まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

混戦BB会本格始動?

2010年10月31日 | ブログ

30日から日本シリーズ開幕。ロッテが清田らの活躍で5対2と先勝ということで、第2戦以降も注目が広がるところである。

さてそんな中、大阪・ミナミに集まったのはこのブログにもたびたび登場いただく大和人さんに鈍な支障さん。夏に梅田のビアガーデンで顔を合わせて以来のことである。

これまで野球場やこうした飲み会、そして先の冬には餘部までカニを食べに出かけたこともあり、結構濃いというか、あちこち荒らしまわる活動を行っており、中でも野球観戦では必ずと言っていいほど混戦、乱戦という展開になることからいつしか「混戦BB会」なる呼び方をするようになった。まあ会といっても会費を取るわけではないが・・・。

この日は南海電車のガード下を進み、偶然見つけた「岩山海」という店へ。「いわさんかい」と読むが、それが「言わさんかい!」と景気のよさそうな言い方に見えたのが決め手。東大阪、鶴橋などにも店があるようだが、鳥取の郷土料理を刺身、七輪焼きなどで楽しませてくれるところ。

ここはロケーションがよかった。屋外にもテーブル席があり、それが何となんばパークスに面している。ということはかつての大阪球場に面しているということで、ガード下で電車の走行音を楽しみつつ、かつての球場のムードにひたるという、「混戦BB会」にお似合いのシチュエーション。

いや、鳥取の海の幸、山の幸をいろいろと飲んで食べたし、鳥取の地酒も味わうことができた。いやこれはよろしい店。

その中で話が出たのが「本格始動」ということで、さしあたって次の機会には鉄道を使ってグルメを楽しむ旅をしたいなという話題が出た。どうだろう、冬ということでカニをベースに北陸か山陰というのは・・・。

今後の「BB会」の活動盛り上がりが楽しみ。

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「昭和レトロスタヂアム 消えた球場物語」

2010年10月29日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

明日30日から始まる日本シリーズ、中日対ロッテ。地上波での全国中継が行われないなど世間でいうところの「不人気カード」、あるいは「3位のチームが日本シリーズに出場することの賛否両論」などあり、そっちのほうで話題となるカードである。

さてこの組み合わせ、落合監督対西村監督という、川崎球場を沸かせた(まあ、沸かせたというほど観客がいたかどうかは別の話として)元ロッテ・オリオンズのチームメイト同士の対戦。落合監督の「渡り歩いた人と一筋の人」という表現が面白い。戦前の予想では落合監督率いる中日のほうが安定した戦いで有利との声が大きいが、個人的にはパ・リーグファンとして、また「ロッテファンのファン」として、新人西村監督率いるマリーンズのほうを応援したい。

また、前回のこの対戦は1974年、ロッテの金田監督が生まれ故郷のナゴヤ球場で涙の胴上げという映像がニュースでも流された。この時のエースは村田兆治。千葉の試合で始球式なんぞやったら盛り上がるやろうな・・・。

さて、その時代に存在した球場も時代の流れにより次々に姿を消している。先日も広島市民球場の解体にあたっての「終球式」なるものが行われ、広島市の秋葉市長がマウンドで投げ終えた直後に無職の男に硬球を投げつけられるという事件が起こった。

4296 「昭和レトロスタヂアム 消えた球場物語」。坂田哲彦著、ミリオン出版。

著者は野球の専門家というよりは「消え行くものや職業」に関する著作を持ち、この一冊も「昭和」の一ジャンルとしての球場に焦点を当てたものである。

その今は消えた球場として後楽園球場をはじめ、大阪、川崎、ナゴヤ、駒沢、日生、西宮、藤井寺、広島、そして平和台など、当時の観客席やら売店、球場周辺の雰囲気などを写真を多用して紹介している。

現在のドーム球場や豪華なスタンドを持つスタジアム、最近は地方球場でも近代的な造りの球場が増える中、こうした「夏草の匂い」のする球場がかえって懐かしく感じられる。特に日生、藤井寺は近鉄ファンとして、そして地元ファンとして身近な存在であった。昨今の球場のファンサービス向上やきれいなスタンドも悪くはないのだが、時にはこうした野趣ある、レトロなアブナイ雰囲気の中で観戦してみたいと思うのである。

もし、タイムスリップができるとすれば、ぜひ一度行ってみたいのが本書の表紙にある、オリオンズの本拠地であった東京スタジアム。下町に建てられた「光のスタジアム」というキャッチフレーズにも引かれるものがあるし、球場建設に私財を投じたオリオンズの名物オーナー・永田雅一の雰囲気も味わいたいものである。1970年にロッテが優勝した際にはグラウンドに多くの客がなだれ込み、まず真っ先に永田オーナーを胴上げしたというエピソードも微笑ましい。今では考えられないな。

・・・とまあ、日本シリーズではゲストのタレントを出すのもいいが、こうした「プロ野球の歴史」についても合間合間で紹介するというような放送上の工夫もすれば視聴者も食いついてくると思うのだが・・・。やはり今の地上波に求めるのは無理というものかな。いずれにしても、日本シリーズをナマで見ることのできるファンの皆さん、熱い声援で試合を盛り上げてくださいな。

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野球知識検定の結果到着

2010年10月27日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

9月に受験した「第1回野球知識検定」の結果が到着した。

野球の歴史、ルール、エピソード、記録など全部で100問に答えるもので、第1回ということでそのうち70%以上正解なら6級、90%以上正解なら5級という認定が与えられるというもの。

そしてその結果は、得点こそ表示されなかったものの、無事に「5級」に認定!

Dscn59801送られてきたのは自分の名前の入った認定証に、記念品のピンバッジ。いや、これはいい記念になりましたな。「時刻表検定2級」と同様、履歴書には書けないが酒の席でのネタくらいにはなる資格であるが・・・。

Dscn5981 ホームページでは「5級」認定者は722名、「6級」認定者は193名とあった。このうち満点が50名おり、その方々の氏名が公表されていた(残念ながら私の名前はそこにはありませんでしたが・・・)。確か名前が公表されるとは実施要綱にあったかなかったか。掲載された人はびっくりでしょうな。

分母がわからないのでどのくらいの人数が受験したかわからないが、今後4級、3級とランクを上げていくことで盛り上がりを見せることだろう。細かいところを突っ込んでいけばネタはいくらでも転がっているわけで・・・。

ぜひ次の受験機会を楽しみにしたいものである。

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近鉄創業100周年記念切手

2010年10月25日 | ブログ

京都府内の郵便局に勤める大学時代の友人S氏から一通のメールを受け取った。

「近鉄創業100周年記念切手を発売しています。確保しておきましょうか?」

今年は近鉄に限らず、あちこちの私鉄が「開業・創業100年」を迎えており、いろんなイベントやらグッズ販売を行っている。近鉄については100周年の記念入場券として発売されていた私の実家最寄り駅の入場券を手に入れたということもある。

切手ということでさまざまな記念切手が売られており、それらを収集する一定のファン層もいる。私自身はそういう趣向はないが、近鉄グッズということもあるし、こうした友人からの「営業」というのも悪くないなということで一セット申し込む。

本当は彼の勤務する局まで出向いて購入するのがいいのだろうがさすがにそれは無理なので、代金引換で送付してもらうことに。いや、関西地区の郵便局限定発売ということなれば近所で購入できるのだが、そこはほら、S氏を立てないと。

Dscn5974_2 そしてやってきたのがこちら。

Dscn5975 奈良軌道→大阪電気軌道→関西急行鉄道→近畿日本鉄道という変遷をたどった近鉄(とはいってもこれは一つの流れで、もともとはいくつかの私鉄の集合体であるし、現在の南海電車も戦前の一時期は近鉄の一部路線であった)。

Dscn5978 そのハイライトが描かれた台紙に、車両の形をデザインしたオリジナルはがき2枚、そして往年から現代までの名車が描かれた80円切手が10枚。これで3200円である。

うーん、やはりこういう切手は使わずに記念として持っておくのがいいだろう。次の100周年には間違いなく生きていないわけだし・・・。

さて、その100周年後の未来とは。先日には上本町に「上本町YUFURA」がオープン、そして4年後にはあべの橋に新たなターミナルビルが完成する予定。関西、伊勢志摩、名古屋に日本最大の営業路線を持つ私鉄として、新たな歴史を築いてほしいものである。また「週末フリーパス」の旅もしたいところ・・・。

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近鉄ライナーズ対トヨタ自動車ヴェルブリッツ、近鉄が後半見事逆転勝ち!

2010年10月24日 | ブログ

ラグビーのトップリーグも中盤の第7節、ようやく今季初めて花園ラグビー場に足を運ぶことにする。

Dscn5862 近鉄の東花園駅は奈良方面への高架工事が完成しており、ラグビーの町の玄関にふさわしく、駅名の横にはラグビーボールが描かれている。

Dscn5864 さてこの日は第1試合が豊田自動織機シャトルズ対リコーブラックラムズ、そして第2試合が近鉄ライナーズ対トヨタ自動車ヴェルブリッツという組み合わせ。もちろん第2試合の近鉄応援がメインであるが、せっかくなので第1試合も、ホーム側に座った関係で豊田自動織機も応援することに。

Dscn5883 豊田自動織機は今季からトップリーグ初昇格組だが、ここまで1勝5敗と苦戦。場内ミニFMの解説によれば特に守りが弱く大量失点を重ねることが多いとのこと。それでも前半は一進一退の攻防を見せて10対12とリコー相手に食い下がる。

Dscn5891 しかし後半は立て続けにリコートライを許し、結局13対46で敗戦。最後は地力の差が出たかなという感じだった。

Dscn5904 さて、入れ替わって第2試合。やはり地元近鉄の試合ということで観客も増えたようである。そして、それまではどちらかと言えばアマチュアスポーツにふさわしい声援が送られていたのだが、客の雰囲気もいっぺんに変わったように思われた。何と言うのかな、藤井寺球場の客席もこんな感じだったというか・・・。

Dscn5910 今年の近鉄はここまで3勝3敗と健闘。その中でも終盤にきての逆転劇が多く、まさに往年の近鉄バファローズを彷彿とさせる内容。ミニFMの解説も「十分期待できますよ」とのこと。

Dscn5917 立ち上がり、トヨタのアイイのPGと難波のトライで0対8と先制を許す嫌な展開。しかし11分には田中優介が一瞬の隙をついて走りこんでのトライ、18分、25分と高がPGを決めて早速11対8と逆転。スタンドも盛り上がる。「いてまえ近鉄!」

Dscn5931 その後はトヨタが優位に試合を進める。近鉄の陣内、残り10メートル以内での必死の攻防。トヨタもトライにこだわって押し進めるのを近鉄守備陣が必死に耐える。ただその中で近鉄がペナルティを取られることが多く、スタンドからは「何でやねん!」「今のんトヨタのほうが反則とちゃうんか!」「審判どこ見とんねんボケェ!!」と野次が飛ぶ。一通り野次らせた後で「わかったわかったもうええ、もうええ」と、リーダーが客席をなだめるのも面白い。そうそう、この雰囲気よ。

その中で、前半終了間際の39分、スクラムハーフの金哲元が故意の反則としてイエローカードを出され、10分間のシンビン(一時退場)を科される。この反則でPGを決められ11対11の同点で前半終了。攻守の要がいない形で後半の立ち上がりを迎えることになった。

Dscn5939 後半開始早々、アイイがPGを決めて11対14と再びトヨタがリード。14人で戦う近鉄はここから防戦に追い込まれる。その中のミニFMの実況:「金選手の復帰まで残り6分です」「残り3分です」、解説:「金選手が戻ったら雰囲気が変わるでしょうね」と、何だかヒーローの登場を思わせる。そして後半10分にその金哲元がグラウンドに戻ってきたときは「よう耐えた!」「こっからや!」。14人の状態で、よくPG1本でしのいだなという印象。

Dscn5940 ただどうだろう、その直後に今度はフッカーの吉田が「同じ反則を繰り返した」という理由でシンビン。また14人での戦いに。スクラムを組む1列目がいなくなるということで、フランカーの佐藤をベンチに下げて、フッカーの太田を入れる。なるほど、スクラムを組むのは人数さえいれば誰でもいいというわけではないということか。ここでアイイがPGを決めて11対17と6点差。ただ1トライ1ゴールで逆転可能なスコアである。

Dscn5949 その後もトヨタが人数優位を利用するということで押し込んでトライを奪うことにこだわる攻撃を見せるが、ミスも出て得点につながらない。そうするうちに吉田も復帰し、これで15人対15人に戻る。

Dscn5947 勝負は後半の後半にさしかかった26分、トヨタのパスミスの一瞬をついてリコ・ギアが走る。一斉に立ち上がるスタンド。最後は追いついてきた高がワンバウンドのボールを拾い上げてそのままトライ。これで16対17。おいおい、追いついてきたぞ。

Dscn5948 ここは冷静に高がゴールも決めて18対17と再逆転。いや、これはしびれた。

Dscn5950 しかしトヨタも食い下がりPGの権利を得る。コースは難しくなく、蹴るのはここまで4本のPGを決めたアイイ。これでまた逆転か・・・と思ったがまさかのミスキック。

Dscn5964 これで試合の行方は決まったようで、そのままトヨタの陣内でのプレーが続く。最後は高がPGを決めて21対17、近鉄の鮮やかな逆転劇にスタンドも万歳三唱。

Dscn5972 前年も最終プレーでの「逆転サヨナラ勝ち」をスタンドで観戦したのだが、この日の試合はそれにも劣らない面白い試合であった。最初から圧倒的な強さを見せて相手を寄せ付けないというのが、そりゃあプレーする側とすれば理想なのだろうが、終盤の逆転、最後まで何が起こるかわからないという試合のほうが観ている分には面白い。

これで4勝3敗、勝ち点20で暫定5位に浮上。リーグ戦は一時中断となるがこれからの展開が楽しみ。ぜひ今季も観戦できる試合には足を運びたいものである。

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にっぽんのローカル線・芸備線を行く

2010年10月22日 | 旅行記F・中国

Dscn3610 17日の午前中を三次で過ごし、ワインと野球にほろ酔い気分で駅に戻る。次に乗車するのは12時44分の備後落合行き。ちょうど広島からの乗り継ぎ列車が到着し、1両の気動車もそれなりに乗客で埋まる。

気動車が行くのはそろそろ稲刈りも終了し、あちこちに干された稲藁が並ぶ景色。今年も新米のシーズンということで外食産業でも新米フェアをやっているが、今年の記録的な猛暑、量は平年並みをキープしたものの、品質という点で見るとあまりよろしくないという。熱帯の産物であるコメもさすがに暑すぎるのはよくないということか。

いかにも「にっぽんの田舎」という情景の中を走り、備後落合に到着。

Dscn3619  ここ備後落合は芸備線の一つの区切りであるとともに、木次線の始発駅でもある。かつては広島から木次線経由で松江方面を結ぶ急行も走り、またホームには「おでんうどん」なるものが売られていて活気があった。私もJR乗りつぶしの初期に備後落合駅を通り、おでんうどん(確か、ちくわ・こんにゃく・玉子という「王道」のトッピングを注文した記憶が)を味わったことがある。

Dscn3620 それが時代の移り変わり(といっても20年ほどの話だが)により、駅は無人化、急行列車もなくなり、今は一日に数本の1両の気動車が顔を見せる程度の駅になってしまった。もともと人家が少ないものの鉄道のジャンクションということで賑わっていた駅が、その鉄道が少なくなれば駅も活気を失ってしまうという歴史を表しているかのようなたたずまいである。そのためか、東広島の某大手電機メーカー(T社?)に属する牛山某の手によって「秘境駅」に勝手に認定されてしまった。

ただ最近は何がブームになるかわからないもので、「秘境駅」ということで訪れる人が多くなったものだ。それも、このところ鉄道ブーム、秘境駅ブームとやらに便乗して急激に増殖している中途半端な鉄道旅行者が・・・。

Dscn3624 ちょうど14時台というのはこの備後落合がラッシュを見せる時間である。芸備線の広島方面からの列車(私たちが乗ってきた列車)、新見方面からの列車、そして木次線の列車が一同に会する。そして同じように「鉄道の日記念きっぷ」のようなきっぷでやってきた人がホームにあふれ帰り、写真を撮り漁るというもの。どこが「秘境」やねん。

いや、別に駅が賑わうこと自体が悪いということではない。ただ「私はどの列車に乗ったらいいんでしょうか」「どこに行かれるんですか」「それが・・・よくわからないんです」などと、運転手相手にふざけているとしか言いようのない問答をやる客がいたり(東京の地下鉄やあるまいし、自分が次にどの方面に行くべきかくらいは把握せえよ)、いかにも牛山某はじめ昨今バブル的に増加している鉄道〇〇家とやらの書物を読んできたという出で立ちの客がいたりして、別に自分が何をされたというわけでもないがイラっとすることもあった。

乗り継ぎの芸備線の新見行きもそういう人たちや、他を寄せ付けない雰囲気を出しているいかにも「その筋」という出で立ちの人が多い。何せ備後落合から新見までは一日3往復。本数が少なければ少ないほど「その筋」は増えるという法則があったりして・・・・。

Dscn3627Dscn3629 この区間は本数が少ない分、ローカル線としての雰囲気は結構濃い。また駅も昔ながらの風情そのままで残っているところが多く、窓ごしに撮影しても実に絵になるところが多い。

Dscn3631 気動車はところどころ徐行運転をする。そういうところは線路のすぐ横に小川が流れてちょっとした渓谷ムードを出している。席を立ってカメラを構える人が多い。ただこれは観光客のためのサービスというよりは、カーブが急だったりがけっぷちだったり、あるいは線路際の樹木の枝が結構せり出してきたりという要因での徐行である。中国山地のローカル線で結構見かけた光景で、経費削減でなかなか線路際の樹木の剪定まではできない懐事情があるのだろう。

そんな1日3往復の区間で踏切にあたって足止めを食らったクルマというのは運がいいのか悪いのか、果たしてどっちだろうか・・・?

東城からは乗客もポツポツあり、景色も少しずつ開けてきた。駅の写真など撮っている私を見て、隣に座ってナンクロを解いていたオバサンが「どっか展覧会に出すの?」と話しかける。いやいやいや・・・ただの「飲み鉄」にそんな腕前はありませんよ。

Dscn3642 備後落合から1時間半の行程を終えて新見に到着。ここからは湘南カラーの115系に揺られる。高梁川に沿ってのいい眺めが続くが、さすがにここまで来て前日の夜行バスからの疲れが出てきたか、結構いい感じで眠っていたようだ。

Dscn3648 17時25分、岡山到着。この時間で岡山に到着したから・・・・ということで、このところ岡山に来た時の恒例になっている駅前の居酒屋「鳥好」へ向かう。

Dscn3645 いかにも大衆酒場という風情の居酒屋。この日はカウンターではなく長テーブル席へ。まあこのほうがゆったりしているし、カウンターというと個性の強いオヤジたちを相手にしなければならないので私のような若造はまだまだかなという気もする。

ちょうど夕方のニュースの時間帯で、この17日は中央線から201系が「引退」をした日。駅のホームやら沿線のあちこちに大勢のファンが押しかけてえらい騒ぎになっていたことを伝えていた。取材に出ていたのはテレビ朝日の村上祐子アナウンサーで、この人は大宮の鉄道博物館オープンの日に取材に来ていたのを現地で見たことがあり、結構「その筋」の人なのかなと思ったりもする。

Dscn3647 そんな201系のニュースも肴にしながら居酒屋メニューを楽しむ。最後はいろんな組み合わせで楽しめる「のりくらっち」で締めることに。

岡山の鉄道といえば、来月には因美線の「スローライフ列車」、そして津山線の「ありがとう」列車ということで、キハ28、58系が「引退」を迎える。これらの列車も大人気のようで、特に来月20日と21日に運転される「ありがとう」は1ヶ月前の発売開始日にも関わらず秒殺で完売したという。まあ完売するのは仕方ないとしても、それがその日の夜にはヤフーのオークションで高値で出品され、定価の15倍なら即決で落札という悪徳商法がまかり通るという状況。本当にそれってどうよ???

まあ、さすがにそういう熱狂はもういいかなと思ったりもする。やはりせっかく鉄道で出かけるのだから、できれば喧騒とは離れて、酒でも飲みながら楽しく行きたいと思うのだが、それって甘いですかね・・・・?

そういうことを考えるうちに岡山からの列車は兵庫県に入り、いつしか自宅に到着。結構長い一日であったことである・・・・。

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新球場with三次ワイン

2010年10月20日 | 旅行記F・中国

17日、「鉄道の日記念西日本一日乗り放題きっぷ」の旅である。広島駅の改札できっぷにスタンプを押してもらう。

さてここからのルートであるが、向かったのは北側の9番のりば。芸備線の発車ホームである。関西に戻るのであれば山陽線とか呉線に乗るのが通常ルートであるが、あえて北東に向かう芸備線に乗る。この線に乗るのも久しぶりである。

Dscn3568 ホームにはキハ40やキハ47など、5両の国鉄型気動車が並ぶ。朝の通勤通学輸送用であるが、ここまで気動車が並ぶのも圧巻の光景。6時58分発車、ここから三次まで向かうことにする。

マツダスタジアムを右手に見て、貨物ターミナルから北に線路を向ける。東区から安佐北区方面へと向かう。このあたり、広島での勤務時代は営業エリアとして受け持っていたこともあり、地名やら車窓やらには懐かしさを感じる。まあその頃はもっぱらクルマでの移動で、仕事で芸備線に乗ることはなかったのだが・・・。

Dscn3573 そんな高陽地区の中心にある下深川で後3両を切り離す。切り離された3両は折り返して広島に向かう。ここから2両編成となり、にわかにローカル色が強くなってきた。国鉄型気動車のボックス席に身を投げ出し、夜行バスでややお疲れ気味のアタマと身体をぼんやりと解放させる。

広島市というのも面積の広いところで、特に安佐北区は北東に長く広がっている。車窓もすっかり山の景色となり、瓦の色も赤い石州瓦が見えるようになってもまだ広島市。

Dscn3576 井原市を最後に広島市を出る。すると周りがどんよりとしてきた。これは雲というよりはこの地域独特の山霧。秋のこの時期に発生するもので、この列車の終点である三次は朝の雲海が観光名物である。私も秋から冬にかけて国道54号線をクルマで北上したことが何度もあるが、この辺りはライトをつけて周りのクルマに自分の存在を知らせるのが必須といった感じだった。かつて毛利元就がNHK大河ドラマの主人公に描かれたが、その原作は永井路子さんの『山霧』である。

その毛利の本拠地であった吉田城の玄関口である向原や吉田口を通るが、まさにどんよりした景色。今朝の霧は濃いほうかな。

Dscn3578 8時55分、三次着。そろそろ日が上がって時間が経ったからか、ここまで来れば青空が広がった。久しぶりに訪れる広島県北のジャンクションである。

ここから備北交通のマイクロバスに揺られる。広島地区の電車・バスが加盟しているICカード「PASPY」というのがあるが、JR西日本の「ICOCA」も利用できる。まさか三次の町で、私が持っている「ICOCA」が使えるとはね。恐るべし「ICOCA」。

Dscn3586 さてこの日訪問したのは三次ワイナリー。この後の乗り継ぎダイヤから、次に乗る列車は三次発12時44分の備後落合行き。それまで4時間近くをこの県北の盆地の町で過ごすことにする。そこで思いついたのが三次ワイナリー。広島で酒といえば西条が有名であるが、視点を変えてみれば県北の三次ワインも有名である。この日の「飲み鉄」はワインというのも一風変わった感じでよろしいかな・・・。

といいつつも、三次ワイナリーそのものを訪れるのは初めてである。中国道の三次インターに近い丘に中央病院や運動公園など広々とした一大ゾーンが広がり、その一角に洋風のワイナリーがある。

Dscn3588 ここではワインの醸造の様子を見学できるとあるが、よくビール工場などの見学で決まった時間にガイドさんが案内して・・・というものではなく、醸造の場もガラス張りで開放しており(この日は日曜日で操業してなかったようだが)、見学者が勝手に歩いていくというものである。ワインの貯蔵庫もあっけらかんとしたもの。

Dscn3589 ・・・となれば、お楽しみは試飲コーナーということになる。鉄道+バスで来ているので存分に楽しめる。赤、白、ロゼなど豊富で、ちょうど日帰りツアーのバスで来ていた団体さんとともに三次の味を楽しむ。もっとも先週はワイン祭りが行われていたそうで、惜しかったかな。

さて、所要時間を多めに見ていた三次ワイナリーであるが、来てみれば結構あっさりしたものだった。ここはむしろ土産物を購入したり、ワイン片手にランチを楽しむスポットである。さてこの後どうしようか。

・・・・と思ったが、実はバスで来た時にワイナリーの横に私がほくそえむスポットを見つけており、三次ワインのハーフボトルにチーズやかまぼこなどを買い求めたその足でそちらに向かう。

Dscn3582 2009年、ちょうど広島のマツダスタジアムが開業したのと同じ年に、ここ三次にも新球場「三次きんさいスタジアム」というのができた。「きんさい」とは広島弁で「おいで」という意味。その年には広島対楽天の交流戦が行われ、地元出身のカープの永川や梵が大きな声援を受けた。

Dscn3592 平地に建てたものではなく丘陵を切り開いて客席には入口から下に降りる構造。ちょうど西武ドームにも似た感じ。この日は広島県の秋の新人戦が行われており、その第一試合になるのかな、向原高校と油木高校の試合が行われていたところ。そう、帰りのバスの時間までこの新球場で野球を観ようというのである。幸い入場無料。

ちょうど秋の風が心地よくグラウンドを通り抜け、野球観戦には絶好の天候。

Dscn3583 さて野球場といえばビールだが(もちろん、高校生同士の試合に売店は出ていなかったが)、三次ワインを持ち込もうと思ったのがこのテーブル席。県内産の間伐材の有効活用ということで、ネット裏からベンチ上のエリアに備え付けられたもの。これ、他の野球場でもなかなかないシートですぞ。交流戦の時はボックス席扱いで販売されたのかな?

Dscn3591 ここに先ほど購入した三次ワインのボトルを開け(グラスはないので、試飲コーナーから失敬したプラスチックのコップで)、おつまみのチーズやかまぼこを広げる。何だろう、これまであちこちの球場で野球を観戦してきたが、こんな大胆な見方というのは初めて。しかも高校野球の、おそらく3年間甲子園とは無縁に終わるであろう田舎の学校同士の試合である。

Dscn3595 その試合のほうだが序盤から点の取り合い。1年生同士、両チームのピッチャーもよく投げ、それぞれ一生懸命のプレー。応援に来ていた先輩部員や保護者たちも大きな拍手を送る。

Dscn3599 ただ、まだ技術が伴っていないせいか、ちょっと強いゴロだとはじいてしまったり、ワイルドピッチも多かったり、中には3人のお見合いでフライを取り損ねたりというプレーが目立つ。見ている分には面白いのかもしれないが、プレーする分にはこれからまだまだ練習を積んで上達しなければいかんなというところだろう。

Dscn3603 バスの時間が近づいてきたので結局8回まで観戦、8対3で向原高校がリード、ただしエラーが両チーム合わせて8個という試合。来る前には全く思ってもいなかったこの旅の展開。球場でのワインという試みという形で野球場めぐりのコレクションが一つ加わるということになった。

(これを読んでいる人は、「一体この男は何をやっとんねん」と思うことだろうな・・・)

Dscn3607 再びバスで三次駅まで戻る。構内では鉄道の日記念のイベントをやっているようで(どうやら事前の抽選方式だったそうな)、「瀬戸内マリンビュー号」の姿も。呉線が災害のため現在も一部不通ということもあり、この日は三次まで遠征に来ているのだろう。

ここからは備後落合行きに乗車。乗り継ぎ列車から結構多くの旅行者がやってきた・・・。(続く)

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初秋の広島へ

2010年10月18日 | 旅行記F・中国

さてと。

10月17日まで有効期限の「鉄道の日記念乗り放題きっぷ」。16日は土曜出勤していたのだが、その中でも「17日はどのようにこのきっぷを使おうか」というのを思案していた。そこでふと思いついたのが「夜行バスで出発し、翌日17日に一日かけて戻ってくる」という0泊2日の弾丸プラン。ただ持っているきっぷが「西日本版」ということなので、夜行バスで向かうとすれば北陸か山陰、山陽。

土曜の夜発車のバスは空席の便もあれば満席の便もあるといった感じだが、その中で選んだのは大阪駅発広島駅行きの「山陽ドリーム」。乗る当日の昼間の予約にも関わらず窓側に空席があったのでこれを確保する。

Dscn3545 さて時刻は23時を回ったところ。大阪駅は梅田かいわいで遊んだ人たちでごった返している。その雑踏の中に響き渡るストリートミュージシャンの歌声にしばし足を止める。

Dscn3553 こういう路上ライブって結構面白かったりするし、私もこれまでにCDをその場で購入したことが何回かある。ただそれが時間を置いて聴いてみるとどうかと問われれば「うーん」とうなってしまうこともある。中には「そんなメロディーだったっけ?」という曲も。やはり半分酔った状態で通りすがりに音楽を聴くというのはよろしくないのかもしれない。

Dscn3554 さて、桜橋口から23時40分に出発する広島駅行きに乗車。1-2列シートの2列側の席だったが隣の席の主は現われず。大阪駅を出ると次はアストラムラインの中筋駅まで客扱いがないため、結局2席を貸し切ってゆったりと行けることに。

夜行バスとか座席夜行いう乗り物、毎度のことながら眠ったのか眠っていないのか曖昧な感覚である。そういえば学生の頃は周遊券を使って北海道や九州の島内の座席夜行を使って移動していても次の日に全く残ることはなかったが、やはりアラウンド・フォーティーともなればしんどいかな。知らない間に寄る年波??

それでも途中確実に意識が飛んでいたところもあるし、おそらく小谷SAだかで1時間くらいは停車して途中で目覚めた後また眠ったようである。いつしか広島インターを降りて国道54号線で中筋駅到着のアナウンスを聞く。まだ夜は明けていない。

5時50分、定刻より5分早く紙屋町の広島バスセンターに到着。広島駅まで乗車券を買っていたがここで下車する。大阪はまだ夏日を記録する日が続くが、さすがに早朝となるとひんやりしている。「ひんやり」この言葉を使うのも久しぶりのような気がする。季節は確実に初秋だなと思う。

Dscn3558 やはり広島に来たからにはここを訪れないわけにはいかない。

Dscn3561 こういう早朝の、夜が明けるかというタイミングで見るのはこれまでほとんどなかったが、観光客もほとんどいない静かな光景を見るのもよろしい。

Dscn3564 そして市内電車の線路を挟んでのこちら、旧広島市民球場。残念ながら場内も完全に閉鎖となり、後は取り壊しを待つばかり。この跡地の利用をどうするのか、まだ具体的には決まっていないようだ。

Dscn3567 気になるのが線路横にあるカープの優勝と日本一の年度が彫られているモニュメント。日本一は1984年、そして優勝は1991年で停まっている。次に優勝、日本一になったらこの下に年度が刻み込まれるのだろうが、それももう20年近く停まっている。今年も結局下馬評通りの5位に終わったカープ、私も「来年こそは」という思いがないわけではないので大幅な戦力補強などでせめてCS争いには加わってほしいものだ(まあ、それは我らがオリックス・バファローズにも言えることかもしれないが)。

空気が澄んだ感じで気持ちよさそうなので、市内電車には乗らずにそのまま広島駅まで歩く。駅そばで朝食とした後、これから一日かけて尼崎まで戻るための鉄道旅行を始める・・・。(続く)

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さてと。

2010年10月16日 | ブログ

鉄道の日記念・西日本一日乗り放題きっぷ。

先週はこれで鳥取まで行き、帰りは大阪までの特急「はまかぜ2号」に乗車。

このきっぷは明日17日までが有効期間であるが、実はもう一枚購入していた。

それを消化するのにどこに行こうかと思案していたのだが、思いついたのが今夜関西を夜行バスで出発して、明日の朝、そのスポットから一日かけて折り返すというもの。

先週が連休だったからか今週はまだ夜行バスにも空席があったようで、あれこれ検索した後、とあるところを行先にしてコースを決めた。今日は仕事であったが夕食は一旦帰宅してじっくりととり、ゆるゆると出発することに。

・・・・さて、その行先というのはどこだろうか・・・?

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集団を束ねるということ

2010年10月15日 | ブログ

今年も世界でさまざまな出来事があり、「あれ?これって今年の出来事だったかな??」と思うニュースも多い中で、このところの一番の話題といえばチリの鉱山落盤事故。

2ヶ月以上閉じ込められた形となったが驚くほどのスピード作業で無事に33人が救出されたのは何はともあれよかったことだと思う。

この過酷な条件、精神面や衛生面でさまざまな悲劇も予想されたことだが、比較的健康状態もよく、大きな障害が残ることもなく元気な姿だったのは驚きであった。

その中で注目されているのが、救出を地下で待つ作業員たちを束ねたリーダーの存在。鉱山作業のベテランで、「この人なら」ということで作業員も混乱することなくまとまっていたという。

個人的な感想として、これが例えば2~3人とか数人のグループならどうだったか。逆に100人以上のもっと大所帯だったらどうだったかと思う。数人しかいなければ心細くてすぐにダウンしてしまいそうだし、大所帯ならば規律を維持するのが難しく、あるいは派閥のようなものができたりして早くに共倒れになったかもしれない。

その点では、30人程度というのが一つのグループとして、一人のリーダーが維持するのに手ごろな人数だったのかなと思う。そういえば、学校の1クラスだって30~40人規模。

まあ一躍時の人となった彼らについてはこれからさまざまな観点で分析がなされるだろうし、「リーダーシップ」とか「集団生活」とか「危機管理」といった観点からいろんな人がいろんなことを書いて新書や文庫で並ぶんだろうなと思う。チリの人だったからまとまったけど他の国だったらどうだったかという観点もある。

ともあれ、もうしばらくはこの賑わいは続きそうである。残念ながら鉱山は閉鎖となるそうで彼らを含め大勢の人たちが職を失うことになるようだが、これからどうなるのかな?

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特急「はまかぜ」にお別れ乗車

2010年10月14日 | 旅行記E・関西

10月14日は「鉄道の日」。ネットやブログのあちこちでも鉄道に関する書き込みがある。もっとも今日は平日ということで、鉄道に関するイベントはこの週末にあれこれ行われる模様。

さて、私の記事は10月11日のことに戻る。

前日は鳥取のハタハタに「居酒屋駅弁」でいい心持になったものだが、11日も朝5時起床。せっかく感じのいいホテルだったのに朝風呂もなく朝食も取れずに出なければならないのは残念である。

Dscn3465 鳥取駅のみどりの窓口が開いた5時45分に改札を通る。と、すでにホーム上には30人ほどの人たちが。見るからに「その筋」「腕に覚えあり」という顔つきの連中。私のほうを見て「ゼイロクが何しに来やがったんだ」といわんばかりの表情を見せる人も。そこにノコノコと上がっていった形になり恐縮である。

Dscn3466 これから乗車するのが鳥取発大阪行きの特急「はまかぜ2号」である。11月6日限りで現在の国鉄型車両で40年近く走り続けたキハ181系も定期列車の運用から外れる。その「お別れ乗車」ということで訪れる人が結構いるものだ。私もあえて、鳥取から大阪まで1往復(その他の便は香住、浜坂まで)走るその上りを選んでの乗車とする。指定席も海を望むD席を選んで事前に購入しておいた。

Dscn3469 倉吉方面から入線してきた「はまかぜ」にカメラが向かう。

Dscn3474 先頭部を撮影したのちは側面、方向幕、そして車内と撮影して回るのがそれぞれ共通の行動様式。

Dscn3472 ただどうだろう、私の指定された車両に乗り込んだのは私を含めて4人。いずれも「その筋」の方たちである。鳥取を早朝に出る便だからか、あるいはまだ1ヶ月あまりあるから訪れる人が少ないのか、ガラガラである。通常日ならこの程度の乗車率ということかな。

Dscn3475 むしろ賑わっていたのは2号車のグリーン車。こちらのほうが希少価値ある存在だからということか、ブログなど見ていてもグリーン車体験の記事が結構あり、それだけ記念乗車ということで人気なのだろう。

Dscn3482 6時01分、エンジン音を高らかに響かせて発車。外は前日夕方からの雨雲がまだ残るといった感じで、明るくなりつつもややどんよりした感じである。早朝の気だるさも残っているようだ。日本海も静かな様子。

Dscn3484 岩美、浜坂と停車するが乗客はほとんどない。「残り1ヶ月を切って大勢の人が押しかけるのではないか」ということを危惧?していたのだが却って拍子抜けである。まあ、普段の姿はこんなもんだろうと納得する。

鳥取から兵庫県に入り、山間を抜ける。ホームが進行右側から左側に移った餘部駅を通過。そして、架け替えられて間もない餘部橋梁を渡る。

Dscn3487 しばらく左側に旧橋梁の線路が見え、そしてこれまで何度も眺めた橋梁からの車窓が飛び込んでくる。

Dscn3490 これで初めて新橋梁を渡ったことになるが、その感想というのは・・・。確かに「ガタンゴトン」というレールの継ぎ目の音がなく「ガーッ」という感じであっとう間に駆け抜けたのだが、車窓の景色が変わるわけでもなく、まあこんなものかな、新旧の違いはさほど感じないなといったところである。ただこれは乗っている感想であり、またの機会に餘部駅で降りて橋梁を見上げればまた違った感想が出るのかなという気もする。

Dscn3499 香住では自由席にそれなりの乗車があったようだが、それほど驚くほどのことはない。城崎温泉や豊岡からも乗車があったが、こちらの指定席には数人が来た程度。通常期ならそんなもんだろうか、これなら新型特急の基本運用となる3両でも十分なのかなと思う。ただこれがカニのシーズンとなれば話は別で、指定席は旅行プランを中心としたツアー客で秒殺で完売、当日は通路まですし詰めになるというのだからわからないものだ。

Dscn3502 八鹿で対向列車行き違いのため4分停車。と、ここが男の見せ所、もとい、ここが写真の撮り所ということで結構な数の人が先頭部に集まってくる。中には跨線橋を駆け上がって反対ホームに走る人も。

Dscn3500 鳥取駅ではまだ夜が完全に明けていなかったこともあるし高架ホームでもあるしということで、ここで初めて「野外」での撮影となる。

Dscn3507 和田山から播但線に入る。生野越えという区間もあり、単線区間ながら強力なエンジン音を立てて爆走していく。こういう山越えの区間、そして播磨平野の入口にさしかかる寺前付近では沿線のそこかしこにカメラを構える人の姿を見かけるようになる。線路際の結構危ないところ、そこはどう見ても他人の私有地ではないかというところに侵入して三脚を立てるなど、まさにゲリラが要人を狙うかのような出で立ちである。間違っても列車が通り過ぎる瞬間にこういう人たちの前をボーッと横切ろうものなら、その場で簀巻きにされて市川を流されて翌朝に播磨灘に浮かんでいることだろう。怖い怖い。

寺前を過ぎて平野に出るとそういうギャラリーの姿が増えてきた。気動車のエンジン音も軽やかになってきた。

Dscn3514 姫路に到着。ここで結構下車がある。ここからは新快速・快速も走る区間であり、わざわざ乗ってくる人はいない。車内もまたガラガラになった。ここで方向転換する。なるほど、私のいるD席は日本海側でもあるし、方向を転換したら今度は明石海峡に須磨の海が見える側になる。

今度は架線の下を、新快速などに交じる形で快走する。結構いい感じである。姫路から大阪への移動は新快速であるが、いつも混雑しているのが難点である。それが特急料金を別払いしているとはいえ、ゆったりと腰掛けて、座席でモバイルパソコンを広げながら移動できるというのは面白い。

山陽線に入り、沿線のギャラリーも増えてきた。光線の関係からか、西から東に向かう列車はいい感じで撮影できるのだろう。直線区間も多く、ほとんどの駅のホームの先端には必ずといっていいほど撮影者の姿を見る。

Dscn3519_2Dscn3520 明石を過ぎて須磨の海に出る。「はまかぜ」、播磨と但馬の二つの海それぞれの風を感じさせるいい名前だなと思う。

神戸では端と端同士ではあるが、大阪を出た「はまかぜ1号」とすれ違う。これがもう少しずれていたら線路上ですれ違うシーンが見られるのだろうが、これはこれで印象的な光景である。

東海道線に入った最終区間、結局私のいる車両は鳥取から乗ってきた4人が最後まで残る格好になった。4時間半の乗車、それぞれお疲れ様である。また各駅のホーム先端に陣取る人の数もますます増えているようで、こちらもお疲れ様である。

Dscn3530 10時25分、大阪駅の10番ホームに到着。ここもギャラリーが多く、しばらく停車する時間は格好の撮影タイムとなる。私もホームを移して反対からの角度で撮ってみる。

Dscn3543 結局、向日町まで行くのかな、回送されていくその後姿を見届ける。「はまかぜ」、乗車したのは実はこれまで2回だけでそんなに「なじみ」というわけではないが、何だかこれで鉄道のまた1ページがめくられようとしているのかなと思うと感慨深いものがある。まあ今回の乗車で少し早いがお別れということにしよう。

Dscn3468 さて、最終日はどんな光景になるのだろうか。大阪駅を初めとして沿線各地は殺伐としたことになるだろう。試しに「みどりの券売機」で11月6日の空席状況を見てみたが、最終便は既に完売、その前も残席わずかというところである。ネットオークションでも特急券が高値で取引されているようだ。怖い怖い・・・・。

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鳥取のハタハタと「居酒屋弁当」

2010年10月12日 | 旅行記F・中国

Dscn3458 10日の夜は鳥取に宿泊。選んだのは駅前の大丸横にある鳥取グリーンホテルモリス。

Dscn3450 最近リニューアルオープンしたということだが、部屋も広いし大浴場(鳥取駅前ながら温泉ではないが)もある。インテリアもいい感じだし宿泊料もシングルで5000円台とお得。せっかくの宿泊であるが翌朝は6時の列車に乗らなければならないかと思うと少しもったいないかな。

さて、鳥取の夜の味覚を味わおう。鳥取の味といえば王道はやはり松葉ガニであるが、残念ながらそれは11月7日以降解禁(言うなればカニの解禁に合わせて特急「はまかぜ」の車両も入れ替わるわけで)のことで、この時期はどうだろうか。

Dscn3457 そんな思いを抱きつつ、観光客でも地元の客でも気軽に入れそうな駅前の居酒屋「鳥取だいぜん」に入る。10月のこの時期の旬は水イカ(アオリイカ)、もさえびという。いいのだろうがなぜか手を出さず。

Dscn3453 その中で「おっ」と思ったのが、ハタハタ。ハタハタ=秋田県というのが一般的なイメージで、私もそう思っていたのだが、カウンターの張り紙によればここ鳥取県というのは国内1、2位を争うほどのハタハタの水揚げがあるという。

Dscn3455 県では「はた坊」(どっかで聞いたことある名前やな)というキャラクターもつくってPRに努めている。丸干しを焼いたのが3尾で420円だったが、秋田のものに比べて小ぶりには見えるが脂がほどよく乗っており、酒の肴としてよく合うなと思った。よほどお代わりでもう一皿注文しようと思ったことである。

さて、「だいぜん」も鳥取の地魚、地酒をきちんと扱っていてなかなかよかった店であるが、この日はそこそこにして引き上げる。というのが、ホテルの部屋での「二次会」が楽しみなため。コンビニで改めて地酒「瑞泉」や「日置桜」など買い求めて部屋に戻る。

その「二次会」は駅弁である。鳥取の駅弁といえば、鉄道紀行作家・西村健太郎氏もこだわりを持っている「元祖かに寿し」が有名であるが(ちなみに個人的にはちらし寿司はあまり好きではありません)、この日手元にあるのは「とっとりの居酒屋」という駅弁。

これは駅弁に関する書籍である金谷俊一郎著「駅弁と歴史を楽しむ旅」でその存在を知ったのだが、今回鳥取を訪れるにあたりぜひとも買い求めたいと思った駅弁。ただ数量限定とのことで、昨今の鉄道ブームとやらでこの手の駅弁が秒殺で売切れてしまう可能性が高いと踏んで、前日に販売元にネット予約をしておいたもの。この日因美線から鳥取に到着した時に受け取り、夜まで取っておいたものである。

その「とっとりの居酒屋」、一つの箱で鳥取の味覚をまるごと味わってもらおうという趣向である。そこに詰められたメニューとは・・・。

Dscn3460 1.あご寿し、2.いか寿し、3.あご竹輪、4.とうふ竹輪、5.あごの梅紫蘇巻フライ、6.するめの杯、7.あご竹輪の金平、8.とうふ竹輪の酢味噌和え、9.イカの子の煮付け、10.長芋の天ぷら、11.大根なますカニ爪添え、12.あまさぎの南蛮漬け、13.するめの麹漬け、14.甘酢ラッキョウ・・・・。

Dscn3464 これをちびりちびり味わうのだが、これはビールより酒が似合うところ。そしてその酒を入れるのが、メニューの一つである「するめの杯」。するめで杯をつくり、これに酒を入れて飲む。よく、駅で地酒を購入するにあたり、ワンカップならそのまま飲めるが、300mlのビンとなると杯がいる。キオスクによってはプラスチックのおちょこをつけてくれるところもあるが、こういうイカで杯というのもしゃれている。いや、イカで杯がつくれるんやと感心する。

Dscn3461 その杯を味わうが、飲む中にするめのほんのりした香りが一緒に吸い込まれる。木の枡や笹竹の杯などで木の香りがすることがあるが、イカでも同じような心持になる。それが少しずつ軟らかくなり(ちょうど300mlを飲み干すとそろそろ形が崩れてきた)、後は杯を肴にしてもう一杯という趣向だ。ははは、これはよろしいなあ。

もちろんあご料理やとうふ竹輪など、おかずはほとんどが地酒にぴったりなもの。駅弁ということで列車で味わうのが筋だろうが、ここまで来ると一つところに腰掛けてじっくりやりたい。さすがに寿司のごはんは残したが、平らげるのに1時間近くかかった。それだけじっくり楽しめたということだが、これは鳥取駅の、いや国内の駅弁の上位に推したいところである。駅弁大会とかでも買えないかなあ。

いや、駅弁といわずとも、この「するめの杯」だけでも単品で売ってくれれば間違いなく酒飲みにはうけると思うのだが。新しい鳥取みやげにどうだろうか?

さて鳥取の味覚ですっかり気持ちよくなり、また翌日は6時の列車に乗るためにまた早起きである。やや短く感じた鳥取での一時であるが、またいつの日か訪れるのを楽しみに・・・・。(続く)

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鳥取砂丘へ

2010年10月11日 | 旅行記F・中国

さて昼下がりの鳥取駅。その気になれば「鉄道の日記念きっぷ」のメリットを生かしてさらに先に進むこともできるのだが、せっかくなので鳥取砂丘に行くことにした。鳥取砂丘、以前に2回訪れたことがあるがそれも10数年前のこと。確かその時は天気もあまりよろしくなく、砂にも水が含まれていて何だか普通の砂浜を歩いているような感じがしたものだ。

鳥取駅からバスに乗車。外国人の観光客も含めて結構乗車する。やはり鳥取を代表する観光スポットである。20分ほどで到着。

Dscn3414 まず訪れたのが4年前にオープンした「砂の美術館」。砂を素材とした彫刻美術館はここだけである。面白いのが、素材が砂ということでいずれは崩れてしまうために作品の公開が「期間限定」ということ。これまでにイタリア、アジア、オーストリアを題材とした展示が行われていた。

Dscn3404 私が訪れたのは第4期展示ということでテーマはアフリカ。アフリカの野生動物や鉱山開発などの作品があれこれ飾られ、訪れる人たちを感心させている。

Dscn3402 今年は南アフリカでサッカーのW杯もあったし、「国際生物多様性年」に当たるということでサバンナの野生動物も注目されているしということでのテーマ選定である。

Dscn3410 中にはこんな作品も。南アフリカの反アパルトヘイト運動にも取り組み、後に大統領にもなったネルソン・マンデラ氏。

Dscn3398 それにしても、こういう砂の像というのを造るにはとてつもない技術がいるのだろうなと思う。われわれが子どもの頃に公園の砂場で作った城などもすぐに壊れてしまい文字通り「砂上の楼閣」であったわけだが、解説によれば特別な材料があるわけでもなく、砂を水で固めただけのもので、木の型枠を組んだ中で砂を固めるだけのものとか。ただそういってしまえば簡単だがやるとなるとね・・・。

Dscn3396 その「やる」工程を見ることができる。砂の美術館の総合プロデューサーである茶圓勝彦氏による砂像の公開制作。先日から公開を始めたばかりということで、何やら足場を組んでおり、これでおおよその型を取るようだ。そして砂を固めた後に細部の彫刻に取り掛かるという。次はどのような作品ができあがるのだろうか。

Dscn3416 さてここからリフトで砂丘にやってくる。ちょうど砂の中に大勢の観光客が動くのが見て取れ、それは圧巻である。ちょうど観光用のラクダもやってきて、「砂漠」ムードを演出する。

Dscn3419 少し視線を左のほうにやると、こちらも日本離れしたような風景。

Dscn3420 砂が靴の中に入るのも構わず、砂丘に足を踏み入れる。中には裸足になって駆け回るカップルなどもいて賑やかだ。

Dscn3425 高さ40メートルあまりの「馬の背」に挑む。一気に駆け上がる競争をするグループもいるが、さて私はといえば、前の人の足跡を頼りに上るが結構沈んだりする。・・・これは私の体重のせいだろうか?こういうところなので何かに捕まるわけにいかず、自分の足を頼りにようやくよじ登る。情けない話だが少し息が上がる。

Dscn3430そして到達した「馬の背」。いや、これは絶景。

Dscn3435 ここで反対側の斜面を下り、海べりに出る。

Dscn3434 ここから振り返る景色もまたよろしい。「馬の背」の頂上に立つ人の列というのも独特の感じがする。

Dscn3441Dscn3447 ただここで雲が怪しく広がってくる。逆光の方向で斜面を見てみると、日本の鳥取ではない、どこか別な世界に居らされているような気持ちになって・・・。

Dscn3448 ・・・と思ううち、空からポツンと一滴。するとそれが呼び水となって雨が落ちてきた。だだっ広い砂丘、どこにも逃げ場はない。蜘蛛の子を散らすように砂丘から次々と避難を始める人たち。これはいかん。折りたたみ傘を持っていたがそれも風のせいで役に立たない。結局そのまま砂丘会館まで避難した。身体は濡れるわ、靴の中に砂が入るわで結構大変な状態。砂を払い、バスまでの待ち時間を会館で過ごすことに。

砂丘では通り雨だったようでしばらくして止んだが、バスに乗り鳥取市街に戻ると一層激しい雨になった。雨の前の一瞬の砂丘の景色を見られたということでラッキーだったかもしれない。

さてこれから鳥取の夜となる・・・。(続く)

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鉄道の日記念・西日本1日乗り放題きっぷで行く因幡への道

2010年10月11日 | 旅行記F・中国

今年の秋も「鉄道の日記念」の乗り放題きっぷが発売された。全国版は3回分有効であるが今年は3回を使いこなすだけの予定がないこともあり、1回分3000円で発売のJR西日本版を購入。

さて、10日~11日にかけてのおでかけは、以前にこのブログでも記事にしたキハ181使用の特急「はまかぜ」のお別れ乗車がメインである。その「はまかぜ」には11日朝に鳥取を出発する2号に乗ることにして、その前段、鳥取に前泊するためにこの乗り放題きっぷを使うことにする。

Dscn3367 10日の朝6時前、阪急から乗り継いでJR三ノ宮駅に現れる。ここで11月7日から置き換わる「はまかぜ」の新型車両のポスターを見る。来週の17日には神戸駅と姫路駅で見学会が行われるとか。山陰への新たな足である。私の旅行は鈍行利用が中心だけに、この新型に乗るのはいつのことになるだろうか。

Dscn3368 三ノ宮から各駅停車で西明石まで行き、姫路から山陽線の岡山行きに乗車する。この手のきっぷの発売時期には毎度のことながら座席がびっしりと埋まる。明け方は不安定だった空もここに来て明るくなり、秋の田の実りの中を駆け抜けていく。

Dscn3372 岡山到着。ここからは9時44分発、津山線を走る快速「ことぶき」に乗車する。キハ47を使用した快速で、こういう国鉄型車両が健在なのは頼もしい限りである。時間帯がよいせいか1ボックスに2~3人ほどの乗車率。小さな駅をエンジン音も高らかに通過していく。

途中、子どもたちがだんじりを曳く光景に出会う。ちょうど秋祭りの時期、運動会の時期である。過疎と少子化の影響で子どもがこうやって祭りに参加する光景も珍しくなったように思う。

ところで、秋の祭りで登場するのがだんじりに神輿であるが、地方によってだんじりを曳くところ、神輿を担ぐところがあるが、これは区別があるのだろうか。祭る神様によって違うとか、地域によって違うとか。私の勝手なイメージでは東が神輿で西がだんじりなのかなと思うが、どうなんだろうか。

Dscn3376 津山に到着。ここから11時35分発の智頭行きで因美線を行くが、時間があるので一度改札を出る。このところ因美線を「鉄道遺産の多い路線」としてPRする動きが強く、駅構内に掲示されたポスターによれば、来月にはまた「みまさかスローライフ列車」を走らせたり、「キハ58・28のさよなら運転」が行われるようだ。ただどうだろう、行ってみたい気持ちはあるが、昨今の鉄道ブームとやらでこの手のイベントとなると指定席は秒殺で完売、列車にも沿線にも人が群がり結構殺気だった雰囲気になるのは目に見えている。「スローライフ」どころではないような。

Dscn3378 本数が少ないローカル線=それだけ混雑するという図式から早めにホームに上がり、キハ120の数少ないボックス席を確保。座席もほとんど埋まった中で(その筋の人たちの占める割合が高い)出発。美作から因幡の国に向かう山越えである。

Dscn3379Dscn3387 美しい木造駅舎が残る区間、今回は途中下車することはできないがせめて車内からその様子を見る。映画「男はつらいよ」のロケでも使用された美作滝尾、地元の人によるものだろうか、花の手入れもされている知和といったところはなかなか風情がある。

Dscn3391 そして「秘境駅」としての風情を持つ美作河井ではどう見ても地元民に見えない客が5人ほどぞろぞろ降りていく。これも昨今の「秘境駅」ブームによるものだろうが、「5人も下車したら秘境でも何でもないやないか」と、やや矛盾めいたことを思ってしまう。「秘境駅」ということを広めたU氏の活動というのは功罪相半ばあると思うのだが・・・。

ゆっくりとしたスピードで国境の長いトンネルを抜け、因幡の国に入る。隣の那岐駅まで営業キロにして10キロを15分かけての走行である。以前に智頭方面からクルマで美作河井駅を訪れた際、県境を行く県道の悪路に悩まされたことがあるが、あのカーブのぐにゃぐにゃ道を行くことを思えば、ローカル線といえども鉄道のトンネルでスーッと抜けるのが心強く感じられる。

Dscn3394 智頭からは智頭急行の車両に乗り継いで13時40分、鳥取着。この日の鉄道乗車は、ここで終了である・・・。(続く)

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37歳になりました

2010年10月09日 | ブログ

3連休の初日は広い範囲で雨になったようで・・・。

当初の予定であれば午前中から、大阪城を起点に大阪市内の幕末・明治のスポットを回る「大阪ウォーク」というのに参加しようと思っていたのだが、イベント自体は雨天の中盛況だったようだが個人的には雨中のウォーキングというのもな・・・ということで見合わせ。結局は午前中は自宅でまったり、午後からは所用のため大阪市内に出かけ、夕方にはスーパー銭湯につかってのリフレッシュという過ごし方。

という本日10月9日は私の誕生日。まあ、誰かと甘い時間をまったりと過ごすというわけでもなくいつものごとく平穏に過ぎた土曜日になりそう。

昨年のこの日も記事に書いたと思うが、いよいよ「アラウンド・フォーティー」の域に近づいてきたということでそろそろ焦らないとね。ただ焦りと悟りの境地に近づきつつあるというのが正直なところで、いやいやそれではいかんなと思ってみたり、結構複雑なんですが・・・。

まあ、気持ちを新たに充実した日々を送れればということで・・・・。

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