歌 続けなさいってことかな

2024年07月29日 08時30分31秒 | オペラに挑戦
昨日合唱団員の女性から「よろしかったら」と誘われた、彼女が所属してる声楽教室の発表会を聞きに行ってきた。一週間前に公演が終わり、目標が無くなってるし、座間の団体も来年は活動休止になろうとしてる折、「この辺が潮時かな」の気持ちがチラチラしてる僕なんです。 昨日ほんとに小さい発表会(お客さんは30人ほど)だったけど、聞いていて「辞めちゃいかんだろう。好きなんだろう。だったら、続けてればいいじゃないの。楽しいんだろう。」そう言われてるような刺激をもらうことになった。
この教室は独唱希望と重唱希望に生徒さんを最初っから分けて指導してるようです。なるほどね、これはいいシステムかもね。人と合わせて、ハーモニー作って、そこが楽しいと思う人と、人と合わせるの苦手だな、でも好きで、歌いたい曲をより上手く歌いたいと考える人と そうだよねそこを一つの教室にする必要ないわね。要はその人がどう楽しんで歌いたいかを重視してあげるわけだ。 じゃ僕はと考えると、欲張りだね、両方だわ。ハーモニー作るのもいい、でもオペラのアリアも一つ二つはサラッと人前で歌えたらいいとも思ってる。
で、何が僕を刺激したかなんですが、独唱された4人の男性、お一人とはお話ができて、66歳と仰ってました。ほかの3人の方は間違いなく僕より歳上です。そんな先輩がオペラアリアをピアノ伴奏で堂々と歌われてる。ボエームの「冷たい手」、トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」 そんなアリアを歌ってらっしゃる。聞こえてくる歌声の中に「僕は好きなんです」の感情が伝わってくる。僕が言うのも何なんですが、そりゃ上手く歌えないところもありましたよ。でも好きで、楽しんでらっしゃる。 これでいいんですよね。所詮これで飯食うわけじゃないんだから。「これが歌う原点」を聞かせてくれたんですよ。
一番驚いたのは声がしっかりしてること。 年齢から想像できない音色の声で歌えるんですね。おそらくここの教室は「発声」に重点を置いてるんだなを思った。その分伊語の発音とレガートさには欠けたかな。そこは年齢的にもう無理な要求かもしれない。でも声は80歳のそれではなかったね。 ちゃんと歌えば出せるんだね。 刺激大きいな。
このタイミングでこんな刺激チャンスをくれた彼女へのお礼を兼ねて。 
Yさん 驚きました。アマチュア合唱団の中にこんな発声をし、プロのソリストさんと長いオペラ重唱を演技付きでこなしちゃう人がいたなんて。いやいや、貴女は若い時声楽やった経験あるんでしょう? 高齢になってから始めたんじゃないですよね。
今度またどこかでご一緒できる機会がありましたら、お話を聞かせてくださいよ。
コメント (2)
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