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10円の絵に1万円の額

2013年09月06日 08時51分16秒 | つれづれなるままに
山梨で画家で画廊をやってる方と親しくさせていただいていて、毎月画廊にお邪魔し、同族の作家さんの作品を見せていただいてることは以前から何度か記事にした。現代美術というジャンルだそうで、具象、写実ではないです。「心象表現」「精神性」とかで説明されることが多いようです。
「絵の才能はない」と思ってきたし、横でかみさんが絵を描いてても関係ないことと気にもしてこなかった僕ですが、3,4年現代美術を観賞してるうちに「ちょっといたずらしてみるか」ってな気分になり、この春から30枚ほど描いてきました。
材料は全て100円ショップで調達、画用紙は55×40cm大で10枚105円、お子ちゃま用の安物です。どうせ遊びだからこんなものでいいのですが。それでも何枚か描くうちに「墨汁の黒い線だけで表現する」スタイルがおもしろくなり、30枚の大半はこれです。

時は秋。市では毎年文化祭と称して一般の作品を募集展示する催しをやってます。その広報を見た時、「出してみて、評価してもらうのもおもしろい」と思ったのです。この「軽さ」自分でも嫌いじゃないです。これが楽しくやるコツとも。早速募集要項を見、出品申込書もダウンロードしました。
どうも申込書を提出すれば展示はされるみたい。それから審査があって入選作品が決まる手順のようです。入選なんて考えてるわけじゃない。ただ僕と関係がない専門家がどう見て、どう言うかを楽しみにしてるのです。もっとも困るのは「一言の評価も無い状態」です。
出品の条件に「額に入れること」というのがありました。最初は「えっ、そんな」でしたが、そういうものらしいので額屋さんに持ち込みました。これって凄~く恥ずかしい行為です。素人がちょこちょこっと描いたものを「出品するから、額作って」って依頼するんですから。依頼された方はいろんな絵を見てきてるわけだから、それなりの目はあるでしょう。お~ はずかし!
それでできあがった額が12,000円。なんと原価たった10円の絵に1万円の額ですよ。大胆なこの不釣り合い。みごとだね。最初で最後だろうから記念ですよ。
昨日申込書を市へ送付しました。出品許可が出れば、10/16絵持ち込み、1週間展示。恥ずかしい思いの局面もありましたが、そこを通過してしまえばあとは楽しみばかり。見た人はざっくばらんに何か言ってほしいものです。

額に入った作品の写真はいずれ。それと出品の作品は水彩で下地に色を付けた上に墨汁で線を描いたものです。
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