まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

今年もご愛読ありがとうございました。

2010年12月30日 | ブログ

本日30日は朝から大阪を出発し、富山県は氷見に宿泊。現在、市内のホテルの一室にパソコンを持ち込んでこの書き込みを行っています。

2010年は明日もう一日残っていますが、年越しの宿泊地の立地条件からこのようにネットを使うことができない可能性もあり、であればこれが本年最後の書き込みということになります。

先の記事でも触れましたが、2010年も私にとってさまざまな思い出があり、ツイッターを始めた分こちらのブログの書き込みが減ったかもしれませんが、こうやって書くことで日常生活のこと、あるいは趣味活動のことにも支えになっているところがあります。

来る年が心身ともにより充実した一年になりますよう、また拙ブログをご愛読いただいている皆さんが健康で幸多い一年になりますようお祈りしまして、2010年の書き込みを締めたいと思います。また来年もよろしくお願いします。

それでは、よいお年を!!

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年末年始は冬の天気ですか

2010年12月28日 | ブログ

とうとう2010年もあと80時間をきりましたか。いよいよカウントダウンですな。

さて、先日「混戦BB会」でクリスマスの夜にミナミにて若狭料理を楽しんだ後、仕事も何とか先が見えてきて26日は出勤の必要がなくなったので、「青春18きっぷ」を使って日帰りで出かけようかと考えていた。方向としては現在一部区間が代行バスで運転されている名松線あたりかな、と思い、時間帯のよい代行バスに乗るための出発時間を逆算したりしていた。

で、出かけるはずだったのが当日の朝になるとやけに寒気がして目が覚める。ただ時間は予定の出発時間をとっくに過ぎており、とりあえずお出かけは中止。ただその日は穏やかな天気で気温も比較的高いという予報にしては寒さを感じる。これは気温のせいではなく体調のほうに違和感があるのか。果たして時間が経つに連れて関節の痛みも出てきて、もしやと思い体温を測ると38度を軽く超えていた。ありゃりゃ、また熱病か。

この、インフルエンザに限りなく近い症状であるが、どうも私の場合は急に高熱を発し、それが一日寝るとストンと下がるということがある。今年も既に一回(ひょっとしたらさらにもう一回くらいは)そのようなことがあった。結局お出かけどころではなく、いや逆に出かけなくてよかった。本当に安静の「オフ」の一日ということで、午後からはCSでM-1グランプリの敗者復活戦の中継を見ていたが、どうも朦朧としていて途中からよく覚えていない。

・・・とまあ、その日は結局何もできなかったが一晩寝たおかげで次の月曜日はストンと平熱に戻った。さすがに会社に行くのはしんどかったが、その日が仕事の大切な日だったから何とか乗り切ることができた。

おかげさまで今は復調したが、本当にこの体質って何なんやろうなと思う。症状からしてインフルエンザでもないし、風邪のようで風邪でもなさそうだし、疲れか発作か知恵熱か(知恵熱ではないな)。

さて、明日で何だかんだで仕事納め。30日からは年越しの「青春18きっぷ」旅行に出かけるが、この年末年始はかなり寒さが厳しく、大雪となる地方も多いとか。それにしても猛暑と豪雪と両極端になるのがこのところの傾向にあるような。会津で国道で300台のクルマが立ち往生するなんて聞いたことがなかった。

宿は決めているからいいようなものの、途中の交通機関への影響も気になるところだし、後は自分の体調が万全の状態で出かけられること。あまり無理をせずに楽しみたいところである・・・・。

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ミナミの中心で、若狭の味覚を堪能する

2010年12月25日 | まち歩き

メリークリスマス!!

・・・ということで、今年のクリスマスの週末は、我らが「混戦BB会」のメンバーである鈍な支障さん、そして大和人さんとともに「1泊旅行に行こう」ということで、今日は敦賀の街歩きと宿泊、そして明日26日は福井まで足を伸ばして、えちぜん鉄道やら三国港やらを楽しもうという計画を立てていた。

それが前日のことである。急遽、私の仕事の関係でどうしても25日は出勤せざるを得ない状況となった。せっかくの計画であったが旅行のほうはキャンセルとなり、「3人揃わないと遠征する意味がないわな」ということで、催行そのものが延期ということになった。ただ、出勤といっても夜まで拘束されるものではなく、夜には時間が取れそうな見通しが立ったために、趣向を変えて大阪市内で忘年会でも・・・ということになった。

Dscn6611_8 さてそうなると、どこか面白い店はないかとネットで探す。その中で「若狭の郷土料理を出す店はないか」ということで検索するに、なんばウォークの人通りの多いところ(これまで素通りしたことは何度となくあるはず)に、その名も「若狭」という店があるのを確認。敦賀ではなく小浜ではあるが、それでも若狭湾の魚介類を扱う店ということで、「ここならば一泊旅行の夜の部に近い雰囲気が味わえるかな」としてテーブルだけ押さえにかかる。

さてそうして訪れた「若狭」。メニューのほとんどが魚関係。ということで、価格が多少張るのは承知のうえであれやこれやと注文する。

Dscn6614Dscn6615 小浜といえば鯖が名物。ということで鯖のへしこは炙りと生の両方を注文。

Dscn6616 冬の味覚ということで、小ぶりではあるがズワイガニの刺身なんぞもいっちゃいます。

Dscn6617 このほかに若狭ガレイやグジの干物など、さすがはかつての「御食国」ということでさまざまな魚介類を朝廷に献上していただけのことはある、いずれも申し分なく、まさに若狭の居酒屋にいるかのような雰囲気である。

Dscn6619 クリスマス寒波の中で若狭・北陸を訪れて本場の風情と共に味わう・・・には及ばないにせよ、大阪ミナミの地下にいながらにしてそれに近い風情を味わえるのは面白いところ。中途半端な居酒屋に入るよりは面白いところで、次は単独でも機会があればぜひのぞいてみたい店である。

それにしても気のおけない人たちとの一献というのは楽しいし、酒の量が増えても後に残らずにいい感じで回るようだ。「BB会」として今年はいろいろな場面でご一緒させていただいたが、いずれも印象的で面白かった。また来年もよろしくお願いします・・・。

ということで、本日で仕事のほうはある程度めどが経ったため、明日26日は出かけることができる。残念ながら「BB会」としては動くことはないが、早起きができれば「青春18」でどこかに行こうかなと思案する。この年末も「鉄道」のシーズンとなるだろうか・・・・。

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少し早いですが私のこの1年の思い出は・・。

2010年12月23日 | ブログ

明日はクリスマスイブ、そしてクリスマス・・・ということで2010年も残り1週間余り。年賀状も投函した。いよいよ今年も押し詰まってきたかな。

世間ではさまざまなニュースがあった2010年。テレビのニュース番組など見ていると「そういえばこれも今年の出来事やったんやな」ということもあり、時の流れが早いのか、マスコミが注目するもののサイクルがあまりにも速いというか。

さて、まだ23日ではあるが、私にとっての2010年の思い出を振り返ってみることにしよう。このブログでも日常のことについて書くこともあるが、それを自分で読み返してみても、昨年に比べれば平穏に過ぎたように思うがそれなりには出来事があったのかなと。

以下、5つ抽出してみました。

(第5位)ケーブルテレビ導入

2011年7月をもって地上波の完全デジタル移行ということになるが、私の住む建物が電波障害があるとかでアンテナの改良工事を行った。その際にケーブルテレビ導入のPRがあり、阪神間をカバーしているBaycomに加入。月間の受信料は当然発生するが、J-SPORTSやその他のBS、CSチャンネルを見ることができ、地上波ではやらないオリックス・バファローズ戦やらNFLの試合をはじめとしたいろんな番組を楽しむことができた。今では地上波で見るものがなければケーブルの番組で情報収集とくつろぎの時間を得ている。

(第4位)旭川駅に名前を刻む

昨年の12月に函館線の深川~旭川間を乗車してJR全線の完乗を達成した。完乗した多くの人たちはそれぞれの「記念イベント」やら「記念品」やらで祝っているようだが、私の場合はその後に知った「旭川駅に名前を刻むプロジェクト」に応募。旭川駅の高架化、新駅舎の建設にともない、コンコースに1万人のネームプレートを飾るというものだが、別に地元の人でなくても応募できるとあって参加してみた。新駅舎は10月に完成し、私の名前が刻まれたプレートの番号の通知も無事に届いた。乗りつぶし達成の駅舎に名前が残るのはうれしいが、実はまだ現物を見ていない。来年1月に旭川までの1泊旅行を予定しており、その時の対面が楽しみである。

一方で、今年12月の東北新幹線新青森開業、来年3月の九州新幹線開業もあり、またこちらにも乗車して再びJR完乗というのが来年の目標である。

(第3位)「混戦BB会」発足

これまで野球観戦でご一緒した大和人さんに鈍な支障さん。今年は2月のピーカンの餘部行きにはじまり、野球でも行くたびに混戦になるなど、「この3名で行くと何かが起こる」というジンクスのようなものが生まれた。そんな中、3人がかつて共通のサークルに在籍していたことから、「かつての仲間にも声をかける形で新党ならぬ新たな会の名前をつけようか」ということになって、こんな名前の集まりということになった。たちまち今年はクリスマスに福井1泊紀行の予定で、来年もまたさまざまなところでご一緒することになるだろう。同時に、旧サークルメンバーとの交流もしたいところ。

(第2位)オリックス・バファローズ交流戦優勝

岡田監督が就任した今季のオリックス。キャンプ時には小瀬選手の自殺(?)もあり、昨年最下位だった悪い流れが来ているかなという面もあったが、開幕直後は見事なスタートダッシュ。GWには大ブレーキとなるが5~6月の交流戦は16勝8敗で見事に優勝。優勝決定試合となった横浜戦では初めてアヴァンスシートで観戦し、T-岡田、木佐貫という今季活躍の選手とのハイタッチやら、優勝の表彰式も目の当たりにし、試合終了後にはドーム外のオープンコーナーでビール飲みながらファン同士の交流もできた。結局GWと夏場の不調によりCSに出場することはできず5位に終わったが、一ファンとしては十分に楽しめた。カブレラは抜けるものの来季は韓国勢やら若手の台頭にも期待したい。ユニフォーム等も一新するようで新たなチームとしての躍進を応援したい。

(第1位)ツイッター開設

おそらく当時の鳩山首相が始めたのに影響されてか、1月からツイッターに参加した。確かに手軽につぶやけるツールであり、例えば野球の観戦記や鉄道旅行の紀行文などは、しっかりしたものはブログで書くことにして、球場や旅先での実況中継的なものはツイッターでメモ代わりにつぶやくというスタイルを自分なりにつくった。また、フォローする、フォローされるという中で新たに知った世界もあるし、ファン同士のつながりを実感できたりという面もある。後半になるとツイッターで知ったイベントやらオフ会にも参加したし。まあ、このところの大桃美代子さんのつぶやきが芸能ネタになっていろいろ言われていたりするが、自分なりに使い方のルールとか尺度を決めておけば、あんな騒動にもならず自己表現のツールとして大いに活用できるのではないかと思う。また来年もいろんなつぶやきにより交流の幅を広げていきたい。

・・・とまあ、2009年に比べれば結構地味に映った年かもしれないが、それはそれでいろんなことがあったと振り返ることができる年だったと思う。新たな年がどのようなものになるか、自分でも努力しなければならない点も多いし、そんなのが通用しない大きな運命が待っているかもしれない。今から楽しみであり、不安なようでもある・・・・・。

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甲子園ボウルを観戦

2010年12月21日 | ブログ

19日は晴天の中、甲子園ボウルの立命館対早稲田の両校の対戦を観戦。

Dscn6517 私の思いとしては母校・関大カイザーズが出場することを期待していたが、西日本代表校決定戦で惜しくも敗退。それでもアメフトの大学日本一決定戦ということもあるし、こういう時でなければ甲子園球場に行くこともないので、西日本代表の立命を応援するために甲子園に向かう(正直なところ、関大の出場を期待して前売りチケットを購入していたのだが)。

Dscn6519 陣取ったのは一塁側内野指定席のアイビーシート。アンチ西宮某球団であり、高校野球もさほど興味がないとあって、間違っても座らないシートである。これまでの甲子園ボウルは外野の芝生にフィールドが設けられ、ライトからレフトへの攻防を外野スタンドから観戦するスタイル(一方の東日本代表校の応援席は内野グラウンド上に設けられた仮設スタンドで、それはそれで面白いように思うが)だったのが、今年は内野グラウンドに芝のマットを敷設し、ホームベースからバックスクリーンへの攻防を一塁側・三塁側双方から観戦するというもの。

Dscn6528 ちょうどアルプススタンドが両校のチーム席として開放され、それぞれの応援で盛り上がる。三塁側も早稲田とあって結構埋まっていた。

Dscn6534_2 今年は大学駅伝、野球、そしてラグビーと早稲田が強く、またマスコミも早稲田出身者が多いのか報道も「早稲田、早稲田」である。大学スポーツは圧倒的に早稲田を筆頭に関東の学校が強く、関西が対抗できるものといえばアメフトくらいのものだろう。「早稲田を倒して日本一」・・・いいじゃないですか。

戦前の予想では立命館有利であるが、早稲田もRB末吉の巨体を生かしてのランプレーが光っており、立命館のディフェンスがそれを阻止できるかも一つの見所のようである。

Dscn6547 さて立命館のキックオフで始まった1Q。開始わずか1分、早稲田QBの広野のパスを立命館荻須がインターセプト。そのまま走りこんで先制のタッチダウン。ただその後のキックを失敗するという何とも荒れた立ち上がり。

Dscn6550 その後、立命館にもミスが目立ち、たちまち早稲田が末吉のタッチダウンで7対6と逆転。昨年の関大対法政大の一戦がノーガードの打ち合いのような、何でもありの試合だったのを思い出し、「この試合もどうなるのかな」と思わせる。

Dscn6556 ただこれで立命館も気持ちを入れなおしたか、その後はQB谷口を中心とした攻撃を見せる。QBの仕事というのは、長いパスを投げるとか、RBに絶妙のタイミングでトスして一気に走らせるか、その司令塔ぶりを見るのが楽しみなのだろうが、昨年の関大・原口もそうだったが、この谷口も「自分で持って走る」という攻撃が得意のようだ。それってどうなんだろうかな。最近の新しいスタイルなんだろうか。1Qは立命館が逆転して13対7とリード。

Rscn65772Qになると完全に立命館のペース。谷口が自分で持って走る攻撃のほかに、RBの高野橋(27番)へのホットラインも機能して面白いように相手陣内を動き回る。2つのタッチダウンを奪い27対7で前半終了。逆に早稲田は末吉が封じ込まれ、またQBの広野も最初のインターセプト以降、サックはされるはパスは決まらんわで踏んだり蹴ったりの様子。

Dscn6580それにしても、こういうフィールド競技になると反対側の陣地でプレーしているのが小さく見えるのが難点。その辺り、プレーの視点が比較的安定している野球などの球技と違うところだ。

Dscn6590 3Q、4Qも立命館の圧倒的な攻撃の前に「早稲田もこのまま7点で終わるのか」と思ったが、4Qの後半になって早稲田もようやく盛り返し、2つのタッチダウンを奪い48対21とする。

Dscn6593 ただ反撃もここまでで、立命館が2年ぶり7度目の優勝を果たした。甲子園ボウルMVPには高野橋、年間のMVPであるミルズ杯には谷口が選出された。

Dscn6601 試合終了後の表彰式だが、ちょっと移動してこちらも絶対に入ることのないバックネット裏に移動する。甲子園ボウルでは自由席扱いのこのエリア、野球のテレビ中継ならばっちり映るネット裏最前列の席に座る。フィールドが低く感じられ、なるほどこの席で野球を観たら迫力あるよなと思わせる。

Dscn6604 甲子園球場・・・野球で来てもいいかな。

さて帰りの阪神電車。いつもの黄色い連中が占拠する雰囲気とは違いアメフト談義。「やっぱりルールがようわからんわ」という声の一方で、「今日みたいなワンサイドだったら、アメフトを初めて見るという人には面白くないやろうな」「去年の(関大対法政大)のほうが面白かったわ」という声もある。でもまあ、両チームとも熱のこもったプレーを展開したわけだし、早稲田も最後まであきらめない姿勢を見せてくれた。そのあたりが学生スポーツの面白いところだろうな。

Dscn6610立命館は来年1月3日のライスボウルで社会人王者のオービックと対戦する。ライスボウルでのこれまでの戦績もよい立命館なだけに、アメフト日本一も十分期待できる。がんばってほしいものだ。

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忘年会兼懇親会

2010年12月20日 | ブログ
今夜は学生時代のバイト仲間との忘年会。
十数年前の話ですが、その時の仲間といまだにこうして定期的に集まってというのはなかなかない話だと思います。
今夜は三次会までやりましたが、いつまでもこの繋がりは大切にしたいと思います。

ちょっとブログ更新止まりましたが。

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『週末鉄道紀行』文庫版が発売

2010年12月19日 | ブログ

18日は職場の歓送迎会兼忘年会ということで、新世界はふぐ料理のづぼらやへ。皆さんの住む地域などからこれまではほとんど梅田でやっていたのだが、今回は準備が遅かったこともありまとまった人数の取れる店がなく、梅田から道頓堀・難波まで移ってもだめ、ということで新世界まで南下した。ただ参加者の話を聞くに、大阪出身者でもづぼらやに行ったことがあるという人はほとんどおらず(私もそうです)、ボリュームあるふぐ料理を堪能することができ大満足。梅田で中途半端な居酒屋に入るよりはよほどよかった(その中にあって、飲んで騒ぐだけでほとんど料理に手をつけなかった人がいたのは惜しいことをしましたね。・・・他の人で皆食べてしまいましたぞ)。

年末となり忘年会シーズン、私も怒涛の如くやってくるので体調管理には気をつけねば、です。

さて、新世界に向かう前に立ち寄ったのが梅田の紀伊国屋書店。こちらで手にしたのがこの一冊。

『週末鉄道紀行』西村健太郎著、アルファポリス文庫。

2010121818480000_2 この一冊は昨年「鉄道紀行舎」を主宰する著者により、「サラリーマンによるサラリーマンのための鉄道旅行記」として上梓されたものだが、今回は細部データの見直しなど一部加筆修正を行い、文庫版として発売された。

その内容や読書感想は拙ブログの2010年7月24日記事にも書いているが、忙しい日常の中、癒しと郷愁を求めて週末は鉄道の旅に出るという、昨今の鉄道ブームとは一線を画す「鉄道"道"」の世界にあふれる内容。私などは行った先々で土地の郷土料理を出す居酒屋に入りたいとか、ハコモノ(博物館、美術館)をのぞいてみようということをやるが、この一冊ではそれは余計なこととして、純粋に車内の雰囲気や鉄道を利用する人たちの人間模様を描き出す。訪れた先であれを見よう、これを食べようと忙しく動き回るのは結局サラリーマンの日常と変わりないんじゃないですか、ってなもんである。

これから「青春18きっぷ」のシーズンでもある。ちょうど本書の舞台も冬から春にかけてのことだし(今はもう九州行きのブルートレインはありませんが)、文庫版ということでちょいとバッグに忍ばせて、鈍行列車の旅の車窓の友としたいものである・・・・。

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鉄道ヘッドマーク2011年シールカレンダー

2010年12月17日 | ブログ

我が家でもそろそろ来年のカレンダーが出揃う中で、卓上カレンダーが新たに一つ加わった。

鉄道ヘッドマーク2011年シールカレンダー。懐かしのブルートレインから活躍中の列車までのヘッドマークが53種類、週めくりのカレンダーで登場する。

2010121719170000_4やはり「ヘッドマーク」というのはよろしいですな。新幹線はもちろん、最近の特急車両はそもそも先頭部にイラストつきのマークがでるわけでもなく、もう一つ有難みというのが感じられない。そんな中週代わりでヘッドマークが登場するのは何とも旅情を掻きたてられる話。カレンダーとしてめくった後はシールとして使えるのだが、はてどこに使おうか・・・?

さてこのカレンダー、先月には駅のキオスクで見かけており「買おうかな?」と思ったものの、「まあいいか」とその時は見送ったもの。ただ私が鉄道好きなのを知っているという、とある方からこのたびお送りいただいた。思わぬ贈り物に驚くとともに「そういうのをまだ覚えてくださったんだ」と懐かしいような、ありがたいような気持ち。

カレンダーには短いメッセージが同封されており、そのお心遣いもうれしかった。一足早いクリスマスプレゼントといったところだろうか・・・。この場でも厚くお礼申し上げます。

来年には東北新幹線、そして九州新幹線の新規開業部分に乗車して再び「JR全線完乗」とするという個人的憧れがある。まだまだ線路は続くよどこまでも・・・・。

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予約で43万部って・・・・

2010年12月15日 | ブログ

今朝のテレビで、水嶋ヒロさんの処女作『KAGEROU』が発売になったということで、深夜営業の書店で日付が変わるとともに販売され買い求める人たちの様子を報じていた。

その一方でそれを読んだ(まあ、関係者ということで事前に配られたんでしょうな)という作家とか評論家からは賞賛の声が挙がっているとか。

この作品はイケメン俳優が突然所属事務所を退社し、本名で応募した小説が文芸賞に輝き、賞金も何か辞退したとかで話題が先行し、何と予約だけで43万部だとか。

・・・それにしても、まだ発売されもしていない小説に43万部の予約って、何だか違和感を覚える。何かこう、最近「新発売」とか「マスコミで話題」となったものに群がる数字というもののケタが増えているように思う。何でも予約で満杯、前売りも秒殺・・・(鉄道モノとなると何でもこんな感じになっており恐怖すら感じます)。物事が極端から極端に進んでいるような気がする。

まあ、『KAGEROU』を予約する人たちは鉄道モノに群がる「その筋」の連中どもよりもよほど健全な方々だと思いたいが、果たしてその内容というのはどんなもんなんでしょうね。命を考える云々とかありましたが。青春小説なら辻仁成の系統かいな。それにしても、俳優業の傍らにサクサクっと書いてしまうのはよほど才能のあるお方とお見受けしますが(実は、俳優としての水嶋ヒロさんも全然知らないんですが、ファンの方すみません)。

ここで本のPRをするわけではないが、西村健太郎著の『週末鉄道紀行』。12月24日には文庫版で出版される(ぜひ一冊、よろしくお願いします)。この著者もサラリーマンとしての日々の仕事の傍らにこのような趣味の書物を上梓したわけだが、それでも長い構想があって、さまざまに身を削り、それでようやく仕上がった一冊である。それでも文庫化にあたってはまた手を入れ直して・・・というようにして作品を進化させている。それを売り込むのにも大量のエネルギーを必要とするようだ。それでようやっと何がしかの購入につながるというもの。

そういう話に触れたこともあり、一瞬で43万部の予約というのがものすごいものだなと思う。後は実際読んだ内容がどのようなものだったか、皆さんのブログなどでチェックしてみますか・・・。

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たこ焼きはそんなにエラい食べ物なのか?

2010年12月14日 | ブログ

大阪・道頓堀で営業しているたこ焼きの「大たこ」が大阪市の土地を占拠して違法営業していたとして大阪市に撤去を求められたところ、わずか数メートル移動しただけで同様に営業を続け、そのために大阪市が強制代執行により撤去するとかしないとかでもめているそうだ。

よくよく大阪市はトラブルというか、悩みを抱えているようだ。天王寺公園を不法に占拠しているホームレスを除去するだとか。ただその報道において、特に大阪朝日放送のごときはホームレスの肩を一方的に持つような印象を与えるような内容だったのを覚えている。大阪のマスコミどもはどこまで行政とか公共の福祉を敵にする姿勢なんだろうか。まあ、西宮球団を偏向的に応援するような神経を持っているのだから、所詮その程度の集まり。

それはさておき、たこ焼き屋一軒ですら退去させられないのは、大阪のたこ焼きを支持する勢力というか世論を恐れてのことだという論調があるようだ。

ただあえて言う。

大阪のたこ焼きはそんなにエラいの??

よく「大阪の郷土料理」と言われるが、たこ焼きはおやつやスナックの類であって、料理じゃないでしょう。それをどう勘違いしたのか、あくまで大阪人の主食であるかのような態度が、そのような事態を招いているのではないだろうか。

大阪人の家庭には必ずたこ焼き器がある・・・・。けったくそ悪いわそんな決めつけ。

あくまでも違法行為なのだから、大たこだか3タコだか何だか知らんが、とっととどこかに立ち退けや!!

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関大、2年連続の甲子園ボウルならず

2010年12月13日 | ブログ

来週の19日に行われる全日本大学アメフト決勝戦「甲子園ボウル」。その西日本代表決定戦が13日に大正ドームで行われた。

その組み合わせは、2年連続の出場を目指す、私の母校でもある関大に、2年ぶりの出場を目指す立命館。仕事の関係もあり観戦することができなかったが(なぜ月曜の夜にやるのか)、37対20で立命館のしょうり。エースRBの藤森選手を故障で欠く形となった関大は残念だった。

それでもまあ、今年のリーグ戦は関大、立命館、関学の3校が6勝1敗の同率で優勝ということで、かつては関西の強豪といえば京大のイメージが強かったところに母校が加わるのはうれしい限り。代表決定戦はその勝負の時の運もあるだろう。

さて、これで甲子園ボウルは立命館対早稲田という組み合わせ。今年の大学スポーツは早稲田が強いということで、全国には早稲田OBに早稲田ファン、報道関係にも早稲田が多いということで偏向報道もなされている。まあ大学スポーツの強豪はどうしても関東勢ということになるが、ことアメフトに関しては関西勢の実力も優れていると思う。ここはぜひとも立命館に、西日本代表として素晴らしい勝利を収めてほしいものだ。

・・・・ということで、本来ならば関大の出場を期待して購入した甲子園ボウルのチケットであるが、無駄にしないためにも、また西日本代表の応援のためにもここは観戦に行こうかと思う。熱戦を期待して・・・・。

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ツイッターでの選挙運動

2010年12月12日 | ブログ

私も今年から手がけているツイッター。フォローをしているツイッターからはさまざまな情報が得られたり、野球の試合などではファン同士がツイッターで実況しながら球場で一緒に応援しているかのような雰囲気が味わえたり、また人との新たなつながりを感じたりと、結構面白くて今は私にとってなくてはならない情報源の一つとなっている。

そのツイッターのあり方について一石を投じることとなった記事がネットで紹介されていた。先月行われた金沢市長選挙の選挙運動の出来事。初当選した山野新市長の陣営のスタッフが、ツイッターで山野氏の街頭演説を行う場所を告知したり、山野氏への投票を呼びかける書き込みを投票日当日の夕方まで何度も行っていたというものである。選挙管理委員会は公職選挙法で禁止されている「文書図画の配布」にあたるとして何回か指導を行ったが、結局それを無視した形となった。

これまで5期務めた現職の山出市長が各党の相乗りで組織選挙を展開したのに対し、新人で知名度も組織力もない山野氏がネットを武器にして「刷新」をアピールした結果、市民は山野氏を選択した。結構接戦だったという。まあ、ツイッターをやっていたから投票したというよりは、金沢21世紀美術館建設や北陸新幹線誘致の実績を挙げた現市長もそろそろ引退では・・・というほうが要素としては強いのでは。

それにしても、ネット活用が「文書図画の配布にあたる」というのが、どうも私にはわからない。いや、そもそも何で選挙活動中に文書図画を配布してはいけないのかがわからない。選挙活動の公平性を確保するとでも言いたいのでしょうが、それって理由になっているのかな。

政治に興味を持たない(持てない)人が多い中、その人の人となりや、どのような政治をやろうとしているのかについて手軽に、かつじっくりと見ることができるのはネットではないだろうか。街頭演説もそりゃありかもしれないが、その日時にその場所に行かなければならない。選挙カーでの名前の連呼などというのはもうはやらない話。

もうそんな「組織選挙」だの「ドブ板選挙」だの、やめましょうや。人物、政策本位で選べる選挙づくりのために、ぜひともネット解禁を・・・・。

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マジックオフ会に参加

2010年12月11日 | ブログ

ツィッターで知ったのだが、さまざまなイベントをやっているサークルがある。以前に一度バレーボールのイベントに参加したのだが、そのつながりからか、「マジックオフ会」なるもののお誘いがあり、昨日参加してみた。

こういうオフ会に参加するのも初めてなもので、どんなものだろうか。

場所は梅田某所で、金曜の夜、ちょうど忘年会シーズンということでごった返す中、会場となるバーへ。小ぶりな店内は30人ほどの人出で満員状態。ただ皆さん若いですなあ。アラウンド・フォーティーのスーツ着たおっさんなど私くらいのもので。

後から行ったためか座席は埋まっており、カウンターに立つ。でもまあ、このほうが酒の注文には都合いいし、気軽に話しもできる。しかし、300種類が飲み放題ということで、ビールに始まり、ハイボール、ジン、ウォッカ、いいちこ、泡盛・・・・いろいろ飲んだなあ。といっても定番の飲み物だし、立ち飲みといえば梅田のガード下のイメージ。「カウンターで飲んでいるのが似合ってますなあ」というお声もかかる。

さて本日のメインイベントのマジック。ちょっと線の細い、眼鏡をかけた男性がやってくる。プロのマジシャンというわけではなく本業は薬剤師さんとのことだが、小さい頃からやっているということで手さばきは見事。カードマジックにリングを使ったマジック。テーブルを回ってやってくれるのでそれをほんの数十センチのところで見ることになるが、こんな近くでにらみつけるように見てもトリックがわからないもんやなあ。カードやリングも触らせてもらったけど。いや、トリックを見破ろうとするのはヤボなことか。その手さばきはお見事。思わずチップをはずんでしまった。

さて、あっという間に時間は過ぎ、お開きということになった。最後は三々五々解散となったようで(ただ、ツイッターを見るにあの後でカラオケやら二次会に行った方も多かったようで)少し締まらなかったが、結構楽しい一時であった。こういう人たちとの一期一会というのも面白いもので、また機会があれば参加してもいいな。

こういう大人数のイベントを仕掛け、当日はいろいろと駆け回っていた幹事さん、お疲れ様でした!

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今年もいろいろありましたね

2010年12月09日 | ブログ

12月も早いもので3分の1が過ぎようとしている。今月に入って仕事のほうが何かと忙しく、ブログの更新もやや停滞気味。「毎日更新しよう」と頑張っている人はすごいと思いますね。

さて、ニュースを見るとそろそろ今年の総括というか、今年の出来事のランキングなんかが出る時期である。世相を現す「変わり雛」というのが発表され、偶然か意図的か、市川海老蔵・小林麻央負債も登場したとか。まあテーマとしては歌舞伎界の豪華カップルということで制作されたのだろうが、そこに例の事件が起こって・・・・。まあ、ある種の大きな話題とはなりましたな。

今年もいろいろな出来事がありすぎて、スポーツの話題でも、春先に行われたバンクーバーでの冬季五輪などもうすっかり過去の話であろう。スピードスケートのパシュートで100分の2秒差で金メダルを逃したことなんぞ結構忘れ去られていたりして・・・。そういえばあの時は高知に宿泊していて、その朝はそのレースの中継を見て、桂浜を散策中にチリだったかの地震で津波警報が発令され、オリックス対阪神のオープン戦の観戦中に海岸沿いの道路が通行止めのアナウンスが流れたのを覚えている。

さて私にとっての2010年、昨年に比べれば結構淡々としていたかなとも思うが、自分なりに思い出に残ったこともあるかな。12月もまだ日があるのでこれから何が起こるかわからないが、もう少し年が押し詰まったらトピックスを書いてみようかなと思う(まあ、個人的なもんですから)・・・。

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学力って・・・?

2010年12月07日 | ブログ

OECDが実施した国際学力テストの実施結果が発表され、読解力、数学力、科学力の3分野のテストにおいて、日本はそれぞれ5位、9位、5位と、一時の低迷が落ち着いて回復傾向にあるという結果が出た。

その中にあって、3部門でトップを独占したのが上海。このほか、韓国、香港、シンガポールというアジア勢が上位を占めるという結果だった。一方で日本の教育界が憧れる北欧の国々も安定した成績のようである。

私も試しに毎日新聞のホームページに掲載されていた「読解力」のテストを見てみたが、なかなか面白いものである。日本の大学のセンター試験に出てくるような、「ホンマにこのおっさんは何を言いたいねん」とボヤキたくなるような現代評論文とか、作者の意図がわかるようで中学生がブツブツ寝言を言っているような私小説のようなものではなく、実用的な文章を読んで、その意図や主張がどこにあるのか、それを読んだ者は何を読み取らなければならないのかが明確である。結構面白い。数学や科学はまあ何が来てもバテレンの暗号くらいにしかわからないが、おそらく似たような意図の出題なんだろう。

それにしても上海はすごいや。夜のニュース番組で上海の中学校の授業の様子を紹介していたが、授業が1日8~9コマに自習の時間があってとかいうハードなもの。「一人っ子だから子どもの教育にカネがかけられる」という親のコメントもあったが、「一人っ子でも子どもの教育に回すだけの経済的余裕がない」というのが今の日本の実情とあっては、その時点で勢いの差を感じる。

そしてなお問題なのが、「ゆとり」か「詰め込み」かという、その二者択一の間で揺れ動く教育方針であろう。どちらにしても、何のためにこの科目を学ぶのかというのが難しいところであろう。ただ、基礎のうちは「詰め込み」は必要であろう。とりあえずかかとで蹴っ飛ばしてでも詰め込むだけ詰め込んで、それからそれをどう消化するか、必要なものとそうでないものを仕分けるかということを自分で考えさせるような教育が必要ではないかなと思う。後は、そこに自分のカラーをどう出していくか。

どうも「詰め込む」というと公式や年号や単語を無理やりゴロあわせでも覚える、というのが真っ先に来そうであるが、ただその過程の中で鍛えられる「地アタマ」というのはあると思う。

でもまあ、確かなのは一つ。どんな形であれ、やはり子どもの頃はイヤでも勉強しないとね・・・・。「地アタマ」はつくられないでしょう。大人になってどれだけ苦労するか、大人になってみてやはり感じるものがあるなと思う今日この頃・・・・。

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