にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

闘病記②

2019年03月29日 | 日々のこと

他人の病気の話なんて、つまらないと思いますが、おら自身の備忘録も兼ねておりますのでお付き合いを・・

3/16 足の痛みは120%(痛みに攻撃される感じ)から100%(常に痛い)くらいに減る。
   ちょうどピエール瀧のニュースがいっぱい流れ、自分も痛み止めジャンキーになった気持ち。
   レントゲン撮影の為車椅子で移動、すっかり要介護状態、導尿管も外してもらえない。   
   食事もまだ、点滴生活、空腹感はなし。
   聴力もダウンというか、変な付帯音が聞こえる。
   嫁の声が、「音声を変えた人」のように聞こえる、音楽も楽しめない。

   3時間で痛みで目が覚め、小刻みに寝ることに慣れたのか、夜の長さをなんとか克服しだす。
   (人間は何にでも慣れるのか?)

3/17 医師にも、看護師にも足の具合しか聞かれない、けっこう腸取ったのに・・・
   日中はごまかしがきくようになったので、導尿管を外してもらう。
   抜かれるときの、微妙な感じ。
   尿の締りもいまひとつの感。
   首、肩、背中が凝りだす、というか痛いくらい。足も痛ければ・・・
   嫁に百均の背中押し棒を買ってきてもらう。

3/18 食事開始、五分粥から。空腹感はあまりないが、”味”に飢えている。
   薄味の病院食をじっくり味わう、うれしい~攻撃的痛みは無くなるが、足はまだ・・   
   起きていれば、肩首背中が、寝ると足が痛い。
   夜は痛み止め点滴、3時間で目が覚め、小刻み睡眠、合計6時間確保できれば・・・


3/20 NHKの「美と若さの新常識SP ストレッチで めざせ美スタイル」という番組で”筋幕はがし”
   というのを知る。
   自分の背中をつねりまわすと、痛みが激減。結局”こわばり”だったのか。
   これで背中ピキッとやることも無くなるかも。
   耳は回復、音楽を聞くと、やっぱ元気出る。   
   点滴チューブが外れたので、経口の痛み止めに。
   
3/21 食事は七分粥に。
   腹は順調、足はまだ・・
   睡眠導入剤で、眠りを確保することに。
   それでも3時間で一度目が覚める、でもその後の睡眠が長めに。

3/22 食事は粥半分に。前日まで丼一杯だったのが、半分しかない。
   「看守さ~ん、メシがぁ~」と言う思いが・・病院だった。
   びっこをひくが歩ける、階段もなんとか。
   そうやって歩いていると看護師さんから「大丈夫ですかぁ~」と声をかけられる。
   ベッドにいても、定期的に声をかけられる。
   業務ですから当然だが、日頃そんな声を掛けられる経験がないので、「惚れてまうやろ~」状態。
   優しくされたくて弱い患者を演じる・・看護慣れするとこうなるのか、そろそろ退院の潮時か?

3/23 足の痛みは、ほんとに少しずつしかよくなっていない。
   腹の方は順調、病理検査の結果がまだなので、判明するであろう月曜日に退院することに自分で決めた。

3/24 最後になってようやく、音楽・読書三昧を楽しむ。

3/25 病理の結果は、セーフ、ガンではなかった。
   腸に対する今後の治療は不要とのこと。
   夜になると足の痛みが増し、睡眠導入剤と痛み止めは欠かせないが、家に帰れる。
   猫に会える。

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闘病記①

2019年03月27日 | 日々のこと


虫垂粘液嚢腫の切除手術入院の顛末を。

3/12 入院開始。手続、説明だけ。嫁に文句を言われつつ個室(1日2160円ならいいっしょ!)を確保。
   50枚以上のCDと5冊の本を準備。ちょっとしたリゾート気分・・・
3/13 朝から下剤水1ℓ飲んで、お腹をクリーンに。絶食だけど、空腹感あまりなし。
3/14 10:00~13:00手術。
   虫垂の嚢腫部が腸に癒着していた為、12cm腸を切除。
   摘出部分が小さければ臍を含む4箇所に穴をあけて最小限の傷で済む予定だったが、
   大きかったので臍部分を切開(10cm位)。傷が大きくなったので、術後に背中に硬膜外麻酔を入れられる。
   麻酔が効き過ぎるのか足がしびれるので、背中の麻酔を外す。
   その後、左足先に痛みが生じる。
   夜になり麻酔が薄れ出し、左足先に激痛が走る。
   間違って小指を何かに当ててしまった時の「が~ん、おおっ!!」ような痛みが足先に、
   つった時の息が止まる様な痛みがふくらはぎに。
   「あたたた、いててて」と思わず声に出して、うめき続け、深夜にナースコールし痛み止め点滴注入。
   あまり効かず、ほぼ一晩うめき続ける。
3/15 麻酔科医が心配してきて、MRIで損傷の有無を確認することに。
   初めてストレッチャーに乗せられ初MRI。
   手術後に微妙な姿勢で50分、閉所恐怖症ではないが目を開けると、間近に装置があるのが不快。
   電子音も時々ノイズ音楽に聞こえる瞬間もあるが、やっぱ不快。
   検査の結果、他覚的所見はなし、どこも壊れていない・・
   手術時に分娩台のようなものに脚を載せ、長時間同じところに荷重がかかったせいかもとの見解。
   医療過誤?弁護士?と頭をよぎったが、病院側の過誤は問えそうに無い。(足の養生不足?)
   「疼痛治療剤 リリカ」などが処方されるが、効き目は緩やかで、徐々に痛みが減るのが1~2週間・・
   
   足の痛みのせいで、腹の傷はほとんど気にならない。
    
   日中は痛みはあるが、何となく紛れている。
   夜、寝て同じ姿勢が続くと、痛みが溜まって「うう~」となる。
   痛みというのは信号ではなく、物質が溜まるように感じる。

   痛み止め点滴は、3時間位は効くが、痛みが溜まって目が覚める。
   足をさすって、紛らわして短い睡眠、痛みで覚めるを繰り返す。
   夜がとてつもなく長い。
   点滴は6時間おきでないと使えない、時間がきたら即ナースコール、看護師さん~、ヤクくれ~
   
   最早、「足の患者さん」になっちまった。

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社会復帰

2019年03月26日 | 日々のこと

 昨日(3/25)退院しました。
3/12からですから丁度2週間。 虫垂粘液嚢腫の切除だったのですが、部位が大きく、結局腸12cm取られました。
病理の結果も悪性(ガン)ではなく、傷が治れば終了ということで、お腹は順調なのですが
左足が足先が痛くて不自由な状態です。
この辺の顛末は後日。

とりあえす、生きてます。(というか今日から働いてます。)

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イエロー・マジック・オーケストラ

2019年03月11日 | ジャズ、音楽

明日から、盲腸切除のため入院です。
全身麻酔から永遠に醒めなかった時のための連絡先を準備したけど、
10件も無かった。
遊び仲間はいるけど、それほど深く交わらずに軽く生きてきたからねえ・・・
気が付いたらいなくなっていた、というので良いと思ってます。

入院中に聞くCDを準備したが、1日4~5枚、10日分、わおっ!50枚にもなっちまった・・
本は8冊、けっこう大荷物・・

帯付きの程度の良さそうな中古LPが2,000円(もう1枚「BGM」は800円だったので迷わず購入。)
おらにとっては高値だが、2枚で2,800円、平均して1,400円ならまあ良いでしょ!と妙な納得。

中古LPは見た目が良くてもノイズだらけの場合もよくあるが、これは良かった。
機械的なテクノだが、ライブバンドのノリも感じる、コクのあるアナログサウンドが楽しめた。
というか、こんな高音質だったんですね。
40年経っても全く色褪せない、YMO凄い!

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JBL D130+075

2019年03月08日 | オーディオ

入院で2週間不在でも大丈夫なように仕事をしておりますが、さすがにしんどいです。
随時色んなことが起きるし・・・
いなければ誰かがやってくれるとは思うけど・・

今年になって、オーディオマニア宅をお邪魔しておりますが、先日(3/2)は
JBL D130と075のユーザーのお宅に。
ジャズを聞くには極上のコンビを特注の箱(D130の前に金具で075を設置、同軸化していた)に入れ
真空管アンプ(プリはラックスCL35、パワーは・・?)で駆動。
オーナーは古いテナーサックス系がお好み(ソニー・スティット、ジーン・アモンズ等)で、状態の良い
アナログ盤がブリブリと鳴る。
「ジャズ聞くならこのスピーカーでしょ!!」と言わしめる音であり
名器たちが好きなジャンルが魅力的に鳴るように調整されている。
音楽を聴く為の”道具”としてのオーディオの理想的な有り方。


しかしである、このかつて憧れたスピーカーを欲しいとは思わなかったのです。
もう最高の大型システムを聴いても、だじろがなくなった自分に驚きです。
古いテナーばかり聴くのなら最高で、ビンテージの名器ならではの世界は認めますが、
そうまでしなくてもそこそこ楽しめます。
雑食性の音楽嗜好のおらには、我が家のシステムの方が向いている。

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テリエ・リピダル「Whenever I Seem To Be Far Away」

2019年03月01日 | ジャズ、音楽

昨日、定年を迎えました。
(欲しかったわけではありませんが)花束なんてくれそうにないとぼやきましたが、
帰り際に、突然セレモニーが始まり、立派なものをいただきました。
突然だったので、準備もなく「明日からもよろしくね。」と無感動のコメント。
ま、それなりに温かい職場。
今日からは「嘱託」社員、だども仕事量変わんねえ~

愛車ルノールーテシア、車検無事終了。
エアバック方面の故障が心配でしたが、15万円程で済みました。
平成18年式の仏車がこの程度で済んだのはありがたい。
工場の人が、リフトアップした車体下部を見て、
「全然錆びてない、すごいしっかりした作りで、仏車を見直した!」と
言ってた。まだ乗れそうですね。


昨年末入手した中古レコード。1974年録音。
ギタリストとしてはバリバリのロックギターだと思うのですが、ECMレーベルでは
ジャズ、クラシック、エレクトリックを駆使して多彩、幽玄かつ壮大な作品を作り上げている。
普通ストリングスなんか入ると、良からぬ方向(?)に行くのですが、この辺上手いですね。
さすがアイヒャー(プロデューサー)!!

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