にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

「一夜限りのジャズ喫茶」マリオン・ブラウン特集

2017年06月29日 | ジャズ、音楽

カレー屋五〇堂さんの「一夜限りのジャズ喫茶」、今回はマリオン・ブラウン特集。
この人の特集なんてジャズ史上(オーバーか?)多分”この一夜限り”だろうし、
特集できるだけのレコード(きっと全部オリジナル盤)があること両方が凄い!!

フリージャズに分類されているけど、音色もきれいで叙情的な音楽。
時代と闘ったというか、その時その時に意欲的な作品を出していたことがわかりました。
この人にも”歴史あり”ということか・・
充分深堀に値する人がまだいたのは嬉しい限りです。

マリオン・ブラウンを聴いているうちに
先日のファブリッツィオ・ボッソ作品が自分にはどうもいまひとつだった理由に思い至りました。
おらが求めるのは「技巧に優れ、センスが良い」ものではなく、「いかれぽんち」な音楽だということに。
勢い余ってグダグダ、やり過ぎもいいけど、できれば破綻一歩手前というか暴走すれどもまた冷静に戻るあたりが
一番気持ちがいいのだと。
フリーじゃなくても、何か人とは違うこと、今までとは違うことを企んでいるような、そんなジャズが好きなんですね。

来月はコルトレーン特集・・・暑苦しい夜になるか?何か見つかるか?

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ファブリッツィオ・ボッソ Latin Moods

2017年06月26日 | ジャズ、音楽

これから忙しいです。
28日はカレー屋五○堂の「一夜限りのジャズ喫茶」、今回はマリオン・ブラウン特集!?
30日は札幌オーディオ同好会例会
1日はオーディオ同好会恵庭遠征、夜はスウィングハート・ジャズ・オーケストラのライブ
2日はオリジナルラブのライブ
4日は寺田 町のライブ
7日はファイターズvsホークス戦
と怒涛のイベント続き。乗り切れるよう仕事をセーブしなくては・・・??


これも田中伊佐資「僕が選んだ「いい音ジャズ」201枚 」に紹介されていた作品。

イタリア人トランペットのリーダー作品。

音質は、田中本にあったとおりビッグバンドが控えているような広い空間を感じる。
オンマイクの鮮烈な音が"良い録音”だと思ってたけど、こういう空間処理も聞き所なんですね。

タイトルどおりラテンフレーバーたっぷり、2曲目「キサス、キサス」では何とラウル・ミドンがボーカル参加!
楽曲は多彩だけど、ガツンというかコクがいまひとつかな。
これもセンス、技巧は一流だけどやっぱし本場ものじゃない欧州の限界?
(悪くはないというかかなり良いのですが・・・)

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ラース・ガリン・スウィングス

2017年06月22日 | ジャズ、音楽

昨夜はとても寝つきが悪かった。
そっか、お客さんのところで夕方コーヒーをよばれたせいだ。
コーヒーは好きですが、午後に飲むと寝つきが悪くなる。
レッドブルなんか飲んだらちょっとクラクラする。カフェインやアルコールに弱い体質なのか。
嫁は「コーヒー飲んだという気持ちで眠れなくなっているのだ。暗示とかに弱い奴だ!」と決め付けるが、
そうじゃないと思うのですが・・・

早速、田中伊佐資「僕が選んだ「いい音ジャズ」201枚 」に紹介されていた作品をゲット。

「北欧(スウェーデン)が生んだ世界的バリトン奏者がメトロノームに残した1956年の名演集。」
何人か知らず、取り合えず届いたCDを聴いたのですが、北欧臭さ(?)なんて全然しない、正統(?)なジャズ。
ドラムはスイング系だけど、古びた感じはなく、リズムに乗って軽やかにバリトンが唄う。
楽器のテク、コントロールこの辺はさすがヨーロッパなのかな。

録音は、”凄くいい”とまでは感じない。
というか56年録音なのに最新録音と全く遜色なく演奏を楽しめる。
ここが”凄い”のかな。
この時点でスイング系は完全に成熟しており、モダンの波もヨーロッパに及び本場アメリカに引けをとっていない。
文化的な変化って、伝播するばかりではなく同時多発することもあるのでしょうねえ。
ジャズは黒人さん達だけのものじゃないから、面白いのでしょうねえ。

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田中 伊佐資『僕が選んだ「いい音ジャズ」201枚 』

2017年06月21日 | ジャズ、音楽

週2~3回フィットネスジムに通っていますが、なかば義務化しており、
混んでるスタジオレッスンのために早くから並んでいるのもなんかあずましくない。
延びしろのない老体、そろそろ引き時かもしれない・・・

オーディオライターの田中伊佐資氏が選りすぐった、現代の名録音&名リマスター盤=「いい音ジャズ」201枚を紹介。

とかくオーディオマニア向けの”音の良い盤”は音は確かに良いけど中身がカスなことが多い。(ですよねえ・・)
なので、本来この種の本は立ち読みか借りる程度に留めておりました。
でもアルバート・アイラー、アーチー・シェップ、カーラ・ブレイ、オーネット・コールマン作品も取り上げていれば
2,700円と高額(?)でしたが購入せざるを得ません。

ジャズ全体万遍なく内容、音質ともに優れた作品が揃っており、未知の分野にも踏み込んでみたくなります。
紹介された作品集めてみたくなりました。(実際にこの本読んで既にCD5枚買ってしまった・・)

おらに”行動を促す本”でした。
しばらく紹介作品中心になりそうです。

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山里亮太ライブ

2017年06月16日 | ジャズ、音楽

よさこい(全く関心無いけど・・)、札幌祭りが終わり、夏モードのはずですが・・
週末から暖かくなるのかしらん・・・

6/3 共済ホール

南海キャンディーズの山ちゃんの一人語りライブに行ってみた。
ほんとはジャングルポケットライブに行きたかったのですがソールドアウトだったので替わりに山ちゃんにした・・・

いやあ~面白かった!2時間30分ノンストップで喋りまくり、笑わせまくり。
客いじり、アドリブも上手い!
”語った内容は絶対に秘密、会場を出た途端、魔法にかかって忘れてね~”というお約束。
まあ、スパイシーだけどそれ程過激ではなかったような・・

嫌われ者、炎上キャラを演じつつも、「皆もそうだろ~」的に観客を取り込む。
才能を感じましたねMCに抜擢されているのも頷ける。

今回観た人は絶対リピーターになりますね。
次回からチケット取りづらくなるだろうなあ~

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音浴博物館

2017年06月15日 | ジャズ、音楽

西海市に音浴博物館というのがあることを知り、長崎から20数Kmというので、ちょっと寄り道感覚で向った。

ところがとんでもない山道で1時間かかり、人家が全く無いこんな所にほんとにあるのか?と不安になりかけた頃にようやく着く。
学校の跡地に建てられた、オーディオ&骨董品の博物館。
一見、廃校建物に見えるが、建物は建て直したもの。
市の建物で個人のコレクションを市の委託で公開している形?
コレクションの持ち主は亡くなり奥様が館長とのこと。
館長不在時は、有志が案内役をしている。

とにかく何でも集める癖の人だったらしく。
アイロン、和文タイプ、ガリ版、機械式計算機など昭和の日用品もどっさり。
子供のころはガリ版刷りが当たり前だったし、和文タイプは仕事で使ったことがあるけど、もう博物館ものなのね。

SPレコード1万枚、LPレコードはそれ以上?
それを自由に棚から出してかけ放題、聴き放題!
国内盤が多く、ジャズ、ロック、クラシック、歌謡曲などすべてのジャンルに及ぶ。

SP再生機は、恵庭にあったような名品とまではいかず、国産の電蓄型が多い。
(蠟管のシステムもありました。)

LP用機器はレコードカートリッジはシュアータイプⅢ、マッキンのセパレートアンプ、
スピーカーはJBL4345、テクニクスSB7000、ビクターS777、ダイヤトーン、ソニー等を切替え装置で鳴らす。
結線されいないが、タンノイ、ALTECも並んでいる。
ビクターS777がなかなか良い鳴りっぷり。

このビクターもいい音でした。

滞在1時間ではほんのさわり程度しか楽しめなかった。
何時間でもいたい、ジジイの楽園!

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九州ジャズ巡り

2017年06月14日 | ジャズ、音楽

6/5~6/9の出張の合間にジャズスポット巡り。

福岡 ジャズ喫茶「JAB」
入店すると予想に反して客が3人いた。(失礼・・)
JBLのプロ用フロントロードホーンスピーカー(4560?)の3ウェイスピーカーから、
中音量、こなれた音質でブラジル系ジャズが流れていた。
聞き込むにはもう少し音量が欲しい気もするが、本読むには丁度いい・・
CDが途中で止まってしまった。叩いても動かないみたいで、別のCDに。
見ればアンプは黒い国産アンプ(サンスイ、テクニクス?)59,800~79,800円クラス、CDも簡易なタイプ。
それでも鳴らし込んだJBLは割りといい音。

ばあさんが入ってきて、カート(年寄りが押したり引いたりしてるやつ)を右側スピーカー前にでーんと置いてチャーハンを注文した。
午後三時のおやつ?
老舗であることは”老いた店”ということなのかジャズ喫茶という業態そのものが老いたものなのか・・・?


島原 Jazz&Cafe サラマンジェ
お洒落な店構え、時々ライブもやっているみたい。
スピーカーはユニットはガウス、箱はなんたら工芸の丁寧な造りのバックロードホーン型、アンプはラックスの石のプリメイン(デュオβ回路
搭載とかいうやつ)。
装置はいいけどかすかな音量、ジャズっぽい地域のお食事喫茶か。

長崎 さろまにあん
店主はサックス奏者でもあるジャズバー。
スピーカーはボーズ(301系)でBGM程度の音量。
奏者は割りとオーディオにはこだわらない傾向があると思います。
気さくに話しかけてくれ、楽しいひと時。
ロリンズ大好きで、流れているのは店主自身のCDと聞き驚く。
また寄りたい。
店の前の道を登っていったら、亀山社中があった。


※写真は亀山社中前にあった坂本龍馬の履いていた革靴を模したオブジェ?

 

 

 

 

 

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フェラ・クティ「 LIVE WITH GINGER BAKER 」

2017年06月02日 | ジャズ、音楽

来週、6/5~6/9まで、また長崎県行商出張。
今回は福岡空港経由、なので初福岡も体験できる。(食事くらいですけど。)
仕事だけと、気分は旅人で。
観光名所もいいけど、地元の人と話すのも面白いですし・・・


札幌オーディオ同好会のメンバーで、自身の職場の鉄工場で誰憚ることなく
スピーカーJBL4430で爆音を楽しんでいるS氏からいたいだいた音源。
鉄工場にお邪魔したけど、おらの人生でも最大級の爆音でした。(3/2記事ご参照)

爆音王が愛するのは、ドラムやベースが強い音楽。
中でもジンジャー・ベイカーがお気に入り。
ドタドタしたロックドラムとして認識していましたが、
本作ではホンモノの強力アフリカン、フェラ・クティとの共演。
手数も少なく、シンプルなドタドタが、いつしか強力なうねりに。
ベイカーのドラム、はまるとクセになりまねぇ

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