にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

須永辰緒 夜ジャズ-Jazz Allnighters-No.4

2008年05月09日 | ジャズ、音楽
連休中に懲りもせずにツタヤでまた大量レンタルしてしまったうちの1枚。
ツタヤにあるCDで食指が動くものがもうあまり無いはずなんですが、菊地成孔、ケニー・バレル、マッコイ・タイナー、スタンリー・カウエル(ヴィーナス盤ですが)やボサノバ系なんぞに手が出てしまいました。

「人気クラブDJのジャズ・コンピレーション盤。“男のための真夜中”をテーマに、ドナルド・バードの「マイ・ガール・シャール」などの熱いナンバーを厳選コンパイル。」というもので、乗りのいいB級ハードバップ曲が並んでいる。おらの苦手な3管ハードパップ系で、音に手を加える訳(音質は整えているのかな)でなく、単に選曲して並べただけだが、妙に聴かさるのは何故なんでしょう?
DJ須永の感性のフィルターを通すことで、曲を選択、配置する=編集することで何らかの意味・価値が付加されるのか?
ジャズに馴染みない人にも「ジャズってかっこいい」と思わせる。しかし既に8集まで出ているこのシリーズをどんなに聴きまくっても、あくまでも須永セレクトのファンであり、個々の奏者を探求するディープなジャズファンになることは無いような気がする。
あくまで「須永のイカシテルジャズ」という価値基準が設定されており、それに見合った曲(サンラや通も知らないような)を探し出して並べた作品であり、聴き手はとても調和の取れた「イカシテルジャズ」を楽しめる。
本作のファンとおらや古いジャズファンと音楽とのスタンス、距離感が実は全く違う様な気がしました。

それでも何故か聴ける・・う~ん・・・?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする