まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

農村16きっぷ

2009年11月30日 | ブログ

早いものでもう12月。となれば青春18きっぷのシーズンということになる。ちょうど1ヶ月後が帰省ラッシュが始まるかなということで、この時期に運行される臨時夜行などは「秒殺」で売り切れるのだろう。

昨年までなら、「東京から大阪の実家に帰るまで」が一日仕事(ともすれば二日かかることもある・・・)ということなのだが、関西に復帰してからは帰省といっても電車乗り継ぎで1時間で終わってしまうこと。逆に、「青春18」を購入してどう過ごそうかと考えてしまう。

そんな中、タイトルの「農村16きっぷ」である。JRによるこの冬の新商品・・・・ではなく、これはNPO法人「学生人材バンク」というところが運営する、農作業ボランティアや農業体験イベントを企画する「農村16きっぷプロジェクト」というもの。

Dscn5575この活動は鳥取県の農村で展開されているそうで、先日鳥取県の若桜までドライブした折に、道の駅にポスターが掲示されていたもの。

なぜにこういう名前なのかな・・・。「青春18きっぷ」を意識しているのは明らかだし、「16」というのは、高校生くらいからこのような体験に参加してほしいという願いがあるのかもしれない。ホームページで活動の様子を見ていても、大学生だけではなく中高生くらいの人たちもイベントに参加しているようだし・・・。

環境保全活動やら、食糧自給率の向上のためとかということで、最近は自然保護と農業体験を組み合わせた活動というのがあちらこちらで行われている。私の勤務先企業でも、社会貢献活動の一環ということで、これまでの山形県にプラスして、西日本版ということで同じ鳥取県でも伯耆地方で森林活動を始めた(先般その初回の活動があったのだが、予定が合わなくて参加できず)こともある。これまで農村というと閉鎖的なイメージがあったものだが、最近はそうではなく、こうした若い人たちが窓口というのか、接点になるケースも見られる。

のんびりとした農村にトコトコと単行の気動車が走るイメージ・・・さまざまな想像をかきめぐらせるネーミングである。

ただ一方では「限界集落」とか「亡国農政」というありがたくない言葉もある。そういう「現実の姿」というのも見る必要があるのかな。

いずれにしても、今後自分の幅を広げる意味でも、チャンスがあればこういう活動にも参加していみたいものである。

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花園観戦記~近鉄ライナーズ、逆転勝利・・・・ならず

2009年11月29日 | ブログ

日本代表の試合のため1ヶ月の中断期間があったラグビーのトップリーグ。この週末から後半戦が始まるということで、花園ラグビー場に現れる。この日は2試合、トヨタ自動車ヴェルブリッツ対クボタスピアーズ、そして近鉄ライナーズ対リコーブラックラムズ。

近鉄ライナーズのサポーターズクラブに入会して初めての観戦である。受付で会員証を提示すると自由席のチケットと、入会記念ということでオリジナルのブランケットをもらう。今日は比較的暖かく、ブランケットは広げる必要はないかな。

Dscn5685近鉄の試合は2試合目だが、せっかくなので第1試合のトヨタ対クボタも観戦。クボタ側は揃いのジャージをまとった大応援団。結構社員の動員がかかっているのかな。結局ホーム側となるトヨタの応援席に陣取る。

Dscn5689その試合だが、開始わずか2分でトヨタの菊谷が先制のトライ。これを皮切りとしてほとんどの時間をトヨタがボールを支配。

Dscn5700クボタも中央からの突破を図るものどこか単調な攻撃のようで、トヨタの守備陣にすぐに押しつぶされる。

Dscn5704途中、もみ合いの中でホイッスルが鳴るがその後にラフプレーがあったとかで、クボタの攻撃のキーマンであるドゥラームが前半途中から後半開始直後まで一時退場になるなど、どうもリズムに乗れない。

Dscn5719結局4トライ、3ゴールを決めたトヨタが26対0で完封勝ち。ラグビーにも完封勝ちってあるんですな・・・。

Dscn5732さて2試合目となり、スタンドは地元近鉄ファンで結構埋まる。前の対NEC戦では後半の怒涛の追い上げ、最後は「逆転サヨナラ」となるトライ→コンバージョンという、「いてまえ打線」顔負けの試合を見せてくれたのだが、期待したいところ。

Dscn5730立ち上がりから近鉄が優位に試合を進める。開始4分で坂本の先制トライ。大西のゴールが決まって7対0と幸先のよいスタート。その後も相手陣内での展開時間が長く押し気味に進む。

Dscn5742しかし、リコーには豪州代表で102キャップという実績を持つ、FBのラーカムがキーマン。彼にボールが渡るとそこを起点にしてリコーが早い攻撃を見せ、小吹、河野がトライで逆転。結局前半を終了して7対15。

Dscn5734この試合でも両選手がエキサイトする場面があり、その中でリコーのフェレラが10分間の退場をくらう。

Dscn5738一方で、この試合の麻生レフリーが反則をうまく裁かなかったり、パスが回る途中で選手と接触してそこでプレーが止まる場面も見られた。名前が「麻生」だけに、もうこれは野次の対象ですな・・・。「どこに目ェつけとんじゃ麻生!」「しっかり離れて見んかい麻生!」「お前も事業仕分けじゃ麻生!」・・・先ほどのトヨタのファンからはそういう言い方が聞こえてこなかっただけに、やはりチームのカラーというか、河内のファン気質というか・・・・。

Dscn5764後半の15分にリコーの池田がトライ。ゴールも決まって22対7まで差が広がる。

Dscn5767後半も半分を過ぎて敗色濃厚となったが、またもやここから近鉄が粘りを見せる。28分にトンプソンがトライを決める。大西のゴールも決まってこれで14対22。

Dscn5777その後リコーのペナルティーゴールで14対25と差が広がるが、残り4分でタフィア・タウファが押し込む。これで19対25、残り1トライ1ゴールで釣り銭なしの逆転ということになった。「この前みたいなことになってきたな」「近鉄の試合は残り10分が面白いんや」という声も。

Dscn5785果たして、最後の攻撃はゴールラインまでもう少しのところで展開される。しかしここで絶好のパスをキャッチし損ねたり、あと一歩が届かない。40分終了後のロスタイム、最後の攻撃は残り数メートルのところで押し込む。が、ここで痛恨の反則を取られて試合終了。2試合連続の逆転勝ち・・・とはならなかった。最後まで見ごたえはあったのだが。

Dscn5788近鉄はこれで11位に後退。トップリーグの制度では、14チーム中13・14位は自動的に地域リーグに降格、11・12位が入れ替え戦に出場ということになるので、ここに来て少し尻に火がついてきたかな・・・・。上との勝ち点差はまだ少ないので挽回の余地はあり、これから頑張ってほしいものだ。

さて、フットボールでもう一つ話題。私の母校である関西大学が、61年ぶりという甲子園ボウルへの出場を決めた。本当におめでとうございます。

関西大学のスポーツといえば野球部というイメージ(今年はとんでもない事件を起こしましたが)で、最近ならばフィギュアスケートということで、アメフトは関西学生リーグでもさほど目立ったものではなかったが、今年は関学、立命も破って全勝でリーグ制覇、西日本の代表決定戦も難なく突破し、来月13日に法政大学との一戦を迎える。

・・・ということで、私も普段は行かない「甲子園」に駆けつける予定。こちらも熱戦を期待したい。

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ブログ炎上 ドバイ デ ヤバキマリ

2009年11月27日 | ブログ

リーマンショックの次はドバイショックということですか、よくわかりません。

前日に1ドル86円台になって騒ぎになったかと思えば、本日は一時1ドル84円台に突入したとか。

前日のニュースでは「再来年では1ドル50円台になっているかもしれません」と、某大手銀行の方が予想していたが、正直、こういう方たちの予想というのはどれくらい正しいのだろうか。

予想の正しさと的を射ている確立でいえば、一見好き勝手言っている競馬の予想師や、ひいきチームの引き倒しの多いプロ野球の解説者のほうがまだ高いと思うのだが。そういういい加減な予想をしていても片方で高給をとっているのだから、金融関係に従事するというのはいいものですな。私も親の言いつけをきちんと守ってしっかり勉強すれば、そういう職業に就くことができてカネと女が黙っていてもついてくるいい生活ができたのに・・・・。

・・・すみません、そういうことを言いたいのではなくて・・・。

素人のものなので金融のことはよくわからないのだが、自国の通貨のレートが上がって苦しむ構造というのは、だいぶ前から指摘されていたのだが克服できていないこと。円高になると決まって「収益に大きな打撃を受ける中小企業と、海外旅行が安くなって喜んでいる旅行者」という映像が流れるが、本当にそれだけの分析でいいのかという気がする。そういう分析で済んでしまっていることのほうが問題ではないだろうか。

この状況に、新政権がどのように対応しようとしているのかもう一つ伝わってこない。ここで明確な対応姿勢を見せ、しかるべき処置を施すことができれば一気にセクシー美脚を振り上げて・・・もとい支持率も上がると思うのだが。

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年の瀬が近づいています・・・・

2009年11月27日 | ブログ

穴吹工務店が会社更生法の適用を申請したという。穴吹といえば「サーパスマンション」で、結構大きなマンションもあちこちに建っているし、野球ファンからすればオリックスの2軍が一時「サーパス神戸」を名乗っていたり、香川オリーブガイナーズの本拠地・香川県営球場も「サーパススタジアム」だったりと結構なじみのある会社である(もちろん、私はサーパスマンションを買うだけの財力はありませんが)。

最近の景気低迷の影響で販売戸数が伸びず、負債が1500億円あるとか、役員の解任騒動で内部に混乱を生じていたとか、要因はいろいろとあったようだ。

ただ、特に四国内では関連企業も多く抱え、四国経済をそれなりに支えていることもあるため、今後各方面に波及しないかどうかが心配である。

個人的には本当はもっと気にしなければならないニュースもあるのだが、ふと年の瀬が近づき、「あの会社もそうなっちゃったのか」と驚いた次第。

さて、昨日は職場で各課の課長が集まっての月例の定例会議。その中で私の職場の取引先への「債権回収・保全委員会」という名目で、債権管理の状況について発表することがあるのだが、その際に私の上司が「これまでの職場での経験を踏まえてですが」と前置きした上で、

「11月のこの時期というのは、債務整理を担当する弁護士事務所などは相談引く手あまたといわれています。会社がヤバそうだなとなると11月~12月にひそかに残務整理を進め、世間が寝静まっている年末年始の間に会社をたたみ、年始明けに出勤してみると『廃業しました』の紙切れがシャッターに貼られていて経営者は雲隠れ・・・のパターンが多いようで、経理担当者として正月明けの出勤はそんな情報がないかヒヤヒヤしたものです」とのこと。

12月に従業員に餅代となる最後の給料を支払っておしまいということか。

最近テレビを見たり電車に乗っても感じるのだが、債務整理やら利息の過払い相談を受け持つ弁護士事務所の広告やCMが多くなっているように思う(特に地下鉄に乗ったら車両の何分の1かが法務事務所の広告だったのにはあ然とした)。それだけ需要があり、法務事務所にとっても実入りの多い商売なのだろうか。

この年末年始はまたそういった動きが増えるのかもしれない・・・。

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西山三山・光明寺へ

2009年11月25日 | まち歩き

23日はこれまでの予報に反して朝から好天。朝方は少々ゆっくりして、昼前から出かけることにする。

Dscn3982漠然と、「どこかに紅葉を見にでかけようか」というくらいの感じである。と、阪急の駅に行ったところで目にしたのが「光明寺の紅葉」というもの。光明寺というのは阪急の駅でいえば長岡天神からバスでのアクセスであり、法然上人ゆかりの「西山三山」の一つという。京都といっても京都市街や嵐山というのはあまりにも有名すぎて私のあまり好むところではないが、こういう郊外のところならいいだろう。ポスターの感じもよさそうだったし。

ということで、阪急の長岡天神駅に現れる。駅前で昼食を取った後、シャトルバスに乗車。この光明寺というのも紅葉のスポットとして人気があるようで、時刻表に記載のバスは長岡天神までの間で満員となったとか。急遽、ここから乗る人のために回送車を一台回してもらうということに。10分足らずで到着。

Dscn5611ここは寺の境内のいたるところで紅葉を楽しむことができる。

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Dscn5637まあ、私があれこれ余計なことを書くよりは、景色のほうが雄弁に物語ってくれる。

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Dscn5656本堂を参拝し、境内を回った後の帰り道は「もみじ参道」ということで、ここも多くの観光客で賑わい、多くの人たちがカメラを構える。

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Dscn5655ポスターのような景色まではさすがにいかなかったが、それでも全身でに紅葉を楽しむことができ、大いに満足したのであった。

Dscn5679・・・・もっとも、満足したのもこの後長岡天満宮経由で帰宅した数時間後までの話。実は帰宅の後、わけもわからずに急に全身に悪寒が走った。最初は「極端な低血糖の症状か?」と思い、血糖値を測定したのだがこれは平常値。しばらくするとより震えが激しくなり、関節もだるくなりだした。体温を測ると38度を軽く超えていた。ヤバいな・・・・これはひょっとして新型インフルエンザか・・・?

と思うが、その夜はともかく布団をひっかぶる。翌朝になっても熱は引かないのでとりあえず病院に行く旨を会社に連絡。それで内科で診察してもらったのだが、新型でも、季節型でも、とにかくインフルエンザではないとのこと。結局は自宅に戻り眠ることに。そうするとよくしたもので、午後になると急に熱が下がり、夜になると平熱に戻った。これは一体何だったのだろうか?

思い当たるフシはないわけではなく、1年間の疲労がたまって出るのだろうか、子どものころから、年末近くやあるいは正月、正月明けくらいになると急な高熱を出すことがしばしばあった。ただそれも少し休むと熱が引くことが多く(それが引かなかった時にインフルエンザの診断を下されたことはあったが)、今回もそのケースだったのかなと。まあ、昨年末の急な異動発令に始まり、今年一年もいろいろとあったからな、知らず知らずのうちに疲労がたまっていたのかもしれない。

これから歳末にかけて何かとバタバタする時期。その意味では、この時期に発熱があったということはこの冬は結構無事に乗り切れるのかもしれない。個人的には勝手にそう思うことにしよう・・・・。

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木造駅舎を眺める~若桜鉄道と因美線

2009年11月24日 | 旅行記F・中国

22日にパートナーの日産キューブを連れ出して若桜鉄道の終着駅・若桜でSLと木造駅舎を見物。

この日は最初から日帰りの予定だったし、午後からは雨という予報。ということで、あまり先のほうまで足を伸ばさずに、早々と少しずつ自宅に戻ることにする。

どのルートで帰ろうかということだが、ここで思いついたのは「因美線に沿って津山まで出て、中国自動車道に乗ろう」というもの。因美線というキーワードが出てきたのは、最近、JR西日本のほうでも旅情を味わう、「列車でスローライフを楽しむ」ということで因美線をPRしており、今でも昔ながらの木造駅舎がいくつか残っているということがあったため。

「それなら列車で行けよ」というお叱りを受けそうだが、ドライブの途中でそういう風情を味わうのもまあ、まつなる流のお出かけということでご勘弁を。

Dscn5576国道29号線から国道482号線に出てまず到着したのは、隼駅。そういえば、先日受験した「時刻表検定試験」で、「次の中から実在しない駅名を選べ わし・たか・はやぶさ・ちどり」という問題があったが(正解は「わし」)、なかなか勇ましい名前の駅である。

Dscn5581ここは鉄道の筋よりもバイク愛好者たちの中では有名な駅。スズキのバイクGSX-1300Rが「HAYABUSA」という名称を与えられており、そのオーナーたちが「ハヤブサ祭り」ということで集まってくるのだそうだ。

Dscn5580駅舎は昔ながらの木造駅舎である。そこにはハヤブサのポスターが掲示されていたり、ベンチにはバイク雑誌が置かれているという、鉄道の駅にしてはちょっと珍しい光景。駅そのものは無人駅だが、地元の人たちやバイク愛好者たちの手によってきれいに保たれている。

Dscn5578バイクと木造駅舎のコラボ、なかなかいけそうな感じですな。

ここで国道53号線に出る。千代川と因美線の線路に沿っての走行となる。普通に津山を目指すのならばこのまま南下すればよいのだが、智頭からはカーナビの指示に従って県道に入っていく。鳥取県から岡山県にまたがる物見峠を越えるのだが、ここが極端に道幅の狭いところ。対向車が来たらどこまで下がらなければならないのかというところをクネクネと走る。幸い、一台の対向車にも出会わなかったが・・・。

Dscn5583そのクネクネした県道を走るうちに因美線が左側に沿う。あちらはトンネルで峠を抜けてきたようだ。そしてやってきたのが美作河井駅。

Dscn5585集落を見下ろす高台にある駅。かつては行き違い設備や引込み線もあったようだが線路は撤去されてガランとしている(実はこの駅の構内には転車台があるそうなのだが、訪れた時はそのことに気づかなかった)。

Dscn5584もちろん無人駅だが駅舎は昔ながらの佇まい、というか時間がそこで止まっているかのようにして存在している。なかなかに落ち着いた感じだ。ここで思い出ノートがあったので書き込みを行う。最近の「秘境駅」ブームを反映してか、こういう木造駅舎を訪れる人も多いようで、この日づけの書き込みもあった。中には「駅舎訪問家」を名乗る方も。そういえば、この駅に到着する時に香川ナンバーのクルマとすれ違ったのだが、その方もひょっとして駅舎訪問のためのドライブだったのだろうか・・・?

そろそろ雨も落ちてきたし、冷え込んできたので早々にクルマに戻る。次に向かったのは3.5キロほど離れた知和駅。ここは全国の「秘境駅」でも100何位かにランキングされているところ。

Dscn5586その駅舎。ほぼ県道に沿っているのでクルマならアクセスは容易であるし、周りにも人家や工場があるので、巷間言われている「秘境」とはちょっと違うように思われる。ただ、ここが「秘境駅」と呼ばれているのは、ここも木造駅舎が開業当時の風情そのままに残されていること。

Dscn5592別に時刻表で計算したわけではないのだが、ちょうどそこに智頭行きの列車がやってきた。昔の客車や気動車ではなくステンレス製の車両であるが、小ぶりな車両もなかなか似合うものである。

Dscn5595乗客も2~3人しかおらず、降りる人もいなかった気動車を見送る。う~ん、見送るのはいいが、やはり駅の風情を本当に味わうなら、その駅で列車に乗るか、列車から降りるかしないとよろしくないのかな、と思う。

Dscn5596気動車が去り、再び静けさが戻ったところで知和駅を後にする。なお、この駅に掲示されていたのをみたのだが、今月の7・8日にその名も「スローライフ列車」なるものが運行され、多くのファンで賑わったのだとか。「スローライフ列車で駅が混雑したらスローライフじゃないな」というのは、そういう列車があるということも知らなかった者の負け惜しみだが。

Dscn56083つ目にやってきたのは、津山にも近くだいぶ里に開けてきた美作滝尾駅。ここは登録有形文化財に指定されているとともに、映画「男はつらいよ」でもロケ地になったという。

Dscn5600Dscn5601駅の出札口も開業当時の姿が残されており、思わずうなってしまう。ここまで見てきた駅舎の中でも一番「貫禄」があるように思える。

Dscn5603「男はつらいよ」の監督・山田洋次さん直筆のメッセージやら映画撮影当時の写真も飾られている。確かに、これだけ昔の風情を残す現役の駅舎というのも最近なかなか見ることはないだろう。いかにも日本の里山の景色が広がる周囲ともぴったりと調和している。

Dscn5606ここまで見たところで本日のドライブ行程は充分満足したものになり、雨も本降りになってきたところで津山インターから中国自動車道に乗る。宝塚手前では15キロの渋滞に当たったが思ったよりもスムーズに抜けることができた。

Dscn5589さて、本日はいろいろな駅舎を眺めてきたが、駅員がいない、乗客が少ないからといって荒れ放題になっているわけではなく、きれいな状態で保存されているのに感心した。それは、地元の人たちが交代で清掃などを行っていることもあるのだが、それを支えるのは地元の駅に対する愛着というものかなというのを感じることができた。木の温もりを感じるとともに頭が下がる思い。

いずれは老朽化を理由とした建て替えの話も出るのかもしれないが、全国同じようなコンクリートの建物になってしまうのもどうかと思う(ただこれは外部の旅行者の勝手な思いだろう)。要は利用する人にとって快適に感じ、使い勝手のよい駅であればということである。それ以上に、列車のほうが使いやすいものでないと・・・・。

最近は「駅」が旅の目的地として注目されている感もある。私も(ほぼ)全国の路線を通ってはみたが、これからはこういう点の部分ももっと注目していけば旅の面白さが広がるのかなと思った一日であった・・・・。

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キューブ、西へ~若桜鉄道見物

2009年11月23日 | 旅行記F・中国

21日の社会人野球日本選手権準決勝での敗戦をもって休部となった日産野球部。だからというわけではないが、私のパートナーである日産のキューブが「そろそろどこかに連れて行って」という。

通勤でクルマを使わなくなってから久しく乗る機会もなかったから、22日は日帰りでどこかにでかけようかと、あることを画策する。

・・・起床したのは朝の6時半。あ、やられたと思う。というのが、予定では思いっきり西のほう、木次線の木次に出かけて「奥出雲おろち号」に乗車しようということで、わざわざ往復の指定券を用意していたこと。しかし、10時木次発の便には、いくら中国自動車道など乗り継いでも間に合わない(途中何回も休憩を取る私のペースからして、遅くとも5時前には出ておかなければというタイミングだった)。備後落合からの折り返し便の片道乗車だと帰りの足のこともあるし、一部区間だけの乗車というのももったいない。ということで、この案は結局中止。

ともかくも西のほうを目指そうということで、どこにしようか、山陰まで出てしまうか、生野銀山あたりにも行くか、ただ午後から雨の予報なんだよなと思いつつ、宝塚インターから中国自動車道に乗る。ETC最大1000円(ただし京阪神圏内は別計算)のメリットを享受してのお出かけである。連休2日目の朝ということでさほど混雑しておらず、順調に走る。

結局、山崎インターで下車し、国道29号線を鳥取に向かう。この時には、今回の目標を鳥取県は若桜鉄道の終着駅・若桜駅に決めていた。駅舎などが登録有形文化財に指定されたということもあるし、構内にはSLも展示されているという。そういうのを見物しようかということである。

Dscn5507途中の道の駅で休憩を入れる。ちょうど紅葉も見ごろで、カエデも紅く色づいている。それにしても朝から冷え込んでおり、慌てて上着を羽織る。ぼちぼち、冬の気配が少しずつ近づいているのを感じる。峠を越えて鳥取県に入ると、山の上にうっすらと雪が積もっているのも見える。氷ノ山だろうか。

Dscn5512尼崎から途中朝食やら休憩やらを入れて約3時間で若桜鉄道の終着駅、若桜駅に到着。ここで、登録有形文化財となった木造駅舎を眺める。こうして見ると、一時は廃止対象にもなっていた赤字ローカル線だったからこそ、駅舎も手付かずでそのまま残っていたのかなと思う。それが今度は若桜鉄道に客を呼び込むことになったのだから世の中わからないものだ。

Dscn5513昔ながらの出札口の横には、若桜鉄道のグッズ売り場がある。ここで若桜から主要駅行きの乗車券・入場券がセットになったものやら、「隼」駅の入場券を買い求める。鉄道趣味があるとはいえ普段こういうコレクター的なことはしないのだが、思わず手が出てしまった。

Dscn5563もう一つ、「写真撮影等で構内に入られる方は、入構券300円をお買い求めください」とある。普通、ローカル駅の構内に入るには普通の入場券か、あるいはフリーパスで行けるところだが、こうやってわざわざ入場料を取るというのはそれなりの意味があるということか。まあ、見物料と思えばそれほど値段の高いものではなく、300円を別に払ってぶら下げ式の許可証をお借りする。

Dscn5525ローカル線の小さな終着駅。最近ではなかなか見ることのできない鉄道風景である。

Dscn5524この構内に展示されているのはSLのC12 167号機。かつて鳥取でも走っていた機関車だそうだが、若桜駅に残るSLの給水塔や転車機と合わせての保存というのを若桜鉄道の有志が行った結果、若桜駅構内での動態保存ということになったそうだ。

Dscn5526そのSL、よく見ると機関士がスタンバイしており、蒸気も上がっている。実は22日は11時から構内の展示運転を行うという。これあることを全く知らなかったので、これは設けものだ。

Dscn5527どうも知らなかったのは私だけのようで、周りには最初からこれがお目当てでやってきた家族連れやその筋の人間が集まってくる。

Dscn553011時前に大きな汽笛を鳴らして、C12が転車台にやってくる。石炭というよりは油の匂いが漂ってくる。よくSLの運転にあたっても、周辺住民への配慮から昔ながらの石炭ではなく、煙の少ない種類の炭に油を混ぜているという話を聞いたことがあるが、そういうことなのだろう。

Dscn5532この転車台、人力で回すもののようで、係の人が子どもたちに「回してみない?」と声をかける。子どもとお父さんが一緒に転車台を回す光景というのも微笑ましいもので、子どもにとってはいい秋の思い出になりそうだ。

Dscn5546実はこの構内運転、直線の50~60mの距離を往復するのだが、入構券があれば運転台に乗って一緒に走行できるという。ここで300円の見物料がモノをいう。

Dscn5554これまで保存展示されているSLの運転台は乗ったことがあるが、こうやって動くものに乗るのは初めて。ちゃっかりと機関助士の席に座り、前方を眺めやる。

Dscn5556片道で10秒、折り返しの時間を入れて1分くらいのものだったが、少年の頃に戻ったかのようなワクワク感というものをおぼえる。貴重な秋のひと時となった。

Dscn5570この後、若桜鉄道に乗って鳥取まで行った・・・ということであれば話はすっきりするのだが、今回はクルマでの移動のため、出発する気動車を見送る。

Dscn5572汽車の煤も浴びたということで、クルマで10分ほどのところにある町の「若桜ゆはら温泉 ふれあいの湯」で一浴び。内湯のみの小ぶりな温泉であるが、冷えた身体を温めるには充分だし、ドライブの疲れを癒すこともできる。

再び道の駅に戻って昼食と地場産品の買い物を行った後、進路を津山方面に向ける。そのお目当てというのは・・・・。

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観戦記・日産自動車野球部「最後」の試合

2009年11月21日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

Dscn5264本日21日は第36回社会人野球日本選手権の準決勝の観戦へ。状況が状況ならこの日は私の勤務先会社チームの応援スタッフとして「仕事」として姿を現したところだが、残念ながら敗退。ということで、元々午後の予定は京セラドーム大阪だったということもあり、結局「一観客」として訪れる。

午前中は所用があったため、ドームに着いたのは第一試合のホンダ対三菱重工横浜の試合中盤。四番・西郷の本塁打で先制したホンダが1対0とリードしていた。

Dscn5291ホンダといえば、先日のドラフトで巨人に1位指名された長野を擁し、今年の都市対抗で優勝したチーム。長野も自分の夢が叶ったことだし、後はチームの優勝に向けてのびのびとプレーするところである。

Dscn5287試合はホンダの先発で中日のドラフト6位指名の諏訪部が好投。緩急のついて投球で三菱重工横浜打線に的を絞らせない。

Dscn5299一方のホンダ打線も三菱重工横浜の先発・亀川からランナーを出すものの追加点が取れなかったが、9回表、ランナー2塁の場面で長野がセンターへ二塁打を放ち、貴重な追加点を挙げる。結局これがものを言って、2対0でホンダが勝利。都市対抗と合わせての夏秋連覇に向けて一歩前進だ。

Dscn5313さて、続く第二試合は日産自動車対JR九州。実はこの日の注目はこちらの第二試合。50年の歴史を持つ日産の野球部も昨今の景気悪化のあおりを受けて、今年限りでの「休部」が決まっている。「廃部」ではなく「休部」ということではあるが、一旦休部になったクラブがそのままの姿で再開することは、これまでの事例からしてまずないといっていいだろう。「敗戦」=「休部」というがけっぷちの中、トヨタ自動車、パナソニック、日通と強豪チームを破っての準決勝進出である。

Dscn5333三塁側スタンドにも多くの応援団が駆けつけており、チアリーダー部のリードに合わせて大きな声援を送る。

Dscn5377Dscn5402こんな感じの、ブラスバンドあり、マイクパフォーマンスあり、ステージでのダンスあり・・・社会人野球の本大会ならではの光景である。これを盛り上がると感じるか、やかましいと感じるかは人それぞれだろうが、それぞれのチームの選手を応援しようという熱気は伝わってくる。まあ、NPBプロ野球とも、独立リーグとも一味違った風情を楽しむのもいいだろう。

Dscn5323日産の先発は古野。なかなかに球威のある投球で好調な滑り出し。

Dscn5351一方のJR九州の先発は米藤。こちらも左腕からの角度のある投球で日産打線を封じ込める。

両投手の好投でテンポの速い締まった試合展開となり、終盤まで0対0のまま進む。試合は1点勝負の様相を呈してきた。

Dscn5376試合が動いたのは7回。ランナーを一人置き、ここでJR九州は米藤から右サイドスローの濱野に交代。

Dscn5381ここで日産の6番・船引がレフト線への二塁打。待望の先制点が日産に入り、1対0。スタンドの熱気は最高潮に達する。この流れでは、日産がこのまま行きそうに思えた。

Dscn5394ところがJR九州も粘る。8回一・三塁と同点のチャンスをつくる。ここでマウンドに上るのは、今大会で日産の守護神としてピンチを切り抜けてきた左腕・秋葉。

Dscn5400秋葉はJR九州の一番・只隈を内野ゴロに打ち取るも、結局併殺崩れとなって三塁ランナーが生還し、1対1となった。まだ試合はわからない。

Dscn5409この後、両チームともランナーを出すものの、秋葉、濱野の両投手が後続を断ち切り、9回では決着がつかず延長戦へ。だが、10回を終わっても1対1のまま。敗れればこれで休部となる日産の選手たちに対して、野球の神様は「もう少しプレーを見せてほしい」と思っているのかもしれない。選手は誰一人として手を抜いたプレーはしないし、スタンドの応援席からも誰一人として帰ろうとしない。

Dscn5427延長11回からは、先の五輪やWBCでも採用された「タイブレーク方式」により行われる。これは1死満塁の場面から始めるもので、ランナーは、打者の前の打順の3人がつくことになる。大量得点になるかと思いきや、内野ゴロゲッツーならば一瞬で攻撃が終わるという、まさにギャンブル的要素が強い。

Dscn543011回表のJR九州の打者は只隈。ここでスクイズを決めて1点を勝ち越す。打球処理が間に合わず、打者走者も生きる。だがここで秋葉が奮投して何とかこの1点で食い止める。

Dscn5441その裏、今度は日産が1死満塁から始めるが得点なく2死満塁。ここで打者は先制打の船引。カウント2-3からよく見て四球を選ぶ。押し出しで2対2と再び同点だ。「まだまだ終わらないぞ!!」景気のいい声が響く。本当に、野球の神様は見せ場をまだまだ続けてくれるものだ。

Dscn545112回表はJR九州が1死満塁から内野ゴロゲッツーで最悪の0点。これで流れは日産に傾いたかと思われた。だって、押し出しでも、併殺崩れでも、外野フライでもサヨナラになるのだから・・・。

Dscn5454ところが、日産の攻撃がここで硬くなった。手堅く決めてしまおうと、先頭の四之宮にスクイズという作戦だったが、JR九州バッテリーがうまくポイントを外し、結局スリーバント失敗。続く松井も内野へのゴロに打ち取り、最大のピンチを逃れた。

Dscn5466この裏で決められなかったのが日産には災い。13回表、JR九州の田村がスクイズを決めて3対2と勝ち越し。続く中野が中前タイムリーを放ち2点追加。次の山下にもタイムリーが出て、6対2となった。

Dscn5470これまでチームのピンチを幾度となく救ってきた左腕も、ついに力尽きた。

Dscn547913回裏は濱野が無得点で退け、3時間20分を超える熱戦にとうとう終止符が打たれた。6対2。初の決勝進出に大喜びのJR九州ナイン。

Dscn5485一方で、これで50年の歴史に一旦幕を下ろすことになった日産ナイン。中には涙を流す選手もいたが、最後の最後まで一歩も譲らない熱戦を繰り広げたナインに惜しみなく大きな拍手が送られた。惜別のテープも投げ込まれた。

Dscn5498私も所属する会社こそ違うが、社会人野球の名門の最後の試合に、何か胸に来るものを感じた。最後まであきらめずに、ユニフォームの誇りをかけてプレーした選手たちに大きな拍手を送ることにする。

Dscn5497私も今年いろいろな場面での野球を観戦したが、今日のこの試合、この激闘というのは忘れることがないだろう・・・・。

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インスリン注射から卒業

2009年11月20日 | ブログ
連日盛り上がる(毎日新聞的には)社会人野球日本選手権。私の勤務先企業も出場しており、昨日は二回戦。見事に快勝をおさめた。
私も応援スタッフの役割が回ってきたので、受付をしながら、試合のほうもきちんと観戦できるということで楽しめた。球場につきもののビールは飲めませんが(仕事中です!)。

さて今日は夕方に、DMの関係で会社の上司と保健指導員とともに病院へ。実は、高血糖と低血糖にともなう障害や発作のリスクを考慮して、現在会社のクルマに乗ることを制限されているのだが、順調に経過していることから、それを解除できないか、話を聞こうということになったのだ。

そこで出たのは、低血糖障害は患者誰もがあるリスクなので、対処法がわかっていればクルマの運転には何の支障もないので、就業制限は解いてもいいよというもの。

加えてもう一つうれしいこと。

前回、今月はじめの通院時には「20日くらいで使いきりの持続型インスリンがなくなったら一度注射をやめてみようか」とあったのが、「もう今日からやめましょう」となった。「こんなに早い回復はなかなかないよ」と。本人は結構手抜いてるつもりですが。

これは思ってもみない展開で自分でもびっくりだし、上司の前でお墨付きをいただけたのもうれしい。

4ヶ月前は極悪人のレッテルを貼られてたんですがね…。

これも、支えてもらった皆さんのおかげですね。これからもよろしく。

さて今夜は社会人野球の大一番。今季限りの休部が決まっていながら優勝候補を撃破して勢いに乗るチーム相手なのでやりにくいが、ぜひともがんばってほしい。

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『新幹線、国道1号を走る』

2009年11月18日 | ブログ

2泊3日の小名浜出張も終了。風力発電タワーと羽根を積載し、昨夜22時から23時にかけて、小名浜埠頭を出発した4台のトレーラーは日付の変わった2時から田村市内の山上に到着。最終組が4時過ぎに到着したのをうつろな状態で見届け、一足先に山を下り、ホテルに戻ったのが明け方5時半。東京の放送局と福島の放送局の両方が映るテレビをつけながらしばし眠る。ともかく、これで一連の輸送作業を視察するという出張は終了した。

Rscn5255常磐線の泉駅からスーパーひたちに乗り込み、上野と東京で乗り換えて大阪に戻る。2日連続の夜間勤務ということもあったため、職場には戻らず直接帰宅する旨は伝えており、OKをもらっていた。

途中で立ち寄った書店で手にした一冊。『新幹線、国道1号を走る~N700系陸送を支える男たちの哲学』(交通新聞社新書、梅原淳・東良美季著)。

少しずつ東海道・山陽新幹線でその勢力を伸ばしつつあるN700系。本書では、これまでの車両と比べての快適性・省エネ性を追求した車両であるN700系のメカニズムを紹介するとともに、メーカーから納品先であるJR車両基地までどのように輸送するのかということについて、その陸送のプロセスを追ったものである。

普通に考えれば、鉄道車両であるからレールの上を伝って輸送するということなのだが、N700系というのがこれまでにもない形状であったために、レールではなく国道上をトレーラーで陸送するということになる。

そのプロセスというのが、今回私が視察した風力発電機器の輸送にも通じるものがあり(つまり、私の業務にもいろいろつながりがあるということで)、「いつの間にこういう書物が世に出ていたんやな」という思い。迷わず手にして、帰りの車内で読むことにする。

Dscn5260・・・そうなれば、乗車する車両はやはりこうでないと、ね・・・・。

車両の陸送というのは一見簡単そうに見えて、その準備の念入りさであったり、輸送に従事する人たちのチーム力というものは一朝一夕に培われるものではない。運輸の部門というのは決して派手なものではなく、こういう地道な面というのが非常に多いもの。こういう業務の紹介を通して、少しでもこういった分野の「社会的地位」というものを認知してほしいものである(決して、エリートな商売ではないから・・・・)。

N700系に乗車される機会があれば、ぜひ車窓のお供にしていただきた一冊。

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福島県田村市某山上にて

2009年11月18日 | ブログ
現在の時刻は深夜2時半を回ったところ。

気温は…おそらく氷点下ですかね。

小名浜埠頭から約50キロ、四時間かけての風力発電タワーの輸送立ち会い中。現在最後の一台を待ってます。

カイロにネックウォーマーが重宝しますがここまで寒くてガスがかかっているとはね。

未明に小名浜に戻り、しばし休んだ後に大阪に帰ります。

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小名浜2日目

2009年11月17日 | ブログ
まつなる@福島いわき小名浜です。

昨日は昼間現場作業立ち会いの後、夕食後22時から特殊輸送車両の回送業務に立ち会い。
夜中3時に一度ホテルに帰り、今朝7時半から10時まで小名浜港での積み込み作業に。

ようやく一工程が終了です。

昼間は時間が空いたので、いわき駅前まで出て地場の魚など堪能です。とはいえ、普段の勤務先は普通に仕事しているわけで、次々に容赦なく携帯にかかってきます…。もうちょっと、用件まとめるなり配慮してほしいんですが仕方ないですね。
午後は眠ることにして、今夜は積み込み物件の輸送業務に同行です…。

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福島は小名浜にいます

2009年11月16日 | ブログ
昨夜横浜から帰宅したかと思えば、朝一の伊丹からの便で福島空港に上陸。

今は浜通りのいわき市小名浜におります。

今晩と明日の晩、夜間の輸送作業の立ち会いですわ。
少し昼夜逆転の出張です…。

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最後の時刻表検定試験

2009年11月16日 | 旅行記C・関東甲信越

多摩川・田園調布のお散歩を楽しんだ翌15日、宿泊地の新横浜から横浜に向かう。第15回、そして今回が「最終回」となる時刻表検定試験の受験である。

Dscn5133前日の散歩の時に参加者から「今回はすごい人数になっているって、テレビで言っていたよ」と言われた。会場となる「ふれあい横浜専門学校」には朝から大勢の人たちが訪れる。ただ、それにしては学生らしい姿も多いので妙だなと思っていると、ドアには「文部科学省 実用英語検定試験」とあった。どうやら別フロアで2つの試験が行われているようだ。それにしても、片やれっきとした国家資格試験、そしてこちらは・・・・。

例によって午前は「易しいほう」の第2種試験。普段の力を出せば3級への認定は堅いところだが、個人としては満点を目指したいところ。一つの設問につき正解はもちろん一つなのだが、他の選択肢についても確認を行う。

・・・ということをやっていたのだが、いつしか時間ペースが遅れだした。正解を導き出すのに時間がかかるようになった。結局ペースを上げる中で見落としたりケアレスミスだったりということもあり、制限時間いっぱいまでかかって何とか完走した。

で、自己採点の結果はというと・・・200点満点中185点。3級は確保したものの、過去には2回連続で満点を出していたことを思えばダウンである。それでも、この筋の記事の掲示板やらブログやらによれば、過去になく難しかったという声も多いようだ。

横浜ラーメンで昼食とした後での午後からの1級。最初の虫食い式で、限られたヒントを手がかりに旅程を復元していく問題では紀伊半島が舞台。このあたりは順調に進む。ところが中盤からがまた解答に時間のかかる設問が並ぶ。また、AとBとCについて、正しいものの組み合わせを選ばせる問題や、一つ合わなければ次の問題も間違えることになる(あてずっぽうで選択すればまだ当たるかも)問題群もあり、「これで最後だから」ということで作者の力の入れようも感じられる。

そして60問目には「最後の問題です」の文字。

その問題とは、北から順に県名がズラリと30以上並んでいて、「大阪から高速バスが出ているものの組み合わせを選べ」というもので、5点配点。やれやれ。

そして自己採点は、帰りの新幹線(こちらも「ぷらっとこだま」のグリーン車)車内で夕食をとった後、「時刻表博士まっこうくじらのウェブサイト」を携帯電話で見ながら行う。結果、130点ということで2級。これもここ何回かと同じレベルである。

Dscn5137結局、念願だった「時刻表博士」の称号を得ることはなかったわけだが、それでも改めて時刻表というものの奥深さというのを味わうことができたし、「受験旅行」ということであちこちに遠征することも楽しませてもらった(いつぞやには「トリビアの泉」の収録にも映っていたり)。本当に「ありがとう」といいたい。

いつかまた、形を変えてもいいのでこの検定が復活してほしいものである・・・・。

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秋の田園調布・多摩川めぐり

2009年11月15日 | 旅行記C・関東甲信越

14日はサークル「お散歩だんらんの会」の11月例会への参加のために東京へ。15日の「時刻表検定試験」とのタイアップということで、今回の旅行ということになった。

Dscn5032利用したのは「ぷらっとこだま」のエコノミープラン。新横浜まで「こだま」のグリーン車利用で10,400円というすぐれもの。新大阪からだと3時間半の道のりだが、車中では文庫本を見たり、時刻表を眺めての「予習」で結構あっという間に時間が過ぎる。ただ外は時折激しく雨が降り、果たしてお散歩が無事行われるのかどうか心配である。

ところが、新横浜に到着して昼食をとった後で、カラリと外が晴れ渡った。これはまさにサークルの皆さんの普段の心がけがいいからかな・・・・。

Dscn5037東急東横線の多摩川駅に集まったのは私を含めて11人。私がこの例会に参加するのも1年ぶりのことで、会主の旅の侍さんはじめその時にお会いした方、そして初めてお会いする方さまざまである。

Dscn5045まずは多摩川駅近く、かつて遊園地だったという公園を散策した後、駅からの散歩を始める。少し歩くと暑く感じるくらいの陽気となり、思わず上着を取る人が多い。本当に、今年の気温変動というのは激しいな・・・。

Dscn5046やってきたのは多摩川沿いにある多摩川台公園。このあたりは小規模ながらも古墳の多いところである。公園内には無料の資料館もあり、それぞれがこの辺りの古い歴史に思いを馳せる。古墳といえば私などは出身地ということもあり大阪の古市古墳群に入れ込むところなのだが、この多摩川沿いも古くから大きな力を持った勢力があったことをうかがわせる。

Dscn5067それの現代版が田園調布ということになるだろうか・・・・(ちょっと強引)。

Dscn5064案内されたのは田園調布。アップダウンの激しい中に多くの豪邸が並ぶ。それぞれが個性を持った建物であり、建築物として眺めるのも楽しい。参加者もなかなかこういうところにご縁のない方が多いようで(もちろん私もその一人です)、口々に「すごいですね」「いくらお金持っているのかな」と感心するばかり。

Dscn5074本当にVIPな方の私邸もあり(周りには警備の方も)、ありがたく拝見させていただく。

Dscn5072最近都市学に関する新書を読んだのだが、その中でイギリスの「ガーデンシティ」と日本の田園調布の対比が取り上げられていた。その主旨は日本の田園都市はガーデンシティと似て非なるものであるというものだったが、いざその中に身をおいてみるとそんなのは関係なく、都市景観の美しさには感心するものである。

いつしか大田区を過ぎて世田谷区へ。出発から2時間を経過したこともあり、等々力不動尊の向かいにあるカフェで休憩。それぞれにケーキや好みの飲み物を注文し、しばしだんらん。飲食については皆さんそれぞれこだわりがあるようでして・・・・。

Dscn5086さて後半戦は等々力不動尊から始める。この下にあるのが、今回のイベント案内にもある等々力渓谷。

Dscn5090訪れる前はちょろっとした公園みたいなものかと思っていたが、これがなかなか深い自然である。今は緑しかないが紅葉の名所として知られているそうで、自然を満喫する散策にはぴったりのところ。湧水を眺めたり、渓谷内にある古代の横穴式石室に立ち寄ったりと、都市の中の自然を楽しむ。東京というところの多様性を味わうことができた。

Dscn5118そろそろ夕方も近くなったところでやってきたのは多摩川。雲は多いものの西に沈む夕陽を眺めることのできる時間帯。

Dscn5097雲の間から広がるグラデーションに、参加者の皆さんも感嘆しきり。何かこう、夕陽に向かって叫びたくなるような画像。

Dscn5111このあたりで少し列が長くなるが、それぞれ語らいながら河川敷を歩く。多摩川に限らず、こうやって河川敷を歩くというのも久しぶりのこと。

Dscn5128出発してから4時間、ちょうど17時に東急田園都市線の二子玉川駅に到着。ここでお散歩は終了し、二次会へは8人が参加。駅前の居酒屋で大いに飲む。私もこういう形での飲み会に参加するのは久しぶりのことで、自分の体調の回復具合も確かめることになる。最後はちょっと疲れたが・・・・。

会の皆さんに英気をもらったようで、いよいよ本日は「最後の」時刻表検定試験・・・・。

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