催が決定していて、当初は2020年の東京五輪と合わせて経済に弾みをつけたかったところだが、この状況である。東京五輪は1年延期が決定したが通常開催できるのか疑問の声も挙がっているし、大阪・関西万博も今のところ延期や中止の話は出ていないし、まあ大丈夫だとは思うのだが、一方で明るい話も聞こえない(もちろん、今はコロナ対策に全力を挙げる時だが)。

なお大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、「いのちを救う」、「いのちに力を与える」、「いのちをつなぐ」というお題目がある。期せずして、現在世界で抱えている問題にぴったりである。コロナウイルス、正に「いのち」にかかわること。また世界的に完全に終息させるとなると今から5年くらいはかかるだろう。こうした後の社会は現在とは違った価値観、仕組みが広がるかもしれない。それが一同に会するイベントということならば開催の意義は高くなるだろう。

・・・とまあ、目の前のことから離れたことを思ってみる。千里中央駅はさまざまな商業施設が集まっており、やはり休業、営業時間短縮の影響もあるようだが、開いている店舗には利用客がそれなりに集まっている。写真の千里阪急も地下の食料品売り場のみ営業している。

千里中央駅10時55分発のバスで勝尾寺に向かう。前回訪ねた時は大陸からの客も含めてバスも満員だったが、この日は先客が2人、そして千里中央から乗車は私だけである。

北大阪急行の延伸工事現場の横を通る。千里中央から箕面萱野まで、当初は2020年度の開業予定だったのが、工事日程の見直しで2023年度開業にずれこんだ。

バスは郊外の住宅地を走る。日常の移動ということでクルマの行き来も結構目立つ。確かにスーパーには駐車場があるが、いずれもほぼ満杯のようだ。またこれは気のせいか、歩道をジョギングしたり、動きやすい服装で歩いたりする人が目につく。テレワーク、ステイホームが行われている中、日曜日くらいは体を動かそうという人も多いのかもしれない。

それは住宅地を抜け、勝尾寺の参道の山道に入ってからより一層感じられる。ジョギング、自転車(スポーツサイクルもあればママチャリもあり)の往来が結構あり、バスも慎重に追い越していく。普段から走り慣れているのかもしれないが、歩道もないしクルマの往来も結構ある。コロナウイルスの感染よりも交通事故に遭わないかが心配である。

勝尾寺へは山の中を歩く旧参道もある。私も一度歩いたことがあり、今回もどうしようかと思ったが、結局移動時間短縮のためにバスに乗っている次第。

千里中央駅から30分あまりで勝尾寺に到着。こんな時に参詣の人がどれくらいいるのかなと思ったが、それなりの数の姿が見える。またそれよりも、歩道に自転車を停めて休憩している人が結構多い。ここで折り返す人、あるいは箕面大滝方面に抜ける人、勝尾寺は手軽なヒルクライムコースとしてその筋で知られているスポットでもある。

これまで訪ねた時と比べればめっきり人も少ないのだが、まったく人がいないわけでもないのでどこか安堵した気持ちになり、1時間後の帰りのバスまでの時間で「観光」ではなくしっかり「参詣」しようと思う・・・。

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バファローズファンクラブ特典、西本幸雄生誕100周年

2020年04月25日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

当初の予定であれば4月26日は職場主催のゴルフコンペで、前日の25日はその準備やら何やらをやっているところだった。それがこうした状況となり、3月の半ばには早々と中止が決定した。

3月半ばといえば、プロ野球の公式戦開幕を延期し、4月24日を目標としていた頃である。だとすればこの週末が開幕シリーズとなっていたわけだが、ご案内の通り今や緊急事態宣言が全国に適用され、開幕時期が見通せなくなっている。

さてそんな中、オリックス・バファローズのファンクラブ会員特典が郵送されてきた。当初は球場受取、宅配のいずれかを選択できたのだが、こういう状況で球場に行くこともなくなったので、4月に入って順次宅配ということになった。球団の対応も大変である。

そして入っていたのが、2020年のサードユニフォーム「勝紺」。オリックス球団としては初めてストライプを採用し、胸には猛牛のセカンドロゴ。最初に披露されたニュース画像を見た時は「パジャマ?」と思ったのが(たまにこの球団、夏の陣やらオリ姫デーなどで、意表を突きすぎるデザインのユニフォームが登場するのだが)、現物を見るとやはりパジャマに見えなくもないが、今の時代にはかえって斬新かなとも思う。後は、スタンドでこれを着用する機会が今季あるのかどうかというところだが・・・。

もう一つのバッグ。昨年まではリュックだったのだが今季はボストンバッグになった。旅行用には小さすぎるが、日帰りで球場に行くにはちょうどよいところである。

そして4月25日は、大毎、阪急、近鉄で監督を務め、3球団で優勝した西本幸雄氏の生誕100周年ということから、メモリアルゲームが行われる予定だった。試合では阪急時代のストライプ、背番号50のユニフォームを着用とあった。

写真は以前に東京の野球殿堂博物館に行った時のものだが、生誕100周年というとえらい昔の出来事のように思える。YouTubeにて1979年の日本シリーズ第7戦、近鉄対広島の9回裏、あの「江夏の21球」のテレビ中継の映像があるので見ていたのだが、当時「おじいちゃん」に見えた西本氏、御年59歳である。失礼ながら今の59歳、監督でもまだまだ「若造」の年齢かもしれない。そこは時代である。

西本幸雄が生誕100周年ということは、あの川上哲治の生誕100周年でもある。1970年前後、日本シリーズでは阪急と巨人は5回対戦したがいずれも巨人が制覇、V9の時代である。

今後プロ野球が開幕してこのメモリアルゲームが行われるのかは不明だが、どこかのタイミングでやはり功績を讃える場があってほしい・・・。

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有名人や芸能人、スポーツ選手の感染、何で美談にするの?

2020年04月23日 | ブログ

所詮こいつら、好き勝手して勝手に感染しているだけでしょ。

先月亡くなった大物芸能人も、死んでから神様のように崇められているが、結局は夜の街で遊んで感染したわけだし、自業自得。

西宮球団の乱交選手たちも記者会見していたようだが、「オレら別に悪いことしてないのに何で?」という感じ。まあ、関西マスゴミは全力でかばい、称賛するのだろうな。まあ、こいつらも乱交で美味しい思いをしているのだから当然やな。

あと、NHKの朝のニュースの女性アナウンサーも、別に俳優と交際するのは勝手だがマスクもつけずにヘラヘラとほっつき歩いている。何が「感染防止、私たちにできること」か。

首相の記者会見もいい加減なものだが、芸能人、有名人の世界も所詮そんなもの。何をエラそうに。偽善もええ加減にせえや。

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寄付だ辞退だといって・・・そもそも10万円もらえないのだから関係ないわ

2020年04月22日 | ブログ

また安倍がのこのこと記者会見(という名前の原稿読み会)に出てきた。

もう、こいつの顔を見るだけでも虫唾が沸く。

本日も何かボソボソと「オンライン帰省」とか何とか言っていたようで・・。まあ、大型連休で人の移動が増えるのを抑えようとの意図なのだが。ただ、「観光」は自粛でも「参詣」はよかったんですよね。夫人が宇佐神宮に行ったことについても何の問題もないとした。そうであるならば、「参詣」目的で3つの密に該当しなければ何の問題もない。専門家会議の先生方も安倍には何の苦言も呈さなかったそうだから、ならば私も「参詣」させてもらいますよ・・・(あくまで皮肉ですよ、これ)。

世間では、このたび決まった国民一人あたり10万円の一律給付についてさまざまな議論が起こっているようだ。国会議員は辞退するとか、公務員とか給与が減っていない会社員は対象から外すべきだとか、公務員に返上させてコロナ対策の財源にすると言い出す某県知事がいるとか(その後撤回したそうだが)、受け取って寄付をすべきだとか上から目線でいう芸能界の大御所とか・・・。

・・・いずれも私には関係ない。この給付金は「世帯主」が一括して申請するものだが、実はおっさんの私、「納税者」であっても住民票のうえでは「世帯主」ではないのである。ということは、「世帯主」が私の分もまとめて申請して、「世帯主」の口座に振り込まれると。こうなるともう私は受け取ることはできない。まあ、「世帯主」に寄付をしたと思えばいいのだろうが、このことについて私には最初から選択権はない。「世帯主」の意向が絶対なのでもうあきらめている。最初からなかったと思えばまだ気楽だ。

まあ、我が家の場合は特殊な事情としても、世の中には「世帯」は同じだが財布は複数ある(共稼ぎ世帯も含めて)ところはいくらでもあるだろう。また、実質離婚状態にあったり、あるいはDVから逃れるために居住地を別にしている家だって多数あるだろう。今回、何らかの基準を設けなければならないので最大限給付できるであろう「世帯」をベースとしたのだろうが、「世帯」を基準にしている時点で日本は時代遅れだという意見もある。せめて「納税者」ベースにするやり方はなかったのかな。

・・・それよりも、もう文化人だタレントだとか、歌手だとか、本業のほうがヒマなのかもしれないがここぞとばかりに正義面していろいろコメントする、そしてそれを報じる(嫌でも目に入ってくる)・・・元から最近のマスゴミとか芸能人にはウンザリしているが、連日のこの風潮に苛立ちを覚える。まあ、こんなことを書いても誰の何のプラスにもならないのだが・・・。

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宇佐神宮

2020年04月21日 | 中国観音霊場
最近ニュースで登場した宇佐神宮。宇佐八幡という呼び方もされる。

そのニュースとは、3月14日に安倍首相が新型コロナウイルス感染拡大防止のために外出の自粛を呼び掛けたが、その翌15日に昭恵夫人が50人ほどの団体で宇佐神宮を参拝していたというもの。首相が外出自粛を呼び掛けるその横で夫人が旅行とは何事か!と非難の対象になっている。その前に、芸能人を含めた近親者と「レストランの庭で桜をバックに記念写真を撮った」ことと合わせて。

宇佐神宮参拝が明らかになったのは4月に緊急事態宣言が出てからだが、3月15日の出来事が1ヶ月ほど後に報じられたというのはどうだろうか。あれほどその言動が問題視されている首相夫人が仲間たちを引き連れて宇佐神宮に現れた時点でもっと騒ぎになっても不思議ではない。そうならなかったのは、3月15日だったからかな。

3月14日の首相会見といえば、今から思えばお気楽なトンチンカンな内容のあの会見ではなかったか。

その時点、私はどうだったか。3月14日は近鉄の新型特急「ひのとり」がデビューするというのでチケットを買って、かつ近鉄特急の乗り比べとして何本かの特急に乗った。1日おいた16日も同じようなことをした。だから15日に宇佐神宮に行った首相夫人を全面的に叩く・・とまではいかない。同じような方々も多いのではないかと思う。

立場をわきまえていないという批判はあちこちで起こっているが、そこまでの問題になっていないのは「この人に今さら言っても仕方がない」のと、自分たちもその週末、あるいはその次の三連休にどこか緩みがあったかもしれないからだと思う。まあ、仮にも首相夫人という特殊で一般の人たちとは立場が違うのだから、そこは分別をわきまえるべきだったのは確かだが。

・・経緯はともかく、実は私も久しぶりに宇佐神宮に参拝しようかなと思っていた。宇佐神宮、20年近く前だと思うが大分方面の何かの紀行で参拝している。久しぶりに行きたいなとして、中国観音霊場めぐりのオプションで「行ける」としてプランニングしていた。それがこの5月の大型連休だったのだが・・。

前回3月に訪ねた徳山から、大分の国東半島の竹田津までフェリーが出ている。竹田津から路線バスで豊後高田や宇佐駅までつながっていて、宇佐駅から宇佐神宮を訪ねた後で、フェリーでその日のうちに徳山に戻ることができる。1日を使って豊後まで往復して瀬戸内の利便性を体験するプラン。

緊急事態宣言の影響でこの大型連休での実施は無理だが、こうしたつながりを感じられる機会はそうあるものではない。今さら安倍がどうこう言っても宣なきことで、中国観音霊場のひとこまに、豊後、宇佐神宮を加えて幅を広げることができるか楽しみである・・・。
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第14番「野中寺」~西国四十九薬師めぐり・17(大陸とのつながりを感じる中之太子)

2020年04月20日 | 西国四十九薬師

藤井寺駅から歩いてやってきた野中寺。交通量の多い府道に面した南側に山門がある。「聖徳太子御遺跡第五番 中之太子 野中寺」という石碑が建つ。聖徳太子ゆかりの寺院を並べた聖徳太子霊跡という札所めぐりがあり、その中には四天王寺や法隆寺などといった歴史の教科書レベルの寺院もあるのだが、野中寺はその一つに含まれている。

この野中寺も聖徳太子が発願して、蘇我馬子が建立したと伝えられている。そして「中之太子」とは、河内の国にある聖徳太子ゆかりの3つの寺「三太子」の一つのことである。残りの「上之太子」は太子町の叡福寺(最寄駅もそのまま上ノ太子)、「下之太子」は八尾市の大聖勝軍寺(物部氏との戦いで勝利したお礼に建てた寺で、今は太子堂の地名がある)である。その中の「中之太子」だが、聖徳太子の伝説が何か伝わるわけではないが、かつての竹ノ内街道沿いにあり、周りには古市古墳群、近つ飛鳥・・と来れば、当時重要なスポットの中にあったことはうかがえる。

境内はシンプルな景色。建物といえば正面に本堂があるのが見えるくらいだが、飛鳥時代から奈良時代にかけて大きな伽藍があったことが確認されている。現在は礎石や石塔が残るだけだが、塔や金堂の跡が示されていて、野中寺式伽藍として国の史跡に指定されている。伝説では蘇我馬子が建立したとあるが、その後の研究で、朝鮮半島から渡来した船氏の氏寺だったのではないかとも言われている。

その後は戦乱で焼かれるなどして長年荒廃していたが、江戸時代に再建、現在に至る。

境内はベンチでおっちゃんが一人日向ぼっこしているくらいで参詣の姿は見えない。本堂には西国四十九薬師の表札が掲げられ、扉の隙間から中をのぞくと薬師如来のお前立像が見える。病気平癒のご利益がある薬師如来に向かってお勤めとする。

本堂の裏手に地蔵像があるが、その横にはかつて「朝鮮石人像」というのが建っていたとある。近畿のいくつかの寺に安置されていて、それらの寺は渡来人とのつながりがあると言われている。船氏もそうだし、言い伝えとされる蘇我馬子の蘇我氏も元をたどれば渡来系の氏族だという。今回のスポットは時代がぐっとさかのぼる想像を掻き立てさせる。その石人像、現在は京都市北区の高麗美術館に移されて保存されているとある。日本における朝鮮文化の歴史を伝えるスポットとのことで、現在は臨時休館中であるが、また機会があれば訪ねてみたいものである。

そうした大陸文化の影響を感じさせる中で、境内裏手の墓地には「お染久松の墓」というのがある。江戸時代からの歌舞伎、浄瑠璃の演目だが、その題材は大坂の油屋の一人娘のお染と、野崎村から奉公に来ていた久松という二人の許されぬ恋の末に実際にあった心中事件だという。墓石には油屋の天王寺屋が建立したとの碑文があるが、そもそも羽曳野に墓があるというのはどういうわけだろうか。

さて納経所に向かう。こちらは通常の対応である。そしてふと貼り紙を見て「昨日来ておけばよかったかな」と思う。

毎月18日、野中寺では秘仏である金銅弥勒菩薩半跏思惟像の御開帳がある。飛鳥時代の作とされるが、仏像好きの間では有名なものだという。こういう状況であり葛井寺も十一面千手観音の御開帳が中止されていた。前日は雨だったので野中寺まで来るのは取り止めにしたが、貼り紙を見る限りでは開けていたのは開けていたようである。まあ、寺の考え方もそれぞれである。

これで西国四十九薬師めぐりを一つ終えたが、今回は本来順番だった五條の金剛寺の代替のようなもので、くじ引きとサイコロは行わない。この後は再び歩いて藤井寺駅に戻る・・・。

さて、連日感染者数の増加が報じられているが、そういえば自分の地元はどうなのか気にしていなかったなと検索してみる。19日時点の情報として、藤井寺市では4名、羽曳野市では5名とある。この数字は多いのか少ないのか微妙なところで、地元の中にとどまればリスクは少ないのだろうが、いずれも私を含めて、大阪市内への通勤通学者の多いエリアである。自分が知らない間に感染しないように、感染させないように引き続き気を付けることに・・・。

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第14番「野中寺」~西国四十九薬師めぐり・17(これは藤井寺からの散歩です)

2020年04月19日 | 西国四十九薬師

前日(4月18日)の記事では、緊急事態宣言が全国に拡大されて最初の週末という中での通院や、そのついでで近所の西国三十三所第5番の葛井寺の現況を書いた。

そして19日。外出についてはさまざまなことが言われている中だが、天気も回復したことだし外の空気を吸うことも必要かなと思う。上に書いた西国三十三所めぐりの他に関西では西国四十九薬師めぐりを行っていて、くじ引きとサイコロで次の行き先を決める中、順番では五條市の金剛寺となっている。藤井寺からなら近鉄で吉野口、あるいは御所まで行ってJR和歌山線に乗れば五条駅に着き、おそらく近鉄も和歌山線も空いているから人と接する機会も少ないのかなと考えている。

さらに金剛寺は「関西花の寺」の一つでもあり、境内には多くの花が咲くところだそうである。寺のホームページでは本堂や庫裏などの屋内の拝観は中止しているものの、19日からぼたん園を開園しているとある。もっとも花の開花が遅れているのと、この状況下で無理な参拝は避けるようにとのアナウンスがある。

さてどうするかだが、少し気持ちを冷静にして、金剛寺についてはもう少し様子を見ることにする。ただ一方で札所めぐりを何か進められないかと見た中で、西国四十九薬師めぐりの第14番の野中寺(やちゅうじ)が、藤井寺市の隣の羽曳野市にある。これまでサイコロの選択肢に出たことはあるが順番はまだ来ていない。

隣の市といっても、私の自宅から歩いて20分ほどで着くところである。それならば自宅からの散歩の延長ということで行けばよいのではないか。薬師めぐりのルールといっても私が自分向けに勝手に決めたものなので、そこは柔軟に行こう。先に野中寺に行くことにして、そこではくじ引きとサイコロは行わず、次は金剛寺に行くことはそのままとする。

さて藤井寺駅前。野中寺は駅から南西の道をそのまま歩けば着くのだが、同じ市民でもそちらの方角にはなかなか行く機会がないので、ある意味お出かけに近い。

その藤井寺といえば・・・今は世界遺産の百舌鳥・古市古墳群の一端ということで歴史の町というのが改めて見直されたが、少し前までの藤井寺といえば近鉄バファローズの本拠地、藤井寺球場である。その跡地は四天王寺学園のキャンパスとなっており、かつて球場があったことを伝えるのはこのモニュメントだ。

私がこの球場で実際に試合を観ていたのは1980年代半ばからだが、やはり一番印象に残っているのは1989年のパ・リーグ優勝。ライトスタンドのポール際の席でその時を見届けたが、当時スタンド全体で起こったウェーブが懐かしい。ただ、日本シリーズのチケットを買えなかったのは心残りである。藤井寺球場で最初で最後に行われた日本シリーズで、今たまにニュースで出る映像といえばジャイアンツの駒田や中畑の本塁打の場面。

後は古いところでは鈴木啓示の300勝とか、優勝の後なら野茂対清原とか、イチローの活躍、佐藤義則のノーヒットノーラン(「がんばろう神戸」の1995年)、地味なところでは新井宏昌の2000本安打とか、今の基準でいえばローカル球場の扱いながら、一時代を沸かせた夢舞台である。そうしたメモリアルな試合もあったが、たいていはガラガラのスタンドで鳴り物も禁止された中で普通に行われていた試合で、球場が狭い分ヤジもよく通った。良くも悪くも、私の野球観戦のベースはここである。

今、プロ野球の開幕がいつになるか見通せない中、昔のことを思い出すのもいいだろう。

さらに昔といえば、近鉄パールスには先日亡くなった関根潤三さんが主力として活躍していた。私の印象はヤクルトの監督やフジテレビの解説での飄々とした姿だが、選手として当時弱小の近鉄で投手、打者の両方でオールスターに選ばれたこともあるすごい選手だというのを後から知った。オリックス・バファローズが毎年行っている復刻イベントでも、何らかの形で紹介してほしかったなと思う。

現在は四天王寺学園のキャンパス、そして外野スタンドがあった辺りはマンションになっている。このマンションの造りがちょっとスタンドを意識したかのように見えないこともない。

このまま進み、ちょっと脇道に入って仲哀天皇陵(岡ミサンザイ古墳)に出る。周囲を堀に囲まれた前方後円墳で、その後円部のてっぺんというのが、藤井寺市で最も高い標高点(古墳は人工のものなので山とはちょっと違うような・・)である。

なおこの仲哀天皇とは第14代天皇で、父が日本武尊、妻が神功皇后、子が応神天皇だが、そうした人物に囲まれて影の薄い方だったとか。九州の熊襲との戦いで戦死したとも、神功皇后の三韓出征に反対して暗殺されたとも言われており、謚に「哀」という文字が入っていることも含めてちょっと気の毒な感じがする。

さてこの辺りは藤井寺市と羽曳野市の境界が接するところで、いつの間にか羽曳野市に入った。屋根瓦と門が見えると野中寺だが、入口はここではなく南側の山門である。

・・・藤井寺駅からたかだか20分あまり歩いただけだが、記事がすっかり長くなったのでいったん切る。寺についてはまた次の記事にて・・・。

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第5番「葛井寺」~西国三十三所めぐり3巡目・番外(新型コロナと札所)

2020年04月18日 | 西国三十三所

緊急事態宣言が全国に広がって最初の週末。

タイトルには西国三十三所めぐりと書いているが、これはわざわざ出かけたということではなく、私のご近所の話。

18日は近くの内科医(個人でやっている開業医)で生活習慣病の定期的な検査を受けたのだが、こうした状況下で院内も厳戒態勢を敷いていた。受付にて検温、血圧測定を行い、待合室の長椅子も真ん中の部分にテープでバツ印をつけて仕切ったり、主治医の先生に絶対に診てもらわなければならない体調不良があるわけではないので看護師の方が間を取り次ぐ形で処方箋の段取りをしてもらったり、何とか「医療崩壊」を防ごうという取り組みが見られた。

またもう一つ、別の病院にて睡眠時無呼吸症候群の治療を行っているのだが(これも生活習慣病やなあ)、空気を鼻から気道に送り込むCPAP(シーパップ)を使用して、その使用時間や使用時の無呼吸回数、気圧などを記録したSDカードを毎月病院に持参して、データを見てもらったり先生のヒアリングを受けている。

それもこうした状況下なので、今月初めて通院ではなく、電話による診療となった。これは厚生労働省が特例として認めた措置だそうで、私のように継続して治療を行っていて、症状が安定している場合についての対応だという。現在のCPAPは通信機能があり、病院のパソコンでもリアルタイムのデータを取ることができる。こちらも月1回の通院で、料金は次回の支払いでよいとのこと(ただし、来月もどうなっているかわからんけど・・・とは先生の話)。

なおCPAP、睡眠時無呼吸症候群の「対処療法」としては効果的なのだが、このところの新型コロナウイルス患者の治療でも注目されている。肺に安定して酸素を送り込む人工呼吸器として、CPAPを改造した装置が欧米で投入されているのだとか。

・・・さて、葛井寺の話である。検査が終わった後、自宅に戻るのに少し散歩がてら訪ねた。そういえば毎月18日は本尊十一面千手観音像の御開帳の日である。普段であれば西国三十三所ツアーも含めて参詣者もそれなりに来る。またこれからは藤の花の時季にもなってくる。

そして正門。西国三十三所霊場会からもすでに告知されていたので知っていたが、緊急事態宣言の発令を受けて御開帳は中止との掲示がある。また5月1日~6日の特別拝観も中止とあった。門は開いていて外陣での参詣はできるが、それでも「必ずマスク着用」との強いお願いである。

境内には人の姿もほとんど見えない。藤井寺駅への近道として境内を通り抜け、本堂の前でちょこっと手を合わせる人がたまにいるくらいだ。

また、人との接触を避けるということで、手水からは柄杓が撤去されているし、本堂の鰐口を撞くための紐も取り除かれている。とりあえず手だけ合わせる。

納経所も普段は本堂の中にあるが、今は外の小屋に出ている。朱印を求める人が本堂の中で密集しないようにとの対策である。立札には「前後の間隔を開けて並ぶように」「必ずマスク着用(未着用の方は受付しない!)」、「朱印は可能な限り書き置きにて」という注意書きが出ている。今回はついでで境内をのぞいただけで、先達用の納経軸に朱印をいただく予定もなく、こういう対応なのだなというのが見られて情報になった。もっとも、この時に他に朱印を求める人の姿もなかったが。

神社仏閣はいわゆる行政からの休業要請の対象にはなっておらず、境内で普通に手を合わせるだけなら「3つの密」の状況ではないのだろうが(これを言うと総理夫人が宇佐神宮に・・・いや、何でもない)、受け入れる側も大変な気遣いである。

西国三十三所の各札所にもさまざまな影響が出ているようで、拝観時間の短縮や納経所の閉鎖、各種行事の延期、中止が相次いでる。緊急事態宣言が全国を対象に発令されたことで新たに措置を取った札所出ている。また、四国八十八所霊場会のサイトを見ると、札所ごとの対応が一覧になっている。18日時点の状況を見ると、半数以上の札所で納経所が閉鎖されているようで、中には「閉山」の文字もある。「閉山」とはどういうことだろうか。境内には入れるがお堂の扉が閉まっているのか、あるいは境内そのものにも入れなくなっているのか。

こうした中でも各寺院では新型コロナウイルスの終息、人々の病気平癒を願って日々祈祷しているという。やはりここは御仏の力にすがることも大切かな。

せめて、この藤の花が満開を迎える時には、何か明るい話題が出てほしいものだが・・・。

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今季の野球はもう厳しいのかな?

2020年04月17日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
緊急事態宣言の対象が全国に広がった。

これを受けて、NPBは5月末から行う交流戦を中止、6月以降の開幕を目指すと発表した。

まあこれは仕方がない。私もファンクラブ特典を利用して、この時期までの終息を願って交流戦のチケットを購入していたが・・。

ただ、こうなると果たして今季、プロ野球の興行がどこかでできるのか、その可能性はかなり低いものになったと感じる。これでは公式戦もどのくらいできるのやら。

こうなれば、試合数を減らしてまでペナントレースをすることもなく、12球団総当たりの試合を何試合かずつして上位チームを表彰するとか、選手たちが何班かに分かれて各地を巡業してエキシビションマッチをするとか、そのくらいしかできないのではないかと思う。いや、それすらもできるか。

今のプロ野球の試合では、我らがバファローズのような不人気球団でも、万単位の人が行き来する。これが「3つの密」のリスクではないと言えるまでにするには相当の労力が必要である。バファローズでさえそうなのだから、西宮の黄色いキ◯ガイども(選手も同類)が集まる場所なんか、どうするのやら。

一軍のレギュラー選手が復調するまでに二軍戦でテスト登板するように、まずは二軍戦、後は独立リーグでも検証が必要だろう(その独立リーグ、いわば地方の中小企業体である。今季の開幕が絶望となる中でどうするかだが)。

今季はもう野球を見ることはないのだなと、1ファンとしては受け止めるしかないのかな・・・。
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全国に緊急事態宣言

2020年04月16日 | ブログ

まあ、そうなるでしょうな。

それはやむを得ないとして、不快になるだけだから安倍のアホ面など見なければいいのにテレビでの発表を見てしまう。このところ、この男こそ社会に混乱を引き起こすコロナウイルスを擬人化したものではないかという殺意を覚える。誰かが「アベノウイルス」と言っていたが、言いえて妙だ。いや、そう言ったらウイルスに失礼だ。

・・・それはさておき、緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受けて、各地の知事たちも記者会見などで自治体としての対応をコメントしているのをニュースで見る。

その中に愛媛県の中村知事の会見があったのをたまたま見たのだが、愛媛県として掲げている「3つの方針」を堅持して対応していくとあった。

その内容とは、

1.あわてることなく冷静に

2.本質を見極め的確に

3.変化には迅速に

というもの。何だかすとんと落ちる言葉である。

テレビやネットニュースを見ていても不安を煽るような内容が多く、マスゴミの連中は今が稼ぎ時、中には面白がっているように報じているところもあるが、やはり一人一人がどう行動するかである。確かにさまざまな対策をしなければならないが、ここでは「冷静に」ということも必要なのだなと、ふと気づくことである。

安倍がウイルス以下というのは変わらないが、自分がそのウイルスの保菌者、媒介者にならないように冷静に、的確な動きを心掛けたいものである・・・。

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熊本地震から4年

2020年04月14日 | ブログ
連日コロナウイルス関連のニュースばかり続くが、その間に他のニュースが辛うじて挟まるかなという程度。

その「他のニュース」の一つとして、熊本地震から14日でまる4年というのがあった。深夜の時間帯に発生し、翌朝になって被害の大きさが伝えられた。熊本城に大きなダメージがあったことも衝撃的としてこの地震の象徴ともなった(もちろん、周辺の自治体にも大きな被害があったのだが)。

先月の東日本大震災から9年の時もそうだったが、熊本地震から4年というのも、目の前のコロナウイルス、緊急事態宣言の前には流れる感じである。もちろん地元の方、被災された方々にとっては忘れられない出来事で、犠牲者の追悼も行われるものの、やはりコロナの影響で行事の中止や規模縮小である。これ、仮に来年の同じ時期に、コロナウイルスの心配がなくなったとして(そうあってほしいのだが)、「昨年はコロナの影響でできなかったぶん、今年は盛大にやりましょう!」という性格の行事ではないので、縮小傾向が続くのだろう。風化が進まなければよいが。

もちろん、熊本地震の場合は熊本城の修復が終わり、元の姿を見せることで人々に元気を与えることにつながるので、そうした行事は盛大にやってほしい。

さて、熊本地震で思い出すが、関西ではかねてから南海トラフ地震の恐れが言われている。これから先季節が進むと、毎年のように豪雨、台風という災害の心配が出る。

もし現在コロナウイルスの感染拡大が続く中で、こうした災害が発生したらどうなるのか。特に、避難所に避難せざるを得ない状況となると。避難所となると学校の体育館や公民館あたりなのだろうが、あれ、モロに「3つの密」でしょう・・。もし「無症状」の人が避難して集団生活を何日かでもしていたらとなると、もう言わずもがなである。

それを恐れると、行政も逆に「避難所には来ないで、自宅にいられる人は自宅にいてください」となるのかな。まあ、これからは自主的にそれを選択する人も増えると思うが。万が一、今の状況下で自然災害が発生したらどう動くかも、考えておくほうがよいのかな。

現在の緊急事態宣言の中、確かに明日の生活をどうしようかと悩み苦しむ方もいるが、多くの人はといえば、とりあえず家の中では安全に暮らせているし、食料も自分で買うことはできる。電車も普通に動いていて通勤もするし、テレワークという選択肢もある。風呂やトイレも自由に使える。震災の時のように、ああした空間での集団避難生活で、食べ物も配給、風呂は自衛隊が沸かしたものが何日かに1回・・という状況に比べれば、今は日常生活が維持できているといっていいだろう。

自分にもそう言い聞かせるのだが、いやいやそれでもストレスや不満は溜まるもの・・・。
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何十年かぶりにあのゲームをやりたいな・・

2020年04月13日 | ブログ
どうしてもコロナウイルス関連から離れられない。ニュースもそうだし、さまざまなブログを拝見してもやはりコロナ関連になってしまう。

そんな中で通勤帰りの電車に乗っていて、ふと見かけたのがある雑誌の車内広告。右派系の雑誌なのか、見出しには「コロナウイルス対策もできない現行憲法」に始まり、「安倍時代の改憲しかあり得ない」、「日本よ、憲法改正で強くなれ」、そして最後は「九条という岩盤に風穴を」とある。あくまで、席に座った目線の先にこうした雑誌の広告があっただけの話だ。

いわゆるライトスタンドの方々はこういう情勢でも元気だ。今こそ改憲、安倍の元で改憲と意気盛んだ。まあ、個人の主張としては否定しない。だけど、その方々が支持する安倍って・・どうなん?

安倍って、今の時代だから星野源の動画に合わせて貴族気取りをしても失笑とヤジで済んでいるが、こんなのは序ノ口、もとい前相撲のようなもので、時代が時代なら殺されているでしょう。ライトスタンドの熱心な方々なら、安倍こそ天皇陛下に不忠を働く奸族で、かつての5・15や2・26のように粛清すべき対象ではないかと思うが。それでも安倍万歳なの?

・・・で、本題はゲームだったか。

このところパソコンでYouTubeを見る時間が増えているのだが、その中で、今も続くゲーム「信長の野望」シリーズのうち、今から20年ほど前に出た「武将風雲録」についてさまざまなプレーを紹介する動画がお気に入りである。「信長の野望マニアックス」という投稿者が、弱小大名で天下統一したり、強豪大名で縛りプレーをしたり。また、「武将風雲録」のさまざまな特徴や現象についてプレーで細かく検証したり。

私もこのゲームを元祖のファミコンでやっていた(当時高校~大学)が、今でもこうして熱心に探求している方がいるのに驚いた。今も「信長の野望」シリーズは出ているが、リアルタイムで戦略を立てて合戦もリアルタイムでやらなければならないとか、私のようはおっさんには無理。かつての「ターン制」がちょうどかな。

そんな中で、さまざまな形のプレーが「武将風雲録」に勤しむ動画に残されている。早速プレーしたいが、スーパーファミコンも元祖ファミコンもとっくに手元からなくなり、現在はハード、ソフトともに買えないのが残念だ。

現在は鮮やかな攻略の動画を見つつ、今の政権その他が「武将風雲録」の鉄砲や鉄甲船で討ち取られる日が来ないかなと、日がな一日待つばかりである。たかが安倍みたいな無教養の輩を始末するのに、なぜこれだけ手間をかける必要があるのか知らないが・・・。
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とりあえずマスクはこういうのもので

2020年04月12日 | ブログ

緊急事態宣言後、初めての日曜日。大阪は雨ということで特に外に出ることもなかったのだが、ニュースを見ると市街中心部は人出がほとんどない割に、郊外のスーパーやホームセンターは買い物客で賑わっていたとか。

また一方では「人の出勤を7割減らせ」という国の要請に「そんなの無理」という街の声があったり。

大きなニュース(といっても一部媒体しか伝えない「報道の自由」が行使されているが)といえば、「報道ステーション」のメインキャスターを務めるテレビ朝日のアナウンサーがコロナウイルスの陽性反応が出たこと。肺炎の症状があるために入院しているそうで、当面は出演見合わせ、共演のフリーキャスターも出演を見合わせるという。

ウイルスに感染したご本人を責めるつもりはなく、一日も早い回復を願う。しかし、(番組を見ないので知らないのだが)数日前から体調が悪くてネット上では心配する声が挙がっていたり、発熱の症状があったにも関わらず出演を続けていたという。このところ報道番組、ワイドショーなどでキャスターが間隔を空けて登場する「演出」をしているが、実際その裏側の就業環境、取材や現場の環境というのは「3つの密」状態であることも指摘されている。視聴者には「3つの密」を避けてとか、外出を控えるように言いながら、当のマスゴミ業界は人のことを言えた義理かという話である。

マスゴミは日頃から政府に対して「説明責任」を求めていたり、一般の方で発症した人にはあることないことをプライバシー関係なく「報道」しているのだから、自社の社員、しかも看板番組のキャスターからそうした発症が出て、番組の放送にも影響が出るということについては、その経緯についてはきちんと検証、説明するべきだろう。特に同局は朝のワイドショー番組で名物コメンテーターがいらっしゃって視聴率を稼いでいるそうだから、「身内」で起こったことについてもぜひとも厳しく断じていただきたいものである。ええやん、「啓発」するという意味もあるし、あなた方の大好きな「視聴率」だって稼げるおいしいネタですやんか。

・・・さて、冒頭の話。マスクについては「アベノマスク」2枚配布の一方で、一般の店舗には相変わらずほとんど出回らないという状態が続いている。私も最初の頃はあちこちの店を探し回ったがあっさりと断念、自分からの飛沫防止ということならタオルやハンカチを常に手にしていればいいかということで3月はしのいでいた。ただここに来てさすがに状況が悪化したり、また4月から研修を受ける新社員たちにマスク着用を義務付ける以上、自分がしていないというのも格好がつかないということになった。

そこで利用したのはネット通販。2~3月頃にはネットでの高額転売が問題となり、そうした出品は禁止されたが、商品としての通販は認められている。ヤフーのオークションではなくショッピングのページを見るといくつかの商品が出ていて、早いもので注文から1週間~半月で送付可能とある。ただ中にはそれも早々に売り切れて、半月、1ヶ月待ちで送付というものも出ている。50枚入りで商品が3000円前後、送料が800円ほどだから合計で4000円ほどかかる。通常の箱入りに比べたら数倍の価格になるのだが、背に腹は替えられない。4000円で50枚だから1枚80円か・・・マスクが店頭にないことのストレス軽減や、通勤や人と接するうえでの咳エチケットのコストと思えば仕方がない。

そして、とある商品でやってきたのがこちら。外箱を開けて出てきたのは「緊急防护民用口罩」というもの。日本のメーカーの中国工場で作られたものではなく、モロに中国製品である(笑)。製造元は「温州雨澤科技術有限公司」とある。温州市は浙江省の南部の港町。「口罩」とはマスクのことである。ちなみにこの公司のサイトを検索していると、まあ何かよくわからないがいろいろな産業を手掛けているようで、不織布(无纺织布)関連製品もある。マスクはその一環で製造したのかな。

新型コロナウイルスの発生源となった中国の製品ということで安全面、衛生面がどうかと気にならないこともないが、4月から着けていて現在のところ不良箇所は見つかっていないし、使い捨てと割り切ればよいだろう。

とりあえずはこうしたものででもしのいでいくことに・・・。

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