まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

石原にしやがれ

2012年10月31日 | ブログ

「第三極」・・・まあ、聞こえはいいですな。これまでのしがらみかた解放された、新しい勢力というイメージがして。

Dscn0809橋下・大阪市長率いる「日本維新の会」がどうなるかという中で、新たに名乗りを挙げたのが石原・東京都知事。石原知事が辞職することで、「たちあがれ日本」に合流し、新党を名乗ることで「第三極」の主導権を握ろうというものである。まあ、「たちあがれ日本」の主義主張は石原知事とマッチするから、この流れ自体は不思議に思うものではなく、「待ち焦がれた人がとうとう来てくれたのね」という感じである。

この他に、「みんなの党」とか「減税日本」とか「新党改革」とか、「小沢の生活が第一」「大地真央」など(一部、誤った表記はありますが・・・)新党らしきものはいろいろあるのだが、果たしてこの国の未来にどのくらいの希望を与えてくれるのか。正直よくわからない。

ならば石原新党か、日本維新の会に投票すればいいのかもしれないが、考えなければならないのが、そういう「第三極」というだけのことで安易に投票するのがいいのかどうか。「大同小異」などといっているが、よくよく見れば国家運営の根本のところで真逆のことを言っていたりするし、どうなんかいな。

安易に投票すると、3年前だったかの衆議院総選挙結果の二の舞になりそう。これでいいのか、何なら「第四極」くらいでないと本物でないのか、よくよく考える必要がありそうだ。

何とかしやがれ・・・日本!!

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奈良・町家の芸術祭@五條

2012年10月30日 | まち歩き


奈良県は五條に行ってみようと思う。

・・・この五條、「五条」ではなく「五條」なんですな。昔の都のような一条、二条・・・の五条ではなく、別なところから来ているということで、あくまで「五條」と書かなければならない。奈良県にはあるが、私の住む藤井寺から列車で行こうと思えば、河内長野~橋本と来て和歌山線に乗り継ぐか、あるいは御所、はたまた吉野口から和歌山線に乗ることになる。どのルートを通っても金剛・葛城の山々を避けるコースで、それなりに時間がかかる。鉄道が和歌山線のみということで、かなり長い間、「和歌山県五條市」と勘違いしていたものである。

Dscn6935五條といえばその南の十津川村とか、もっと先に抜けて熊野本宮、果ては新宮という紀伊半島の真ん中から南に抜けるコースの玄関口として何度か通ったことはあるが、五條そのものを目的としたことはない。そんな中、ふとしたことで「五條に行ってみようか」と思い立って自宅を出発し、気づけば五條のバスセンターも兼ねているイオンの前で傘を差して立っていた。

Dscn6926しばらく歩くと交差点に出る。直進すれば橋本から和歌山へ、左に曲がれば吉野川を渡り、十津川から新宮へ抜ける延々としたルート、右に曲がれば隘路を抜けて千早赤阪村や河内長野に出る要衝。ここから少し入ったところに「五條新町」という、江戸時代から続く街並みが広がる。

Dscn6929Dscn6891特に前々からこの日を狙っていたわけではない。どこかに出かけようとしてたまたま思いついたところである。結構降りしきる雨の中、十津川に続く国道から一本路地に入ると、そこはタイムスリップしたかのような落ち着いた街並みである。

Dscn6907紀州街道に沿って400年の歴史を持つ五條新町。今でも生活の匂いを漂わせる町家が続く。ふとそこで目にするのは「HANARART2012」という垂れ幕。「ハナラート」というこのイベント、奈良県内の各地の町家を舞台にして現代アートを披露しようというものである。安藤忠雄デザインだか何だか知らないが、ああいうハコモノでやるのではなく、昔ながらの町家を舞台にするというのが面白い。ちょうど先日に六甲の山々を巻き込んだアート展を見たが、それとはまた対照的なところであろう。

Dscn6897「まちや館」で展示されていたのが光の仕掛けを駆使したアート。畳の部屋にタブレット端末を敷き並べて映像を映し出したり、障子を壁代わりに光のグラフィックを上演したりしている。中には、手を叩いたり、声を出したりというのに反応してグラフィックが動き回るという仕掛けもあったりする。

Dscn6895スクリーンが町家の障子だったりするのが面白い。古いものと新しいものが見事に混ざり合っている。

Dscn6906もう少し歩いたところが「まちなみ伝承館」。ここは普段は公開していないそうだが、この芸術祭に合わせて、屋敷全体を舞台として公開している。数々の木彫りの作品やら、あるいは奥に行けば本格的な油絵もあったりと、なかなか見ごたえがある。こういう構成、安藤忠雄デザインのコンクリートづくめの美術館では決して観られるものではない。町家アート、ええやないですか・・・。

Dscn6885この町家イベントは前半後半分かれて御所、八木、田原本、郡山などで開催されているという。これらを気軽に観て回るのも面白いかと・・・。

Dscn6922番外編として、「まちや館」の向かいではひっそりと、「鉄道ジオラマ」の館があった。この芸術祭の期間に合わせてとのことであるが、かつての建物を利用してのジオラマ展示、ちょうど入ったのが私だけということもあり、小ぶりながら精緻に作られたジオラマのスイッチを入れて電車を走らせてくれる。これらのジオラマ、10万単位を払えばそっくり持ち帰ることができる。たださすがにそうは行かず、それこそ童心に帰ってそのレイアウトを楽しむ。私の部屋にも100円ショップで購入したケースに何両か模型が陳列されているが、やはりこうした「景色と一体となった」演出をしてやりたいなと思う。

そんな模型の世界はさておくとして、実際の鉄道が走る予定として建設されたはいいが、結局何も通らなかったというのがこちら「五新線」の高架橋の跡。

五は五條、新は新宮ということで、紀伊半島を縦断してというのが当初の目的であった。ただそれが財政難やモータリゼーションもあり建設の見通しが立たなくなり、結局は一部区間を路線バスで走らせるのみ、ということになった。まあ、頻繁に来る台風による土砂災害などの影響を考えれば、無理矢理に鉄道を伸ばしたところでしょっちゅう運休し、そのうち廃止になるだろうという意見はごもっともである。

Dscn6914その五新線が走るはずだった高架橋跡であるが、傍で生活する人にとっては何の役にも立たないものである。高架を利用して洗濯物を干したりというのはあるが、結局どのように役立てようとしているのか、不安である。ただ現在では観光地図に載っていたり、昨年とかはこの高架橋を通るというウォークイベントも行われたという。

Dscn6918こういうイベントがあれば地域活性化の面でもプラスになるだろう。奈良にこういう一面があるということで・・・・。

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近鉄吉野線が開業100周年

2012年10月27日 | まち歩き

2012年というのは「日本の鉄道140周年」に当たるのだそうだ。日本で最初の鉄道といえば新橋から横浜までということになるが、それから40年、吉野口から六田までの間の「吉野軽便鉄道」というのが吉野線の前身ということになる。

2012091517170000このこともあり、今年の夏以降は近鉄でも「吉野線」をしきりにPRしている。かつて南大阪・吉野線を走った「ラビットカー」の当時の塗装を復刻した車両も走っている。もっとも、変わったのは塗装だけで、別に車内に特殊な施しをしているわけでもないし、普通に朝からの通勤電車として走っているのだが・・・。

2012102710530000本日27日、出勤すべく乗り換えのため大阪阿部野橋の東口に降り立ったのだが、そこでは吉野線開業100周年の記念イベントが行われていた。もっともターゲットはちびっ子たちのようで、機械を動かして列車の方向幕を変えてみたり、あるいは鉄道模型のレイアウトにくぎ付けになったり。・・・まあそこに居合わせる「大きなお友達」の姿も結構見えるのだが。

2012102717240000_3鉄道記念グッズはほとんど完売ということで、たまたま「最後の1セットです」という、ラビットカーの台紙のついた阿部野橋、そして吉野駅の記念入場券を入手。これで私も、やっていることは「大きなお友達」と同じよね・・・。

こういう機会を利用してというのも変だが、吉野にはまた特急で訪れてみたいものである・・・・。

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あ~あドラフト

2012年10月25日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
今日はドラフト会議。ちょうど夕方がバタバタしており、少し落ち着いてから携帯で結果を見たのだが・・・。


藤浪、阪神か・・・。


オリックスが外すのは仕方がない。だけど、何でよりによって阪神やねん。・・・これで明日からしばらくは関西マスゴミのバカ騒ぎを見せられることになる。もう最悪。


何だか、花巻東の大谷投手のことを書こうとしていた気分もどこかにすっ飛んでしまった。


さて、オリックスが外れ外れ一位で指名したのは大体大の松葉投手。たまたま、昨夜のNHKの夜のスポーツニュース番組で取り上げられていたので初めて見た投手である。ソフトバンクに指名された東浜投手から教わったというツーシームが武器とか。


左腕ということで、海田、前田らとの先発枠争いに割って入れれば面白いかな。

後は大学生が主だが、(最近は全然観戦してないが)BCリーグからの指名もあり、個人的には注目したい。前田に続く活躍が見られるといいのだが。


最下位のチームだし、活躍の場はいくらでもあると思う。是非とも上位進出の力になってほしいものである・・・。

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ドラフト会議

2012年10月24日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
明日25日はドラフト会議。日本シリーズの前に行われるのだが、「こんなに早い時期だったっけ?」と思う。


今年の注目は大阪桐蔭の藤浪、花巻東の大谷、亜細亜大の東浜といった即戦力投手。高校野球はあまり見ない私も、この夏の藤浪の投球には驚いた。


オリックス・バファローズ、そして阪神、ヤクルトというところが早くも藤浪の一位指名を公言しているが、ここは森脇監督、ぜひともクジを引き当ててほしい。久しくこういうビッグネームが入団していないだけに、将来のエースとして期待したい。


それにしても気にいらないのが(毎度のことながら)関西マスゴミ。藤浪を「虎の恋人」と勝手に言い、「クジなら負けません」と話す森脇監督について「和田監督に喧嘩売った」とほざいたり。


頼むから、そんな傲慢な阪神にだけは当たりませんように・・・・!


メジャー挑戦表明の大谷投手については、明日の結果を受けて書いてみようと思う。

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『海炭市叙景』と『函館物語』

2012年10月22日 | ブログ

またあの街に行ってみたいなと思った。

・・・それは北海道の玄関口である函館。

大学生の時に初めて北海道を訪れたのだが、その時は当時大阪から函館まで運転していた寝台特急「日本海」に揺られ、まず降り立ったのが函館である。

Dscn3560その時は函館山からの夜景を見て感動したものだったが、その後、辻仁成の(特に初期の)作品の舞台となったということで、この港町に強く惹かれたものである。函館山を中心とした眺望、かつての栄光と最近の衰退の様子が一度に目の前に現れる歴史的な幅、そして路面電車・・・・。数年後には東京からの新幹線がやってくる函館であるが、駅が市街地から離れていることもあり、この港町の風情というのはもうしばらく楽しむことができそうである。

408748517x_2そんな函館の、函館山とか洋館群といった有名観光地からはちょっと外れた、市井の姿を著していてお気に入りの一冊が、辻仁成の『函館物語』である。著者の手による写真もふんだんに盛り込まれ、街のガイドというよりはエッセイとしてもよくできている。わざわざこの一冊を片手に、「これはどの場面で撮影したものかな」というのを楽しみにこの港町を巡ったこともある。結果、どのくらいのスポットに出会えたか、また辻仁成という作家の視点からとらえた写真と比べてどうだったか(所詮、私の写真など幼稚園の子どもでも撮影できるようなものばかりだが)。まあそういうことは横に置いておくとしても、さまざまな被写体がこの街にはあふれているように思う。

話は変わるが、最近書店で手にした一冊に、佐藤泰志著作の『海炭市叙景』というのがある。ここで出てくる「海炭市」というのは、佐藤のオリジナルによる架空の街であるが、これは彼が一時期を過ごした函館という街をモデルにしている。

511ejkvjqyl__ss500__3「海炭市」という名前からもわかるように、これはあくまで架空の街の名前。実際の函館には炭鉱があったわけでもなく、それを含めてのフィクションであるが、ここに登場する人たちは、炭鉱で職を失ったあげくに自殺した若者とか、「首都」での生活に疲れて故郷の「海炭市」に戻ってきた人とか、この街で何十年と変わらず路面電車を動かしてきた運転手とか、競馬で多額の借金を作ったりとか。このほか、子ども目線のものもあれば、地回りのヤクザが登場するとか・・・。

作品の成り立ちからは、何も「海炭市」だけのことではなく、執筆当時に世間にあふれていたバブル経済とか、都会への憧れ、かつての重厚長大産業の斜陽とか、地方経済の疲弊とか・・・さまざまな問題に悩む「地方都市」のことを描いたというのがわかる。ただ一方で、「函館」という刷り込みがすごく、「海炭市の○○町というのは、現在の函館に当てはめたらこの辺りだな」というのが、旅行者として訪れただけの私でも何となくわかるように思うのである。

まだ鑑賞していないのだが、『海炭市叙景』は映画にもなったし、DVDでも一度観てみたいものである。好きな街のイメージも新たにできるだろうし、今度はその風情を味わいたいというのもある。

『函館物語』の世界が、あくまで他所の人たちとか、あるいは街を詩的にとらえられる人の視点として面白いなという一方で、『海炭市叙景』は、あくまでそこに長く住む人たちの日常、「実際にこういう人が住んでいそうだ」というのが伝わってくる世界であると言えるだろう。

ただ一つ謝っておきます。函館には路面電車に面して文学館があり、函館ゆかりの作品や作家を紹介するコーナーがある。辻仁成も佐藤泰志も作家として活動しており、『海炭市叙景』も発表された後だったのだが、佐藤泰志という作家の名前、全然気づかなかった。文学館を訪れた時には当然コーナーが設けられていたところだろうが、私の頭の中では「その他大勢」の扱いとなっていたのかな。

これから函館を訪れる人、また曾遊の地として函館を訪れる人・・・・この港町のどこか淡い風情を味わうための「参考書」になるかもしれないな。

うーん・・・こういうことを書くと私もまた函館に行ってみたいものである。できれば何日か滞在して街の隅々まで見て回る、また地元の人たちや関西から移った人たちとも語りあいたいと思う。写真の謎解きとか、その当時と現在では街並みがどう変わったかの話を聞いてもいいだろう。そういうチャンスがあるかどうかは置いておくとして・・・・。

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世界の山ちゃん

2012年10月21日 | まち歩き

20日は夕方にミナミへ。お誘いをいただいたMさん、そしてMさんの友人で私とは初対面となるAさんにKさんという4人での顔合わせである。

せっかくだから・・・というのがまずは手始めに千日前のラウンドワン、スポッチャで汗を流す。卓球やらバドミントンにバッティング。ダーツやバスケットもある。私もこんな感じで身体を動かす機会がなかなかないのだが、遊び感覚で身体を動かすのはなかなかよい。皆さんと距離が縮まったような気もする。

そしていい汗をかいたところで、真向かいにある「世界の山ちゃん」へ。名古屋では言わずと知れた手羽先の店であるが(もっとも、この日音頭を取る形となったAさんは「名古屋でしたら風来坊のほうが好きですけど」と言っていたが)、大阪で入るのは初めてである。先月に熊本に行った際に繁華街にも店を構えているのを見て、「さすが『世界の』ですなあ」と感心したものである。

2012102020030000ということで、名物の手羽先にビールで乾杯(写真は3人前)。山ちゃんの手羽先は骨から身が抜けやすいのもそうだが、スパイスがよろしい。極端に言えば、駅の売店などでこのスパイスを利かせたスナック菓子も売られているのだが、それをアテに飲んでもいいくらいである。ただまあ、4人もいればいろんな種類の料理をいただこうということで・・・。

初対面となるAさん、Kさんからいろいろと質問をいただく。ビールからホッピーにチェンジした私がずっとしゃべっているような感があり、ちょっとうるさかったかな。まあ初めてのところで、いただいた質問に答える形で少しでも知ってもらえればなと思うし、Mさんにもまだ話していなかった内容のこともあり、友人もいるというのなら逆にいい機会かなと思った。まあぼちぼちと。

身体を動かした後だけに心地よい酔いも回ってきて、時間もあっという間だったがいい一時だった。また楽しく会えるといいな・・・。

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六甲高山植物園・アートと自然のコラボ

2012年10月19日 | まち歩き

Dscn6857六甲山上の一日もそろそろ終盤。六甲高山植物園にやってくる。少しずつ雲も広がってきており、ちょっとヒンヤリとしてくる。

Dscn6861こちらもさまざまに珍しい植物を見る。まあ季節のこともあって花も何もない一角もあるが、「高山」の条件に限りなく近づく環境条件を提供してくれるとは、六甲山の自然も侮れないものである。

入口でスタンプラリーのシートを渡される。「こういうのを見ると全部制覇してみたくなるんですよね」というMさん。今回のイベントの「六甲ミーツアート芸術散歩」となると全体で30以上のオブジェがあり、その作品のそばにもスタンプがある。ただそれがシャチハタの名前印・・・ということもあって、それはやめようということになったのだが。

Dscn6863こういうスタンプラリーがあると、それを目がけて歩くということで園内の主な見どころを順序良く回ることになる。スタンプを押したり押されたり、そろそろ暗くなる中を見て回る。

Dscn6869そんな中、出会ったのがポスターにもなったこの作品。ポスターで目にすることが多いだけに、「これがそうか」ということでカメラを構える人が多い。ただどうだろう、うーん、これだけを見ると何が何やらという気がする。なぜ、開催に合わせた図録というものがないのか。せめて作品の背景とか、「何を感じとってほしいか」ということでも解説してほしい。

寝転がっている木の人形と木があるのだが、「あれって、人形の向こうに木が生えている?」というようにも見えるが、「どう見ても、人形から木が生えているように見えるね」とも思う。サイドに回ってみると、これは人形の股間から木が生えているように造っているもの。うーん・・・これはどのように解釈をすればよいのか。笑うしかないなといったところ。

Dscn6875園内をグルグル回ってスタンプ集めは完了。これを園内売店に出せば抽選でプレゼントが当たるというものだが、この時間ではタイムオーバー。まあ、スタンプ集めという楽しみの中で作品や草花を眺めることができたことをよしとしよう。

結構長時間回った六甲山上、そろそろ日も暮れてくる時間とはなるが、何と雨も降ってきた。せっかくの夜景も楽しみだったが、雨も降ってくるし、寒くなってくるしということで下山。六甲からの夜景は次の機会に取っておくことにしよう・・・。

Dscn6868現代アートはなかなかわかりにくいところがあり、それをちゃんと理解しないとおバカさんのように思われるのが嫌なところがあるが、こういう自然と溶け込み、あるいは自然を利用したアートというのは、遊び心も感じられてなかなか面白かった。期間はまだ1ヶ月以上あるので、そろそろ紅葉も本格化する山々と合わせて、六甲アートをまた楽しむことができればと思う・・・・。

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六甲山上のアートとローズ

2012年10月17日 | まち歩き

Dscn6807六甲山のオルゴールを楽しんだ後は、少し上がって六甲ガーデンテラスへ。ちょうどお昼時ということで賑わっている。アートもいいのだが昼食も・・・。

結構待った後でセルフ式のレストランで食事をしたが、PRの割にはもう一つだったかなという印象である。外で弁当を広げて食事をしている人たちも結構いたが、ひょっとすればそうしたほうがより美味かったかもしれないな。

Dscn6810Dscn6812六甲山上にそびえるのは「六甲枝垂れ」。自然展望台であり、夜にはライトアップされて幻想的な光景を映し出すスポットである。私も訪れるのは初めてだが、何とも不思議な空間である。おまけに中への通路には「また夢に出てきそうな」とMさんがいうモビールのようなオブジェがぶら下がり・・・。

Dscn6820Dscn6825自然の雨風も入る中の螺旋空間、ちょっとだけ温室効果のあるガラス張りの空間、そして展望台を取り囲む六角形の外枠・・・。何とも不思議な感じである。

Dscn6836ここからリフトで隣接する六甲山カンツリーハウスへ。ちょうど薔薇が見ごろを迎えており、「ローズウォーク」ということで3000㎡という丘陵を利用した園地には色とりどりの薔薇が花を咲かせている。

Dscn6844Dscn6848背の高いものもあれば、何本かが一塊で咲いていたり。結構花の好きそうなMさんも携帯のカメラで花弁を撮影したりしている。

Dscn6847薔薇といえば、La Vie en rose ですかな・・・・。

Dscn6839そんなローズウォークのイベントの一つとしてミニコンサートが行われるという。たまたまその時間に居合わせて、「何かイベントやるようやね」と二人で足を停めてみる。登場するのは、ロックからジャズ、童謡までさまざまなジャンルを唄いこなすという、ほりおみわさん。そしてギターの古賀和憲さん。薔薇にちなんだナンバーもあり、ほりおさんはジャズやシャンソン、そして日本の中島みゆきのナンバーなどを声量豊かに唄い、また古賀さんも「息子のために作った」というオリジナルナンバーを弾きこなし、薔薇の色彩にも負けないくらいの素敵な歌曲を披露してくれた。コンサート中にたまたま入ってきて、そのまま聴き惚れたような感じの人もいた。

Dscn6851Dscn6854こういうローズウォークもそうだが、六甲山カンツリーハウスはバーベキューや釣堀、芝生で遊んだりと特に家族連れで賑わうスポットである。またこちらにもアートがあり、デジタル技術も採用したしりあがり寿氏の作品やら、最近開催された現代美術展のカタログも紹介されている。その中に2年前の瀬戸内の芸術祭のカタログも見る。直島や男木島などが舞台となっており、開催中に一度行ってみたかったのだが叶わなかったところである。直島は今でもアートの島なのだろうか。行ってみたいなという気持ちが再び起こってきた。

こちらのスポットも楽しみ、残すは六甲高山植物園へ・・・・。

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六甲山に響くオルゴール

2012年10月15日 | まち歩き

Dscn6782先の記事に書いた「六甲山ミーツアート芸術散歩2012」。六甲山はほとんど経験のない私と、六甲のハイキングと人工スキー場には遊びに来たことがあるがアートは初めてというMさん、まずやってきたのは六甲オルゴールミュージアム。

Dscn6783さて入場しようとするとちょうど観光バスの団体さんがやってきた。ならばしばらくやり過ごすことにして、外にある木材を鎖状に組み合わせたオブジェを見ることに。いきなり、現代アートのお出ましである。これだけのものをここに持ってくるだけでも大変だし、組み立てるにしても好き勝手というわけにはいかず、作者ならではの感性が働くところだろう。Mさんが「ウチの父親もこういうの組み立てるでしょうが、こうはいきませんよ」と言う。

Dscn6793しばらく外を散策してから入ったオルゴールミュージアム。各フロアに格式あるオルゴールが展示されているところ。オルゴールの独特の音色というのも心安らぐもので、J-POPでもオルゴールバージョンにアレンジされているのを聞くと優しいナンバーに聞こえるし、かつての特急や寝台列車で、鉄道唱歌やハイケンズのセレナーデなどのメロディーがオルゴールの生演奏で流れていたのも懐かしく思う。こう、音の感じが優しく響くというのか。

Dscn6788そんな中でアートを混ぜられると・・・こういうぎょっとする作品にも出会うわけで。「セミの抜け殻」「パックをはがした人みたい」という感想になる。

Dscn6794このミュージアムでは時間を決めてオルゴールの実演がある。ヨーロッパの街並みをイメージさせる場面で数々のナンバーが演奏される。オルゴールの扉を開けてそのカラクリを見せたり。よほどその音色が心地よかったのか、思わずウトウトするMさん。それだけ気持ちよかったということだろう・・・。

Dscn6796Dscn6802_2アートについては池を囲んだ中庭に展示されているという。その数々がこちら・・・・。とはいうものの、これらはどこをどのように解釈すればよいのか、どうだろうか。中には「夢に出てきたら怖そう・・・」という、パッと見たら気色悪いという作品もあるし・・・・。

Dscn6797紐を引っ張るとオルゴールの音色が流れ、すると池に敷かれたレールの上を電車が走って池の中に潜ったりとか、カラクリ細工のような作品もある。何を思ってこういう作品をこしらえたのやら。現代アートがわかっているようでわかっていない私とMさん、ツッコむやら呆れるやら。

Dscn6800池のほとりにはかつてはヨーロッパ各地の街並みを流して歩いたタイプのオルゴールが置かれ、ボタンを押してゼンマイを回せば誰でも演奏できるようになっている。私も挑戦してみたが、そのナンバーは何と「六甲おろし」・・・。

だからというか、回し手の気持ちがそのままゼンマイに伝わったのか、せっかくの「六甲おろし」も気の抜けたような音しかでない。「まあ、今年の阪神を象徴してるようなもんやね」と取り繕って?

Dscn6795この後はミュージアムショップでさまざまなオルゴールを触ってみたり、あるいはアート展らしく現代アートの作者たちの小物作品などに触れてみる。ただ残念なのが、さまざまなアートがある中で、まだ今年度版の図録が出ていないこと。これではせっかく目にしたり触れたりした作品たちの背景や、「どこが素晴らしいのか」というポイントがわからない。単なる「へぇ~」で終わってしまいかねないのが惜しいところである。

こういう中庭作品もじっくりと楽しめることができ、Mさんもまずは満足の様子。この後はすぐ上の植物園はいったんパスして、新たなアートに出会うために、さらに上のガーデンテラスからカンツリーハウスへ・・・。

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六甲ミーツ・アート芸術散歩2012

2012年10月14日 | まち歩き

六甲おろしに颯爽と・・・・といえば、普段のまつなるなら嫌悪感を覚えてヘドを吐くところであるが、これが六甲山ともなれば関西にあって手軽に訪れることのできる山々である。

Dscn6871芸術の秋にふさわしく、この時期に六甲山のスポットで繰り広げられているのが「六甲ミーツ・アート芸術散歩2012」である。現代アートといえばちょっと身構えてしまうところがあるが、それが現代美術館のようなハコモノの中で展示されるよりは、こうした野外の、六甲山の自然を借景として表現されるアートのほうが躍動感があって面白そうだ。

この日はある方(仮に、Mさんとしておく)とともに訪れることになった。自然と芸術が一帯として楽しめるイベントのことはこれから改めて書くことに・・・・。

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2013年近鉄カレンダー

2012年10月12日 | ブログ

まだ10月半ばというのに来年の話をするのは早すぎる気もするが・・・。

2013年のカレンダーが早くも売られている。今回購入したのは「近鉄電車カレンダー」。横長ということで持ち歩くのに目立ったが、部屋のインテリアとして申し分ないかなと思う。

20121012194400002ヶ月ごとのカレンダーであるが、表紙、そして1~2月に登場したのは来年デビューする「しまかぜ」。次代の近鉄のエースとして盛り上げたいという意気込みを感じる。

他にはクラブツーリズム専用貸切車両とか、南大阪線からはさくらライナー、そして名阪のエース・アーバンライナーなど、「特急」だけで1シーズンのカレンダーが出来上がってしまう。これも近鉄の売りであり、強みかな。

・・・ただ、これは贅沢な希望なのかもしれないが、特急だけではなく、通勤通学の輸送、そしてローカル区間の輸送も大切な使命である。他の車両が通勤型だけに被写体として難しいのかもしれないが、10両編成の快速急行であったり、あるいはローカル区間を行く2両編成の各駅停車とか、最近復刻したラビットカー塗装とか、内部・八王子線のナローゲージ車両とか、何だったら養老鉄道や伊賀鉄道といったグループ路線を登場させるとか・・・こういう一面があってもいいと思う。2ヶ月ではなく1ヶ月で1枚として、半数はこういう車両たちを登場させてもいいのではないだろうか。

先の記事に書いた「姫路~名古屋各駅停車の旅」もいつかはやってみたいと思うし、週末フリーパスでどれだけ乗れるかとか、とことんまでチャレンジしがいのある鉄道だと思う。これからも沿線の魅力を掘り起こしていきたいものである・・・・。

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『すばらしき国鉄遺産』

2012年10月11日 | ブログ

今年もまた10月14日の「鉄道の日」の時期がやってくる。このところ「鉄道の日」に合わせたイベントが全国各地で行われており、今年は14日が日曜日ということもあって、かつ日本の鉄道140周年ということもあってさまざまに盛り上がることであろう。

そんな鉄道趣味の一つに、これはジャンルの一つとしてもいいのかな、「懐古型」というのが結構あるように思う。これは、乗る、撮るを問わず、その対象がかつて全国を走っていた「国鉄型」を中心として、今では実際に見る、触れることがすくなくなった車両や施設を追いかけるというものである。

これも思いっきり主観が入る趣味で、ある程度年齢を経なければなかなかわかりにくい嗜好であると思う。おそらく子どもの頃は「オンボロ車両」という感じでバカにしていた車両が、ええオッサンとなったら「懐かしい」「今までありがとう」というように変わるものだが、カギカッコの部分をいろんなものに当てはめてみると、その人のバックボーンがわかるような。

現在でもかろうじて現役の姿を見ることのできる車両や施設を紹介したのがこの一冊。『すばらしき国鉄遺産』(塩塚陽介著、ベスト新書版)。

51fcmowwafl__sl500_aa300__2国鉄からJRに移行したのがちょうど25年前。民営化後、車両入れ替えのペースも早くなったと思うし、様相がガラリと変わったように思える。技術の進歩で利便性や居住性が向上し、それが乗客へのサービス向上につながるのであれば、それは悪い話ではない。

その一方で、かつてのベテラン車両がまだまだ現役で頑張っているのを見ると、当時の技術が現在でも十分通用するという普遍性も感じるものである。同じ乗るならベテランを選んでみたいし、そのチャンスは探せばまだあるように思う。

この「すばらしさ」を次代の鉄道につなげていくこと、何とかがんばってほしいものである・・・・。

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30代最後の年を迎えます

2012年10月09日 | ブログ
昨日8日は連休のバタバタの心身を癒し、夕方からは会食ということに。昼間はオリックス最終戦、小久保引退試合というのがすっかり頭から抜けており、西のノーヒットノーランの快挙も後で知った次第。


試合が試合だけに複雑な気持ちだっただろうが、これもプロとしてベストのプレーをした結果である。これを一つのバネにして、来季の森脇監督体制を支えるだけの活躍を期待したいところである。


そうか、8日は小久保の誕生日でもあったか。ダイエー時代からのきれいなスイングと華やかな弾道は、相手ファンとしても魅せられたものである。長くリーグに貢献したことに敬意を表します。


さて、ここから私事として、本日9日で39歳になりました。


これで30代も最後か・・・となると複雑な気持ちである。30代と40代では世間の見方も変わるだろうし、求められるもの、あるいは相応しさも変わることだろう。


「やり残していること」も結構ある。その一つであるパートナー探しもまだ道半ば、この一年が転換点になることだろう・・・。


いい年にしていかなければ。

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そうか、森脇さんが監督になるのか

2012年10月07日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

これまでの村山某の思わせぶりな言動、そしてマスゴミの連中の「決定的」とかいう記事はいったい何だったのか。まあ、マスゴミと球団から「何も正式発表していないのに、情報に踊らされたお前が悪いんじゃ」と言われればそれまでなのだが・・・・。それとも何か?その程度の情報しか流せず、かと言って誤報になったからとしても謝罪一つせずに何事もなかったかのようにするのがマスゴミですか?実にええ身分ですね。羨ましい!!小学生程度の作文書いたり、ただ単にテレビで色気使うだけで何千万という所得を得られるし、女性にもモテるし・・・。

森脇監督。まあおそらく、ビッグネームに話を持って行ったのがことごとく断られ、結局「デモシカ」で選ばざるを得ないといったところが球団の本音だろう。これは本人の適性、能力を認めたものではなく、本当はビッグネームがほしかった。

これって、かつての大毎オリオンズで、当時の永田雅一オーナーが「オリオンズの監督は鶴岡か水原か三原がいい!」と言っていたのが最後に西本幸雄氏になったことで無茶苦茶不満そうに「西本というのは誰だ、貴様か」と言ったのと同じ出来事ではないだろうか。

何が山田や、梨田や、ましてや落合なんて。これまでの騒ぎはいったいなんだったのか。あほらしい。代理監督に指名した時点で次の監督に内定したのであれば、さっさと言うべきではないのか。思わせぶりなことをするなよ。そんなにヤル気のない、しょうもない運営をするのであれば、とっとと新潟でも松山でも宮古島にでも移転したらどうか。

・・・さて、話は変わるとして、この週末は会社行事。幹事というか世話役ということで従事していた。

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6日は期首の祈願祭ということで、無病息災・安全祈願の成田山不動尊に商売繁盛の伏見稲荷に参拝。これも節目ごとの行事であるが、いつ来てもそれらの神仏への信仰を意識する中で気持ちが新たになるものである。

2012100611370000その後の「直会」の会食は伏見ということで日本酒の醸造元へ。直営のレストランで旬の酒やらオリジナルの地ビールを味わうことができる。最近は地方の蔵元も元気であるが、灘、伏見という昔ながらのブランドも、そこに行くことで味わえるものがある。ただし飲み過ぎに注意だが・・・・。

2012100619590000そこで解散となったが、私は一旦帰宅後に再び移動。夜になって兵庫県は三田駅から「ウッディタウン中央行き」の神戸電鉄の客となっていた。三田駅周辺には気軽に入れる居酒屋やコンビニ、レストランもあるが、新興住宅街であるウッディタウンは夜ともなると真っ暗。駅員もいない状態である。昨夜はその駅前の「三田ホテル」に投宿。設備はきれいだったが、駅前のビジネスホテルのようにちょっと外に出る・・・という雰囲気ではなく、せっかくの一流ホテルなのに「単なる寝床」のような行動でもったいなかったと思う。仮に次に泊まる機会(あまりないほうがいいのかもしれないが・・・)があれば、明るいうちにチェックインして、周囲の街並みも含めて観察してみたいものである。

2012100708080000そんな「前泊」も、本日7日のゴルフコンペのため。三田からほど近いゴルフ場のことで、少しでも早く到着し、受付準備やら何やらに早く取りかかれるようにとのことである。もちろん費用は自己負担。

この日は途中で小雨も降るラウンドであったが、私のスコアはどうでもいいとして何とか終了することはできた。ただその一方で、前日からの流れも受けた結果、「失格」「クビ」「解任」という話も一部に出ているらしい。まあ、顔もトークもイケてないし、結果出せなかったから。

8日は「休養」とすることに・・・・。

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