居合を始めて3年半が経つ。
もともと運動神経が鈍い59歳の高齢者、途中腸の手術や腕の痛みで数か月まともに刀を触れない時期も
あり、ひととおり型は覚えたけど、伸び悩んでいた。
見かねた先生に異例の特訓をしていただき、何とか恰好が付きだした。
先生は今月あたり昇段審査を予定していたらしいが、コロナ禍で体育館が使えず
初段取得は来月以降に持ち越しとなっていました。
でも先生から(仮)初段として真剣による試斬を許され、5/15に先生宅に岩捲刀を携え参上した。
(実際には全く堅苦しくなく「斬りたいなら、刀持っておいで~」というお誘い。)
斬るのは巻いて水に浸けた畳表(直径はCDよりちょい太い位))。
水に浸けるのは、藁の飛び散り防止もあるが、「人間も水分あるでしょ・・」って、こ・怖い~
(この巻藁は人の首程度の斬り応えとのこと・・・)
思ったより太くて重い巻藁、おらの腕・刀で斬れるの?
先ずは動かずに、据え物斬りの要領で、刀を打ち下ろす。
力んで刃筋がよれて、巻藁にザックリ食い込む。
予想通りではあったが、一番シンプルな斬り方が難しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/df/dfadc5be578d590fd72f3210c9506d00.jpg)
「普段練習している1本目の型で斬りなさい。」との指示。
前方の敵に対し抜刀・威嚇・斬撃を3歩で行う型である。
巻藁から3m離れていつもの動きで、力を入れずに刀を振る。
するとどうでしょう、あまり手応えも感じずスパッと斬れるではありませんか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/bd/e87dcc672eace5ecea0dfee934afc417.jpg)
型練習の時は、「こんなんで本当に斬れるのかな~?」と若干の疑念がありましたが
教わった通りに動けば、スパスパ斬れることを実感しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/1f/63bd2ad2f672dbbaab346739f7cf393a.jpg)
力んだり間合いを間違うと空振りすることもありましたが、斬る対象物をよく見て、振った後
止めることだけ意識して刀を下ろせば、斬れました。
見た目はあまり切れそうにない岩捲刀でもこんなに斬れるのかと驚きました。
日本刀恐るべし!!
※写真は兄弟子のブログから勝手に転載(自分の写真だからいいべさ・・・??)
追伸、不伝流の兄弟子、藤兄のブログ、ブックマークに貼り付けました。覗いてね~