白州でお付き合いしてる現代美術の作家さんが六本木で個展を開かれてるというので見に行った。めったに出ない都心、出たついでにチャンスがあればと思ってた南部鉄器の展示会ものぞいてきた。
田園都市線の始発中央林間から都心に向かうのだが、表参道まで行って銀座線で新橋へと予定して乗った急行が大井町行きだった。二子玉川から大井町線に入り、JR大井町駅に向かうらしい。予定とは違うが、乗ったのが何かの縁、新橋が遠くなるわけじゃなし、料金もちがわないだろう。だったら新発見を求めてというわけでこのまま行くことに。こんなささいなことでも楽しみと思い直すところが暇人らしいところ。じゃ何か発見したかといえば何もない。大井町の乗り換えが便利だということ、時間的にもかわらんということくらい。そんなものでしょう。

南部鉄器展は新橋のパナソニック汐留ビルで開催してる。このビルも含め汐留界隈の事務所群は実に近代的。すっかり「お登りさん」心境にさせられた。左の写真はそのビル群の中に残されてる昔の新橋駅舎の文化遺産。解説等は勉強してこなかったが、横浜ランドマークタワーの造船ドックと同様なものを感じた。たぶんだが明治時代の新橋横浜間の列車駅だったのでは。
薪ストーブの上で湯を沸かしておくのにアルミのヤカンじゃ情緒がない。やはり鉄瓶でしょう。できたら南部鉄器と思って前々から探しているんです。骨董屋にいい雰囲気のものを見つけるのですが、実用に耐えるものはなかなかありません。そんなこんなで展示会を見に行ったしだい。江戸時代の文化財的な物から超近代の作品まで。僕としては今風な物(写真のような)は好きになれません。古い作品にはどこか圧倒される美しさを感じてきました。ああいう古風さの中に重みを感じさせてくれるものが欲しいと的がしぼれたようで価値ある展示会でした。

そこから六本木の天野幹夫さんの個展にまわった。会場がそんなに大きくないので小品が20点ほどの個展だった。1月に白州の温泉で話をした時「作品は軽トラにでも積んで運ぶか」とおっしゃてたけど、ほんとにそうしたと裏話を聞かせてくれた。この個展終わったらまた軽トラに積んで戻るわけだ。軽トラでの200kmの運転はさぞ辛いことだろう。同情しちゃう。そのバイタリティーにも感心。この10日ほどあの温泉にはいれないのがつらい。疲れが取れんと嘆いてた。奥さんも「毎日温泉温泉とうるさいんです」とおしゃってた。わかるな。
写真右は作品の一つ。一様に塗った絵具にキズを着け、さらに色を重ね、拭きとって、削ってしてできた作品だそうだ。制作過程を詳しく解説してくれた後で、「言うほどに簡単にはできないという経験と自信があるからこれだけ詳しく教えるんだ」と笑ってた。良いなと見いった作品でした。こういうの見てると何かいたづら描きをしたくなるのです。
そういえば、半年ほど画用紙に向かってない。また何かはじめるかな。また刺激を受けて帰ってきた。
田園都市線の始発中央林間から都心に向かうのだが、表参道まで行って銀座線で新橋へと予定して乗った急行が大井町行きだった。二子玉川から大井町線に入り、JR大井町駅に向かうらしい。予定とは違うが、乗ったのが何かの縁、新橋が遠くなるわけじゃなし、料金もちがわないだろう。だったら新発見を求めてというわけでこのまま行くことに。こんなささいなことでも楽しみと思い直すところが暇人らしいところ。じゃ何か発見したかといえば何もない。大井町の乗り換えが便利だということ、時間的にもかわらんということくらい。そんなものでしょう。


南部鉄器展は新橋のパナソニック汐留ビルで開催してる。このビルも含め汐留界隈の事務所群は実に近代的。すっかり「お登りさん」心境にさせられた。左の写真はそのビル群の中に残されてる昔の新橋駅舎の文化遺産。解説等は勉強してこなかったが、横浜ランドマークタワーの造船ドックと同様なものを感じた。たぶんだが明治時代の新橋横浜間の列車駅だったのでは。
薪ストーブの上で湯を沸かしておくのにアルミのヤカンじゃ情緒がない。やはり鉄瓶でしょう。できたら南部鉄器と思って前々から探しているんです。骨董屋にいい雰囲気のものを見つけるのですが、実用に耐えるものはなかなかありません。そんなこんなで展示会を見に行ったしだい。江戸時代の文化財的な物から超近代の作品まで。僕としては今風な物(写真のような)は好きになれません。古い作品にはどこか圧倒される美しさを感じてきました。ああいう古風さの中に重みを感じさせてくれるものが欲しいと的がしぼれたようで価値ある展示会でした。


そこから六本木の天野幹夫さんの個展にまわった。会場がそんなに大きくないので小品が20点ほどの個展だった。1月に白州の温泉で話をした時「作品は軽トラにでも積んで運ぶか」とおっしゃてたけど、ほんとにそうしたと裏話を聞かせてくれた。この個展終わったらまた軽トラに積んで戻るわけだ。軽トラでの200kmの運転はさぞ辛いことだろう。同情しちゃう。そのバイタリティーにも感心。この10日ほどあの温泉にはいれないのがつらい。疲れが取れんと嘆いてた。奥さんも「毎日温泉温泉とうるさいんです」とおしゃってた。わかるな。
写真右は作品の一つ。一様に塗った絵具にキズを着け、さらに色を重ね、拭きとって、削ってしてできた作品だそうだ。制作過程を詳しく解説してくれた後で、「言うほどに簡単にはできないという経験と自信があるからこれだけ詳しく教えるんだ」と笑ってた。良いなと見いった作品でした。こういうの見てると何かいたづら描きをしたくなるのです。
そういえば、半年ほど画用紙に向かってない。また何かはじめるかな。また刺激を受けて帰ってきた。