ヤフオクで日本刀買ってしまいました~
希望の古刀を無事落札できたのですが、なんかあっけない・・
もっと色んな刀を見て、ワクワクドキドキしたかった気もします。
三原正興
「保存刀剣 正興 大摺り上げ無銘 拵付きになります。
三原は、備後国(現在の広島県)で栄えた刀工です。
正興は、貝三原と呼ばれる三原の刀工の一人であり、室町時代文明ごろ(約550年前)に活躍した人物です。
刀工名鑑にも記載されており、業物と評されております。
本作は、大摺り上げ無銘の刀。
長さ 66.2cm
反り 1.5cm
目釘穴 3個
昭和44年5月 山形県登録
地金は小板目、杢まじり、淡く白け映りとなっており、刃紋は広直刃、匂い口しまりごころに小沸つき、刃縁にほつれ・打ちのけなどかかる。
帽子は小丸に返り、やや深く焼き下げなかなか良い出来です。」というもの・・・
刀の表現、何言ってるのかさっぱり分かりません、そんな人間が落札してしまった。
現物手にして、じっくりお勉強するので・・
おらには、かなり高価(値段はいずれ・・)だったけど、状態の良さそうで拵えも付いていたので思い切りました。
三原について調べると
「備後三原派は無銘が多く、古くは下作とされた。
しかし応仁文明ごろに実戦で使用され切味が良いことがわかると、評価が高まった。」
さゝのつゆ
「関ケ原の戦いのときの石田三成佩刀は備後貝三原正真の作。
その後の持ち主、田中伝左衛門の先代の時、若党が不埒を働いたが、主が不在なので田中の妻自らが「さゝのつゆ」を抜いて若党を手討ちにしたところ、
全く手応えがなかった。 若党は好機とばかりに門から逃走したが塀にぶつかり、その瞬間、胴体が袈裟懸けに裂けた。
斬味が余りにも凄まじすぎて、切った側も切られた側も気付かなかったのである。
田中家ではこの刀は京信国の作と伝わっていたのだが、現所持者(川崎某)が本阿弥家に鑑定を頼むと、信国ではなく貝三原正真の作であるとし、
金10枚の評価を付けた。参考として、最上大業物である三原正家の一振りで、伊達重村が徳川家重から拝領した刀は、本阿弥家から金20枚の評価をつけられている 。 」
大天狗正家(三原正家作)
「江戸幕府の将軍家剣術指南役、大目付を務めた柳生但馬守宗矩の所有した刀。宗矩は大坂の役で将軍秀忠のもとで従軍しており、
徳川軍の案内役を務め秀忠の元に迫った豊臣方の武者7人(人数に異同あり)をこの「大天狗正家」で瞬く間に倒したという。」
小早川隆景が三原に築城してからは、小早川家のお抱え工になった。
秀吉が三原を気に入り、数振りを浅野幸長等に下賜している。
細川幽斎も三原の脇差を愛用。
三原正家は最上大業物十四工のひとり。
※このHP(http://masaie.jp/#bladed )がとても参考になりました。
など、マイナーながら、評価はまずまずみたい。
届くのが楽しみです。