にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

サン・ラー映画「スペース・イズ・ザ・プレイス」

2021年05月31日 | ジャズ、音楽

札幌で上映は無いと決めつけてていたらシアターキノで5/28までやってるのを知り
慌てて最終日に行きました。
サン・ラーの映画に札幌で興味を持つのはせいぜい10人位かと思ってたけど、
それ以上の観客がいた。
モノ好きな人がけっこういるのね・・・

映画としてはとてもチープでクソです。
でもサン・ラーについてとても理解が深まったような気持ちになります。
当時の厳しい状況に置かれた黒人達を宇宙から救済に来たというのは
”マジ”の気持ちだったのかもしれません。
政治的なプロパガンダに頼らず、音楽による救済を行おうとしたのか・・

映画は、女性を侍らして享楽的な生き方をするライバル黒人に対して、救済活動を行う
どこか冷めた目をしたサン・ラー、それを監視・抑圧する白人(NASA?官憲?)という図式で話が進む。
結局、”救済”に応じたのは少数だけ、地球に残った者は悲惨な最期、というエンディング。

火星人のコスプレをしながら、闘っていたのか、それとも”諦念”から”解脱”に至ったのか・・

 

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Medeski Martin & Wood「フライデー・アフタヌーン・イン・ザ・ユニヴァース」

2021年05月28日 | ジャズ、音楽

緊急事態宣言は延長か・・
飲み屋の一揆が起きるな・・
また体育館使えない、居合稽古できません・・
自宅の庭でいつも日本刀振り回していますけど・・アブナイジジイ

 

中古店で300円だった!
オルガンはねえ~・・ジミー・スミス、せいぜいラリー・ヤングくらいまでで
あまり手が伸びませんでした・
「オルガンこそ!」という”通”もおられるようですが・・・
 
でもこのバンドを”オルガントリオ”で片づけてしまうのは危険かもしれませんね。
ギター?何の音?と思えるような様々な音を出しながら、三者がやりあう様は、ワクワクします。

古臭いジャズしか聴かない爺たちを小バカにしていたおらですが、
結局おらも30年位前でジャズの嗜好が固着していて、その後の新しいものはほとんど
スルーして生きてきたので、今頃になってようやくこのバンドの面白さ気が付くわけで・・

ある意味とてもジャズらしい活きの良い音楽!!

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ジョン・サーマン、ジャック・デジョネット「 Free & Equal」

2021年05月24日 | ジャズ、音楽

5/21仕事帰りに、狸小路の古レコード店に行ったら閉まっていた。
コロナ禍で6/2まで休業の貼紙。
全国ワーストの札幌市だけど、いつも閑散としている古レコード店まで”喪に服す”必要あんのかな・・?
アクセルとブレーキを同時に踏むようなお上の対応ぶり、
医療キャパがいつまで経っても増えないことだとか、
不平等条約のようなIOCとの契約や・・・

オリンピックの価値が下落し、日本人にとってどうでもいいイベントに成り下がった今、
中止して、キャンセル料踏み倒して、IOC脱退するというのは・・・
開催なら池江を応援しますけど・・

サーマン、デジョネットとロンドンブラス(10人の金管奏者達)との共演作。
オーケストラやストリングスものは、作者の意気込みの割には・・というのが多いけど、まあ
デジョネット参加のECMレーベルだしね。

なので音質も良く、ジャズマンとブラスも絡みもかっちりして好ましい。
ただちょっと抑制的、レッドゾーンに行かない範囲で集団との共演を果たしている感じ。
え゛っ?!これライブだったの?

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初試斬

2021年05月18日 | 居合

居合を始めて3年半が経つ。
もともと運動神経が鈍い59歳の高齢者、途中腸の手術や腕の痛みで数か月まともに刀を触れない時期も
あり、ひととおり型は覚えたけど、伸び悩んでいた。
見かねた先生に異例の特訓をしていただき、何とか恰好が付きだした。
先生は今月あたり昇段審査を予定していたらしいが、コロナ禍で体育館が使えず
初段取得は来月以降に持ち越しとなっていました。

でも先生から(仮)初段として真剣による試斬を許され、5/15に先生宅に岩捲刀を携え参上した。
(実際には全く堅苦しくなく「斬りたいなら、刀持っておいで~」というお誘い。)

斬るのは巻いて水に浸けた畳表(直径はCDよりちょい太い位))。
水に浸けるのは、藁の飛び散り防止もあるが、「人間も水分あるでしょ・・」って、こ・怖い~
(この巻藁は人の首程度の斬り応えとのこと・・・)
思ったより太くて重い巻藁、おらの腕・刀で斬れるの?

先ずは動かずに、据え物斬りの要領で、刀を打ち下ろす。
力んで刃筋がよれて、巻藁にザックリ食い込む。
予想通りではあったが、一番シンプルな斬り方が難しい。

「普段練習している1本目の型で斬りなさい。」との指示。
前方の敵に対し抜刀・威嚇・斬撃を3歩で行う型である。

巻藁から3m離れていつもの動きで、力を入れずに刀を振る。
するとどうでしょう、あまり手応えも感じずスパッと斬れるではありませんか。

型練習の時は、「こんなんで本当に斬れるのかな~?」と若干の疑念がありましたが
教わった通りに動けば、スパスパ斬れることを実感しました。

力んだり間合いを間違うと空振りすることもありましたが、斬る対象物をよく見て、振った後
止めることだけ意識して刀を下ろせば、斬れました。
見た目はあまり切れそうにない岩捲刀でもこんなに斬れるのかと驚きました。
日本刀恐るべし!!

※写真は兄弟子のブログから勝手に転載(自分の写真だからいいべさ・・・??)

追伸、不伝流の兄弟子、藤兄のブログ、ブックマークに貼り付けました。覗いてね~

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ミルトン・ナシメント「コーリッジ」

2021年05月12日 | ジャズ、音楽

ベスタクスのターンテーブルの歪みを矯正しました
ねじ2か所で留めていて、その受け具が歪んでいるみたいなので、
乱暴ですが強制的に手で押して傾きを直しました。
少しマシになったような・・

youtubeでこの機種が動画があったが、多少の波うち回転は気にしていないみたい。
重針圧でがっちりレコード溝を抑え込んでトレースしているのか?

ストップボタンで急ブレーキがかかるのには驚きです。
高トルクで回して、パッと止める。重力慣性なんて概念は皆無です。
レコード回す単純な機械だけど、オーディオ用とは考え方が違いますね。
でも音は悪くないんですよ、盛っと弾む低音にシャラっと高音が乗る感じ・・・
不思議です。

コーチャンフォーのCDコーナーで、
中年男性がミンガスの「直立猿人」を手に取りながら、「プレゼンツ・ミンガス」をガン見していた。
おっ!今からミンガスを聴き始めるのか!?いいねえ~
「どっちも良いけど、おらならプレゼンツかな~、ドルフィー凄えよ~。」と心の中でつぶやいてたら
想いが届いたのか彼はプレゼンツを手にレジへ。よしよし・・・
でも~おらがドルフィーの良さに気付いたのはジャズ聴いて20年以上経ってからですけど・・・

ウェイン・ショーターの「ネイティブ・ダンサー」でのミルトンが
おらの実質初ブラジルだったと思う。(ジョビン、ジョアン・ジルベルトは耳にしていたはずだけど・・)
クロスオーバーだのフュージョンだのはあったけど、この作品のスケールの大きさは別格で、
ジャズとブラジルの融合と言うより、ぶわーっと世界が拡がった感がありました。

そのミルトンのアメリカデビュー作。
アレンンはデオダート、ハンコックも参加の錚々たるメンバー。

当時は世界の拡がりを感じさせてくれた歌声、今は普通・・??
ノビノビ客演を楽しむハンコックもいて、ちょっと時代を感じるサウンドも2周回ってまた新鮮
に聴こえる(?)。

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ハービー・ハンコック「狼よさらば」

2021年05月06日 | ジャズ、音楽

GW中、庭の片隅にイチョウの木を植えました。
数年後には銀杏が食えるのか?
雌の木だけだけど、札幌市内なら受粉できるので結実するらしいとのこと。
銀杏臭い家になるのかしら・・・

チャールス・ブロンソン主演の映画「狼よさらば」のサントラ盤。
ブロンソン、好きでしたね。
中学生の頃、「狼の挽歌」を劇場で観て、
職人ぽい(?)殺し屋に憧れ、自分もリボルバーのモデルガン欲しくなったりして。
でも実際買ったのは、お値段の安いワルサーPPK、この頃からビンボ癖があったのか。
(狸小路の茶屋碁盤店で買った。チープな金色。もう少し早ければ黒色の銃が買えたのに・・)

映画サントラ盤なんて「死刑台のエレベーター」位しか無いけど、
「スラスト」直後の絶頂期のハンコック作品となれば期待を持って購入!

ハンコックの中でも一番好きなワーナー期の”暗黒”ぽさもあり、おらには”ツボ”。
ただ映画なんか関係なく突出してはいない。
”映像に寄り添う”感はあります。その辺も”手堅い”ハンコックらしさかしら。

コメント (2)
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