にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

アルテック銀箱②

2006年05月31日 | オーディオ
アルテック銀箱②
アルテック604を取り外し、音蔵さんにユニットを持ち込んだ。
スピーカーの取り付けなら自分でもできそうなものだが、取り付け螺子の締め付けトルクも微妙らしいので、プロにお願いするのです。
箱の材質は、いわゆる米松合板ですが、これもいろいろあるらしく(魚箱も米松?)、なかなか日本にはスピーカーに適した材が入って来ないそうです。日本のユートピア社のものより、少し粗雑な仕上がりのようですが、アルテックの箱のことを解った職人が作ったという。

土曜日の音蔵さんは、マニアがいっぱい来るらしい。自宅でA7鳴らしてる人や、マッキントッシュのモノラルの真空管パワーアンプ(MC20?)を購入していった方もいた。皆さんすげえなあ。

 そんな中、背広を着た二人連れが、マッキントッシュの真空管アンプ(40万円位)を鳴らすためじゃなく飾りとして探しているという。店の人が熱心に説明してるのも上の空で、途中で携帯鳴って出ていった。
あの人達なんだったのでしょう?
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アルテック銀箱①

2006年05月31日 | オーディオ
アルテック604のスピーカー箱で悩むおらでしたが、なんといい箱の出物があるとオーディオ屋さん(札幌、音蔵)から連絡があった。

行ってみると、小さい方の銀箱、新品、アメリカ製。数年前にアメリカの工房で作られた物が日本のどこかに在庫されてたらしい。オリジナルとほぼ同等の作りでユートピア製より安い。(価格は十数万円ということで・・・)
音蔵さんが間違いないというので、即決。ついに我が家に銀箱が!

おっとその前に、ローンで金利を取られるより、なんとか嫁に頼み込んで家庭内ローンを組まねば。
嫁にビールを飲ませ機嫌が良くなったのを狙い、お願い!
最初は渋っていたが、何とか了解。
さすがおらの惚れた女だ、いい嫁だ!(でも一切助成は無し・・)

音蔵さんでユニット組み込んでくれるというので、古い箱からの取り外し。
こういう時によくユニット傷つけたりするので細心の注意が必要、という時に猫どもがやって来る。大体ひとがややこしい作業をしようとすると、必ず猫はやって来る。追い払いながら何とか作業終了。

古い箱はこれでお役御免。JBLのスタジオモニターを模した物だがでかい、重い!パーチクルボード、ツキ板もきれいだし、木工のプロの手によるものだろう。誰も引き取り手ないし、解体しても木材の再利用もできそうにない。さらばじゃ。
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アストル・ピアソラ「ラ・カモーラ」

2006年05月30日 | ジャズ、音楽
前述の図書館CDのなかに、それも現代音楽の中に混じってなんとこのアルバムがあった。
今おらが個人的に注目してるアメリカン・クラーべ(キップ・ハンラハンプロデュース)レー
ベル、92年7月に69歳で夭逝したバンドネオン奏者の88年録音作品。

タンゴの巨匠であり、ジョン・レノン、グレン・グールド、マイルス・デイビスなどに比肩しうる音楽家であると誰かが言ってた、グレートな人なんでしょう。

酒場で聞くタンゴではないです。現代音楽の棚にあったのもうなずける位、剛直な音楽。
軽く、いいねえなんて言えない。
未知なる大きな山にぶち当たった感じ、心して聴かなければ・・・それに値する音楽であることは間違いない・・
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ジッピー・ジャズ祭

2006年05月29日 | ジャズ、音楽
5月28日(日)PM1時半~夜
札幌ジッピー・ホール
無料開放、出入自由、飲食自由、何でも持ち込みOK,出演バンド多数。
今年もやったジッピー祭。さすがに年配のおらは9時間は無理なので、夕方から観戦。
「卑猥と科学」
面白い方向性をもったグループだと思うが、おらには来ないなあ。せっかくの3ドラムの効果も薄いように・・

「藤森かつお」
 ドラムをバックにアコースティックギターの弾語り、「場違いですんません、すぐ終わりますから」と言いつつ、アガルタのスタンバイが遅れて長めにやれと言われ頑張ってた。
     
「全ギ&アガルタ通信」
 お目当てはやっぱりアガルタ通信、今日はいつもよりロックフレーバー強くてい いです。クリムゾン久々。蛇池サックス期待しましたがPAバランス悪くてあん まし聴こえませんでした、残念。

「石田幹雄VS田中朋子」
 本日のメインエベントはここだった?ぶっ飛び石田ピアノを受けて立つ田中ピア ノ強いですね。

「カニバンド」 
 総勢13~4人の賑やかプレイで祭は終了。
  
 無料でこんなに、聴けるのは大変ありがたい。
けど、ジッピーの大音量(演奏の迫力と音量はイコールではないと思う・・)と、個々の演奏時間が短いせいか各グループが目一杯ハードな演奏するので、2グループ位で疲れてしまう。もう年かな・・・

 
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猫血尿

2006年05月26日 | 
メインクーンのふくが血尿になった。
普段は上がる事のない洗面台で血交じりの尿をしたのだ。
こうして自分の体の不調を人間に伝えているとしたらたいしたもんだ。
猫の血尿は命に関わることもあるので、直ぐに獣医に連れて行った。
石は無さそう、薬飲ませたら良くなったみたい。

そう、薬も素直に飲むんですよ。飲むというか、粉薬を水に溶いてそれをおらが口に塗りつけるように与えるのですが、普段そんなことしたら、流血事態になるのですが、我慢してるんです。猫も自分の健康のためなら耐えるのでしょうか?

うちの獣たちは、病院に行ってもおとなしいもんなあ・・・
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「さわりで覚えるジャズの名曲」ブルーノート編、第2集

2006年05月26日 | ジャズ、音楽
これも図書館にあった。今さらの名盤オンパレードですが、数枚聞いたことないのもあり借りてみた。
CDもちゃんと貸してくれた。

CDを聴くと、音の輪郭がはっきりしていて、一瞬おっ?!と思ったが、音を整えているというか、いじってるのですね、さわりで聴くからいいので、この音で通して聴いたら疲れるのかな。

ブルーノート編は、確かにこのレーベル聴いただけで充分ジャズのおいしいところをおさえられることがよくわかる。

2集は、マイルス(オン・ザ・コーナーをちゃんと紹介してる!)、モンク、ショーター、オーネット・コールマン、ミンガス、ボーカルまで。

少しジャズに興味を持ち出した人には最適の2冊です。2冊50曲のどれかに反応できない人はジャズは聴く必要ないだろうなあ。

個人的には、2集のランバート・ヘンドリックス・ロス、ボビー・ハッチャーソン、レイ・ブライアントがもっと聴きたくなりました。
(ジャズだってまだまだありますね、現代音楽なんか聴いてる暇無い?)
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佐々木伸彦トリオ

2006年05月25日 | ジャズ、音楽
5/24(水) 札幌くう
佐々木伸彦(g)Trio 瀬尾高志(b) 川中健治(ds)

連夜のくう。
前回のライブが面白かったので、また来てしまった。

ライブというのは、やる方も聴く方も、大音量ガンガンで、いぇ~い!となりがちなものであるが、佐々木ギターは違う!
ヴォリュームコントロールを駆使し、肝は小音量、ギターの生音で勝負するのだ。思わず耳をそばだたせて前のめりで聴いてしまう、この緊張感がたまらない!
まさにヴォリュームの魔術師!(ちょっと違うかな?)

ジャズにもいろいろあって、お約束の決め技でOKというものや、毎回何が起こるかワクワクというもの・・優劣ではありません、変な即興ばかり聞かされるのはたまったもんじゃないですから。
その点、このバンドは毎回フレッシュに楽しめます。瞬間瞬間に音が紡ぎ出される様は、ジャズの醍醐味だと思う。

ジンジがじーんときました。

ただ、客が少な過ぎる、もったいない。
次回(6月28日瀬尾画伯から直々にご案内いただいてしまった)は友達誘って行こう!


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「EXPLOSION」ライブ

2006年05月24日 | ジャズ、音楽
5/23(火)札幌くう
大村吟弘(ds) 石田幹雄(pf) 池田伊陽(g) 小田島 茂(b)
 
石田ピアノを聴きたく、面白そうなメンバーなので行ってみた。
ナルディス、フリーダムジャズダンス、ドルフィンダンス、マイルストーンズ、サニー等お馴染みナンバーをスリリングかつタイトに演奏してました。

先程リーダーの大村さんのホームページを見たら、昨年奥さんを亡くされたことが載っており、じ~んときました。
サニーは奥さんに捧げる曲とのことでしたが、ハードかつドライな演奏だったような・・なにもウェットにやる必要はないですね。

石田ピアノは、いきなり乱闘シーンばかりのようなプレイより、適度にスタンダードやりながら時々暴れ出すという方が好きなので、これは正解でした。
以前にも書きましたが、どうしても動きに惑わされがちなので、目を瞑って聴くと、出してる音はきちんとしてます?
でも同行のK氏はその動きを観にきてるのだという。うぬぬ・・

選曲、カラー、個々のプレイ、いずれもいいバンドなのに演奏者より観客が少ないのが、凄くもったいない。(ある意味贅沢?)
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図書館のCD

2006年05月23日 | ジャズ、音楽
図書館をよく利用する。只で読みたい本を読めることと、買っても狭い我が家では本すら置く場所もないからであるが、買いはしないが読んでみたい本というのもけっこうあり、乱読おやじのワンダーランドでもある。

最近は本ばかりでなくCDなんかも貸してくれる。札幌中央図書館にはジャズやロックはほとんどないけど、クラシック、現代音楽ならひと通りある。
(白石図書館の方がジャズが数枚ある。なぜかコルトレーンのビッレジバンガードライブのコンプリート版なんかあった。)

現代音楽まではさすがにお金を出してまで聴くことはないが、ジャズ本なんかで何かと話題になることもあるので、「どんなものかな~?」という興味で借りてみた。

武満徹 「ピアノ作品集」 ピーター・ゼルキン(P)
 良い音楽に共通する緊張感がある・・と思います。
ストイックな構成がなかなかいいのですが、ジャズ親爺なので、ここでセシル・テイラーなら一気に攻め込むのにとか考えてしまいます。

ピエール・ブーレーズ「ル・マルトー・サン・メートル」
聴いて嫌ではありませんが、繰り返して聴きたいとか、この曲のここがいいんだよねとかにはなりそうもありません。

現代音楽って・・・う~・・・次はメシアンとケージでも・・やっぱり無理してるかな?
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中山康樹、後藤雅洋、村井康司「ジャズ構造改革」

2006年05月22日 | ジャズ、音楽
ジャズのホームページについて、レベルが低い、「スイングジャーナルごっこ」と切り捨て、刺激的な発言が楽しい。
しかし表面の勢いのよさの底にある、もうジャズは死んでしまったという三者の共通認識が哀しい。
ウィントン・マルサリス以降ろくな人材が出ない・・というかウィントンがピリオドを打ってしまったと言う。
中山氏は「だからと言って諦めるのではなく・・」と言うほど諦めムードが強くなる。

やっぱりなあ~、もう黒人の活きのいい新人なんて出てこないのかなあ、生活向上したらハングリーでなかったらジャズは死ぬのか・・・そんな情けないもんだったのか・・・

マイルスでさえ、晩年はゆるくなってしまったもんな~、(これはこれで好きですがやっぱ緊張感がマイルスの真骨頂ですからねえ・・・)

中年親爺のおらの残りの人生(20年位?)を退屈しないで済むだけ、1950年~2000年の50年分以上のジャズ音楽のストックがあるからいいけど、次の世代はおら達のように楽しめないのでしょうね。ジャズを聴こうともしないのかな。
まあロックも似たようなもんだけど、音楽が時代状況に大きく関わる事はもう無いのかな。
結局ジャズもクラシックと同じように「過去」に完成されたパターンをなぞるだけのものになり、今生きて演奏している者は永遠に「死者」に敵わないものとなる?
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