お盆の帰省、法要に合わせての野球観戦。ちょうど京セラドーム大阪では13~15日にイーグルス戦、そして16~18日にファイターズ戦という6連戦である。このうち、法要も終わった15日のイーグルス戦観戦に出かける。
当初は内野上段の指定席を確保していたのだが、チケットのリセールサイトを見ていると、一塁側・大商大シートBの出品を見つけた。1席の価格も抽選販売の定価に手数料相当が若干プラスされた程度で、法外な価格ではない。防球ネットのないグラウンドレベルでの野球観戦もいいだろう。このエリアでの試合観戦はこれまで2010年に一度だけあり、その当時は法律事務所がスポンサーとなった「アヴァンスシート」という名前だった。ちょうどその試合ではバファローズがベイスターズを破り、オリックス・バファローズとして初のタイトルとなる「交流戦優勝」を飾ったのを憶えている。
それ以降、観戦しようとたまに抽選に応募するが落選、またリセールサイトでも高値での取引でなかなか手が出ず、15日の試合にほぼ定価で入手できたのはラッキーである。
15日は午後から神仏霊場巡拝の道めぐりとして道明寺天満宮に参拝し、大阪阿部野橋駅近くで入場前の一献とする。当初、久しぶりに入ろうとした店が盆休みだったり満席だったりのところ、「晩杯屋(バンパイヤ)」という東京ルーツの立ち飲み屋を見つけた。大阪では珍しく業務用のビンに入ったホッピーあり、その他さまざまなアテもリーズナブルで出るのも早いし、大阪のおっちゃん連中も満足の様子である。初見だからプラスに見えた部分があるかもしれないが、ここはまた帰省、あるいは弾丸札所めぐりの帰途に立ち寄ってみよう。
大坂夏の陣の激戦地の一つだった道明寺から、現代のBs夏の陣の舞台である京セラドーム大阪に来た形だ。公式戦は8月、9月と続くが、私の予定を見るにおそらく今季最後の京セラドーム大阪になるかと思う。この試合前まで、京セラドーム大阪での観戦成績は5戦全敗。この日のイーグルス戦でパ・リーグ5球団との対戦が一回りするが、せめて最後は勝って終わりたいものだ・・。
この日は「侍ジャパンDAY」ということで、幟が出ており、入場時には記念のうちわも配られていた。通路にはU-18侍ジャパンの壮行試合のPRのためのキャラクターも見かける。
大商大シートに向かう。ちょうどイーグルスの打撃練習中で、大商大シートの前にも防球ネットが立てられている。打撃練習の中で投手陣もアップの最中だが、一塁側シートの前でかつての山本由伸のようにやり投げ(パリ五輪で金メダルもとりましたなあ)でアップをするのはあの投手ではないか・・。
シートに入る時にグラブを渡され、席に備え付けのヘルメット、ゴーグルの着用を呼びかけられる。試合中にファウルボールが直接飛び込むことも想定され、また守っている野手がボールを追ってすぐ目の前に来る可能性もある。それも楽しみにしていたが、この試合に限っていえばゆるいフライが2球ほど飛んできただけ。試合観戦のうえでは安全だったが・・。
イーグルスの打撃練習も終わり、グラウンド整備とともにシート前の防球ネットも持ち去られた。一気にグラウンドの視界が広がった。
ベンチ前でキャッチボールしているのは、オリックスOBの谷佳知さん。アトランタ、アテネ五輪野球のメダリストの一人である。ちなみに奥様はシドニー、アテネの金メダル2個を含む五輪5大会連続メダルの谷(田村)亮子さん。パリ五輪は終わったばかりだが、次のロス五輪では野球も復活する見込みだし、侍ジャパンにも新たな目標ができることだろう(さすがにロス五輪にはアメリカもメジャーリーガーを出場させるのではないかと言われている)。
スタメン発表。盆休みの一区切りである15日の夜だからか、あるいは両チームの順位によるものか、満員とまではいかない。それでも熱心な両チームのファンが多数詰めかける。イーグルスの先発はベテランの岸。
バファローズはルーキーながら先発初勝利も挙げた高島が登板する。イーグルスのスタメン発表時に目の前を移動し、グラウンドで改めてキャッチボールで体をほぐす。
バファローズはこのところ1番定着の大里に始まり、来田、池田といった若手も登場。
試合前の両チームの表情。やはりこの角度からだと選手の表情もしっかりうかがえる。イーグルスベンチでお面をかぶって声出ししているのは誰かな?
バファローズのナインが守備位置に着いた後、先ほどキャッチボールしていた谷佳知さんによる始球式。
2015年の現役引退試合以降初めてのこのグラウンドだという。その後、バファローズを含むNPB球団から指導者の声がかからないのももったいない話だが・・。
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