10/24 紙ひこうき
「演歌ボサノバ」のカオリーニョ藤原の弾き語りライブに行った。
沖縄中城のCD屋さんで聴いた時、衒いのないベタな唄にひかれて思わずCDを買っていた。
この作品(カオリーニョ藤原の真実)をプロデュースした豊田道倫の言。
『ボサノバでもなく、フォークでもなく、ロックでもなく、ブルースでもない。
「カオリーニョ藤原の音楽」としか言えないそれは、でも、ボサノバもフォークもロックもブルースなど何でも入っていて、
それらを越えている。殆ど素に近い声を焼き付けたこのアルバムを流すと、ひとりのあなたの部屋はいつでも小さなコンサート会場になる。14曲74分の旅を味わって、最後「人生の花」にたどり着いた時、穏やかな気持ちになることを約束しよう。』
確かにそう、でも好き嫌いは分かれるだろうなあ~
そんな藤原のライブが札幌であることを前日に知り足を運んだ。
CDとおなじ歌声、ギター(当然か)を堪能できました。
ただフォーク系の会場の空気とかご唱和が、なんかアウェイを感じてしまった。
それにライブだと当然曲の合間に喋りが入る、その間が邪魔と言うか、ガシガシ曲行って欲しいような・・
「ひとりのあなたの部屋はいつでも小さなコンサート会場」になる位”凝縮”されたパッケージとしてのCDの
出来が良かった分、他者も存在するライブで”拡散”を感じてしまったのかも・・
ライブよりCD??プロデューサー豊田の功なのか?
土曜日はオーディオ同好会の例会(リンク参照して下さい。)に出席してからビッグバンドのライブに。
10/19 札幌サンプラザ
地元ビッグバンドのお祭り。
★出演
銀河鉄道
Groovin’ Herd Jazz Orchestra
Swing Heart Jazz Orchestra
Solid Sounds Jazz Orchestra
出演者のご縁で観戦。
どのバンドも乗りが良くて(当たり前か・・)、ハッピーな演奏。
全く期待通りの演奏で文句のつけようがない。
問題はおら自身に。
もうこういう屈託のない音楽はダメなのね。
みんなで大きく手拍子、あ~ダメだ。
委ねて浸れないのね。
今では、こういう分野も楽しまなくてはという義務感、使命感があったけど、そろそろあきらめようかな。
ずっとジャズ聴いてきたけど実はカウント・ベイシーとかよく分からないのです、あまり楽しめないのです・・
日曜日、体がだるい、気持ちが乗らない・・・
念のために体温を測って驚く、39.4度!!
体温計を見て寝込む。
ラグビー、スコットランド戦も我慢・・・
翌朝、37度台に落着くが、ゲッソリした感じ・・というかゲッソリしたのですな。
新聞や他の報道、嫁の話を聞かずに録画でラグビー観戦。
すげえ試合だったけど、やっぱライブでないとねえ~
火曜日、平熱、35度台って低すぎない?おらの平熱って何度?調子悪い時しか測らないもんなあ~
でもまだだるくて、”何故か勤労意欲が湧かない”ので会社に電話、インフルかもしれないので
病院行けと言われる。
ちなみに、おらはインフルに罹ったことがない。
同級生のDr.土肥のクリニックを受診。
鼻に綿棒突っ込まれて検査、インフルじゃなかった。
普段、妙に元気な人が風邪になった症状かなと言われる。
今日もまだだるいけど、とりあえず社会復帰、自宅にいると嫁がウルサイノデ・・
脱水症状もあるのだろうが、すごい濃い尿が続ている。
闘いの残骸が出てきてるような・・
書店コーチャンフォーの1000円コーナーで見つけてしまったドルフィーのラストレコーディング。
スルー出来ずに購入。
コーチャンフォー、知らない欧州モノが中心だがどれも侮れなそうな・・
eric dolphy(as,bcl), donald byrd(tp), nathan davis(ts),
jack dieval(p), jacques hess(b), franco monzecci(ds),
jacky bambou(cong)(2,3)
1964Rec/West Wind/
「Last Date」が1964年6月2日オランダ録音、
本作はパリで1964年6月11日録音、亡くなったのは1964年6月29日(36歳)なので18日前の録音。
「Last Date」の方が”ラスト感”あり出来も上です。
本作は特別鬼気迫るというわけでもなく普通にドルフィーを楽しめます。
フロント3管フロントだけど、ジャズのお約束から”何処かによそ”に行こうとしてます。
ドナルド・バードですら”旧”側に聞こえます。
その”何処かよそ”をもっと見せてもらいたかった・・・
10月9日 札幌芸術ホール
今年になって、何故かにわか達郎ブームのおら、念願の初ライブ。
(とは言えアルバム12枚ありますが・・)
客層は、もうネクタイしなくてよくなった服装の先輩が多い。
限定プレートを求めてグッズ購入の行列に並んだがおらの直前で売切れ、残念~。
席は3階の後ろで、ステージからかなり遠く、下界を見下ろす感じ。
でも1階だと、スタンディングになってしまう可能性が高いので、後ろの席でいかったかも。
いきなりスパークルから始まる。
レコードと同じクオリティで練れたバンドの音。
おらの好きな「Paper Doll」「BOMBER」や「君は天然色」、竹内まりやメドレー、「ハイティーン・ブギ」「硝子の少年」等など
どれも素晴らしい!
3時間以上ぶっ通しで、てんこ盛り、めいっぱいやってくれました。
このホールについて、まだ新しいので鳴りがいまひとつで、特性的にはデッドで響きが少ないと言ってた。
それでも4階まで生声を届かせていたけど・・・
(余分な響きが無いので、音の立ち上がりやアタックが明確だと思います。)
最高のライブパフォーマーでもありました。なんで今まで観に行かなかったのだろう・・
明日はいよいよ、山下達郎ライブ!!
かなり楽しみにしていた分、もうその日かと思うと・・・
ニューミュージックマガジン9月号で「50年のジャズ・アルバム・ベスト100」という企画があった。
店頭でサラッと眺めてスルーしていたが、後日”あのランキング面白いよね!”という声を耳にして
書店に行ったがもう在庫がなく、アマゾンでゲット。
なんたってオーネットの「ダンシング・イン・ユア・ヘッド」が1位。
ヘイデン、カサンドラ、「オン・ザ・コーナー」などが並ぶ。
日頃オーディオ同好会等ではオヤジ転がし的高音質女性ボーカルに押され気味で、変り者扱いされているが
本誌の”酒場のイェーイ!”じゃない選択にとても共感を覚えた。
未聴作品にも興味津々で今後の大きな指針になります。(表現カタイナ・・)
先日、某オーディオマニア宅にお邪魔した。
マークレビンソンでドライブするJBL4343がちゃんと鳴っていた。
バランスラインケーブル、ペアで98万円も聴いた。
嫌な音は出ず、とても整った印象・・・
確かに違うが、値段ほどご利益があるかおらには分からなかった。
と言うか、整え過ぎるのはどうかと思った。汚い音も、ありのまま出すべきではないのか?
音のグルメが行き過ぎ、ジャシンタみたいな作品ばかり聞くようになってしまう。
趣味だからそれもありですが、おらは行かない!
ジョンスコがスティーヴ・スワロウとアダム・ナスバウムとのトリオで出演したミュンヘンでのライヴ録音。
おらの中では、比較的最近のギタリストだけど、実際はもうかなりのベテラン(67歳)。
枠にとらわれない、何でもあり的で突き抜けた感じがいいのかな。
繰り返し何度も聴いても飽きない、どころかスワロウの渋みもにじみ出てくる。
多様な顔を持つジョンスコ、要チェックかな。