にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

Henri Texier『Strings’ Spirit』

2008年07月31日 | ジャズ、音楽
先月の3枚が気に入ったフランスのレーベル「ラベルブリュ」、今月も買ってみました。

本作は2枚組なので2000円(安!)。
テキシエバンドとストリングスの作品。
ストリングスものは、”いつもと違う、異質な組合せ、企画物、よそいき”的であまりおらの食指が動く物ではなかったが、誰かが本作を誉めていたので購入。

アメリカ黒人がストリングスものを作るとなると、「お~俺もここまできたか」という感慨と気負いとコンプレックスが出てしまい作品としては、いまひとつものになってしまうような気がする。
マイルス=ギル作品(ストリングスものではないか?)でさえ、「佳作だけどマイルス愛聴盤上位には入ることは無い」のではないでしょうか。

でも本作はストリングスはお飾りや異物ではなく、ジャズコンボの演奏にぴったりはまっており、クラシック臭さもない。ストリングスが入っているにも拘らず、それが邪魔臭くなく真っ当なジャズになっていることは実は凄いことなのかもしれない。

欧州ジャズマンがストリングス使えば、クラシック臭ふんぷんたるものになると思いがちだが、これは逆でした。
欧州でジャズを探求し続けるテキシエはストリングスも構えることなく己がジャズ表現のツールとして使いこなしている。これはテキシエがストリングスメンバーにもリーダーシップを発揮した賜物であろう。
ピアノ(Bojan Zulfikarpasic)も好演!
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風の通り道

2008年07月30日 | 
昨日の帰り、街方面に寄ったので、クロス・シティ・ジャズ・ライブという無料ライブを覗いて見た。
女性ボーカルのバンドが登場し「ニューヨークステーツオブマインド」を唄いだした。
唄も演奏もちゃんとしたものなのに、何故か聴く気が失せ1曲で退散するおら。
何だろ?英語で流暢に唄っていることに何の感慨もわかないのだ。
何かの企みや緊張感がない音楽でないともうダメなのかな。

我が家で一番風が通るところらしく、暑がりのラグドール猫おくまはいつも階段のところに居る。気がついたら仰向け大股開きになっている。
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パイオニアDV600AVのDAC

2008年07月29日 | オーディオ
身辺にゴタゴタがあった先週の疲れが今になって出てきたようです。筋肉痛と同じく精神的疲労が出てくるのにタイムラグがあるのは、やっぱり50歳という年齢のせいか。
週末の「東京~ばんけい~アフターばんけい」に備えねば!くたくたになってもジャズ聴いたるぞ!

新しいDVDプレーヤーを手作りDACに繋いでいたが、DVDプレーヤー自体のDACの音を聴いてみた。
アンプ38FDのプリ部を復活させてAUX1,2に繋いで聴き比べてみた。
う~ショック!おらの耳では違いがわかりましぇ~ん!
旧ソニーCDプレーヤーに手作りDACを繋いだ時は、明らかに音が変り、嬉しくなったが、今回は今のところ判断が難しい。手作りDACの方がかろうじてすっきり品がいいように聴こえるような・・・微妙である。
使ってるDACチップはバーブラウン社のPCM1796という同じもの、なので同じ音?
パーツの違いもあるし趣味的に気を使って作られた手作りDAC(25000円也)と12800円の何でもありの廉価DVDプレーヤーのDACと区別がつかないとは!
それともデジタル商品のコモディティ化はここまできており、オーディオ製品は立派な筐体とブランドで幻想を提供してるに過ぎず、デジタルものは安く大量に出回っている新し目の商品に限るのだろうか?

それとも劣化したおらの糞耳では、オーディオに金注ぎ込むことは最早無意味なのか?
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中古レコード⑤

2008年07月28日 | ジャズ、音楽
8/1~8/2に東京に1泊2日の出張に行く予定が入った。
久し振りの内地旅行なので、おだっていたが、友人に会えること以外特に行くあてが無い。
ジャズやレコードやオーディオ関係(秋葉原怖い?)のところ位かな、
まああの密度そのものが東京だから、別にどこでも良いのかもしれませんが・・・

ハードオフ中古レコードシリーズ最後は、ネイティブ・サン「サバンナホットライン」、819円也。
本田竹曠 (key)峰 厚介 (sax)大出元信 (g)川端民生 (b)村上 寛 (ds)

これは懐かしいしょっ!
当時は他のフージュン同様よく聞き流したグループだったが、このメンバーは凄い!
耳当りは心地良いが臨機応変のジャズとは違う決め決めの音楽。
錬りに錬った計算された音をきっちり出しており、ライブジャズの緩やかさはなく、スタジオの緊張した職人のお仕事に聞こえる。

お気楽に聞こえていたフージュンだが、実は計算された決め事の多い音楽だったのかな、はじめは嬉々としてやっていたジャズプレーヤーだがやっぱり押さえきれないものが溢れ出てジャズに戻ってしまったのでしょうか?
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ゴルフ不調

2008年07月25日 | 
おらの職場ではFMを小音量でかけ流しているが、昨日”佐々木伸彦・瀬尾高志デュオ”と言う言葉が耳に飛び込んできた。サッポロ・シティ・ジャズの企画で、無料ミニライブが今日あるという。
おなじみの二人の名前がメディアに流れ、彼等の音楽を気に入る人が増えることを期待します。でもなあ、通りすがりのタダライブ聞いても、ライブハウスのドアを開けようとする人は稀なんだろうなあ。
ジャズ好きな人はいないわけでは無いのだろうが、自宅でアルバム聴くこととライブに出掛けることとの間に大きな隔たりがあるのかな。

で、VWゴルフの調子が悪い。一時停止した時など、低回転時にエンストする。
修理工場に出したら、「センサーが外されておりそれを付けると、エンジン回転がひどい状態になり外すと滑らかになるので、故意に外していたようだ。まずセンサーを交換し、それで直らなかったらコンピュータ方面が怪しい」と言うので、センサー交換してもらった。費用4万円位。
きっと前オーナーは手放す予定の車に金をかけず、どこぞのプロのアドバイスでセンサー外して乗っていたのだろうか。
やっぱりなあ、知り合いの業者を経て購入したが、(この業者もちょっといい加減だし)経歴のわからない中古の外車をオークションで買うのだめですね。
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パイオニアDV600AV

2008年07月24日 | オーディオ
DVDプレーヤーを見にとりあえず、琴似のコジマ電気に行ってみる。
時代はもうブルーレイレコーダーらしく、DVDプレーヤーコーナーですらもう寂しい感じ、うちは専用機が無くPS2でDVD観てるのに・・・単品のオーディオコンポーネントなんて何も置いてない。
パイオニアは7月にモデルチェンジをし、旧モデルを安売りしていた。新モデルはUSBメモリーにデータを取り出せるが、おらには不要なので、残り2台という言葉に思わず旧モデルを買ってしまった!12800円也。

DV600AV、これぞまさにゴールドムンドに移植された機種ではないですか。
CD読取り専用機としてしか使わない予定だが、不憫なくらい機能充実、高画質、ほとんどのメディアが再生可能(なんとSACDも対応!)。デジタル出力も光と同軸装備。

オーディオ機器は重い程良いという信条(信仰?)を持つおらには、薄っぺらくて軽い筐体に頼り無さを感じるが、ある意味現代のテクノロジーの集積(合理化、コストダウンも含めて)と言える機器である。

早速、手作りDACにつないで聴いてみる。インシュレーター(脚のことです)なんて付いておらず、小さなゴム片が四隅に貼り付けられている。CDを入れてみると、回転音がうるさい、筐体に共鳴しているようだ。うえ~、いきなりこれかよ!
手持ちのオーディオテクニカのインシュレータをかましても、おさまらず、むしろ貧弱な底板を4点で持ち上げた形になり悪化した。左後ろ側をやや持ち上げるとおさまるようなので、折り畳んだ紙を挟み込んだ。共鳴音はおさまったが、これでいいのか?!防振用の鉛シートやブチルゴムシートも考えられるが、あまり手を加えない方がいいのかもしれない・・・

先代のCDプレーヤーで読めなかったCDもサクサクと読み込む(そうでなければ困りますが)、ロードの時間も割りと早い。出てくる音は、あくまで印象かもしれないけど、より定位がきちっとし、ステージで離れ気味にいた演奏者が距離を詰めた感じ、音色もクールですっきりからやや温度が上がったような・・・

このプレーヤー自体のDACの音や、SACDも試さないと。
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CDプレーヤー後継機

2008年07月23日 | オーディオ
難航していた(単に資金不足)CDプレーヤーの後継機選び。一番安いマランツにしようか、もう少しましなヤマハにしようか、パイオニアのCDレコーダーにしようか、いっそ10万円クラス(無理・・)にしようか・・・

そこでおらが信頼する北区の某オーディオ店に行き、アドバイスを求めた。
「おらが所有するDAコンバータがどの程度の物かわからないけど、使えるとするならば、読取り機能さえあれば充分。
安いCD専用機よりもDVDプレーヤーの方が読取り能力は高いし値段も安い。
大量生産されたデジタル機器に少量生産のオーディオ機器はかなわない。
オーディオメーカーであり昔からレーザーディスクに力を入れていたパイオニアあたりがいいのでは。」

ということでDVDプレーヤーを導入することに決定。

ネットを見てみると、スイスのハイエンドオーディオブランド「ゴールドムンド」社の130万円のDVDプレーヤーの中身はパイオニアの1万数千円のものがほとんどそのまま移植されていたという話が。
このぼったくりブランドはひどいが、パイオニアの優秀性が確認できたようにも思われ、同社製を候補にした。
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パークジャズライブ

2008年07月22日 | ジャズ、音楽
7月21日 大通西1丁目のビヤガーデン

仕事は3連休だったけど、身辺にゴタゴタがあり、疲弊した3日間であった。

2年目の「サッポロ・シティ・ジャズ」、長年ジャズという音楽を愛好してきた人間にはいささか疑義を覚える企画が多いが、無料だし、気分転換を兼ねて出掛けてみた。

市内数箇所で同時多発ライブが行われるが、こんなにジャズバンドあったっけと言うくらい、多数が出演する。
瀬尾ベースのバンドと噂の道東管隊が出るTV塔下の小樽ビールガーデンへ。(ここのビール旨いです。やや褐色のドンケルが好きです。)

自転車で到着したら、外山ドラムのバンドが出ており、ドルフィーの曲で北川ギターと反チーチキ系外山ドラムが炸裂していた。酒の肴に不向きなオシャレな(?)選曲だな~と思ったが案外クールに響いていた。

瀬尾バンド「宇宙ズ」、へぇ~樋口ドラムなんだ。PAのせいでフロント陣の音しか聴こえなかったのが残念、一度ちゃんと聴いてみたい。

当会場のトリは道東管隊。30人近いバンド(多くて何人いるかわからない)、セッティングだけで25分かかる。(一バンドの持ち時間は30分なのに!)
女装、はげズラ、網タイツ白衣、メイド、甚平等、様々なコスチーム、おバカで楽しそう。出てきた音は見かけと関係なくビシッとしたもので、なかなかかっこいい。
「ちえっこヨサレ」まで飛び出し、会場はお祭り気分、自然とアンコールの声援が沸き上がる。
演奏ばかりでなく、大所帯な”おバカ”バンドが道東に存在していること自体に拍手!

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中古レコード④

2008年07月18日 | ジャズ、音楽
あっ、昨日17日だったんだ。
ジャズファンがあ~夏だと感じるのは土用の丑の日ではなく、コルトレーンの命日、7月17日であった。ジャズ喫茶では終日コルトレーンがかかり、暑さの中、熱い音のサウナ状態にいたものだった。
過去形で語るおらは、少し世代的にずれているのかな?
ジャズ聴き始めたとき、既にジャズ界では祭壇に飾られており、そのことにいささか引いた覚えがある。
トレーンが疾走するように生き、文字通り昇天する様をリアルタイムで体験した人は永遠のインパクトだったのかな?
1日ずれたけど、寝る前にモンクと共演したのでも聴こう・・・

ハードオフ中古レコードシリーズ第4弾、「AIR/NEW AIR」819円也!。
AIRのモントリオールでのライブ盤。アーチー・シェップ、スティーブ・レイシー、ドン・チェリーなどのポップなフリー(?)がかなり気に入っていたイタリアのレーベル、ブラックセイント。
ヘンリー・スレッギル(sax)フレッド・ホプキンス(b)スティーブ・マッコール(ds)

前回の「AIR SONG」ではスレッギルのことばかり書きましたが、ここでの主役はベースのホプキンス。
サックストリオでは、勿論3者の技量、バランスが大事ですが、ベースが名手だと名盤率上がりますね。(ドラムはそこそこ叩ける人であれば、大丈夫?)
ドラムをバックにゴキゲンなフレーズを連発するベースに、スレッギルのサックスながねっとりと絡みつくが、主役は俺だと言う感じでゆるぎないベース、いいですね。
当時はフリー系に括られたグループだが、とても明快な現代的なサックストリオだったのがよくわかる佳作。


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ハンカチ猫

2008年07月17日 | 
昨日もアクセス数が多かった。作戦成功!?
そりゃ、人様に見てもらいたくてブログやってるわけですから、アクセス数は多いに越したことは無いのですが・・・いや待てよ、おらはそんな何千、何万の読者を想定、希望していたのか?
誰かが聞いてくれるかもしれないおっさんの独り言であり、おらの日常を覗いてくれるマニアの方限定(?)の微少ブログで有り続けることが宿命でありそれが心地良かったのでは。
どうやったってAIRの中古レコードの感想文で多くの読者を得ることは到底不可能だし・・
おらはブログにおいては「多数=善」とは思っていない。私的、少数、マニアックだからこそ味わいの深いものがブログやホームページにあると思う。(捜すの大変だけど・・)

アビシニアン猫ねお。アレルギーでかゆいらしく、舐め過ぎによる赤剥け防止のためにカラーを装着していた。
でも不自由だし、人間に懐こうとしていきなりカラーで頭突きしてくる。
首周りを舐めなければいいので、腹巻状にハンカチを巻いてみた。おお~これは良いみたい、それにちょっと可愛い感じ。(動物に服着せるバカ飼主の気持ちがちょっぴり分かった?)
ハンカチ着けた直後は少し歩いてはパタンと倒れていた。皮膚感覚が変わっただけで歩行困難になってる。
獣に服を着せるのは、やっぱり不自然で良くない事だ。そうは言っても油断すると直ぐ舐めて赤剥けになってしまうのでしばらくは我慢、カラーよりはマシだろう。
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