にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

スタン・ゲッツ、ケニー・バロン「People Time」

2007年01月31日 | ジャズ、音楽
あ~雨じゃ!雪まつりの雪像が心配じゃ~、自衛官達よ泣くな~、という市民雪像経験者の想いと、異常気象が恒常化でお約束で毎年暖気にやられてるし、市民のほとんどがシカトしてるイベントなんてもう止めたらという想いが交錯するアンビバレントなおら・・・

これもレンタル。
スタン・ゲッツのラストレコーディング(1991年3月録音で3ヵ月後に亡くなる)。
癌に侵され余命幾ばくも無いこと承知の上で演奏を続けたゲッツの最後の演奏。2枚組なのにレンタル料は同じときたら、これは借りてしまいます。

ジャンキーだの、悪妻のせいで金に汚いだの、もともと人柄が悪いだの悪評が多いゲッツですが、そんなこと関係なく彼の音楽は素晴らしい。
「(あまり分からなくても)繰り返し聴いても飽きないのはいい音楽」という、おらの発見した法則(当たり前のことを何を大げさに・・)にゲッツも当てはまります。何回聴いても、耳にタコできません。
無自覚でしたが、一番好きなサックスプレーヤーかもしれない。

死の3ヶ月前のラストコンサートのライブレコーディング。
死を覚悟しながら最後まで演奏活動したゲッツ、1曲ごとに息を切らしてたそうだが、演奏はいつもの流麗さに加えて透明感もありながら熱演でもある。
稀代のインプロバイザーのラストに耳を傾けるべし!
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DAGUDA「月と大地と森の語らい」

2007年01月30日 | ジャズ、音楽
庄司昭夫(ds)奥野義典(as他)石橋マヤ子(p)飯田雅春(b)他

借り物ですが、お~北海道在住のミュージシャンによって作られたアルバム。
蓮川ユキオが1曲カウベル叩いてるけど、彼も北海道ドラマーですよね。
レーベル「ピリカミュージック」は小樽にあるのかな。

アルバムタイトルどおり自然に題材をとった曲で構成されている。
それぞれの曲の完成度は高い、ただこの和風テイストのオリジナル、この辺は、やや好みの別れるところでしょう。
オリジナルへのこだわりは分かりますが、こちらのジャズ耳が欧米化してるせいなのでしょう、普段はありきたりのジャズは嫌ってる癖にスタンダードもやって欲しいような・・矛盾してるかな?

注目しておきながら、あまりライブ聴いてませんが、やっぱり奥野サックスがいい!
ドラマーのリーダーにありがちな太鼓中心ではなくトータルにサポートしてるし、さりげないがベースもなかなか。
アルバムで聴く事でバンドの質の高さがよ~くわかりました。
北海道でさりげなくこのレベルの音楽が聴けることに感謝しなくては。
録音もいいです。

DAGUDAは月1回小樽フリーランスでライブ(ワンドリンクついて1000円!)やってます。
札幌なら行くのになあ~。
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VWゴルフリコール

2007年01月29日 | 
1月27日は整形外科で肩のリハビリ。理学療法士の人に、「いつも足組んでますね、ますます体がゆがむので止めた方がいいですよ。」と言われた。確かにいつも足組んで仕事してた。マウスより重い物持つことの無い日々ですが、50歳近くなると、体も歪んできてますね・・・

病院の帰り道、BMWの冬道体験試乗会というものに行った。
ポロで行き、アンケートにゴルフも持ってる旨正直に書いたら、外車オーナーは見込み度の高い客と思われたらしく、ベテランの営業マンがおらに付いて試乗もさせてもらった。
(ただの野次馬で軽自動車買えなくて28万のポロ乗ってますからと言い訳もできなかった)
新車のBMWに乗る可能性は絶無であるが、それでも万が一のことを考え、最もローグレードの116に乗せてもらった。(ベンツでもBMWでも一番低いグレードのものにこそエッセンスが込められており、お買得だと思ってるし)

路面状態が良く、冬にも強いFRというのは体験できなかったが、このシャキとしたハンドリングはBMWならではのものですね。
でもいくら強いとはいえ、やっぱFRだし、コンピュター制御に頼りぱなしというのは・・走ってしまえば駆動方式はあんまり関係ないしむしろ有利かもしれない、ツルツルの坂道や豪雪時の発進ができれば合格ですが・・・

昨年ゲットした赤ゴルフにフォルクスワーゲン社からリコール通知が来たので、午後は近くのデイーラー(DUO札幌西)で改修を受けた。
燃料ポンプに不具合があるらしく、ポンプごと交換とのこと。
リコール隠しは論外であり、きっちり改修してくれたほうがいいけど、この時間とガソリン代は補償してくれないのか?!ジムニーのときもそう思ったなあ。

ついでにファンの風が弱くて、臭いも気になるのでチェックしてもらったら、フィルターが真っ黒だった。交換してもらったが部品代3000円に工賃が3000円で6000円以上かかってしまった。
しまった、あんなもの自分でも交換できるし、いつも使ってる工場なら工賃なんて取らんのに、まあしょうがない・・・
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日本酒~コタンの雪

2007年01月26日 | 日本酒
新十津川の金滴酒造の活性にごり酒。
活性ということは過熱しないで、瓶詰めしたということか?
(日本酒の場合、この辺もいんちきが多くてややこしいです。火入れしてるくせに生詰とか生貯蔵と称するものもあり、それなりに味の違いがあるのだろうが消費者を惑わすのはいい加減にしろと言いたい。)

酒そのものは辛口すっきりだと思うが、にごり酒の酒粕のとろみで口あたりが柔らかく、ぐばぐば飲まさる。
今年はこの蔵元と旭山動物園ツアーにでも行ってみようかな。
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NNNドキュメント’07

2007年01月26日 | 日々のこと
高校の同級生からこんなメールが来ました。

『今度の日曜日(1月28日)の深夜「日本の貧困問題」に関して制作した番組を放送します。
日本テレビ系列で放送時間は1月28日(日)深夜0時50分~1時20分
「NNNドキュメント’07
ネットカフェ難民 ~漂流する貧困者たち」

最近、生活困窮でアパートなどに住めなくなってネットカフェで泊まる人たちが増えている実態を取材しました。
20代30代を中心に男性や女性が行き場を失って格安ネットカフェに溜まっています。
日雇い派遣、というその日暮らしの雇用で働いてもなかなか抜け出せない実態、偽装請負や貧困ビジネスなども背景に見え隠れします。

今後放送する貧困シリーズの第1弾と考えています。

ご覧いただければ幸いです m(_ _)m』

彼は東大を卒業し、放送業界に入り、生活保護を受けられずに餓死した人を題材にした本を出したりして、一見豊かに見える日本の真相を追究し続けているようです。
当時、「生活保護」に関わっていたおら(受給していたわけではないです・・)もその本を読んだが、必ずしも同調できる内容ではなかったが、ジャーナリズムの存在そのものが怪しいこの国で、「貧困」を追い続ける姿勢は評価したいです。

録画して見ようっと。皆様も見てやって下さい。
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サンラ「コスモス」

2007年01月25日 | ジャズ、音楽
これもレンタル。

ブルーノートや何故か日本人ボーカルの充実しているレンタルショップ。そんな中でサンラを発見!
一体誰が借りるのだ?
おらしかいないじゃないか!あ~借りちゃった。

土星からやって来たと公言し、スウィングとバップにアヴァンギャルドな要素を加え、怪しげなパフォーマンスをするという、どう見てもキワモノ扱いされていた人です。
おらも1枚だけ持ってるレコード(BYG盤?)が、なんだかふにゃふにゃした内容だったので、全くスルーしていた。

1曲目のイントロのベースで、おっ!センスのいい、これぞジャズという雰囲気で始まる。
大編成だけどうっとおしさのない、抑制のきいたバンドサウンド。

2曲目は電気ピアノにエフェクターかけたような音出してますが、世界で最も早期に電気ピアノを弾いた人なのでまあこなれている。
脳天気なボーカルも入った曲もあり、アバンギャルドな深刻さは無く、明るくて聴き易いまっとうな作品。
宇宙人発言のおちゃめさが先走りして、正当な評価を受けなかったのでしょうか?
世間と言うのは大体死んでから「おいっ!実はあいつは凄かったんじゃないか?」と騒ぐものなのかしら・・

コメント (2)
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妻の友人はホモ

2007年01月25日 | 日々のこと
うちの嫁は、あるスポーツサークルに所属しているがそこの男性メンバーは皆さんホモ。
先日も新年会の2次会はメンバーの人が経営するホモスナックにて。
ホモスナックは本来「紳士の出会いの場」?なので女性がいるのを見て店に入ろうとしない客もいたらしいが、今じゃ慣れっこで皆で和気藹々飲んでるそうな。
嫁の話では、とても楽しくて、いい感じの方々で、下心が無いので安心して友達付合いができるとのこと。
あんまり楽しそうなので、「おらも行きたい」と言うと、「きっと直ぐ馴染めると思うけど、あなたがそっちの世界にはまったら困るので連れて行かない」と言う。
なんのこっちゃ!それともおら自身も気付かない性向を嫁は感づいているのか?
「確かに断れない性格だしな~」

なんて会話を夕食の団欒として高校生の面前でしているわけですが、息子に「父さんがホモでもいいか」と聞いたら、
「けっ!そんなのはどうでもいいが、どっちにしても俺は早くこんな家を出る」と言ってた。
なかなか独立心があってよろしい!


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ウェイン・ショーター「フットプリンツ・ライブ」

2007年01月24日 | ジャズ、音楽
またツタヤで借りてしまった。
だってサンクチュアリーから始まってフットプリンツ、ジュジュをジョン・パティトゥッチ(b)ブライアン・ブレイド(ds)等とワンホーンでライブでやっておるのですよ、聴きたくなるじゃありませんか!

古い曲を懐かしさで再演しているのではなく、今でも謎めいた魅力ある曲を若い奴ら相手に即興勝負している。
近年のショーターのリーダー作はどうもイマイチ感があったし、過去にピークを究めた人がそれ以上のことは無理だし、もうおねだりしてもねえという気持ちもありました。
でも、やっぱりショーターはいいど!ブルーノート時代の熱さがここにある。
あんまり構えないでプレーヤーに徹したところに本作の成功があるのでしょう。

ただ、もう73歳だからこれほどの演奏はもう聴けないかもしれない・・・
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ジミー・スミス「キャット」

2007年01月23日 | ジャズ、音楽
これもレンタルだす。

ラロ・シフリンのアレンジした豪華なオーケストラをバックにしたジミー・スミスのヒット作。
クリード・テイラーがプロデュースしヒットしたウイズビッグバンドものは悪くはないけどちょっと買うのが躊躇われる、それが手軽にレンタルできる・・う~手が出てしまう。

予想通りビッグバンドを相手にジミー・スミスが突っ走る!
ケニー・バレル(g)もいいし、グラディ・テイト(ds)が渋い。
聴けばゴキゲンのアルバムです。

が、しかしこのゴージャスサウンドが大好きかというとそうでもない。
なぜかジャズミュージシャンは大編成をバックにした作品に憧れるようだし、欧米(この言葉に反応しそう・・)ではウケがいいようですが・・
ウェス・モンゴメリーもそうだけど、やっぱりスモールコンボが好きなんですね。
結局ジミー・スミスさえ聴こえていればいいんですね、ゴージャスサウンドは持て余しますね、うっとおしいですね・・
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ビル・エバンス「You Must Believe in Spring 」

2007年01月22日 | ジャズ、音楽
友人から貰ったCDR。

何故か何度も何度も聴かさる、おらをひきつけて止まない。
これは、もしかしたらエバンスの中でも一番のお気に入り作品かも!
名作の多いエバンス作品の中でも、本作は異色である。トリオではあるが、売物であるベース、ドラムとのインタープレイはあまり無く、エバンスの自閉したプレイが続く。
この作品だけ聴いても分からなかったかもしれない。一通りエバンス作品、音楽人生をつかんだ上で聴くと、突然青白く輝くものだと思う。

元妻や兄の自殺、重病なのに治療を拒否、命ある限りひたすらピアノを引き続けて、「緩慢なる自殺」を遂げたといわれるエバンス。
本作はその「緩慢なる自殺」を始めたターニングポイントではないか。
悲しみというより、諦観、絶望といった匂いがする。ベースのエディ・ゴメスがけっこうフューチャーされているが、絡んでない、独り落ち込むエバンスが痛々しい。

この後、ラストトリオ(マーク・ジョンソン(b)エリオット・ジグモンド(ds))が死に向かって疾走する。


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