まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

交流戦はどうなるのか

2016年05月29日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
昨日今日とすっきりしない天気の中で、昨日は3本塁打で連敗脱出、夜の花火も見事だったようだ。

で、本日の試合はと・・・途中チェックした中では4番モレル、7番ブランコにタイムリーが出て(この組み合わせでは初めてではないかな?)、T-岡田の一発で勝ち越し。打つべき人が打つようになり、これはいい兆しだ。

ところが、先ほど欠課を見ると逆転負け。ライオンズ中村が3ラン。で、打たれたのは・・・やはりこいつか佐藤達。またやらかしたんかお前。それも四球連発の後で被弾って。

まあ、もし生で一塁側で観戦していたら、考えられるだけの罵声を飛ばして、係員からつまみ出されたかもしれない。

でも今日は、もう怒りませんよ(笑)

さて火曜日からは交流戦。このままだと福良監督が大正の地を踏むことになるが、どこぞの都知事よりはましかと思うことにする。監督の采配、選手起用も「第三者による厳しい精査」を誰かがしたんでしょう。なら、交流戦で大勝ちするよう頑張ってほしい。監督代行になったのが昨年のちょうど今ごろだったから、これから2年目だと思って。

まずはこのところ不調のジャイアンツ戦だが、これに簡単に負けて息を吹き返させることのないように。西、松葉、金子で行くのかな。

今季は大正でのベイスターズ戦、そして広島遠征となるカープ戦を観戦予定・・・。
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伊勢志摩サミットとオバマ大統領広島訪問

2016年05月27日 | ブログ
昨日、今日と賢島で行われた伊勢志摩サミット。昨日は天候不純のため、中部国際空港からのヘリコプター移動が取り止めとなり、急遽高速道路を封鎖しての自動車移動。それでも伊勢神宮参拝とか、松阪牛に伊勢海老、アワビを使った料理で、各国首脳も満足いただけた様子だとか。

ただ、肝心の会議の中身は・・・やはり昔のサミットと比べても強力なメッセージ性や、世界への影響というのはほとんどなかったのではと思う。中国の台頭、イスラム圏でのテロ勢力、難民問題などさまざまな課題について、必殺打を放つことができないのが今の世界の力関係なのだろう。

また日本の場合は、今回はオバマ大統領の広島訪問のほうに関心が向いていた。謝罪どうこう言われているが、一国の大統領としては立場が難しいだろう。それでも、多くの人が亡くなり、今も苦しむ人が大勢いる事実には目を向けてもらい、今謝罪するというよりは、これから核兵器をなくすことにもう一度先頭に立って取り組むということを示せばいいのかなと思っていた。ニュース速報で見る限りではその内容だったので、オバマ大統領としてはこれで良かったのだろう。まあ、外交の一環なので今ここで話をややこしくしないほうがいいのだろうが(次の大統領はどうするのかな)。

任期の最後のタイミングだったのだが、これでオバマという人の名前は、小浜市に止まらず日本の広い範囲である意味いい印象で歴史に残ることになったと思う。

私も来月広島に行く予定にしているが、久しぶりに原爆資料館に行こうと思う。

さてそんなサミット前後はさまざまな規制が敷かれるが、まあ大きな混乱もなく終わったな・・・というところで、羽田空港が閉鎖とな?

離陸しようとしていた大韓航空機から出火して乗客が緊急避難、そして滑走路閉鎖。これで多数の便が欠航。オバマ大統領の広島訪問に合わせて広島に移動しようとしていた広島の国会議員が足止めをくらって間に合わなかったとか。

もちろんサミットとは何の関係もない偶然のトラブルと思うが・・・タイミングと当事者が悪い。サミットの当日、そして韓国の航空機とは。ネット上では早速国ぐるみでの「テロ」として非難する声が上がっているが、さもありなんと思われるのが、今の日韓関係である。その時羽田に居合わせた人たちは、よりその思いが強いのではないだろうか。韓国側は「今回は違う」とでも言うのかな。

まあそれはさておき、サミットが終了すれば、次は消費税増税と衆参ダブル選挙をどうするのかが焦点なのだろう。何だか、他の懸案事項が忘れられて、議員の連中は衆参ダブルでなくともとりあえず参議院と、また選挙のバカ騒ぎしか考えなくなる・・・。

サミットの後は、宴の後のようでいて次の宴の始まり・・・?
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情けない。

2016年05月26日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
それ以上でも、それ以下でもない。

まあ、勝っても負けても、中洲で飲み歩くんでしょうから、選手の人たちは何とも思ってないでしょうな・・・。
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福良、生きて大正の地を踏めると思うなよ。

2016年05月25日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
確かに、プレーするのは選手であり、彼らも子どもではなく野球の技術を提供することで事業を成り立たせている一人の事業主である。

・・・だが、野球というのは管理職のいる団体競技ですよね。

ならば、何かあればまず現場の管理職が首を切られるんですよ。

福良、何が俺のオリックスや?思い上がるのもええ加減にせえや。所詮「名ばかり監督」のくせに。

しょーもない采配ばかりしやがって、二度と大正の地を踏めると思うなよ。
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第21番「神呪寺」~新西国三十三所めぐり・10(「西宮」の由来)

2016年05月24日 | 新西国三十三所
神呪寺の参詣を終えた後は、次の目的地まで歩くことにする。向かうのは廣田神社である。山門にバス停はあるのだが、この時間は1時間に1本しかなく、待ち時間も中途半端に長い。

交通量の多い車道を避けるように、森林公園の延長にあるような遊歩道がある。ここには四国八十八所の祠を見かける。甲山八十八所の一部で、弘法大師ゆかりの寺らしい光景が今も残されている。

遊歩道が終わり、車道に出る。ここからは住宅やマンションが建ち並ぶ。ここを下るのだが結構勾配がきつい。マンションはこの斜面を切り開くように建てられており、要塞のようにも見える。朝に地すべり資料館を見たのだが、この辺りの斜面は大丈夫だろうか。上層階からだと西宮の市街地や大阪方面の景色を望むことができる。スマホで徒歩経路の確認で地図を見ると、この辺りの地下を新幹線の新六甲トンネルが走っているのがわかる。

神呪寺から40分ほどの歩きでだいぶ高度が下がり、森が見えて来ると廣田神社に到着する。神功皇后の三韓征伐の帰りに、この地に荒魂を国土の鎮めとして祀ったのが最初だという。その時はこの辺りは海岸だったと言われている。

この日は西宮市をずっと回っているが、「西宮」という地名の由来は廣田神社とされている。西宮と言えば「えべっさん」ではないのか?と思う方もいるだろうが(私もそうだった)、歴史的には廣田神社が古く、神社の格としても高い。西宮戎神社はもともと廣田神社の摂社の一つである。昔は京の都から西国街道を通った西にある大事な宮ということで、「西の宮」と呼ばれた。また神功皇后ゆかりということで勝ち運、武運長久のご利益があるとされ、昔は源頼朝が領地を寄進したり、豊臣秀吉が社殿を改修したこともある。

そして今は・・・阪神タイガースが毎年必勝祈願に訪れることで知られている。同じ西宮に本拠地を持つ球団として、地元の由緒ある神社、勝ち運の神様となるとお参りすることになる。タイガースの必勝絵馬も多く飾られている。監督や選手が書いたものは見つからなかったが、熱心なファンの願い事が多く見られる。ちなみにこの日は甲子園で試合が行われており、タイガースはカープにサヨナラ勝ちだったのだが、もちろん私が廣田神社に手を合わせたからではない。ちなみにバファローズの必勝祈願は住吉大社だが、私個人は観戦当日は藤井寺の葛井寺にお参りしているが、ご利益のほどは・・・。

境内の一角にはご神水が湧いている。一口飲んでみると甘い味がする。六甲からの伏流水で、西宮が酒どころになった一因に水が良いからとされている。摂社には酒造りの神である松尾大社の祠もある。

さてここまで来れば、「えべっさん」の西宮神社にも参拝しておこう。今朝からずっと歩いてきたが、さすがに疲れてきたので神社前のバス停から阪神バスで移動する。西宮神社は阪神の西宮駅からほど近い。こちらは戎神社とともに開かれた町とあって、駅ビルも「エビスタ西宮」だし、えびすの名前をつけた店も結構ある。ここで飲むならヱビスビールかな。

朱塗りの表大門に着く。大阪で「えべっさん」は今宮戎神社だが、「えびす」を祀る神社の総本社は西宮である。一月の十日えびすでは多数の参拝者を呼ぶが、その中でもっとも有名な行事は10日の朝に行われる開門神事だろう。門が開くと一斉に大勢の人が走りだし、競走で福男を決めるというアレである。境内の南東にある表大門をスタートし、途中で二度曲がり角があって社殿まで着く。毎年朝の番組で生中継もされる。福男は自分に福が来るというだけではなく、周りの人に福をもたらすということで商店街への挨拶回りに引っ張りだこだという。

こういうところを走るんやなと思いながら参道を行く。私に走れと言われても全力疾走は無理だろうな・・・。

神呪寺、廣田神社、西宮神社と、西宮を代表する寺社を回ったところで(門戸厄神が抜けているとのツッコミあるかな?)、この日は終了とする。ヱビスビールで一杯・・・は置いといて、早く帰宅して相撲中継を観なくちゃ・・・・。
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第21番「神呪寺」~新西国三十三所めぐり・10(是大神呪、融通小判)

2016年05月23日 | 新西国三十三所
甲山森林公園を抜けると目指す神呪寺の山門に出る。ここの造りは変わっていて、山門と石段の間に甲山大師道が通っていて、信号もなくクルマの通行量が多い。何でまたこのような構造になったか。

神呪寺が創建されたのは、今からおよそ1200年前の831年とされている。当時の淳和天皇の妃であった眞井御前が空海の協力を得てこの地で3年の修行をして、その後に空海から剃髪を受けて如意尼と呼ばれるようになった。この方は如意輪観音を篤く信仰しており、神呪寺の本尊の如意輪観音像は、如意尼の姿を写して空海が刻んだとされている。大和の室生寺、河内長野の観心寺と合わせて日本三如意輪と称されているが、現在では「融通観音」として、家運繁栄・商売繁盛のご利益をもたらすとして多くの参詣者が訪れる。

その如意輪観音は普段は秘仏で、年に一度、5月18日のみ開帳されている。私が訪れたのは21日のことで合わなかったのだが、平日は仕事のこととて仕方がない(もっとも、5月18日は朝の6時から本堂を開けているそうだから、その気になれば早朝に拝むことはできる)。

その代わりと言ってはアレだが、毎月21日は月例の弘法大師の縁日例祭が開かれている。本堂横の大師堂で、1日3回護摩祈祷が行われることになっている。先の記事で「時間配分の関係で、先に甲山の頂上まで行き、その後にお参りしよう」としたのは、この護摩祈祷のタイミングを見計らってのことで、午後1時からのぶんを見てみようというものだった。ただ着いたのが思ったよりも早い11時20分頃で、ちょうど11時からのぶんの最中だった。大師堂の中では僧侶と檀信徒とおぼしき方々の読経が進んでいる。その間にも大師堂の上がり口のところで山伏姿の人がいて、杖でもって参詣者一人一人に「エイッ」と喝を入れている。私も本堂にお参りするより先に、こちらで「エイッ」と気合を入れてもらう。

その後で改めて本堂に行き、外陣で般若心経である。本尊は1200年前のものだが、寺そのものは以前は別のところにあったり、戦火で焼かれたりという歴史があり、現在のところに落ち着いたのは江戸時代とされている。

それにしても「神呪寺」。字面だけ見れば「神の呪い」と読んでしまうところだが、この「呪」は「呪い」ではなく、「真言」の意味。うーん、余計にわからないか。「呪い」よりは「呪文」としたほうがイメージとしてはわかりやすそうだ。仏を祈る言葉で、サンスクリットをそのまま音訳したものである。「神呪」は、般若心経の一節に「是大神呪 是大明呪・・・」というのがあり、「偉大なる真言」というような訳がつけられている。「甲山」「神の山」の昔の音がそこに混ざり合って寺名になったとされている。

神呪寺も他の寺院と同じようにさまざまなお守りやお札があるが、その中でよく知られているのが「融通小判」。融通観音が描かれた小判で、それこそ「融通を受ける」というご利益があるのだとか。普段、札所に参詣してもお守りやお札を求めること、あるいはおみくじを引くということはほとんどないのだが、この日は迷いなく「融通小判」に手を出していた。小判に目がくらんだと言ってしまえばそれまでだが、おカネにとどまらず広い意味での「融通」というのを得られるよう、自分の普段の行いも心がけたいものである。

境内に休憩スペースがあり、ここからは先ほど森林公園から見たのと同じように大阪平野の景色を望むことができる。こうした感じで大阪平野を見るのは初めてで、新鮮な感じがする。ここまで歩いて来た甲斐があった。

・・・と言ったところで、この景色を眺めながら、次の参詣先を決めるくじ引きとサイコロである。

1.大津(立木山寺)

2.比叡山(横川中堂)

3.阪急宝塚線(萩の寺、満願寺)

4.赤穂(花岳寺)

5.龍野太子(斑鳩寺)

6.神戸須磨(能福寺、須磨寺、太山寺)

今度は前の二つが滋賀県、残り四つが兵庫県(萩の寺は大阪府だが)という、また極端な選択肢となった。それにしても兵庫県の引きが強い。くじ引きはスマホのアプリなのだが、何度も同じ選択肢が出ているイメージがある。

そしてサイコロが出たのは・・・「6」。神戸須磨である。ここで出たか・・・これは遅くとも6月中、そしてできれば特定の日に行きたいところだ。その理由は、またその時に・・・。

ここまで来れば、もう次の護摩祈祷は別にいいかなとなったが、せっかくなので甲山の頂上に行くことにする。境内を抜けると裏手に鳥居があり、甲山大明神の祠がある。その奥が軽登山道となっている。寺が標高およそ200mで、甲山の頂上は309mあるという。ジグザグして道幅は狭いが、階段やら石畳やらで道は整備されている。

寺から10分ほど上って頂上に到着。三角点にはいつの頃からか石が三角錐状に積み上げられている。ちょっとした広場になっていて、周りを囲むようにベンチが置かれているが、木で囲まれているので周りを望むことはできない。ここで軽めの昼食とする。

神呪寺の参詣と甲山登頂ということで、この日の主な目的は終了。まだ12時半でこの後どうするかだが、せっかく西宮に来たのだからと、「西宮」の由来となったスポットに行くことにする・・・・。
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第21番「神呪寺」~新西国三十三所めぐり・10(甲山を目指すウォーキング)

2016年05月22日 | 新西国三十三所
今回参詣することになった「神呪寺(かんのうじ)」は、西宮にある。西宮のシンボルとも言える甲山の中腹にあるが、地元では「神呪寺」というよりは、弘法大師も祀ることから「甲山大師」という名で親しまれている。西宮というところも、阪神間の移動で何度となく通っているが、こうしたところを回ったことがない。甲山と聞いて連想するのは、知的障害児の養護施設が舞台となった「甲山事件」という冤罪事件。地図によればその施設は神呪寺から少し西のところにあったが、現在は閉鎖されて後は病院になっている。

その甲山を目指すわけだが、新西国霊場や神呪寺のサイトなどを見ると、阪神の西宮からバスが出ている。また鉄道の最寄駅となると阪急甲陽線の終点・甲陽園から歩いて30分のアクセスである。このところ、札所めぐりがウォーキングの一部になっているので、それなら甲陽園から行くことにしようか。

ただ、周辺スポットを検索すると、神呪寺に隣接して甲山森林公園というのがあり、地元の人たちのウォーキングの場として親しまれているという。また、公園の東には「地すべり資料館」なるものもある。これを絡めるとなると、甲陽園からではなく、歩く距離が長くなるが阪急今津線の仁川から行くのが便利となる。仁川も下車したことがないし、こちらから行くことにしよう。戻りは甲陽園方面に出るということで、「循環ルート」となる。

ということで、阪急梅田に現れる。まずは特急で西宮北口を目指すが、乗る列車には、マルーン一色の阪急にあって珍しいイラストが施されている。「爽風(kaze)」と呼ばれるもので、イラストを手掛けたのは神戸市出身のわたせせいぞうさん。

おしゃれで透明感のある画風で知られているが、阪急のカラーによく似合っているように思う。沿線のスポットを背景としたラブストーリーを想像させる。

西宮北口で下車して、今度は今津線に乗り継ぐ。こちらは少し前に映画にもなった有川浩さんの小説『阪急電車』の舞台である。わたせせいぞうがラブストーリーなら、こちらは普段着のお話。3駅で仁川に到着する。

ここからウォーキングだが、まずは駅からすぐのところを流れるその名も仁川沿いに歩く。右岸と左岸でそれぞれ一方通行の道である。閑静な住宅街といった趣で、広い敷地の邸宅、個性的な一戸建てが並び、高級車も停まっている。ただ中には2階建ての賃貸アパートも点在しており、これなどは家を継ぐ人がいなくなったのか、家を手放して土地を貸すようにしたのか、そういう面があるのかもしれない。

正面にこんもりと見えるのが甲山である。甲山の名前の由来は、見た目が甲(兜)のように見えるからとも、その昔神功皇后が国家守護を願ってこの山に甲冑や宝飾品を埋めたからだとも言われている。

駅から20分ほど歩くと仁川の幅も狭くなる。渓谷らしいスポットもあるが、どこか作り物のようにも見える。ここから階段を上がったところにあるのが「地すべり資料館」。

資料館の前には「やすらかに」と書かれた碑があり、裏面には「1995年1月17日 阪神大震災地すべり犠牲者の碑 仁川百合野町26名 仁川町六丁目8名」とある。阪神・淡路大震災というと、阪神高速や三宮のビルの倒壊、そして大規模な火災というのが今でも映像で流れることがあるが、地すべりの被害というのもあった。地震での地すべりというと、先月起きた熊本地震の、南阿蘇村の被害が思い起こされる。

この資料館は、その後復旧工事が行われた仁川百合野地区の斜面の動向の監視と、土砂災害について学習できる場として開かれたものである。土砂災害のメカニズムについても触れられている。日本全国で土砂災害の危険個所に指定されているのは53万ヶ所にも及ぶという。よほどの平地でない限りは、土砂災害のリスクというのは常にどこかに潜んでいるものだろう。また近年はゲリラ豪雨など、一度の雨量が増えているため、がけ崩れや土石流の回数や被害も増えているように思う。思い出されるのは一昨年の8月に広島で起きた豪雨災害である。この仁川近辺も山の斜面に住宅が並んでいるが、いざという時に大丈夫なのかなと思う。

資料館から甲山森林公園に続く道がある。ちょうど関西学院大学のキャンパスが近く、沿道には関学の部活動のグラウンドやコートもある。また森林公園自体もトレーニングに適しているのか、ランニングする学生の姿も見える。また学生だけではなく、地元の人、あるいは近隣からウォーキングに来る人も。道幅も広いがクルマは入れないし、ところどころには軽登山道もある。

その軽登山道の途中、甲山を望むポイントがある。この左手にある建物が神呪寺である。時折鐘の音が響いてくる。こうして見ると、甲山が信仰の対象で、神呪寺はその拝殿のように見えてくる。

しばらく歩くと展望台に出る。こちらからは西宮から大阪方面を望むことができる。晴れているがもやっていてそこまでは見えなかったが、空気が澄んでいれば大阪平野を通り越して生駒山も見えるという。夜景を見に来るのもいいかもしれない。

森林公園の中心に出る。公園と言うことでちょうど甲山を仰ぎ見るように噴水や彫刻が配置されている。ここの木陰で食事したり、ベンチでくつろぐ人の姿が多い。

来る前の計画では、時間配分の関係で先に甲山の頂上まで行き、その後で神呪寺にお参りしようとしていた。ただ、公園から市道に出て歩くと、神呪寺の山門に出てきた。甲山の頂上にはここからだと寺の境内を抜けて裏手の山道を行くのが近道ということで、それならばお参りも先に済ませることにする・・・。
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金子100勝! T-岡田2本塁打!・・・それでも明日は阪神偏向報道

2016年05月20日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
先に記事にした相撲では、白鵬が稀勢の里に勝利。これで稀勢の里の今場所での優勝、綱取りはほぼ絶望的になった。これで気持ちが切れ、今後もう綱取りどころか、優勝できないままに引退するのだろう。

それはさておき、夜の試合ではバファローズの金子が通算100勝を達成。まずはおめでとうございます。T-岡田の2本塁打も花を添える形になった。エースと生え抜き主砲の活躍とは、この試合をナマで観戦できた人がうらやましい。

金子といえば、大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブが合併してオリックス・バファローズとなった直後のドラフトでの1位入団。いわば、今の球団の1期生である。最多勝2回という実績がある割には、100勝まで結構時間がかかったと思う。そこは故障も多く、肝心なところで打たれるイメージがあるので(私もこのブログで「ガラスのエース」とか「新潟か長野に帰ってBCリーグのマウンドで投げるのがちょうどいい」などと、散々にボロカス書いたことも何度か)、それを乗り越えての100勝ということで称賛する。ボロカスに書いたことは謝ります・・・。

近鉄、阪急、ブルーウェーブそれぞれにエースはいたが、オリックス・バファローズということならばエースは金子である。100勝は通過点として、これからペナントレースはまだまだ続くので、さらなる勝ち星を積み上げてほしい。

・・・これは全くの余談として、CS中継で解説していたのは村上隆行さん。でも、翌日土曜日の朝は、朝日放送の番組で阪神タイガース万歳のスポーツコーナーのコメンテーターとして、前日の大正ドームについては一切語らず(語れず??)、後でVTRで観た阪神対カープ戦について熱く語るのだろう(語らされるのだろう)。阪神キ○ガイで、公共の電波を使って朝から六甲おろしをがなりたてる朝日放送には何を言っても仕方ないが、村上さん、それでええのかな? 良心がひとかけらでもあるのなら、ご自身の独断で明日は金子イチオシで取り上げてほしい・・・・。
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伊勢志摩サミットであべのハルカスの近鉄百貨店臨時休業

2016年05月19日 | ブログ
いよいよ来週開催の伊勢志摩サミット。ニュースではサミットそのものよりも、オバマ大統領の広島訪問とか、サミット後にも表明されるという消費税増税か見送りかというのに話題が集まっているように思う。

で、そのサミットが行われる賢島であるが、当初は首脳たちは近鉄特急に乗ってくるのかな?伊勢神宮に参拝するのかな?・・・などとのんびりしたことを想像していたが、実際は専用ヘリ?で直接乗り込むそうだ。逆に、近鉄が鵜方~賢島間が1週間運休になってしまうし、バスや定期航路も運休。

そのうえでびっくりなのが、サミット当日の26、27の両日は、あべのの近鉄百貨店が臨時休業するという。賢島から130キロ離れたところだが、あべのハルカスがテロの標的にならないようにというためか。もっとも、ニュース記事を見る限りでは、休むのは下層の百貨店だけで、ハルカスのオフィスは通常稼働、展望台も営業するようだ。まあ、こちらはセキュリティチェックがまだ効くが、不特定多数の人が出入りする百貨店は警備が追いつかないとか。ならば、より人出の多い梅田や難波はどうなのかと思う。

同じ近鉄でも、あべのからの南大阪線は賢島とは直接つながってないのだが・・・。まあ、近鉄がそう判断したのなら、仕方ないか(かくいう私は通勤で日々あべのを通ると言っても、百貨店の営業時間にかからないから別に支障があるわけではなく・・・)。

よく、「◯◯サミット開催で盛り上がる」「◯◯会議で多くの方が訪れる」という表現を目にするが、実際はどうなのだろうか。二昔まえなら本当に賑わっていたのだろうが、最近はテロ警戒警備でさまざまな規制が敷かれるほうが強いように思う。昨今の事情なら仕方ないか。また、順番に回って来るためにどうしてもやらなければならない。ともかく、サミットが無事に開催され、実のあるものになりますように。

東京、沖縄、洞爺湖、そして賢島。さて次の日本開催はどこで・・・・?
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稀勢の里、優勝と綱取りなるか

2016年05月18日 | ブログ
どうしてもいろんな野球に関心が行くところなのだが、今スポーツニュースで注目なのは大相撲である。夏場所は横綱白鵬と大関稀勢の里がともに11戦全勝で、もう優勝はこの二人に絞られた様子である。

ニュースによれば、今場所稀勢の里が白鵬を破り、14勝以上で優勝すれば、場所後の横綱昇進の話が出るとか。1場所だけの優勝では早いのではという声もあるが、明確な基準がなく、世論の声が大きければなれるものである。ムードが横綱を生み出すとでも言おうか。

鶴竜は優勝同点と優勝、そして日馬富士は2場所連続優勝だったのに比べれば甘いのかもしれない。でもまあ、後は本人の精進次第ではないのかなと思う。

その前に白鵬に勝てるのか。13日目に直接対戦の見込みだが、このところの白鵬は勝負のためならどんな手も使う。変化もすれば猫だましでも。それにあっさり引っ掛かってしまうのがこれまでの稀勢の里だったが、果たして心身充実が伝えられている今場所はどうか。注目である・・・。
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女子プロ野球を初観戦

2016年05月16日 | プロ野球(独立リーグほか)
オリックス・バファローズとのコラボデーとなった15日、バファローズの試合後に引き続いて女子プロ野球の試合を観戦する。多くはバファローズ、ホークスそれぞれのファンがその流れで残っている感じだが、新たに兵庫ディオーネや京都フローラのレプリカユニフォームの人たちの姿も見える。わざわざ、この女子の試合目当てで来ているから熱心なものである。

試合開始前、女子プロ野球のスーパーバイザーである太田幸司氏がグラウンドに出てPRを行う。おそらく多くの観客が、女子プロ野球の存在は知っていたり、何人かの選手の名前を聞いたことがあるとしても、(私を含めて)実際の試合を観たことはないというところだと思う。これを機にもっと注目してほしいとのPRである。

またフェンス際でカメラを構える人が多い。その先にあるのは、「神スイング」「神始球式」で最近注目のタレントの稲村亜美さん。あちこちの球場で始球式に登場しているのが記事になっているが、女子プロ野球の「神サポーター」というのも務めており、この日の登場となった。

さて試合前、ディオーネ、フローラの両選手が一人ずつアナウンスされる。この日アナウンスを担当したのは、バファローズのスタジアムDJの平野さん。まずは両チームがライン上に整列し、スタンドに一礼。

それでベンチに下がるのかなと思うと、今度はホームベースを中心に横一列に並ぶ。そして、「女子プロ野球の試合では、試合前の準備体操をスタンドの皆さんと一緒に行います。皆さんもどうぞご起立ください」と言う。何事かと思うと、女子プロ野球のリーグ歌の音楽に合わせて、リズミカルな体操が始まった。この展開には笑ってはいけないのだがつい笑ってしまった。それでも、スタンドとグラウンドが一体になろうという中での、華やかな女子ならではの演出として面白い(男が同じことをやったら引いてしまうだろうな)。

始球式では、稲村亜美さんが福知山成美高校の森若菜さんとともに登場。打者は、先ほどのバファローズ戦の始球式に登場した埼玉アストライアの川端、加藤の両選手。いずれも普通の始球式にはない速球を披露し、スタンドを大いに沸かす。

さて試合、ディオーネが今季4戦負けなしのエース・里、フローラが女子プロ野球発足時からの選手で「レジェンド」とも言われている小西美加。看板試合にふさわしい両エースの登板ということである。

先制はディオーネ。先頭の厚ヶ瀬が四球で出塁。盗塁とバントで一死三塁とする。続く大山は三振だが、4番の太田がきれいにセンター前に運び1点先制。太田は次の打席でも左中間を真っ二つに破る二塁打を放ち、長打力を見せつけた。「ブランコよりこの子を4番にしたほうがよう打つんとちゃうの?」という観客の話し声が聞こえる。

ディオーネは2回も中田がレフト線への見事な二塁打を放ち、2対0となる。

フローラも中盤から反撃に転じ、9番・金山がレフトに二塁打を放ち、続く1番の中村がフルスイングでライトの頭上を越す大きな当たり。三塁打となって1点を返す。この後一死一・三塁とするが里が粘って後続を断つ。試合としても2対1と面白くなってきた。

両チームにもちゃんと応援団がいて、口と笛、太鼓のシンプルなものだが熱い声援を送る。試合開始直後は8000人近くの観客がいたのだが、多くは最初少し見て「まあ、こんなものか」という感じで少しずつ席を立つ。いつしかナイターの照明が灯り、昼間は暑かったがここは神戸の山の中、少し肌寒くなってきたせいもあっただろう。まあ、せっかくここまで観たのだから引き続き最後まで観ることにしよう。

5回、フローラが一死二塁として、先ほど大きな三塁打を放った中村がまたもライトへのいい当たり。二塁打として2対2の同点。この後二死一・三塁から池山の強い当たりは三塁ライナー。何とか同点で止める。

フローラの小西美加もさすがはレジェンドで、立ち上がりに2点を失ったもののその後は得点を許さない。味方が同点においついた直後の5回裏はアウトをすべて三振で打ち取る。

そして7回。女子プロ野球のルールは7回制で、延長の場合は9回まで行うとなっている。やはり体力的なものがあるからだろうか。それでも里、小西の両エースは7回もマウンドに立ち、里はピンチを迎えるものの粘って抑え、小西は三者凡退に退ける。試合は延長戦に入る。昼の試合が何とも消化不良な試合だったせいで、後の女子の試合のほうが面白い内容になってきた。

8回表も里がマウンドに登る。先頭に四球を出し、京都は1点を取りに行くため二者連続で送りバントの作戦。二死三塁として続く岩見は三塁への強い当たり。だががっちりと抑えてアウト。

そして8回裏、こちらも続投の小西から先頭の三原がセンター前のヒット。続く大山は強攻でライトへの大きな当たり。無死二・三塁として「ブランコよりも4番はこの子」と言われていた太田を迎える。さすがにここはフローラも敬遠で満塁策を取り、次の寺部で勝負。

その寺部の当たりはライトへのフライ。これが犠牲フライとなって三原が生還。3対2、ディオーネがサヨナラ勝ちということになった。コラボ試合は大いに観客を沸かす接戦だったし、いい試合だった。

試合終了後は再び両チームの選手がホームベース前に整列し、最後まで残っていた観客への挨拶。選手代表として、完投勝利の里が前に出て挨拶する。「もっともっと女子プロ野球の試合に足を運んでほしい」「この中にも女の子がいると思うが、一人でも多く女子プロ野球を目指してほしい」ということだが、最後に「野球は、男子だけのスポーツではなく、女子だけのスポーツでもなく、『みんなの』スポーツです!」と言ったのが印象的だった。

そしてそれぞれのチームがベースライン上に分かれて、それぞれのスタンドに挨拶。・・・とここまではごく普通の光景だが、この後で「これから、勝利のダンスを披露します!」ということで、何と選手たちがチームの応援歌に合わせてノリのいいダンスを始める。これには再び笑ってしまった。BsGirlsとはまた違った手作り感のあるダンスで、これも女子プロ野球ならではだろう。選手たちも野球の練習以外にダンスの練習もしなければならないのだが、それも含めての「プロ」ということか。試合前の体操、試合後の勝利のダンスは、NPBや独立リーグでは絶対にありえない光景である。

試合全般の印象としては、そりゃ球速は最高で120キロそこそこと、男子のプロと比べればぐっと下がる。それでも100キロ台とのカーブとの緩急、駆け引きはちゃんとできている。また外野の守備は全体的に浅めなのだが、内野は定位置での守備。打者のスイングもしっかりしている。このところ競技人口が少しずつ増えているせいか、レベルも以前に比べれば上がってきているそうである。

試合後は選手たちも球場外に出て、グッズ購入者へのサイン会や前売りチケットの販売など熱心に行っていた。女子プロ野球は「地域活性化、地域貢献」をベースとする独立リーグとはまた違った位置づけであるが、これから応援していいと思う。女子の試合はそう毎週開催しているわけではないが、京都と兵庫(本拠地は淡路島だが)という、関西にたまたま二つのチームがあるのなら、日程が合えば今度は普段の公式戦も見てみたいと思う。何なら、「西国2巡目」「新西国」の札所めぐりと一緒に行くか・・・?
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観戦記~女子プロ野球とのコラボデーは・・・

2016年05月15日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
15日は神戸でのホークス戦。開幕から、とりあえずパ・リーグのチーム相手との試合は一巡しようと思っていた。つまり他の5球団とのそれぞれの対戦を観戦するものである。ここまでの観戦成績は、マリーンズとファイターズに勝ったものの、ライオンズ、イーグルスには負け。観戦成績が五分となったところで、ホークス戦である。

チケットは前売りで押さえていたのだが、この日は「女子プロ野球DAY」ということになった。女子プロ野球ができて今年で7年目になるが、今回は女子プロ野球のPRも兼ねて、初めてバファローズとコラボすることになったという。女子のチームは現在京都フローラ、兵庫ディオーネ、埼玉アストライアの3球団があり、いわゆる育成チームの位置づけとして東北レイアという球団がある。2チームが関西にあるということもあり(発足の時から京都対兵庫という構図がベースなのだが)実現したイベントである。この日は、バファローズ対ホークス戦の後で兵庫ディオーネ対京都フローラの公式戦が行われ、バファローズ戦終了後、そのまま無料で観戦できるという。これまで女子プロ野球を観戦したことがなかったので、どんなものか「お試し」で観戦するのには絶好の機会である。

やってきた神戸。ゲートのところにも女子プロ野球のPRがあるし、来場者プレゼントとして両チームの選手顔写真入りのボードが配られる。これは折り畳み式で、試合の時にはハリセンになる。他にも女子プロ野球の特設テントもあり、グッズ販売やファンクラブ入会のPRが行われている。

さてその前にグラウンドである。前日は中村のプロ入り初のサヨナラ打でホークスから今季初勝利。本日の試合も勝てれば巻き返しのきっかけになるかと思う。先発はバファローズが西、ホークスは武田という両右腕である。

試合前にはディオーネの大山、フローラの三浦という両選手から花束の贈呈。バファローズからは西野、ホークスからは柳田が登場する。そして並んでの記念撮影となったが、西野が女子選手とほとんど背が変わらないのに改めてびっくり。まさかそれを狙って花束を受け取る役割が回ってきたわけではないだろうが・・・。

そしてバファローズのナインが守備位置に着く時には、女子選手がポジション位置でお出迎え。

さらに始球式は埼玉アストライアの2選手が登場する。一人は川端。スワローズの川端の妹として知られ、プロ初の「兄妹選手」である。そしてもう一方が、「美人すぎる野球選手」として取り上げられている加藤。まあ「美人すぎる」というのは、最近のマスゴミが何でも「○○すぎる」「神○○」というのにいささかうんざりしているところがあり、言葉自体軽いものに感じているのだが、かわいらしいのはかわいらしい。二人とも始球式だと勝手が違うのか、山なりのボール。まあ、これもマスゴミ的にいえば「ノーバン」始球式ということになるのだろうが、プロの選手なのだからそういう表現はかえって失礼に当たるだろう。

さて試合開始。立ち上がりの西は三者連続三振、2回も三振一つを含めて三者凡退とホークス打線を抑える。ただ一方の武田も緩急をうまく使い、初回は糸井のボテボテのゴロが内野安打になったものの、続くブランコは手玉にとって空振り三振。

試合が動いたのは3回表。先頭の中村晃に死球。続く鶴岡はバントがファウルとなり追い込むが、ヒッティングに切り替えた当たりがセンター前に飛び、無死一・三塁となる。ここで9番に起用された牧原が1回バントをファウルにした後、続けてバントを試みる。これがピッチャーとファーストの間にうまく転がり、三塁走者が生還する。その後一死二・三塁となるが、柳田を打ち取って何とか1点で食い止める。

5回裏はモレルからの攻撃。パチンと振った当たりは、打った瞬間にわかる本塁打。それもレフトの上段まで飛ぶ。1対1の同点。先ほどの打席も武田からヒットを放っていたので、タイミングが合っているのかもしれない。続く駿太にもポテンヒットが出るが、後が続かず得点は1点のみ。

先発西もボール判定の影響もあり、なかなかピシャリとはいかない。それでも主軸にはいい当たりを許さず、我慢の投球である。そんな中7回表、ヒットと四球、犠打で一死二・三塁となって先制のセーフティスクイズの牧原。守りでは好守備も見せていて、ある意味ラッキーボーイかもしれない。何だか嫌な予感がするとレフトへの飛球。タッチアップには十分な飛距離で、これでホークスが2対1と勝ち越した。続く高田に内野安打が出たところで西は降板。前日の金子といい、本日の西といい、内容は悪いとは言えないのだが、終盤での勝負どころで何かが欠けているように思う。

ちなみにこの試合、両チームともクリーンアップは全然活躍できていない。・・・だからというわけではないが、バファローズがブランコ、ホークスが柳田の「豪快な空振り」のシーンを・・・・。

試合はこのまま2対1で進み、9回裏はサファテが登場。二死から、モレルにこの試合全打席の出塁となる四球を出すが、後を打ち取って難なく試合終了。何だか、もう・・・・。

ヒーローインタビューは2打点と、ホークスの全得点をたたき出した牧原。レギュラーではなく、1軍と2軍を行ったり来たりしている選手だが、前日の中村のサヨナラ打のちょうどお返しのようなものだ。後で記事を見たところでは、熊本の高校出身で、このたびの地震では友人宅も倒壊するなどの被害を受けたそうだ。またこういう若い選手が出てくるのが強いところだ。

さてこの後はいよいよ女子プロ野球の試合が始まる。今度は女子プロ野球のスタッフのTシャツ姿の人たちが観戦を呼びかける。多くの観客はそのまま席を立ち帰路に着いたが、結構多くの客が残っている。そんな中、次の試合開始を待つことに・・・・。
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第19番「鞍馬寺」~新西国三十三所めぐり・9(一乗寺・高安)

2016年05月14日 | 新西国三十三所
叡山電車で貴船口からの戻りに「きらら」号に乗車。乗った時点で立ち客も多かったが、広い窓からの景色を眺めることができる。

昼食の場所として下車したのは一乗寺。このところ西国三十三所めぐりをしているためか、「一乗寺」と聞くと加西市にある第26番札所の寺を連想してしまう。ただそれは少数派のようで、多くの方は京都のラーメン激戦区を連想するだろう。

京都のラーメンは今では各地にチェーン店もできているが、こちら一乗寺にその本店やら単独の店が集まっているという。近くに大学が多く、学生が手軽に、かつがっつりと食べられることからラーメンが支持されるようになったとか。私も一乗寺の外に出ている店でラーメンは食べたことがあるが、一乗寺そのものに乗り込んで・・・というのは初めてである。

今回訪れたのは高安。私の大学の同級生が書いているブログでこの店を紹介しており、ラーメンよりもセットの唐揚げのほうが気になっていた。

14時半を過ぎたが、店の前には20人ほどが行列を作っている。私は食べ物のために並ぶのが好きではないし、別の店でも構わないのだが、どこも同じようなものかと思いそのまま列に加わる。この時間だと昼の部の営業が終わっているところもあるだろう。1時間あまり待って入店する。中はラーメン屋というよりは喫茶店の趣で、柱をぐるりと囲む丸テーブルに通される。隣の人との間隔が狭いのだが・・。

初めてなので普通のラーメンというところだが、人気という牛すじラーメンを注文。私の注文が最後だったようで、後から入ってきた何組かが注文しても「今日は終わりました」というやり取りが聞かれる。

そして出てきたラーメン。甘く煮込まれた牛すじがなかなかいける。スープ自体が甘くなってしまったが、そこはトッピングのニラを入れるとちょうどよい辛さに変わる。

で、気になっていた唐揚げがこちら。これこそがっつり行こうということで、にぎりこぶし大のものが3個。店の中では「さすがに3個は・・・」ということで持ち帰りをお願いする客もいる。ただここはチャレンジ。カレー味というのが食欲をそそり、これはご飯にも合う。ラーメンがなくとも、唐揚げ定食で十分食事になる。歩いた分が全部リバウンドするような食事だが、まあいいだろう。

さすがにもう他に何かしよう、どこかに行こうという気がなくなり、そのまま駅に戻る。また次の札所めぐりが楽しみである・・・。
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第19番「鞍馬寺」~新西国三十三所めぐり・9(鞍馬寺奥の院~貴船神社)

2016年05月13日 | 新西国三十三所
鞍馬寺金堂での参拝を終え、そのまま奥の院に向かう。鞍馬山の自然がより多く残されているエリアである。ここから貴船神社に抜けるのはハイキングコースとして知られている。

しばらく山道を行くと出るのは霊宝殿。鞍馬山や鞍馬寺に関する博物館である。鞍馬山は山内全域を「自然科学博物苑」として大切に保護している。まずは鞍馬山の岩石や地層、山内に生息する動植物の紹介である。続いて2階が鞍馬寺の歴史で、ここでは義経伝説が取り上げられている。天狗と修行したとか、武蔵坊弁慶との五条大橋での出会いの真偽はさておき、鞍馬山にて修験道や学問の素養を積んだのは間違いないところだろう。義経が使用していたとされる太刀の展示もある。まあ、鞍馬にあっては義経よりは幼名の牛若丸のほうがぴったり来るが。

3階には仏像が祀られており、平安から鎌倉時代にかけてのさまざまな毘沙門天像が並ぶ。毘沙門天は北方の守護神とされており、矛を手に怒りの表情を見せている。鞍馬は正に都の北にあり、都の守護神として古くから信仰されている。その中の一体が国宝として一段高いところに祀られている。この毘沙門天は少し変わっていて、左手を額にかざして、遠くを見る格好をしている。鞍馬からはるか南の平安京の方角を見下ろし、悪いやつはいないかと見守っているように見える。もっともこれは諸説あり、修復の時に腕の向きを間違えて取り付けたのではないかとも言われているが、そこは「遠くを見やっている」ほうを取りたい。鞍馬寺の本尊は秘仏だか、毘沙門天そのものがこうしてさまざまな形で訪れる人の目に触れるのもよい。ちょうど訪ねていた西洋人のカップルも、毘沙門天の前にお賽銭を置いて慣れない手を合わせていた。

ここからが本格的な山道となる。それでもよく整備されているほうだと思う。10分くらいで柵に囲まれた石に出会う。義経の背比べ石とされている。義経が平家打倒のために鞍馬を出て奥州に向かう時、名残を惜しんで背比べをした石だという。それにしては、高さが低い。120~130cm くらいしかなさそうだ。いくら義経が小柄だったと言っても、鞍馬を出たのは16歳である。いくら背比べだからと言っても、16歳の義経がこのくらいしかなかったとは思えない。背比べは背比べでも、鞍馬に入った幼い時と比べたのならわかる。その時の義経、いや牛若丸はこの石くらいか、あるいは低かったか。そして修行を積んで鞍馬を出る時に、再びこの石と背比べしたら追い越していた。それだけ成長を感じた・・・ということではないだろうか。

背比べ石に相対して、木の根道がある。鞍馬山の地層は固く、そのため地中に伸びることができなかった木の根が地上を這っている。この後も、地上にむき出しになり奇妙な形をした木の根をいくつも見るのだが、それを鞍馬山のパワーの賜物とする向きがある。鞍馬はどこまでも「パワースポット」か。

背比べ石と木の根道が鞍馬山の頂上のようで、ここから下りに転じる。義経が鞍馬の天狗と修行したとされる僧子ヶ谷にある不動堂などを見る。ここからの下り、前日の雨でぬかるんでいる所もあり、滑りやすい。上りよりも下りのほうが慎重になって歩くのも遅くなるようだ。歩く人たちの隊列が延びる。

やって来たのは奥の院の魔王殿。650万年前に護法魔王が降臨したとされるところである。拝殿には長椅子があり、向こうの一帯を拝むようになっている。長椅子にじっと座る人たちがいて、おそらくこの人たちは「パワー」を「いただいている」のだろう。そういう境地になることができない私は早々に拝殿を後にしたのだが、日本有数のパワースポット・鞍馬で、そんなパワーを感じなかった私は、よほど鈍感なやつ、あかんやつなんやろうな・・・。

この後で急な坂を下り、ようやく貴船神社側に出た。こちらは鞍馬山の西方の入口だが、先に貴船に来て、ここから鞍馬寺に行こうとするといきなり長い上り坂になる。勾配からすれば貴船からのほうが厳しい。頂上まで急な坂が続き、またそこからそれなりの距離を歩かなければならない。

そして出た貴船。こちらも観光客で賑わっている。ここまで来たのは貴船神社参拝のためだが、参道の石段には長蛇の列。さすがは洛北一の人気スポットである。おまけに並んでいるのはほとんどがカップル。そこに一人で並ぶおっさん・・・て、情けないでしょ。 まあでもここまで来たのだからお参りはしなければと。貴船神社は大きな社があるわけでなく、一度に拝むのも一人または二人ずつである。だから行列がなかなか進まない。

貴船神社で有名なのは水占い。200円で白紙のおみくじを選び、拝殿横の御神水に浸す。すると文字が浮かんできてご託宣が受けられる。ありがたいことに大吉。さらに驚きは、QRコードをスマホで読み取ると、書かれていることが音声で再生されるのだ。やり方がわからなかったのでしていないが、音声データを保存することもできるのだろう。

神社から貴船口の駅へはバスの便もあるが、鞍馬川沿いに歩く。早くも川床料理が開業している。青もみじを見ながらの野外料理も美味だろう。

20分ほど歩いて駅に到着。時刻は14時だが、ここまで昼食はまだだ。遅まきながら食事にするが、このあたりではなく、叡山電車で出町柳方面に戻り、途中下車する。どこで降りるかは、味どころに詳しい方なら察しがつくだろうが・・・。
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第19番「鞍馬寺」~新西国三十三所めぐり・9(何がパワースポットやねん)

2016年05月11日 | 新西国三十三所
白龍園見学の後、叡山電車に乗り込む。次の貴船口で下車する客が多かったが、終点鞍馬もけっこうな数である。昼近くなり、観光客の数も増えている。

寺の玄関口にふさわしい木造駅舎。駅舎の横には、かつてこの線を走っていた車両の先頭部分が切り取られた形で残されている。また、鞍馬といえば天狗のイメージが強いためか、巨大な天狗のお面もある。

門前の土産物屋街を過ぎると鞍馬寺の仁王門が見える。青もみじと朱塗りの門がよく映えている。門柱には「鞍馬弘教総本山鞍馬寺」の額が掲げられている。

受付で愛山料300円を納めて中に入る。まずは石段を上り、普明殿に出る。ここから、鞍馬寺が運営するケーブルカーが出ているのだが、現在はメンテナンスのため運休中。まあ、元々はどうしても歩くのが難しい方向けの乗り物で、普通に歩ける人は参道を歩くよう呼び掛けられているが。

その参道は、「近うて遠きもの、くらまのつづらおりといふ参道」と、清少納言が枕草子で綴ったことで知られている九十九折の参道。この九十九とは、1を足すと100になるという意味ではなく、非常に多くのという意味だという。ただ、この記事を書くにあたり鞍馬寺のサイトを見ると、「遠きて近きもの」となっていた。これは単なる書き間違いか、それとも前後の文脈から、「遠いようで近いのだから、ケーブルカーに乗らずに歩きましょう」という呼び掛けにわざと変えているのか。

参道を歩くと、途中には魔王の滝や、鞍馬の火祭りで知られる由岐神社がある。神木の大杉が立派である。

また、参道は確かにジグザグしているが、道幅も広く、砂利道も石段もよく整備されている。これまで西国めぐりで、これでもかと上らされた山道や石段の数々を思うと、快適な道である。昔から多くの参拝者、観光客を集めてきただけのことはある。

駅から30分ほどで本殿金堂に着く。遠くには比叡の山々を望むことができる。さてお参りというところで、行列ができている。金堂の前に図形が描かれた金剛床というのがあり、この中心に立つのである。この金剛床は、鞍馬寺のサイトでは・・・「宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を模し、内奥に宇宙の力を蔵する人間が宇宙そのものである尊天と一体化する修行の場となっています」とある。一読しただけでは「??」だが、これが要は鞍馬寺がパワースポットと言われている所以である。私は「パワースポット」という言い方はあまり好きではないし、こういうところでピースサインやポーズをとって記念撮影しているのもどうかと思うのだが、鞍馬寺が古くからある寺とは思えないくらい、パワースポットを推しているのも気になる。

金堂に入る。新西国の札所ということでお勤めをしようとするのだが、どこか雰囲気が違う。有名寺院だから観光色が強いとか、そういうのとは何か違った雰囲気である。

鞍馬寺の信仰は「尊天」という。水、太陽、大地から放たれる「氣」を宇宙のエネルギーによるものとして、「月輪(水)の精霊・愛」を千手観音、「太陽の精霊・光」を毘沙門天、「大地の霊王・力」を護法魔王の姿で現したもので、この三身を一体として「尊天」と称している。新西国の札所というのは観音霊場なのだが、ここ鞍馬寺はその視点からすればちょっと違うような気がする。宇宙のエネルギーというが、大日如来とも違う(そもそも、ここまで上ってきた中で大日如来というのはなかった)。先の金剛床とも合わせて、これまで訪ねた仏教寺院とはどこか違うというのか。だいたい、仏教で「パワースポット」というのはあまりないことだと思う。むしろ神道に近いものではないだろうか。

・・・ここで思い出すのが、仁王門にあった「鞍馬弘教総本山」の額。鞍馬寺は平安の頃は真言宗に属し、その後天台宗の寺としての歴史が続いていたのだが、戦後1947年に鞍馬弘教として新たに独立した。一応天台宗系とは言っているが、昔からの神道や陰陽道も混ぜつつ、独特の信仰が育まれたところと言えるだろう。新西国が選定されたのは昭和の初めのことだが、もし同様の試みが戦後に行われていたとすれば、果たして鞍馬寺は新三十三観音霊場の札所に選ばれただろうか。

少し違和感を覚えながらお勤めを行い、新西国の朱印帳に揮毫をいただく。合わせて、一文字写経というのを納める。納経所の前に机があり、用紙と筆ペンがある。般若心経の一文字を書き写す(なぞる)もので、納経料100円で誰でもできる。もっとも、般若心経の一文字は「その席に座った順番」ということで、1枚めくると「観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時・・・」から始まるどこかの文字に当たる。私は「即」だったが、この「即」という文字、般若心経には何ヶ所か使われていて、果たしてどの「即」なのだろうか・・・?

金堂で参拝を終了して、次にどこに行くかである。洛北から南を窺いたかったところだが、そこはサイコロ次第である。

1.西宮(神呪寺)

2.長岡京(楊谷寺)

3.高野山(宝亀院)

4.福崎(金剛城寺)

5.龍野(斑鳩寺)

6.須磨(須磨寺、太山寺、須磨寺)

・・・ということで次の行き先だが、何が出るか。出たのは・・・「1」。今回は兵庫県の引きが強いなと思っていたが、次は西宮である。こちらも地元のウォーキングロードが整備されていたと思うのだが・・・・。
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