カレー屋五〇堂さんの「一夜限りのジャズ喫茶」、今回はマリオン・ブラウン特集。
この人の特集なんてジャズ史上(オーバーか?)多分”この一夜限り”だろうし、
特集できるだけのレコード(きっと全部オリジナル盤)があること両方が凄い!!
フリージャズに分類されているけど、音色もきれいで叙情的な音楽。
時代と闘ったというか、その時その時に意欲的な作品を出していたことがわかりました。
この人にも”歴史あり”ということか・・
充分深堀に値する人がまだいたのは嬉しい限りです。
マリオン・ブラウンを聴いているうちに
先日のファブリッツィオ・ボッソ作品が自分にはどうもいまひとつだった理由に思い至りました。
おらが求めるのは「技巧に優れ、センスが良い」ものではなく、「いかれぽんち」な音楽だということに。
勢い余ってグダグダ、やり過ぎもいいけど、できれば破綻一歩手前というか暴走すれどもまた冷静に戻るあたりが
一番気持ちがいいのだと。
フリーじゃなくても、何か人とは違うこと、今までとは違うことを企んでいるような、そんなジャズが好きなんですね。
来月はコルトレーン特集・・・暑苦しい夜になるか?何か見つかるか?