にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

リー・コニッツ「無伴奏ライブ・イン・ヨコハマ」

2008年05月30日 | ジャズ、音楽
嫁と金の奪い合いをした挙句、放浪の旅に出るという夢を見た。何かの願望の現われか?
先日はまだ幼いわが子に腹パンチしたらコーンを吐かれて困るという夢だった。これは願望では無い。
嫁にこれらの事を話したら「やっぱりひどい人だ!」と言われた。何が”やっぱり”じゃ!
そもそも、夢に意義を付ける事は無意味ではないのか。元々イメージの断片に過ぎないものを、脳内編集して「こんな夢見ました。」とさもストーリーがあったように思い込んでるだけではないでしょうか。
夢について語ろうとする段階で、編集、構成、言語的解釈が為され既に「なま」の夢では無く、「夢分析」はあまり意味を為さないと思うのですが・・・その「編集過程」の分析に意味があるのか・・・とにかく、夢は面白いですね。

ヤフオクで入手、総額2248円だったけど、珍しい盤だと思い。
無伴奏といいながら、今井和雄(g)とのデュオ2曲も収録。
1996年の来日時の録音。
サックス奏者のソロアルバムは極めて稀、まあ全編サックス1本で通すというのは難しく、巨匠コニッツ(現在80歳、現役!)にしてできることなのでしょう
コニッツは昔からソロパフォーマンスを続けており、アルバム(スティープルチェイス盤「Lone Lee」)は気に入っていた。まあこの1作限りかと思ってたら本作を発見した。

サックスに息を吹き込む「ぷす~」という音からスタート。
「Lone Lee」はスタジオで淡々と人の目を意識せずに録られているが、本作は息をのみながら聴く客の緊張感、臨場感がある。きっとこのライブ観た人は疲れただろうなあ。

以前にも書いたが、酔っ払って札幌か東京(六本木か新宿)の街を俳諧してたら「本日リー・コニッツソロライブ」という看板を見て驚いたというおぼろげな記憶があり、この来日時でのことではないかと思う。
追記:いや、やっぱり違います。12年前のことではないですね。
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全日本ギター愛好会略して全ギ、ライブ

2008年05月29日 | ジャズ、音楽
毎年恒例の大腸検査の時季となり、病院に予約電話をしたら、「胃カメラもいかがですか~」とファーストフードのトッピングのように勧められた。腸は2年連続ポリープが発見されているので受診せざるを得ないが、胃は至って快調であまり必要性を感じない。2年前に受けたときは思っていたほど辛くはなかったが、やはり胃カメラは避けたい。
大腸検査は前日の下剤水1升飲みがしんどいが、検査そのものは、初めての時は恥ずかしさにシクシク泣いてしまったが今やマニア(?)で自分の腸内ライブ映像が楽しみ。むしろ浣腸が無くなったのが惜しまれる。(朝から何を・・・)

5月28日 「くう」
濱 雅寛(g) 池田伊陽(g) 佐々木伸彦(g) 塚原義弘(g)

久々のギタリスト4人による魅惑のギターアンサンブル「全ギ」、本日はエレクトリックサイド。
佐々木が選んだポクポクしたモンク曲のそれぞれの表現も面白かったが、やっぱりジミヘン曲のエレクトリックギターのばっちり感が気持ちいい~!
濱リーダーのソロによる「イエスタディ」が妙に初々しく聴こえたのはおらだけであろうか?

塚原ギターは初めてだが、塚原の参加によってバンドのエネルギーのベクトルが外向きに拡がったような・・・
塚原ギター蘊蓄講座(高座?)は演奏以上に・・・本当にギター好きなんだな。

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スパイラルホーン撤収

2008年05月28日 | オーディオ
メインスピーカー上に上向きで置かれたスパイラルホーン。低音が増大し、弾けるドラムがいいぞぉ~。
あ~、でもしかしである。声やラッパが音場に拡がらず、いかにも上向きのスピーカーから出てるという感じ。
小さな箱だと上向きでも音がうまく回りこんで音場を形成するのだが、スパイラルホーンは大きなバッフル面に反射し音場が出来ず、どう聴いても「上向きですよ~」。
高音のエッジが欠け、ホーンで増強された低音のぼわ~んぼわ~んが耳障り。
当たり前だけど、ユニット上向きにすれば音場型スピーカーになるというものではないのですね。
(考えれば分かることかもしれませんが、おらはやらないとわからない、いいべさっ!)

本来の置き方にすれば、バックロードホーンならではのスピード感、躍動感ある鳴り方。
今朝もスピーカーを立ててハービー・ハンコックのロックイットのメガミックス(12インチシングルと言うのですか?45回転のレコード)をかけたが、パンチ力があってとても心地良い。(しっとり聴く”夜用”の音ではないですが・・)
捨て難い音質だが、やっぱり猫に倒されるのが心配だ。
スタンドの装着も考えたけど、メインスピーカーの上に置くには根本的に大き過ぎ、バランスも見た目も良くない。スピーカーに圧迫されて暮らすのは嫌だし。

結局、撤収?また小箱に逆戻り?
何度も付け替えてる(車にも付けたりした)のでネジもユニットもボロボロです。さてさて・・・

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スパイラルホーン登場

2008年05月27日 | オーディオ
時折、嫁が発作的に家片付けモードに入り、おらの物を邪魔にしだす。
「聞きもしないスピーカーどうすんの?部屋にも物置にもあるし!」
以前苦労して作ったスパイラルホーンの箱が遊んでいることに言われて気付いた。
故長岡鉄男先生設計の10cmユニット用の薄型壁掛け可能、コンパクトなバックロードホーンということで作ってみたが、けっこうでかくて重く壁掛けなんて無理、ベッドサイドにも置けない、メインスピーカーの上に載せても薄型が禍し猫にバタンと倒される始末で、出番が無い状態であった。

で、話は飛んで、ある日、西野の自然食品店「まほろば」(高いイメージの自然食品だが思ったより野菜が安かったので「まんぼう」行ったついでに時々利用)に行ったら、店内でタイムドメイン社のスピーカーyoshi9が鳴っていた。フォステクス社らしき小口径フルレンジユニット1発のみだが、けっこういい音で「お~ユニットを上向きにすると自然な音場になるのか。」と思った。(同社の理論はあまり理解できていないです。)

※「まんぼう」は食品アウトレットを標榜し、ちょっと怪しいけど激安なのでいつも買物客でごったがえしてる安売り店。西区方面の人ならご存知?

ということで、レコードシステム用のスピーカーとしてスパイラルホーンをメインスピーカーの上に上向きに置けば、猫に倒される心配もなく低音豊かな音場型スピーカーとして楽しめると思い、早速スピーカーユニットFE107を小箱からスパイラルホーンに付け替えユニット保護のため100均で買ったザルを付けた。

メインスピーカーの上に上向きで設置完了。よーし聴くぞ!


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車の色

2008年05月26日 | 
昨日の試験(と土曜日出社して少しだけ問題集やったりして)でぐったり、今週もゆるゆると行こう・・・

雨の予報(全然晴れとるやん!)でバスで来たのだが、バス停で走りゆく車を見ていたら、ほとんど黒、灰、白なんですね。モノトーンの車列をみて、それなりの統一感を覚えつつも、不景気なのかな~、彩りが無いなあ~等と思う。(スバルとマーチ、軽が比較的色味があるよう)

個性尊重と言いつつ皆、無難な色しか乗らないのはどうして?「綺麗な色の車に乗ろうよ!」と叫ぶおらも振り返ってみれば過去17台中10台はモノトーン系、ありゃりゃ・・・

デザインそのもがモノトーンイメージとか、日本人にはモノトーンが似合うとか、下取りは白が高いとか理由はいろいろありそうだが、もう日本の皆さんは車に思い入れを抱かず、道具として冷蔵庫や洗濯機のように車を選んでいるからではないでしょうかね。
さらに穿った見方をすると、車のイメージそのものがネガティヴなものに変りつつあるからではないだろうか。
運転が快楽ではなく苦痛な作業になり、事故、環境問題、ガソリン高騰、コスト等など、いまや”必要悪”的なものになりつつあるのでは。
かつて3ナンバー、大排気量車に乗ってた人が、あっさりとフィットや軽に替えるのを何度も見ている。
もう排気量を競うような若者はどこにもいない・・・

赤ゴルフに乗るおらは、まだ車に幻想を抱く古い型の人間なんだろうか?

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拒絶する脳

2008年05月24日 | 
今日もブログ更新するということは会社にいるということ(?)。
冬に受け半分しか受けらなかった某資格試験が明日ある。あまり戦意はなく、家では全く勉強する気にならず会社でなら少しは出来るかと思い来たが、こうしてコンピュータで遊んでいます。
50歳で新しいことを頭に詰め込むことはとてもしんどいです。こんな物覚えても意味無いじゃんと拒絶してます。
豊富な経験が売物であり、その経験が新しいことを拒絶する、それが老人か・・・音楽趣味も同様ですね、過去の蓄積の中に抱かれぬくぬくと暮らすか、まだ何かあるもしれないとうろつきまわるか・・・あ~、練習問題やらねば・・・

避妊手術後、妙に活発になったラグドール猫おくまです。ソファーの上で、エゾリスのような早さでクルクル回ったりしてます。
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「ターキッシュマンボ」再聴

2008年05月23日 | ジャズ、音楽
DAC導入に伴ない、石田幹雄の新作を聴きなおしてみた。
ありゃ?!違って聴こえるぞ。空間が拡がり、ピアノがコリコリと気持ち良くなり、ベースもビヨ~ンと懐が深くなった。
先日「せわしない」なんて言ったけど、違いました。充分ノビノビやってます。
やや網羅的で1曲の演奏時間が短く物足りない感がありますが、お披露目作として、良い作品だと見直しました。

それにしても、ちょっと器材替えただけで、音楽の聴こえ方が変わるというのは、オーディオの醍醐味である反面、機械で音楽の評価まで変わるというのは如何なものでしょう。きっと感性の優れた人は瞬時にこの作品を理解し、鈍いおらはようやく本作の良さを垣間見れたのでしょうか。(その意味では機械を良くした甲斐があったのか・・)

機械にこだわっているおらですが、「ラジカセで楽しめない音楽はダメ音楽」という考えもあり、敢えてローファイで聴くことで、録音状態に捉われず=時代に捉われず音楽の本来価値を見極めることができると思う。

オーディオマニアはパーカー聴かないでしょう、多分。
オーディオマニアの試聴盤はおらから見てろくな物が無いし、ライブにもあまり行かない(様な気がする)。
好きな音楽をより良い音で楽しむための機械が、いつしか機械の微妙な差異を楽しむために音楽をかけるという行為になる。
人それぞれだからいいのか・・・
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DACの音

2008年05月23日 | オーディオ
これは魂消た!音の粒立ち、潤い、響きが全然違います。
特に、空間を感じさせるアコースティックなライブもので効果は顕著です。
かつておらがクソ盤(失礼!)の烙印を押したダイアナ・クラールのライブは、ホールに響くダイアナの声と楽器の鳴りが心地良く、思わず聴き通してしまったではないですか。
低音も良くなった、今まで皮だけだったドラムがようやく胴が付いて鳴るようになった。
これはクラシック方面もいいですね。
しばらく聴き直しの日々となりそうです。

CDのフォーマット(44.1kHz・16bit)は見切り発車のお粗末なもので、何時まで経ってもアナログに敵わないし、既にSACD,やDVD等の次世代のものが出現し、規格そのものが余命はあとわずかという論調もあるようですが、こうしてDACの交換でかなり改善されということはまだ発展途上であると同時に、かなり改善されてきたのですね。
レコードだって50年位かけて成熟したのだから、もう少し時間をかければと思うのだが、パッケージソフトの流通そのものが衰退しつつある現状は、う~んどうなんでしょう?

まあ、おらの生きてる間は、レコード、CDのパッケージソフトを楽しめるだろうから心配してませんが。
たとえCDが流通しなくなってもネットで作者から直接低コストかつ高フォーマットで購入できたり、廃盤で入手困難なんてことも無くなったり、それなりに便利なこともあるかもしれない。

などと考えつつ、次は何聴こうかな・・・
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芦別のアルテックA7

2008年05月22日 | オーディオ
ヤフオクを眺めていたら、こんなの発見!
芦別市 公有財産売却:アルテック ALTEC A7


夕張並みに財政が苦しい芦別市が市有財産をオークションで売却しようとしているが、公民館で使っていた、ヴォイスオブシアターの異名があるスピーカーの銘記アルテックA7が公売に供されている。予定価格7万円とアホみたいな値付け。
引取りしなければならず、運賃などを考えると道内の人が有利だ。
狭い我が家ではA7はさすがに無理だが、箱もアルテックの純正品だし、どこかで売れるだろうし、ユニットだけでも10万円位なら超お得だと思います。

「お子さんが家を出て、音楽部屋を手に入れたお父さん」のような方が買うといいのに~。マッシヴな低音は出ないけど、カラッとした抜けの良い音、ジャズや古めのロックは最高ですぜ!
やっぱ、入札してみるかな・・・
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佐々トリオライブ

2008年05月22日 | ジャズ、音楽
佐々木伸彦(g)瀬尾高志(b) 川中健治(ds)
5月21日 札幌「くう」

佐々木ギターは毎月どこかで聴いているけど、例会といいつつ2月以来の佐々トリオ。

今回は全編ガットギター!そこに生音の瀬尾ベースがとても良い音で馴染む、お~魅惑のアコースティックサウンド・・・に留まるはずがないのがこのトリオ、主犯は決して「チー、チキッ、チー、チキッ」とは刻まない川中ドラムなのかな、3者バラバラでソロとっていながら、ある瞬間収束したり、しなかったり。
その辺のところを終了後、川中さんに聞いたら、「普通、(音色が持続しない)ガットギターでモンクスムードなんかやらないって!」と言ってた。3人とも共犯か。

今やこのバンドがおらの標準になり、きっと普通(?)のジャズギタートリオ聴いても、お約束音楽に聴こえるのだろうなあ。なんでドラム「チー、チキッ、チー、チキッ」なんだよ、もっと自在に叩け!とか思うのだろうなあ。
というかおらが聴いたことあるギタートリオって、佐々トリオとマルハウスくらいだもの、これで「ジャズギター」どうのこうの言ってもなあ~。
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