
5月から10月まで月に1人の現代美術作家さんの個展を2009年から開いている。今年で9年になるがほぼ全回みせてもらってる。おそらく見てないのは1回か2回のはず。
この画廊は小淵沢にあって、昔は氏の住居であり、アトリエだった建物。白州にある実家に移り住んでから、画廊として運営してます。
僕はこの画廊で「絵は難しくない。なんでもありなんだ。写真のように描くだけが絵じゃない。」を教えられ、「絵心」に火をつけられたのです。3点買わせてもいただきました。
今月は今年最後の個展で、天野さん自身の作品です。僕は天野さんの作品が好きです。写真の赤い大きい作品良くないですか。楽しくなるんですよ。
1時間ほどこの空間でゆっくり作品のこと、作家生活のこと、絵への想いなんかを聞かせてもらった。行きついたところは「『欲』とか『見栄』を取り払って描けるかだよ」だった。納得できるな。「美しく作りたい。変に思われたくない。」が手を止め、自分らしい作品を作らせないのを感じてきてるから。
氏の想いが入った空間に氏の想いが入った作品を置くのだからじつにマッチしてて、格調高い個展になってると思った。