もうしばし、工作記事にお付き合いを・・
④鞘を塗装する。
鞘の塗装は、本物は漆塗り工芸の極致。
様々な技巧、技法がある。
漆塗りの参考になったのはYoutubeの和竿塗りの動画だったが、漆は高価で、
扱いはおらには無理そう、かゆくなったら大変だし・・
せいぜいカシューかな。
いろいろ塗装動画を見ていくうちにバイクのヘルメット塗装までたどり着き、
これにしようと思った。
バイクのヘルメットはラッピング塗装という技法で塗られており、
これならおらでもできそうだし、黒をベースにクラシカルな仕上がりが期待できる。
ラッピング塗装に必要なキャンディカラー(スプレー缶)を買いにホーマックに。
当初は赤を考えていたが、黄色が何故かバーゲン価格だったのでこっちにする。
黒を下地にするとゴールドぽく仕上がるので、これもゴージャスで良いかと。
鞘の木地を数段階のサンドペーパーで磨き、黒カシューを4度程重ねる。
百均のプラスチックブラシから流用した栗型は見事な漆調の黒に、もう素材は何だかわからない・・
キッチンラップをくしゃくしゃにしたものに銀色塗料を着け、黒色の上にポンポンとテキトーに模様を付ける。
試し用の板にシルバー塗料を塗ってみたが、ギラギラして品が無い。
タミヤの模型用のアクリル塗料のチタンシルバーを使うと落ち着いた感じなので、採用。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/55/029c23ef62a1a59e44102463f022b0ae.jpg)
キャンディカラーを3度程重ねスプレー塗装。
仕上げはクリアスプレー(車用のラッカー塗料、ポリウレタンも考えたけど高いのでパス・・)、水ペーパーで修正したつもりだったけど、少しムラが残った・・・
でも一見黒と金の豪華な伝統工芸風に見える、自分基準で合格!
⑤鞘の鐺に金具を嵌める。
太刀拵から吊り金具を外して帯刀できるようにしたのを半太刀拵というらしい。
武骨な打刀拵よりカッコイイ。
先輩諸氏も半太刀拵が多く、古刀を納めるならスリムで優美な半太刀風を目指す。
鞘に付ける金具は希少で高価、ようやく現代ものの鐺金具を入手(3,140円)
整形して塗装した鞘に、汚れを落として磨きをかけた金具を嵌める。
※低性能なガラホのカメラなのでボケ写真、ご容赦・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/3b/e50908dabc996d93e3d17aba02c53839.jpg)