まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第84番「浄心院」~広島新四国八十八ヶ所めぐり(己斐の修練道場)

2024年08月07日 | 広島新四国八十八ヶ所

いよいよ終盤の広島新四国八十八ヶ所めぐり、第84番は廿日市から一気に宮島に向かうと思いきや、また西区に戻り、己斐上にある浄心院である。広島新四国の札所番号は諸事情で必ずしも地図順に並んでいないので、その都度改めて出かけることになる。7月28日のこと。

浄心院へのアクセスは西広島駅から己斐団地を経てジ・アウトレット広島、免許センター行きのバスだが、バスの本数は1時間に1本、また連日の猛暑である。近場だがクルマで行くことにしよう。

その己斐上への道だが、西広島駅の北の己斐橋から住宅地を抜ける上り坂が続く。道幅が狭いのだが住宅も多く、また己斐峠の向こうのジ・アウトレット広島をはじめとしたエリアへの近道ということでクルマがひっきりなしに行き交う。

ゴルフ練習場に向かう道と分かれ、浄心院の看板も見える。最後は住宅地の最も奥、突き当りに立派な本堂が現れる。

浄土院が開かれたのは1973年というから私と同い年である。不動明王の霊験を体し、弘法大師が唐から帰国する際に勧請した清瀧権現のご託宣により、醍醐寺から清瀧権現を勧請して衆生済度、修練道場として建立したとある。ちょうど己斐団地が開かれた時期とも重なる。いくら修練道場とはいっても、アクセスの手段がなければ修行に訪れる人もいないだろう。

外に人の姿は見えないが駐車場には何台かのクルマが停まっている。

扉の外に朱印の箱が出ている。これは扉が閉まっており、外からお参りするスタイルかなと思ったが、朱印の箱をごそごそやっているのに気づいたか、扉の中から寺の人が顔を出して、「本堂は中にあるのでどうぞお上がりください」と通される。

靴を脱ぐと2階に上がるよう言われる。そして向かうとちょうど広間では座卓を囲んで10人以上の方が座っている。ちょうどこの時は住職による法話というのか、訪ねた方の悩みを聞くというのか、そうした行事の最中だったようだ。そのままそこに居座って話に加わってもよいのかもしれないが、ここはあくまで一般の飛び込みのお参りということで、小声でお勤めだけして広間を後にする。

さてこの後だが、そのままクルマの定期点検のためにディーラーに向かい、点検終了後に帰宅。ちょうど大相撲名古屋場所の千秋楽だった。ドルフィンズアリーナでは最後の名古屋場所、横綱照ノ富士が隆の勝との決定戦を制して10回目の優勝を飾った。来年、名城公園内に新たに開業する「IGアリーナ」での最初のイベントが大相撲名古屋場所ということで、こちらにもまた訪ねてみたいものである・・・。

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