まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

観戦記・日本独立リーグチャンピオンシップ第3戦、BCリーグ初の日本一

2011年10月31日 | プロ野球(独立リーグほか)

Dscn145429日の夕方、徳島は蔵本にある「JAバンク徳島スタジアム」にクルマで到着。17時試合開始、16時の開門にちょうど間に合うかという時間であったが、すでに場内の駐車場は満杯。1キロほど離れた別の施設の駐車場を指定される。私の前にも後にもクルマが続いており賑わいを予感させる。

Dscn1577前週から始まった、四国アイランドリーグと北陸・上信越のBCリーグの総合優勝チーム同士での対戦となる「日本独立リーグチャンピオンシップ」。前週の北陸シリーズは金沢で行われ、BCリーグ優勝の石川ミリオンスターズが四国優勝の徳島インディゴソックスに連勝、王手をかけて徳島に乗り込んできた。一方の徳島は今季四国初優勝ということで、本拠地でのチャンピオンシップは初めて。

Dscn1461どちらのリーグも応援したいところであるが、この日石川が勝てばBCリーグとして初めての独立リーグ日本一ということになるため、やはりBCリーグ側を応援したい。ということで三塁側スタンドに向かう。

Dscn1473「わざわざ石川から来る人もそういないだろう。50人くらいのものか」と思っていたが、いやいや。石川のユニフォーム、応援グッズに身を固めた人たちが結構な数で座っている。さすがにホームの徳島ファンに比べれば少ないが、200人は軽く超えているのではないだろうか。後で聞くところでは金沢から応援バスを仕立ててやって来た人も多いとか。石川のテレビ局からも取材陣がやってきており、「あの子、アナウンサーの○○さんやで」とかいう会話も聞こえる。

Dscn1464試合前には「明日連」による阿波踊りが披露された。何だかこう、笛と鐘の音が血をたぎらせるというのか、試合に向けたムードを盛り上げてくれる。この阿波踊りの鐘、徳島の応援やアウトコールでも使われており、「徳島らしいな」と感じさせる。

Dscn1485その後両チームの監督、コーチ、選手の紹介が行われ、いよいよ試合開始となる。スタジアムDJの女性もスタンドの中にいて観客と一緒に球場を盛り上げている。何せ後がなくなった徳島は何とかしたいところ、応援にも力が入る。

Dscn1492Dscn1509さて試合、徳島が大川、石川が南。前週の金沢での第1戦と同じ組み合わせ。両エースの先発となった(ユニフォームが同じような色合いでわかりにくいかもしれませんが、最初が大川、次が南)。

Dscn1521初回、制球の定まらない大川から2つの四球などで二死1・3塁のチャンスを迎えた石川。早くも三塁側スタンドの応援に力が入るが、5番・笹沢が凡打に終わり先制のチャンスを逃す。2回もエラーで出塁するが、座親の3バント失敗などもあり得点につながらない。

Dscn1526その裏、先発の南が先頭の神谷に内野安打を許すが後続を断ち切る。2回も根鈴、輝に連打を許すが後続を打ち取り、序盤は両投手ともやや不安が見られたもののまずはゼロでの滑り出し。

Dscn15373回以降は両投手によるテンポのいい投手戦となる。南が力で徳島の打者から三振を奪えば、大川も制球がよくなってきて打ち取る投球を見せる。気づけば石川はノーヒット、打球が外野にすら飛ばないということになった。

5回裏、徳島先頭の東がバットを折りながらもセンター前に運んで出塁。続く大谷真の時に送りバント成立かと思われたが、ボークか何かあったのか(説明がないのでよくわらかない)、東が二塁へ進んだ状態でプレーが再開し、ここから大谷が再びバントを決めて三塁に進める。

Dscn1556ここで2番・関口がちょこんと当てて二遊間を抜けるヒット。これで地元徳島が1点先制し球場に大きな歓声が響く。

Dscn1542この展開には選手もファンもやきもきするところ。この試合、石川の森監督が抗議やら何やらで出ている場面が多かった。先ほどのプレーに対しても審判からの説明がなく、「判定が徳島寄りやないか?」というファンの苛立ちもあり、結構野次が飛ぶ。

BCリーグの6球団の中で石川のファンたちが一番熱いのではないかと感じているのだが、この試合はヒットはおろか外野にも打球が飛ばない攻撃陣にも叱咤激励の?ヤジが飛ぶ。いいよな、こういう昔ながらの球場の雰囲気。

Dscn15766回も2つの四死球でチャンスをつかむが依然ノーヒット。こりゃ、石川の優勝ところか、大川のノーヒットノーランを見る可能性のほうが高いのではないかという気になってきた。

そして7回、先頭の座親が一塁への内野安打。悪送球もあって一気に二塁に進む。とにかくチーム初安打。ベンチ、スタンドに向けてガッツポーズ。

Dscn1586ここで次の佐竹が手堅く送ろう・・・としたのだが結局3バント失敗。選手が固くなっているわけではないだろうが、どうも思うようなプレーができていない。

Dscn1596続く代打・渡邊も三振に討ち取られたが、1番・戸田がストレートの四球を選びチャンスをつなぐ。ここまで1安打、外野への打球を許さなかった大川であるがここで限界と見たか、徳島ベンチはセットアッパーの岩根に交代。

Dscn1495ところが続く楠本にも四球を与え二死満塁、迎えるのは3番・謝敷。甲子園(大阪桐蔭)、明治大学でも活躍した好打者である。一打逆転のチャンスに当然スタンドは盛り上がる。「謝敷!男になれ!!」の声も。

フルカウントまで進み、続いて何球もファウル。ここで思い出したのは1995年の日本シリーズ、ヤクルト対オリックスの「小林宏対オマリーの14球」。後のなくなったオリックス・小林がヤクルト・オマリーに直球勝負を挑み続け、最後は空振り三振に打ち取ったという・・・・。

Dscn1615・・・ということを思い出したのがいけなかったのか。最後は岩根の渾身のストレートに謝敷のバットが空を切る。こんなに1点が重いとは。

Dscn1633ただ、南の力投が続き、初安打が出たことで試合の流れは石川に向きつつあったか。8回には「四番の仕事をしろ!」とずっと野次られていた深澤がレフト前ヒット。これがこの試合、石川の打球が初めて外野に飛んだシーン。続く笹沢は強攻策でヒットとなり、無死一・二塁。プレッシャーのかかる場面であったが敬洋がバントをきっちり決めて一死二・三塁。座親の死球で7回に続き再び満塁のチャンスとなる。

Dscn1642ここで先ほどバント失敗の佐竹。意地もあったのか三遊間をしぶとく抜く当たりを放ち、ついに1対1の同点に追いつく。

次の代打・小倉は三振に倒れ、迎えるのは戸田。逆転が期待されたが打球はキャッチャーへのファウルフライ。「落とせ!」という声が響くが、まあむなしい声援だ。

Dscn1660ところが、である。これを徳島の捕手・山村がミットに収めながらもまさかの落球。一塁側スタンドからはため息がもれる。大事に行き過ぎたか、それともプレッシャーで固くなったか。

結局これが明暗を分けたようで、戸田に押し出しの四球が出る。これで2対1、終盤に来て石川が試合巧者らしく逆転である。

Dscn1666これで完全に試合の主導権は石川に移ったようである。続く楠本も内野安打を放ち3対1と追加点を奪い、この回で一気の逆転に成功する。

Dscn1646先ほどまで苛立ちを見せていた石川のファンたちの応援も歓声に変わる。いよいよ、これまでBCリーグが超えられなかった「四国の壁」を超える時が来そうである。

Dscn1668ここで徳島ベンチは岩根をあきらめ、先日のドラフトで広島に育成枠で指名された守護神・富永をマウンドに送る。迎えるのは謝敷。「謝敷!指名されなかった悔しさをぶつけろ!」という声援が飛ぶ。

Dscn1673ただ力で富永が勝っていたか、三塁ベース付近への平凡なフライ。ここで徳島の三塁・松嶋と三塁ランナーの佐竹が交錯する形となった。結局守備妨害を取られる。ここでも「ベースの上やないか!」と森監督が抗議。どうもこの試合、徳島の斉藤監督もベンチから出る場面もあり、審判の技術というのがあれこれ注文つけられている。

Dscn1675この回で逆転してもらい、2点のリードを持ってのマウンドとなった8回裏、南が勢いづいた声援に対して三者三振でに応える。

Dscn1683そして迎えた9回裏。応援団の人がスタンドのファンに紙テープを配って回る。せっかくなので私もそれを手にしてその時を待つ。ファンの人も身を乗り出し、スタンドの最前列に並ぶようになった。

Dscn1677南が簡単に二死まで来たが、ここで森監督は投手交代。エースで来たのだからそのまま完投させたほうがいいと思うのだが、最後は抑えの切り札に任せるということで、佐藤が登板。

Dscn1684徳島最後の打者、東の打球がセンターに打ちあがり試合終了。マウンドに駆け寄る石川の選手たち。多くの祝福のテープが投げ入れられる。

Dscn1686Dscn1699試合終了後の両チーム同士の挨拶の後には祝賀モード。森監督の胴上げが始まる。やはり、胴上げというのは見るものである。

Dscn1743続いて球団社長、コーチらの胴上げが行われたのだが、ここで胴上げとなったのが、BCリーグの村山代表。「新潟にプロ野球チームをつくる」そこから始まり、「地域と地域の子どもたちのために」をスローガンとしてやってきた代表。一方でBCリーグの四国超えというのを誰よりも願っていたはずで、今夜とうとうその思いが実現できたというところであろう。

Dscn1720この後はチャンピオンシップの表彰式ということでトロフィーが手渡される。

Dscn1735この後は記念撮影、そして選手たちも手に手にトロフィーを持ってそれぞれの記念撮影を行う。

Dscn1745独立リーグ日本一になったところで必ずしもNPBから指名がかかるわけではないのだが(結局、石川からは育成を含めたドラフト指名なし)、それでも自分たちの好きな野球ができること、野球を通して地域と、地域の子どもたちに夢を与えるという自己実現ができていること、青春の一ページとして残ることであろう。

Dscn1722一方で、胴上げ、表彰式を一塁側ベンチ前で斉藤監督以下ずっと立ったまま見ていた徳島の選手たち。今季初めて四国を制したわけだが、チャンピオンシップではいいところなく3連敗という形に終わった。ただこれを糧にしてほしいし、リリーフでこの日も登板した富永が広島の育成ドラフトで指名された。そのことも励みにしてまた来季も四国を盛り上げてほしいものである。

グラウンドでの選手たちの喜びも一段落したところで、私もそろそろ引き上げることにする。すると、正面の関係者入り口で関係者と談笑する村山代表の姿を見かけた。

Dscn1756実は、村山代表の著書『もしあなたがプロ野球を創れと言われたら』を持参していたのだ。ひょっとしたら・・・という気持ちがないわけではなかったのだが、せっかくのチャンスである。お祝いの言葉をかけさせていただき、著書の見開きにサインをいただいた。また来季もすばらしいプレーを見せるリーグを見せてほしいものである(そうしょっちゅう観戦に行けるわけではないのだが・・・)。

Dscn1749スタンドの興奮(結局この試合の観客は875人と発表されたが、その人数以上に雰囲気として盛り上がっていたように思う)冷めやらぬ中、夜道を歩いてクルマを取り戻し、徳島市街へ。急に宿泊を決めたものでホテルの空き部屋がなかなか見つからなかったのだが(まさか石川から来た人たちがたくさん宿泊しているわけではないだろうが)、そんな中で見つけた剣山ホテルというところにチェックイン。

Dscn1750荷物を置き、一人祝杯をあげようということで(一日クルマでの移動だったために、ようやくビールにありつけるという安堵感もあり)、駅前に出向く。見つけたのが徳島の魚を売り物にする「魚家」というところ。BCリーグ、そして四国アイランドリーグのスポンサーでもあるアサヒビールでなかったのが残念だが、一番搾りで乾杯。

Dscn1752Dscn1753地物のアジをメインとした刺身の盛り合わせやら、徳島は小松島あたりの郷土料理というフィッシュカツなどを味わう。小ぢんまりとした店であるがなかなかいい雰囲気である。

Dscn1755最後の締めは、ということで(身体のことを考えればあまりこういうことはしないほうがいいのかもしれないが)、徳島ラーメン。駅前にてとんこつ醤油味を楽しむ。こうした地元の味を楽しむのも、独立リーグの球場めぐりの楽しみの一つである。

Dscn1618このような形で終了した今季の独立リーグ。NPBからは育成枠であるが、何名かの選手が指名を受けた。ただ一方で今年NPBから戦力外通告を受けた独立リーガーもいる。一シーズンが生き残りをかけた競争である。ただ一方で、こうした「地方」での「プロ野球選手」という経験は、NPBに入ってからでも、あるいは現役の野球選手から身を退いた後でも貴重な経験として残るのではないだろうか(特にBCリーグでは、選手たちが第二の人生を地域の企業などに就職することで地元への恩返しをすることも奨励している)。今年のドラフトでは親族が監督を務める球団に指名されなかったことで憮然とした態度を示す選手(とその親族)の姿も見られたが、何かが違うと思う。もし彼が指名球団への入団を拒否するのであれば、こういう独立リーグで1年でも2年でもやってほしい。

・・・最後が少し話が横にそれたが、来季も熱戦を期待している独立リーグ。北陸、四国、また観戦に訪れたいものである・・・・。

まだ興奮の

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石川ミリオンスターズが独立リーグ日本一に!

2011年10月29日 | プロ野球(独立リーグほか)
今日は徳島に遠征。徳島のJAバンク徳島スタジアムで行われた、独立リーグのグランドチャンピオンシップ第3戦を観戦。

徳島インディゴソックス対石川ミリオンスターズの試合はこれまで石川が2連勝で日本一に王手。

石川はこの日はヒットすら出ない苦しい展開だったが、見事終盤に逆転、3連勝で見事日本一に輝いた。

観戦記はまた書くとして、ミリオンスターズの皆さん、そして悲願の日本一に届いたBCリーグの皆さん、本当におめでとうございました!徳島で素晴らしいものを見させていただき、リーグのファンとして嬉しい限りです。



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都市対抗野球出場チームの裏方の一員として・・・

2011年10月27日 | ブログ

201110261616000010月22日から開幕、連日熱戦が繰り広げられている都市対抗野球。今年は東日本大震災の影響もあって例年の夏開催から秋開催、そして場所も東京から大阪へという異例の開催となった。そのための注目度も心配されたが、大阪開催ということで日本生命、NTT西日本といった地元チームの試合では上段席も結構な入りになるなど、関西の野球ファンにとっては新鮮なことなのかな、と思う(とは言うが、やはり都市対抗野球は夏の風物詩として、地方からも客が集まりやすい東京でやるのがベストだと思う。逆に、例年秋の大阪での日本選手権をもっと盛り上げてほしい)。

2011102614380000_2その大会5日目、私の勤務先企業が「さいたま市のチーム」として出場するということもあり、今回は関西の各支店にスタッフの動員がかかった。東京勤務時から割り当てがあると私のところにお鉢が回ってきていたのだが、普段のしんどい内勤とは違って野球が絡むとなれば、喜んで動員を受けていたようなところがある。

さすがに秋の日本選手権とは注目度が違うということで、動員の人数も増えた。またこれまでなら試合ごとに出る日、出なくてもいい日というのがあったが、今回は「毎試合出てほしい」ということである。

ナイターでの開催だが13時半に大正ドームに集合。ちょうど第一試合が延長戦になっているタイミング。ここで本日の説明が行われる。あらかじめ場外誘導、受付、場内誘導、場内整理・警備、応援団サポートという班割が行われているのだが、何せ初めての大阪での都市対抗、早めに集合して現場の下見を行おうというものである。

応援は内野席に陣取るのだが、入場はいつもなら外野席入口として使われているゲートからとなる。東京ドームの場合は場外のコンコースが広いのでそこで次の試合の入場待ちをすればいいのだが、大正ドームはさほど広くない。そのため、前の試合が行われている途中での入場にあっては。外野入口から入れ込みを行い、内野の上段席に誘導し、試合終了後に下段席にさらに誘導する・・・という方式であった。

またこれとは別に「来賓席」を設定するチームもあり、その人については通常の指定席入口からの入れ込みとなる。

第一試合の終了間際となり、第二試合の入れ込みが始まった。その様子を観察するが、こちらも関西のチームとあって結構な来場がある。途中、第一試合の観客との入れ替えもあり、入場を一時ストップさせる場面も。中の様子はわからないが、上段席への誘導はなく、直接下段席に入れているようである。背広姿の人、通路のそこそこで「いつもお世話になります」などのあいさつが目立つのも社会人野球ならではの光景である。中には会社の動員で仕方なく来ている、という感じの人もいるのだが、まあそれも企業人の一幕であろう。

まずはこんな感じで入場の様子を確認して、一時解散となる。スタッフ用の入場用リボンが配布されていたので私も一度入場し、ドームの風情を味わう。外野スタンドに来るのも久しぶりだ。このところオリックス戦の観戦もずっと内野エリアが続いているので。

2011102614460002こちらで見たのが、10年前、当時近鉄のタフィー・ローズのシーズン本塁打記録55号を記念したプレート。ちょうどこの試合、この場面をナマで観戦した者としてその時の記憶がよみがえる。ローズ55号、中村ノリの逆転サヨナラ本塁打、近鉄優勝へのマジックが1となった試合である。もうそれだけの年月が経ったのかと思う。

再び集合となり、地下駐車場に来た備品を受け取り、それを下段コンコースまで運ぶ。応援団が使用する楽器やら配布用のチアスティック、幟などもある。

第一試合が延長戦ということもあって試合開始が結構遅れるかなという予想であったが、第二試合が投手戦ということでテンポよく進んでいるようである。最初は「時間も長引いているからゆっくりでいいですよ」ということだったが、ここに来て準備のペースを上げることに。

私が割り当てられたのは外の受付班であったが、まずは来賓用受付のほうに回る。こちらは役員、あらかじめ応援をお願いしていた主要取引先の役付きの方々などが対象となる。まあ、ご本人が直接というよりはおつきの方とか、あるいは私たちの対応担当者がやって来るのだが。

第二試合もテンポよく進み、当初は「1時間以上遅れての開始になるな」というところが30分遅れでの開始ということになった。入れ替えの時間も短い。まずは来賓用受付にいたのだが、ここに来て外野の一般入口の人数を増やすことになり、そちらに走りこむ。ドームの外周に結構な数の行列ができている。まずはこの人たちをスムーズに入場させることである。チケット、メンバー表、応援用チアスティックの3点の配布となる。

そして入場開始。次々に客がやってくる。たまに知った顔、そしてわざわざ東京からやってきた人にも会うが、一言声をかけるくらいで次々にさばいていく。長い行列でしばしば入場を止めることもあり、ようやく行列が一通り入場を終えた頃にはもう試合が始まって1回の表裏の攻防も終わったところである。

2011102618450000入場が一段落すると受付誘導組の仕事も一段落。後は交代で休憩を取りながら、ポツポツやってくる観客の受付。仕事を終えて「どうもどうも」と言いながらやってくる人、あるいはどう見ても社員ではないが「野球ファンなので」ということでやってくる一般の人。都市対抗野球はネット裏の特別席、そして内野の一般席ともに入場料の設定があるが、内野の一般席は出場チームがあらかじめ「購入」している「チーム券」があれば誰でも無料で入ることができる。チームの側からいけば、購入したチーム券をさばいて、少しでも応援につながればというところである。

休憩の時はスタンドに入る。自チームの攻撃と時には応援団、チアリーダーの音頭でブラスバンドの大音量の応援、そしてチアスティックのバシバシいう音が響く。それがほとんど途切れることなく続く。また相手チームの攻撃の時もステージでチアリーダーのダンスが行われたり(なぜかスピーカーでAKB48の曲が流れたり)、まあ音量としてはすさまじい。よくNPB応援団の鳴り物による応援の賛否について言われることがあるが、まだ攻撃ごと、選手ごとのメリハリというのはあるし、応援と応援の間の一瞬の静寂のようなものがある。それが社会人の場合はのべつ幕なしでの応援だから、こっちのほうが結構聞いていてもしんどい。よくグラウンドの選手たちはリズムを崩すことなくプレーできるなと思う。まあ、高校、大学、社会人とこういう環境で大会を戦っているのだから、プロの応援もあんなもので慣れているのだろう。

2011102619580000さてその試合、さいたま代表・日本通運の対戦相手は熊本・大津町のホンダ熊本。3回にホンダが畠中のタイムリーで1点先制。5回に日通が落合のタイムリーで同点に追いつくがホンダ先発の下手投げ・山中を攻めあぐねる。そして7回にホンダが満塁と攻め立て、藤野のスクイズが本塁悪送球となり、2点を勝ち越し。さらに畠中のタイムリーで4対1となる。ホンダの得点の場面が私の休憩のタイミングといずれも重なったために余計に「やられた」という感じがした。投手交代のタイミングも一つ遅れたようにも見えた。

20111026205400008回で受付の撤収を行い、9回は全員でスタンドへ。1点を追い上げるものの結局4対2での敗戦ということになった。都市対抗の連続出場は継続しているが、このところ初戦敗退が多く全国のレベルを痛感しているところであるが、また来年(今度は東京ドームになるのかな)一回り大きくなって出場してほしいところである。

この後は備品の撤収、ゴミの回収を行い、解散ということになった。予想よりこの試合の展開も早かったため、まだ時刻は21時半。ここでまだ時間もあるということでJR大正駅前へ。これまでオリックス戦でも大正駅前の居酒屋に入るということはほとんどなく、せっかくなのでどこか開拓しよう。

2011102621560000ということでやってきたのが、JRのガードをくぐってしばらく歩いた「多幸」。入口に小ぶりなカウンターがあり、厨房では威勢のいい大将の声が響く。こちらで試合中は(もちろん)飲めなかったビールを一息。ようやく落ち着いたという感じである。

2011102622040000海鮮もいろいろな種類があり。値段も割合安い。大将とかカウンターの先客とも話をしながら面白い一時を過ごすことができた。日曜日もやっているとのことで、ここは来季の観戦後のアフターで訪れてもいいなと思う。

それにしても長く感じた一日であった・・・。

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石川ミリオンスターズ、悲願の独立リーグ日本一なるか?

2011年10月24日 | プロ野球(独立リーグほか)

NPBプロ野球のレギュラーシーズンも全日程がいよいよ終了。東日本大震災の影響を受けたシーズン開幕の延期、試合開催地の代替、「節電」ナイターなど、いろいろな出来事もあったシーズン。そして後半から終盤にかけては、落合監督の解任発表を受けての中日の猛追撃、そして逆転優勝、オリックス・バファローズと西武の最終戦までもつれ込んだCS出場争いなど、順位争いにも注目が集まったシーズンでもある。

そしてその中で現在でも「どうなるのか?」という話題になっているのが、横浜ベイスターズの球団売却問題。親会社のTBSは「モバゲー」のDeNA社との売却に合意に達したとしているが、果たして参入が認められるかは不透明。一方で横浜の地元企業である京浜急行、相模鉄道、ミツウロコといったところ(これにノジマとか崎陽軒とかテレビ神奈川あたりが加わったら面白いかな)の共同出資による経営でもいいのではという声も上がっている。

果たしてどちらが横浜市民球団として支持されるのか、市民の皆さんの声というのがもっと生きないのかなと思う。ちなみに私は、「モバゲーベイスターズ」よりは「京急相鉄ベイスターズ」でいいのではないかと思うが、「日産自動車」の名前がないのが残念である。まあ、自前の野球部もキューブならぬ休部になるくらいだからそれどころではないのだろうが・・・。

日産野球部で思い出したわけではないが、現在大正ドームで都市対抗野球が連日熱戦を繰り広げている。私の勤務先企業も出場している大会、実際の試合時にはスタッフということでじっくりと観戦というわけにはいかないが、選手の皆さんの奮闘を期待しています・・・。

で、ようやくタイトルの話。実は今年のBCリーグのチャンピオンシップ、そしてBCリーグと四国アイランドリーグの優勝チーム同士の日本一決定戦「日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ」は、「モバゲー杯」なのである。いや、何もベイスターズの買収話の伏線ということでもないだろうが(もしそうだったら結構マニアック)、おそらく宣伝になると踏めば、あるいはどこかに自社商品のロゴなどが掲載されればそれも宣伝費の一つなのだろう。

それはそうと、モバゲーってそんなに儲かるのだろうか。いかにプロ野球チームの親会社の業種が時代を映す鏡とは言えね・・・・。

そのモバゲー杯、先の土・日にBCリーグステージとして石川で行われたのが、石川ミリオンスターズ対徳島インディゴソックス。石川が初戦を南の好投で6対2、そして2戦目を山下が好投して6対1と連勝。5戦3勝の中ですでに2勝し、独立リーグ日本一に王手がかかった。これまでのグランドチャンピオンシップ、過去4回はいずれも四国のチームが優勝しているのだが、ここに来ていよいよBCリーグとしての悲願達成かと注目されるところである。

第3戦以降はこの週末に場所を徳島に移しての対戦。もしチャンスがあれば、土曜日の試合の観戦に徳島まで訪れようかどうしようか、今年はなかなか独立リーグの試合を観戦する機会がなかっただけにどうしようか考え中である・・・・。

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和歌山の夜を楽しむ

2011年10月23日 | 旅行記E・関西

南紀への日帰り旅行記の続き。

Dscn1309JR和歌山駅に降り立ち、国体通りに面した「海鮮炉ばた焼 与太郎」という店へ。17時過ぎではあるがそこそこの客が入っている。和歌山で飲むのは初めてだが、なかなか落ち着いた感じの店である。

Dscn1304魚も港からの直送で、「和歌山で一番」というコピーのついた海鮮五種盛りを注文。勝浦港のまぐろをはじめとした数々が楽しめる。驚いたのは海老で、2尾が串に刺されていたのだがまだ時折ビクっと動く。海老の活き造りというのは初めて食べた。

Dscn1305黒潮らしいのが鯨料理。居酒屋などで鯨のメニューがあれば必ずといっていいほど注文するのだが、ここは竜田揚げに刺身、ベーコン、それにたたきがある。

Dscn1307竜田揚げはわかるとして、たたきというのも初体験。見た目はカツオのたたきと変わることがないが、一瞬、鯨肉独特の香り(人によってはにおいと感じるかもしれないが)がする。カツオとはまた違ったボリューム感がある。高タンパク、低カロリーの鯨肉、最近ではなかなか口にすることができないが、昨今の捕鯨をめぐる問題も、日本人が鯨を普通に食べる、というのでもなければなかなか理解されないことなのかと思う。

この店の一番の売りはさまざまな海鮮を盛り込んだ「横綱ちゃんこ鍋」だそうだが、さすが横綱とあって一人前でも軽く二人前以上のボリュームがあるとのこと。さすがにそれを一人で食べるのはしんどいだろう。いずれ複数で和歌山に来る機会があれば、その時に楽しむということにしようか。

Dscn1311というわけで、鍋の代わりということではないが締めはラーメンにしよう。幸い同じ通りに和歌山ラーメンの有名店、井出商店がある。タイミングよかったかほとんど並ぶこともなく入店し、こちらで醤油とんこつ味の中華そばをいただく。

さてこのまま阪和線で帰阪してもよかったのだが、腹ごなしを兼ねて和歌山城まで歩く。先ほど駅のポスターで「街なかキャンドルイルミネーション 竹燈夜」なるものがあるというのを見て、どんなものか見てみようかと。

Dscn1314竹筒の中にろうそくを入れて燈籠とし、それを城内に並べた光景。ほろ酔い気分と合わせてなかなかのものである。

Dscn1345電飾でいろどられたイルミネーションとはまた違い、ろうそくの炎が心を和ませてくれるというのか。

Dscn1341今年は台風12号により熊野地方が大きな被害を受けた。それに負けない復興の願いを込めたメッセージもあった。

Dscn1327ちょうど天守閣もライトアップされており、天守閣を見上げる二の丸庭園では竹を使ったいけばなアート展が開かれている。それらも幻想的なものばかり。

Dscn1358さて、和歌山城まで来たということもあり、ここまで来れば南海電車の和歌山市駅が近い。またJR和歌山駅まで戻るのもどうかと思い、JR乗り放題きっぷの効力を減らすことになるが南海に乗車。ガラガラの特急サザンで一気に北上する。この特急も新車がデビューし、車内の居住性も向上したと聞く。いずれ乗車してみたいものだ。

この日は白浜まで行ったが、台風で被害を受けた熊野、あるいは本州最南端の串本、潮岬、紀伊半島はまだまだ奥が深い。一通り通ったが知らないところもまだまだある。道路、鉄道の状況が回復したらまた行ってみたいものである・・・・。

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白浜での一時・2

2011年10月20日 | 旅行記E・関西

白浜での一時。温泉最古の湯とされる「崎の湯」で一浴びし、またぶらぶらと歩く。結構いい心持ちである。

さて昼食ということだが、気軽に食事のできる店があるようで簡単に見つからないようだ。来る時に通ってきた「とれとれ市場」に行ってみてもいいかなと思ったが、何かないかしばらく歩く。

Dscn1259そこで見つけたのが「クエ」の幟を掲げた「九絵亭」。クエをいろいろな形で出す料理屋のようで、ランチメニューでもいろいろとある。少し値が張るのを覚悟して入る。こういうところに一人で来る客もなかなかないようで、座敷の小部屋がほとんどの店内にあって、末席のようなテーブル席に通される。ただここからは青い海を臨むことができ、結構悪くないものだ。

Dscn1256せっかくならクエを食べようということで、クエの薄造りの他に刺身を味わえる定食のほかに、クエの小鍋を追加でつける。南紀の秋冬の味覚とされるがおそらく食べるのは初めての魚である。

Dscn1258さてやってきたクエ。一見白さが鮮やかな身の魚であるが、口にすると結構味わい深い。確かにこれは美味い魚である。ただ、私の味覚が乏しいのかもしれないが、もう少し何か訴えるようなものがあってもいいかなと思った。同じように秋冬に白身魚を味わうならタラでもいいし、アンコウなどはそれぞれの部位が個性を主張している。

それでもさまざまな具材を使用した定食は値段相応に美味しかったし、温泉の後の食事というのもいいものである。とにかくクエも味わうことができたし、ということで満足して店を後にする。

Dscn1270この後、ブラブラと歩いて向かったのは千畳敷。黒潮が打ちつける中、長年の歴史を感じさせる奇勝が続く。ここはもう景色を眺めるだけで満足である。

Dscn1277・・・・というわけでもないが、和歌山に来たということで南高梅を使った梅酒などなめながら・・・・。

Dscn1280Dscn1272Dscn1292Dscn1282ほどよい時間となり、そろそろ白浜を後にする。やってきたバスは紀伊田辺駅行き。途中の白浜駅で降りても鈍行列車はやってこないので、そのまま終点まで乗車する。日曜日の大阪方面行ということもあって少し渋滞もあった。

Dscn1294紀伊田辺からは御坊行に乗車。113系のワンマン改造車。先日、首都圏から113系が消えるということでさよなら列車が運転され多くのファンたちが見送ったというニュースを目にしたが、関西まで来るとさまざまに形を変えてまだまだ残っている。紀勢線のワンマン仕様車は、前面こそ不恰好ではあるが、居住性はなかなか良い。窓横のスペースも結構取っているのが特徴である。

Dscn1298そろそろ日が西に傾く中、今朝方通ってきた岩代、切目といった海岸線沿いに走る。和歌山方面は特に進行左側とあって余計に海に近く、太陽が眩しいのも忘れてその風景に見入る。

Dscn1301御坊ではすぐ向かいの117系に乗車。結局、今回出かける動機の一つでもあった「阪和色」とはすれ違いばかりで会うことになったが、白浜の散策も含めて全般的に充実した一日になったことで満足である。後はゆったりとしたクロスシートに身を寄せてのんびりした時間を過ごす。

17時過ぎ、和歌山に到着。もちろんこのまま阪和線の快速に乗り継いで帰阪してもよかったのだが、ここで改札を出る。

実はこれ、「和歌山で飲む」ため。これまでJR全線の乗りつぶしを軸とした鉄道旅行を重ねる中で、「訪れた都道府県の県庁所在地の居酒屋、または郷土料理屋で飲む」ということをやった都道府県を見るに、意外にも和歌山というのはまだだった。宿泊した町で・・・というのはあるが、県庁所在地の街で、となると未経験である。どこかよさげなところはないかな・・・?

・・・という考えもほんのわずか。和歌山駅からすぐのところで、おそらく地元の人には有名なんだろうなという一軒を見つけ、そこで楽しむことができた。それを含めて日帰り旅行の夜の部・和歌山市街のことはまた別の記事にて・・・・・(続く)。

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白浜での一時

2011年10月19日 | 旅行記E・関西

・・・さて、前の記事では「オリックス、CS進出ならず」ということについてあれこれと書いた。まあ、その時の気持ちをそのままに書いたもので、ともすれば読んでいただいた方に不快な思いをさせた表現もあったと思うが、そのあたりはご理解願えればと・・・。

で、気を取り直して再び「鉄道の日記念」の西日本一日乗り放題きっぷの旅の話。

紀伊田辺の駅からバスに揺られてやってきた白浜温泉。紀勢線にはこれまで何度も乗車しているが、白浜温泉を訪れるのは実に15年ぶりということになる。

Dscn1239その時は大学の卒業旅行。といっても同じ学部、同じゼミの学生ではなく、大学時代の4年間通して某社でアルバイトを行っていた人たち。同じ学年の人もいれば下級生もいるというところであるが、卒業旅行ということで天王寺から「くろしお」に揺られて白浜にやってきた。

往復特急券と確か2泊だったかの宿泊がついたものだったが、ダブルブッキングだか何らかのトラブルがあったのだろう、当初泊まるはずだったホテルに入ることができず、ならばということで代替で手配してもらったのが「ホテルシーモア」。当時はテレビCMも行っていて「あのホテルに泊まれるなんでラッキー」と皆で喜んだものである。ただ天気のほうが今一つで、確か2日目は大雨で終日ホテルの客室でまったりとしていたのではなかったかな(最終日はアドベンチャーワールドに行った)。

その時同行した人たち、15年経過しても年に一度は飲み会を開いて顔を合わせる人もいれば、卒業後に消息がわからなくなった人もいる。思えばアルバイト仲間でここまでつながりが続くというのも珍しく(仕事の内容が特殊なものだったこともあるのかもしれない)、それはそれでよいことだなと思っている。

Dscn1237・・・とまあ、そんなことを思いながら、白浜温泉の入口にあたるバスセンター前の停留所で下車。ここから臨海方面の円月島を望む。

それにしても、なぜこのような形の島ができたか、実に不思議なものだと思う。島がポツンとできるのはわかるが、そのちょうど真ん中に穴が空いて、時期さえよければその穴の向こうに夕日が沈むのが見えるというのも不思議である。

ここまで来るとまず「白浜に来たなあ」と思う。

Dscn1246海べりに遊歩道が続くので歩いてみる。いい感じで波が打ち寄せる。前日が雨だったので少し水が濁っているところもあるが、青々とした海は秋、10月であることを感じさせない。潮風が実に心地よい。

Dscn1253それは白良浜にやってきて強くなった。「白浜」の名前の通り砂が白い浜辺。砂浜を挟んで体面に建ち並ぶホテル群が一瞬ハワイをはじめとした南国リゾートのそれに見える。まあ、白浜も一時は新婚旅行のメッカになっていた時期もあったのだが。

10月中旬というが、子どもなどが海水に足をつけて楽しんでいる。中には水着姿の子どももいる。日中暑く感じて、この分では水温もちょうどいいくらいではないだろうか。まだまだ夏の風情を感じる。

Dscn1249砂に書いたラブレターも見かける中、砂浜を歩く。これ、昼間だからまだいいがさすがに夜となるとさびしげな雰囲気になるのだろうか。いやそれとも、カップルが歩くのに他人の目を気にせずともいい、二人だけの世界が作れるシチュエーションになるのだろうか。

・・・とまあこんな感じでまずは浜辺の散策を楽しみ、湯崎地区にやってくる。せっかく白浜に来たのだから温泉に入りたい。確かに外湯めぐりであったり、15年前にはほとんどなかったと思われる足湯があちこちにできたりというのがあるが、私が向かったのは白浜、いや日本最古の露天風呂、「崎の湯」。

Dscn1254実はその15年よりも前に白浜を訪れた時に一度入浴したことがある。1350年前、日本書紀だかに「聖徳太子も入浴した」と言われているほどの長い歴史を持つ風呂。確か前に訪れた時はそれほどガードもなく、もう少しオープンな感じだったかと思うが、そこは歴史の流れ、訪れる人の価値観の変化であろう。以前よりはガードも固く(?)造作されている。

400円払って中へ。「高潮のため海側の浴槽は立入禁止」とある。確かに波しぶきが打ち寄せていて、これでは中に入れない。中ではちょうど先客と係りの人が談笑中。その中でいろいろなガイド話を聞く。有馬、道後とともに日本三古湯として知られる白浜であるが、その中でもこの崎の湯の男風呂の浴槽こそが日本最古と言われているとか。後からほったのではなく自然と浴槽の形になっていたというのだからどこまで本当の話かは別として、伝統を感じさせる。

Dscn1260ただ、露天だからこそ維持管理も大変で、現に前日も大雨と高潮の影響で浴槽にまで海水が上がってきて、一時浴場を閉鎖したという。その場合、浴槽の湯を全て抜き、泥やどを全て取り除いて、そのうえで浴槽を清掃して湯を張って・・・という一連の作業に手間取ったとか。また、男女風呂を仕切る板も先日の台風12号の影響で破損し、新しいものに張り替えたという。何とも管理が大変な黒潮に面した浴場であるが、ロケーションとしては最高。聖徳太子が入って気持ちよかったというのもある程度本当の話と思いたくなる。

白浜での入浴、まずはやりたいことの大きなところはクリアしたことで、そろそろ昼食にしよう。そこで選んだのは紀州の秋冬の味覚の代表。実は私もこれが初体験・・・・。

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あ~あ、情けねえ・・・・

2011年10月18日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

いや、ここまで来ればもう何も言うことではないのかもしれないけど・・・・・。

正直、結果とそこに至るまでのプロセスを見ると、少し前までは絶対的に有利(どころか、大阪でクライマックスシリーズをやるのではと、社会人野球の皆さんをヒヤヒヤさせた・・・しかしドリカムには敵わなかった)だった状況なのだが、それが最終戦でひっくり返されるって、どういう展開なのだろうと思う。

今日のこの結果をマトリックスで表すと、西武がCSに進出できるパターンは9分の1でしかなかったはず。それをいとも簡単にひっくり返されるのだから、まあ一時は借金まみれで最下位に沈んでいたことを思えば、それだけに余計にがっかりする。事実、西武は借金最大15をひっくり返して3位になったではないか。

選手に言いたいわ。アホボケカス!!!

まあ、それでも選手は選手なりに頑張ったということだろうが、地力がないということ。今季たまたま10勝したけど何かをはき違えた態度で投球するヘラヘラした右腕もいることだし・・・・。それを率いる岡田監督にはいろいろと言いたいことがある。選手を愚弄する数々の暴言、土壇場に来てのヤル気のない発言、そして、「心のどこかで所詮あんたは阪神びいきでしょ?」という、元ブルーウェーブの土井監督の巨人愛とまでは言わないにせよ、心のどこかで「阪神」を意識していたのは間違いないところ。

戦力の半分を入れ替えて臨んだシーズンだったが、結局はレギュラーと控えの戦力差は大きく、また先発もパッとしない面子が並ぶ時期もあり、優勝争いには加わることないままで終戦。まあ、その程度のチームだったということだ。

ここに来てフロントとの衝突も伝えられているということだから、いっそのこと潔く岡田監督には腹を切ってもらいたいものだ。所詮あなたは阪神の人。

選手はどう思っているのかもしれないが、これでヘラヘラしているようなやつがいれば顔の一つでもひっぱたいてやりたい。そういうやつは出て行ってもらって結構。そういうやつがいつまで立っても上位に上がれないバファローズの中心を担っているのだから・・・・・。

とにかくこの秋、そして来年の春のキャンプは最下位チーム以上に覚悟をもって臨んでほしいものである・・・・。

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「鉄道の日」乗り放題きっぷで南紀白浜へ

2011年10月16日 | 旅行記E・関西

以前の記事で「鉄道の日記念 JR全線乗り放題きっぷ」に関することを書いた。その後で、「実際に期間中に3日分を使うことができるか」というのが懸念されていたが、結局思うように時間がとれなかった。

そこで、エリアは制限され、おまけに1日限りということにはなるが、「西日本一日乗り放題きっぷ」を3000円で購入した。ようやく旅立てることになったのが10月16日、きっぷの有効期限の最終日である。

夏の青春18きっぷを手にした時には行き先でかなり迷い、結局はサイコロで決めたこともあったが、今回はそれらの方面が選択済ということもあり、南に向かうことにした。行き先は南紀白浜。先の台風12号の影響でまだ一部区間の運休、一部特急列車も運転を取りやめている。また、災害のイメージから南紀に向かう客も減っているのではと懸念されるところ。

Dscn1219さて、そこに向かうのは汽車旅派として格好の列車がある。新大阪を6時28分に発車する紀伊田辺行き。3時間20分鈍行に揺られるというのもなかなかできないことである。これに乗るために早朝に出発して、まだ客の少ない新大阪駅の在来線ホームに現れる。阪和線から紀勢線に向かうので天王寺から乗ればいい話であるが、わざわざ新大阪まで行ったのにはわけがある。

それは、新大阪から西九条までは貨物線を走るという珍しさ。まあ、特急くろしおやはるかはこのルートだから何も珍しくなく、私も梅田貨物駅や福島駅あたりでそれらが貨物線を通過していくのを見ることがある。ただそれを自分の乗った列車が走るということで、新淀川を渡ると線路が右のほうに逸れ、梅田貨物のコンテナ群を左に見て日通前の踏切を渡るのも違った視線で外を見るようで面白い。

Dscn1218ただ残念だったのが、113系の阪和色ではなかったこと。この塗装も来年には消えるということで乗っておきたかったのだが・・・。

天王寺からは座席も埋まる。何かイベントでもあるのかハイキング姿の人が多い。阪和線に入ると早起きの反動からかほとんど眠った状態で、気が付けば紀ノ川を渡り和歌山の市街地に入っていた。

Dscn1222前日の雨とは打って変わった秋晴れの天候。海南からは右手に黒潮を眺める。緑の濃さが海の色にも反映しているかのようである。ようやく、車窓を見る私の頭の中もシャンとしてきた。

箕島からは一度山のほうに入る。この辺りが有田みかんの産地。先の記事で紹介した伊藤嘉昭農園も有田の山の一つの中にある。11月の出荷に向け、ネット販売を含めた準備を行っているとのことである。いくらかは黄色の身がついている木もあるが、まだ多くは青いままで、収穫にはもう少し時間を要するようである。

Dscn1231紀州鉄道のレールバスをちらりと見た御坊を過ぎ、切目あたりから再び黒潮に出会う。この区間に乗車するのも久しぶりだが、この先串本から新宮を回って尾鷲方面まで黒潮に沿って線路が続いているのかと思うと紀伊半島の大きさを改めて感じる。

Dscn12349時39分、紀伊田辺に到着。目的地である白浜までもう3駅あるが、この先の鈍行列車は1時間以上待ち合わせとなる。それは面白くないと事前にネットで調べてみると、紀伊田辺駅から白浜の温泉街を直接結ぶ路線バスがある。ちょうど新大阪からの列車に5分で連絡しており、これに乗れば結構スムーズに白浜温泉にたどり着ける。

かくしてやってきた白浜。確か前に訪れたのは大学の卒業旅行だったから、もう15年も前のことになる・・・・(続く)。

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伊藤嘉昭農園

2011年10月15日 | ブログ

拙ブログのリンクの一つに「新規就農者のブログ」というのがあるが、この新規就農者の伊藤嘉昭さんというのが私の大学での同級生である。

彼は最初私と同じ学科だったのだが途中で学科を変えるということがあったし、卒業後にサラリーマンをやっていたのが早くに脱サラし、和歌山・有田でみかん作りに携わるという異色の経歴の持ち主である。

Dscn0150一度、大学の友人たちと連れだって彼が借りて耕作している農園を訪れたことがあるのだが、鮮やかな緑の山、そしてはるかに広がる青い海に囲まれてのんびりした暮らしが羨ましく思う一方で、自然を相手にした仕事ならではの難しさというのも彼の言葉の端々から感じられたものである。

さてそろそろ実りの秋を迎える頃、秋から冬にかけての果物といえばやはりみかんである。静岡、愛媛と並ぶみかんの産地、今年の実りは果たしてどうだろうか。

Dscn0139ふと思い立ち、今年になってようやく初めて農園の通販を利用することにした。これまでは一人でみかん一箱は持て余すなということもあったのだが、現在実家すぐ近くに住んでいることもあり、家族と分け合うこともできる。そういうことで初めて「お客さん」ということで予約を行った。

今年は何でも独自の液体肥料の開発に成功したとか。どのような味覚になるのか、今から楽しみである・・・。

「有田のわだつみ」伊藤嘉昭農園のホームページはこちら。ぜひ購入をおすすめします。

http://blog.murablo.jp/shuunou/shop/

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中日にマジック点灯

2011年10月12日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

マラソンで言うならば40キロ手前で一気に追い抜いてそのままスパートをかけるようなものだろうか。

落合監督の解任騒動のあった中日、まさかそれをエネルギーにしたわけではないだろうが、首位を走っていたヤクルトの失速もありゲーム差をジワジワと縮め、そして逆転首位。最後の直接対決でも3連勝を果たして一気にマジック4が点灯となった。

うーん、今年は序盤からヤクルトが好調で、小川監督の名将ぶりも好意的に取り上げられていたものだが、最後はチームの地力、選手層にまさる中日が追い付いてきたということだろうか。久しぶりのヤクルト優勝も面白いかなとも思ったのだが・・・。

さて一方のパ・リーグのCS争い。オリックス・バファローズは日本ハム相手に勝てるチャンスをモノにできずに引き分け。大勝した西武とのゲーム差は再び1となった。微妙なところ。このまま逃げ切れるかもしれないし、最後でバタバタっと行けば逆転されるかもしれない。ここでやはり思い出されるのは、「ダルビッシュが18勝目をあげたあの試合」。案外、この勝敗が最後に明暗を分けるのかもしれない。

最後に笑うのは誰だ?もうすぐ、その結果が出る・・・。

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漁業関係者って・・・?

2011年10月11日 | ブログ

今年も秋の味覚が本格的に出回る頃で、おそらく居酒屋に行けばさんまの焼いたのとか、カキも入荷したとか、そういうのを「本日のおすすめ」として紙に書いたり黒板に書いたり、そしてそれを目当てに注文してビールでキューッと一杯・・・・というのが楽しみである。

ただ、今年についてはやはり様相が異なるようで。東日本大震災の影響で、漁業のさかんな三陸地区が壊滅的な打撃を受けたということで、漁獲にも大きな影響が出るようである。前述のさんましかり、カキしかり。カキは広島、日生といった瀬戸内産があるとはいえ、その稚貝やら床となるホタテなどは東北の産が多く、影響がないとはいえない。この冬も瀬戸内を訪れようかと思うが、価格高騰や品質の悪さも懸念されるところである(まあ、そのくらいのことでは天下の広島ガキ・・・このところ岡山に押され気味ですが・・・は動じないと信じたい)。

そんな中、昨日の朝のNHKニュースだったかで、「東北の旬の味を楽しむ」ということで、福島のぶどう、岩手の秋鮭に加えて、気仙沼のさんまを取り上げていた。いまだに漁港が完全に整備されておらず水揚げも従来の1割というが、三陸沖にやってきたさんまは今年は特に脂のノリがよくて美味であるという。町中にも営業を再開した飲食店もあるようで、「町に来てもらって食べてもらうのが復興支援」という店主のコメントもあった。私も機会が許すならばまた気仙沼を訪れ、6月に観た惨状から少しずつ復興しつつある姿を見てみたいものである。

ところがその一方で「さんまの水揚げ拒否」を示したのが北海道の漁業団体。金華山から南の沖合で獲れたさんまを北海道で水揚げすることを拒否するという。福島原発の影響で、放射能汚染が心配されたということで。この話題、NHKのニュースを見た後でチャンネルを変えた民法のワイドショーで深刻なBGMを流しながら伝えられていた。

・・・う~ん、どうなんだろう。

一方では復興支援に向けた前向きの報道、また一方は放射能汚染を懸念し、「危ない」と警鐘(を鳴らすつもり)したほうが世論の味方だ、と言わんばかりのワイドショー。どちらがより視聴者に訴えられたのかということもあるが、見方が変わればそういう伝え方になるんだなと感じたところ。

ただ、「自分のところの魚も危ないと言われるのがいやだからよその魚も拒否する」という、北海道の漁業団体の対応が残念である。漁業全体への風評被害の広まりを恐れてのことだろうが、問題はそうではないだろう。こういう時だからこそ、どこの港というのは関係なく、日本の漁業全体を盛り上げるように持っていく必要があるのではないだろうか。魚は気仙沼に上がらずとも、北海道でちゃんとカバーする、日本の海は大丈夫だ!ということをPRするくらいの気概がほしかった。魚に罪はないはずだし、コメや農作物と同じように魚の放射能の濃度を検査するとか、そういう過程を経て出荷すれば(生が無理なら加工した後でもいいから)問題ないのではと思う。

こう書いては失礼かもしれないが、第一次産業がさかんな東北。その伝統や生活基盤をなくしてはいけないと思う。風評被害で片づけるのではなく、もっと前向きな対処、改善を考える必要があると思うのだが、どうだろうか・・・・?

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交通科学博物館へ

2011年10月10日 | まち歩き

このところ、フェイスブックでの交流の中で、昔懐かしい鉄道の車両やら風景の写真を見ることがあり、いろいろな人からこういう情報が得られるのもこのツールの面白さだなと感じているところである。

それに加えて、もうすぐ10月14日、鉄道の日である。本来ならばこの連休はどこかに遠出しようかとも思ったのだが仕事やら何やらがありそれは断念。結局、8日の土曜日に関西で気軽に訪れることのできる鉄道スポットに行ってみた。

Dscn1148それは、弁天町の交通科学博物館。近い将来に梅小路の蒸気機関車館との統合も取りざたされているところであるが、大阪環状線の高架下のスペースも生かしたコンパクトな博物館もなかなか風情のあるものだ。

Dscn1204実物展示での目玉といえばこちら0系ということになる。運転台にも入ることができるのはいいが、先日名古屋のリニア・鉄道館での開放的なスペースで堂々とした姿を披露しているのに比べると、ちょっと窮屈な感じがする。どこか広いところに出してやりたいなと思う。となれば、梅小路ということになるのか。

Dscn1166さて土日祝日は展示車両の中を一部開放したガイドツアーが行われるとか。たまたま午後の部のその時間に行き当たったので参加してみる。家族連れの姿が目立つ。何度も訪れている博物館であるが、こういう形のイベント参加は初めて。

Dscn1159屋外のプラットホームをモチーフにした展示スペースでまずはD51、C62を見る。ここでCとDの違いの解説を受ける。結局は動輪の数なのだが、スピードと力強さ、それぞれの利点があるということだ。

Dscn1172続いては旧型客車、昭和37年に食堂車に改造されたというスシ28形。スシ・・・寿司という言葉が連想される。食堂車だけに。まだ冷房はなく、窓を開けての食事ということになるが、蒸気機関車の煤煙が入らないように網戸がしつらえられているのが特徴。こういう、食堂車が当たり前についていた時代の鉄道旅行、なかなか苦労もあっただろうが忘れられないものだっただろう。

Dscn1176そして、こちらに連結されているのがマロネフ59形。マロネフといっても別にロシア人の名前ではなく、車両の能力、用途をカナ記号で表すとこうなるのだが、寝台車である。もともと貴賓寝台車として製造され、戦後は一時米軍に接収されたのだが、返還後は現在の天皇陛下が皇太子時代に乗車されたとある。

上記の写真はかつての2等寝台であるが、この奥が貴賓スペースとなっている(人が多かったので写真は撮れなかった)。それにしては質素な造りだなと思うが、公式のお出かけではなくプライベート、お忍びで出かける際に使用されたとか。プライベートといっても専用の寝台車がつくところが皇室である。今こうやって子どもが同じベッドやソファーに座っているのが妙な感じがする。

Dscn1196今度は少し時代が下り、80系電車。いわゆる「湘南電車」の元祖である。この中も木製のボックス席がずらりと並ぶ。

Dscn1187さすがに現在の一般車両に木製のシートを導入するわけにはいかないだろうが、インテリアに木の温もりを感じさせるものがもっとあってもいいだろう。

Dscn1160そして最後はキハ81形。確かブルドッグとか言わなかったか。この辺りまで来ると現在の特急につながるものがある。ただ、いわゆるクリーム色と赤色の国鉄カラーも今や絶滅寸前で、この色も早晩「昔のもの」になってしまう。

Dscn117830分ほどのガイドツアーであるが、普段は入れない車両の中を見学できたのはよかった。普段からいつでも中を見学できるようにしてもらえればという気持ちもあるが、史料としての保全を考えれば致し方ないところもあるだろう。

Dscn1211現在の企画展示は、今年青森から鹿児島までつながった新幹線がテーマ。それぞれの路線ごとの紹介などが行われているが、先ほど昭和の重厚な車両たちを見てきた目からすれば、何だか軽いものに感じられた。もう少し実物資料があればなというところであるが、これはこれでいいのだろう。

Dscn1157なかなかに密度の濃い時間を過ごすことができた午後の一時であった。

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ゴルフコンペ幹事拝命中

2011年10月07日 | ブログ

ちょうど来月、勤務先と取引業者との親睦を兼ねたゴルフコンペを兵庫県内で行うのだが、それにあたり今回私が初めての幹事を仰せつかることに。

ただ、飲み会の幹事とは違いゴルフは事前の段取り、人集め、組み合わせの決定、賞品をどうするか・・・さまざまに気を遣いながらやるもの。また、飲み会のように直前でも対応可能なものではなく、かなり早い時点で動かなければならない。どうもこれまでの自分のペースのままでの準備だと、上司の目から見て「かなり遅い」「もう、これの準備はやったの?」と次々と注文がくる。

おかげさまで10組募集のところ、その定員があふれるかというばかりの参加表明をいただいた。あとは、当日が晴天になることを祈るばかり、かな。

そうなると残る課題は幹事のゴルフの腕前。まあ幹事が商品をかっさらう必要はないが、最低限、人の足を引っ張らない程度のプレー速度を確保できるだけの腕前は必要である。あと、スコアもホストとして恥ずかしくない程度に。まだ1ヶ月あることだし、時間を縫って練習をしなければ・・・・。

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鉄道の日記念・JR一日乗り放題きっぷ

2011年10月05日 | ブログ

このところ何かと仕事がばたついており、なかなか鉄道旅行のことまで思いを馳せることが少なくなった。

そんな中、とある人の情報で「ああ、今年もその時期だな」と今更ながら気づく。

「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」の発売。青春18きっぷの秋バージョンともいえるもので、10月1日~16日までの間、3回分の一日乗り放題きっぷである。9,180円と、青春18きっぷに比べれば一枚あたりの値段は高くなるが、期間も短いし、まあ連休もあることで使用するのに手頃といったところ。

このきっぷを使ってぜひ・・・と思ったが、今月の土日は何かと予定があり、また仕事で出勤しなければならない日もある。3回分を全部使いきれるか自信がない。

・・・とお嘆きの貴兄に、というわけではないが、実は西日本エリアでは「西日本一日乗り放題きっぷ」というのがある。こちらは1回3,000円。京阪神の近郊区間であれば「秋の1デイパス」というのが2,900円でカバーできるのだが、それを超えるエリアなら使う価値がある。1日なら何とかなるだろうか。北陸、山陰、山陽・・・。

今年はなかなか長距離の鉄道旅行を楽しめていないが、せっかくの行楽シーズン、気分転換を兼ねてどこかに行きたいものである。またサイコロの出番かな・・・?

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