にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

リー・リトナー「Twist of Jobim」

2021年03月26日 | ジャズ、音楽

道立近代美術館でやってる「猫まみれ展」に行きました。
古今東西の猫アートが並ぶ。
歌川広重が良かったかな。
でもどんなに優れたアートよりも、うちにいる一匹の生猫には勝てない・・・

リトナーの豪華なゲスト(アル・ジャロウ、ハービー・ハンコック、デイヴ・グルーシン、クリスチャン・マクヴライド等)
を迎えての、アントニオ・カルロス・ジョビン作品集。

ジョビンへのリスペクトは分かるが、結局何をやってもリトナーの音楽になってしまうあたりが
評価が別れる作品。
おらは好き!
刺激的な音楽も好きだけど、激辛ばかりではねえ。
ホッとします、安心できます。
でもユルイだけじゃない。

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ファラオ・サンダース「Thembi」

2021年03月22日 | ジャズ、音楽

土曜日は居合の師匠宅で、夜遅くまで刀の鑑賞会。
一番新しくて三善長道、あとは古刀のオンパレード。
強度・実用性に疑問はあるが村正の皆焼に魅了されました。

 

ロニー・リストン・スミス、セシル・マクビー、ロイ・ヘインズという
強力、魅力的なメンバーを得て、繰り広げられる壮大なスピリチュアルな世界。
まだ吼え癖は残っておりますが、なかなかゴキゲンです。
マクビーの芯の太いベース音いいですね!

アーチー・シェップやファラオ・サンダースは若かりし頃は成り行き上
吼えまくってたけど、本質はこちら側(どちらのこと?)の人で、二人とも後年の作品の方がおらは
好きです。

フリージャズが沸騰していたあの当時は
 ”黒人なら叫んでみな!吼えてみな!軟弱者は許さねえ!”
 ”うすっ!俺だってできますぜ、ギャー!!”
 ”おーし!なかなかいいぞ!”
みたいな空気だったと想像します。
そういう人種の怒りのエネルギーが落ち着いてくると、
”やっぱ、ちゃんと曲吹けますから~”という本来の姿に戻ったのだと思います。

米国は落ち着きを取り戻したけど、欧州や日本に飛び火したフリーの火が燃え続けたのでしょうか?

ありきたりはつまんない。
でも吼え過ぎも嫌というおらには本作あたりがピッタシです。

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デューク・エリントン BOXセット

2021年03月11日 | ジャズ、音楽


日本全国が喪に服する3.11、おらの誕生日でもありまする。
63歳ともなると、ちっとも嬉しくない、あっと言う間にお爺さんになっていく。
「特別支給の老齢厚生年金」の書類が来たが、幾らかもらえるのかな?
「老齢年金」の受給対象者になった実感は全く無いけど・・


老後の楽しみに買ったままになっていたエリントンのボックスセット。
初期高齢者になった自覚を持ったので、聴き始めました。

レイ・ブラウン、コルトレーン、ミンガスとの共演でタッチの強靭なピアニストであることや
「A列車」等の有名ナンバー位はおさえておりますが、
”ジャズ界最大の偉人”みたいな評価や、膨大な数の”なんたら組曲”作品には
全然ピンときていませんでした。

でも細野晴臣を通じて知ったマーチン・デニーを聴いて、エリントンも似たようなものかも
と感じてから、ちょっと面白くなってきたような。

アメリカ都会育ちの黒人がアフリカを想像しながら作ったのがジャズとする(いろんな要素は
ありますが。)ならば、腑に落ちるような・・(今更気付いた?)

この5枚セット、どれも良いが「ブラック・ブラウン&ベイジュ!!」は別格のような。

 

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伯耆刀 鞘

2021年03月08日 | 居合

冬は鞘師のおら。

居合の兄弟子に試斬用の伯耆刀の鞘に鐺金具の装着と塗装を依頼された。
不器用、やっつけ仕事に定評のあるおらにオーダーするとは相当の度量のある人間だ!
ご期待に副うべく取り組んだ。

簡単と思ってたが、金具が鞘の曲線に合うように装着するのは難しかった。
削った木部を、またパテで埋めて面合わせ調整したのですが・・

塗装は柿色の漆が薄く塗られていた。
薄いけどとても堅い塗膜に、驚きました。
黒カシュー2度塗り、ワシンの合成うるし(油性)の朱を2度塗り、黒カシューを2度塗り。
水ペーパーで部分的に研ぎ出して根来塗風にして、透明スプレーをかけてコンパウンドで
磨いた。

根来塗のかすれ感、難しいですね。
黒がかすれて、そこはかとなく朱が見える様子という枯れた味わいがうまく出ていない・・

取りあえずこれで完成かと思ったら、金具が逆さまになっていると指摘を受け、愕然!!

チックショー!!やり直しじゃ!!

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YMO「テクノデリック」

2021年03月05日 | ジャズ、音楽

ルノールーテシアのスタッドレスタイヤを製造9年目のブリジストン、ブリザックから
ナンカンに替えました。
無事冬を越せそうですが、ナンカンの効き目はがっちりギュッと止まるほどではなく、
新品のありがたさはあまり感じませんでした。
いかにブリジストンが優秀だったのか・・・

2/21カレー屋五〇堂さんのYMO特集で、
テクノデリックの日本盤とドイツ盤の聴き比べをさせてもらった。

ドイツ盤は低音の重さ、歯切れが明らかに違う。
オーディオ的には断然ドイツ盤なんだけど・・・

作者はそこまで重厚な音を意図していたのだろうか?
クラフトワークに感じる”古典的”なドイツの音質とTVゲーム的なやや軽い日本の音。
浮揚感というか浮薄な感じも意図していたような気がします。

レコードにもお国柄が出るのですね。
自動車でも違うかもしれない。ルノーのエンジン音、メカ音はどこかまろやか丸い感じ。
音の感性も言語に規定されるのでしょうか?

で、「テクノデリック」ですが、大衆を突き放しつつ自分たちのやりたい方向に進んだ作品ですが
メロディックでない分何度でも聴けます。
これも、やっぱYMO!!

 

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ルーテシア車検

2021年03月03日 | 

4年前に走行58,000Kmで購入したルノールーテシア。
走行88,000Kmで2回目の車検を受けました。

電柱にぶつけて壊したドアミラー処置(完全修理ではなく使用に耐える程度に)と
フロントブレーキパッドを交換した位で、他に悪い所は無いとのこと。
費用は13万数千円。
2006年式なのに全然へたっていない。
工場主によれば、15年経てば日本車でも色々出てくるのだが、これは真面目に作ってあるねぇ~

最期の車検のつもりでしたが、状況によってはもう1回?

 

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