まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

2015年が節目

2015年08月10日 | ブログ
どの年も「今年はあの出来事から何十年の節目の年」というのがあるが、今年2015年はとりわけこの言い方をよく聞くように思う。

1月に阪神・淡路大震災から20年というのがあり、当日は私も神戸に行った。そして春は地下鉄サリン事件から20年。

夏になると、高校野球100年と日航機墜落30年が話題に出てきた。

ただ、その中で最も大きく取り上げられているのが戦後70年と言える。70年というのは中途半端な数だが、やはり安倍内閣の安保法制への取り組みや、談話の閣議決定の内容について、これまでとは違ったものとして報道が注視して多く取り上げていると言えるだろう。

安保法制の是非についてはこの記事では触れないとして、戦後70年ともなると風化することもあるのかと思う。報道番組で、「8月6日、8月9日は何の日か知っているか?」という調査やインタビューで、それぞれ広島と長崎の原爆の日と答えられなかった人の割合がこれまでで最も高かったとあった。

今はこういうご時世なんだろうな。

これについては、「近現代史は受験の時期と重なるとして学校で教えないから知らないのだ」と言われる。この考えには大いに賛同。なぜ、考古学や古代にあれだけ時間を割くのかと思う。逆に昭和から始めて遡って行く教科書があってもいいと思う。

ただ、原爆の日や終戦記念日というのは、そういうのとはちょっと違うのでは。学校で教えることだろうが、それ以前に一般常識として家庭で身につけることのように思う。テレビや新聞を見ながら、親との会話の中で自然と覚えるような。・・・ということも、今はそうじゃないんだろうな。

かくいう私も、近現代史に詳しいかと訊かれればわからないことのほうが多い。

そこは、昭和について多くの著作を出している半藤一利氏や保坂正康氏といったところ(司馬遼太郎はどうかな・・・?)の作品を手にするかな。特に半藤氏は「日本のいちばん長い日」が再び映画化されたし・・・。
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