にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

ジュリアス・ヘンフィル「’coon bid’ness」

2012年08月31日 | ジャズ、音楽

毎朝、もう少し寝たいという時間にアビシニアン猫に起こされる。
手を舐められるのですが、はじめは無視していてもだんだん力が入ってきて猫の舌ですから、ぞりぞり・・いててという感じで覚醒させられてしまう。
仕方なく今日もちょっぴり早起き・・ふぁ~

おらのジャズ導師であられる、国分寺のリルコ様より、本作について問合せがありターンテーブルに。

何と言っても「ハード・ブルース」!
粘っこく同じリフを執拗に繰り返しながらLP片面1曲をぶっ通してます。
この残暑厳しき折にこれは・・・涼やかじゃないけど、”爽やかな辛さ”ジャワカレー(激辛エスニックほどではないけど)
夏に食うカレーも旨い!的な?気持ち良さがあります。

この”爽やかな辛さ”は、一見ワイルド、実はよく練られた構成から来てますね。
枠ががっちりしていて、それぞれの役者にきちっとスポットライトが当たり、見せ場(聴かせ場?)が明瞭。
良い意味で”フリー”じゃないですね。

おらはヘンフィルこの1作しかないけど、良いプレーヤーであり良いリーダーだったんですね。
あ~もう故人で、寡作か・・・

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ミルトン・ナシメント「Milton」

2012年08月28日 | ジャズ、音楽

会社の同僚のお父さんの通夜に出席した。
会場のBGMで「木綿のハンカチーフ」が流れていた。
インストものではなく太田裕美の原曲で。

故人の好きだった曲?

会場側の選択?
「恋人よ~僕は旅立つ~」あの世に~、ってこと?
おいおい、冒頭の詩だけだろ、これは田舎の姐ちゃんのふられ唄だろ。
果たして真相は?
(「マドンナ達のララバイ」も流れていたような、「さあ眠りなさい~」って、Oh!)


朝の1枚はミルトン。
暑い季節は、やはり南方系の音楽?

ウエイン・ショーター名義の「Native Dancer」での不思議な声に魅せられ、本作にもハンコック、ショーターが参加している
ことからゲットした1枚。
同時期、近いメンバーですが、やはり金字塔「Native Dancer」とは違います。
作品としては充分の出来で「ブラジルの声」と言われる大ミュージシャンだけのことはあります。

名作過ぎてあまり聴かない「Native Dancer」(こういうのってありますよね?)のお気軽盤?

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フレディ・ハバード「イン・コンサート」

2012年08月24日 | ジャズ、音楽

おらは暑さに弱いのか、遊び疲れなのか・・・今週は意欲減退・・
でも何故か金曜日になると元気が・・
働きたくないだけか・・・

志村けんの番組で、台湾で小鳥が札を選ぶ占いの場面をやっていた。
それを見て、札幌祭りで小鳥がちょんちょんと跳んで小さな社に入り(確か紐をひいて扉を開けた)おみくじ札を持って来るという露店を思い出した。
あ~もう45年位前のことか・・
台湾には今でもあるのですねぇ・・

図書館で借りた1枚。
実はハバードもノーマークに近いおら・・といつもこんなこと言ってますね。
むしろマーク出来てる方が少ないことに今更ながら気付くわけで・・・

昔は、受け狙いの作風とオンマイク気味の甘ったるい音質(ルディ・ヴァン・ゲルダーの録音ですが好きになれなかった、ブルーノートの音もあまり好きじゃないし・・)と決めつけ、少し見下していたCTIレーベル。
ジム・ホール、ビル・エバンス等の巨匠からジョビンまで多岐にわたり、”受け狙い”も今となっては時代に淘汰されない”好企画”で色褪せず今も楽しめますね。

フレディにスタンリー・タレンタイン(本作はタレンタインもリーダーになってます。)の2管にハンコック、エリック・ゲイル、ロン・カーター、ジャック・ディジョネットが加わるという夢の布陣。
マイルス達がガンガン電化路線を突き進んでいる中、ハンコックが参加しているとはいえ時流に関係ない演奏スタイルを貫いていますが、当時は”ありふれた”ものが今では”これぞ王道プレイ!”のお宝になる不思議・・

 唄う前のジョージ・ベンソンあたりもいいかな・・・

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キング・サニー・アデ「Juju Music」

2012年08月23日 | ジャズ、音楽

北海道の夏は盆までなはずなのに、内地のような蒸し暑さ。
そのせいか、調子がいまひとつでジム行く気がしません。
後頭部から首筋が重く、張りがある。
何か憑いているのか?

こう暑いと聴く音楽も限られてきますね。
暑いが故に、部屋を閉め切って大音量でコルトレーンの「オム」あたりを聴くという修行的な、暑い時には激辛料理的
方向もあるのでしょうが、同居親族もおりますし、上述のとおりやや弱っているので、穏当な行き方で、サニー・アデをチョイス。

ビートはしっかりしてますが、全体に透明感のある音質、軽やかなギターと囁くようなボーカルの浮遊感がたまりません。

30年位前にブレイクし、おらもかなり気に入り(数えたらLP6枚も保有してました。)ライブにも行ったりしました。
今でも全く色褪せていませんね。けっこうカバーもされているみたいだし。
欧米シーンから退場し故国ナイジェリアで暮らしているそうですが、健在なのかな?

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モデラーズエキシビション

2012年08月18日 | 日々のこと

数年ぶりに北海道モデラーズエキシビションを見に行きました。
スケールモデルからアニメものまで多岐にわたる数多い作品が並び、とても盛況でした。

最近は老眼と猫の邪魔、そして何より根気が無くなってしまい、模型作りから遠ざかっていますが、力作群を見ると・・・
かえっておらには無理と萎えてしまう?(北海道の模型レベルはかなり高いと思います。)

目に留まったのは
「荷台に対空機銃を積んだハイラックス」

そこら辺で走ってる車に機銃を載せただけですが、凶暴な兵器になってますね。
模型は基本的にメカそのものを楽しむものですが、この作品には戦場写真のような”意味”を感じました。
(兵器模型を作る以上、何処でどう運用されたかということに思いを馳せることになり、”メカだけ楽しむ”ということは無理なんですが・・)

もうひとつは「子泣き爺」、水木キャラは子供の頃から好きなので・・・ 

明日19日まで札幌ファクトリーでやってます。(入場無料)

 

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夏休み終了

2012年08月15日 | 

あ~、おらの夏は終わっちまっただ~。
土日は苫小牧方面で泊まりがけで飲んで遊んで、それ以外は家の片づけとジム通いをしていました。
壊れたオーディオ(チューナー、CDプレーヤー等)を廃棄し、本、ゲームソフトを整理売却(4,850円になった!)したり。

バタバタ作業していると玄関も開けっ放し、そうなると外に出たい猫軍団がやってきます。
メインクーン猫ふくは出入り自由ですが、アビシニアン猫ねおとラグドール猫おくまは監視付きでないと外には出さないことにしています。
(どこに行くかわからないので。)

「ダメだよ~」と言われ、我慢しつつ外に興味津津の様子・・

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J DILLA 「Rebirth Of Detroit」

2012年08月09日 | ジャズ、音楽

明日10日から14日まで仕事お休みです。
明日の墓参り以外は特に予定も無く、のんびり家の片付けでもしながら過ごすつもりです。

オリンピック、陸上の福島選手、ず~っと頑張ってきて、100m、200m合わせて36秒で終わってしまった。
球技なら長時間ゲームを楽しめるのに・・・
陸上ってそういうものか・・・
(あっ、まだリレーがあるんですね。)

ウィアードメドルレコードに足を踏み入れたらかかっていて店主の「これいいですよ!」の一言で購入。
亡くなったJ DILLA の残した曲を、J DILLA をリスペクトする仲間達がお母さんの号令でアルバムに仕上げたものらしいです。

本作を大きめの音で流しながら車で走ると、ジジイも少しちょい悪ぽい浮ついた気分になれます(?)。
古いジャズもいいけど、ブラックミュージックが好きならこういう本流は逃しちゃいけないですね・・・
と言うほど詳しくはなく、ラップはほとんど同じにしか聴こえませんけど・・・

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ジョー・ピューマ「ジャズ」

2012年08月07日 | ジャズ、音楽

まだ夏休み取って無いのに風はもう秋の気配、夕方は鳥肌ですもんね。
オリンピック睡眠不足で、日中は朦朧状態、今夜も・・・

近頃の怒涛のようにリリースされる廉価CD。
重箱の隅つつきまくり的なレア作品も多いけど、それが何だかくすぐられますね.
昔ならスルーしていたような作品が今はひっかかります。
それにしてもこのアルバムタイトルはマジですかぁ?

ジョー・ピューマ(g)エディ・コスタ(vib)ビル・エバンス(p)オスカー・ペティフォード(b)ポール・モチアン(ds)

そうそうたる顔ぶれですが、ぺティフォードってネームバリューの割にあんまり聴いたことないような・・
コスタのヴィブラホンが前半、それに代わって後半はエバンスがやっています。

ピアノを弾くと力強いタッチで個性的なコスタ、ヴィブラホンだと唄心に溢れ主役張ってる感じ・・・やっぱ押し強いか
エバンスはまだ成虫になりかけ、妙にドスの効いたベース(録音レベル高い?)が気持ち良いのか悪いのか?(うん?)

音質、内容ともに”レトロ”なのか”新時代”なのかわかりませんが、何故か気に入った1枚。

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危険物ウオッカ

2012年08月05日 | 日々のこと

この週末は高校の同級生達と泊りがけの飲み会。
会場は岩見沢の郊外の某社長の別荘。
寂れた集落が途切れ、未舗装の道を少し進むと林の合間に「あっ?こんなところに!」という、ちょっと別世界的な佇まい。
小川のほとりにあり、AVルーム、露天風呂も完備・・・持ってる人は持ってるのですね。

稚内の海産物、巨大な牛肉のかたまり、まだ市場に出回っていない新製品ビール、越の寒梅、三笠の山崎ワイナリーのワイン等々まさに酒池肉林!
夕方5時から深夜2時頃まで飲み食いしまくっていました。

その中で強烈だったのが、アルコール度数96%のウオッカ。
消毒用アルコールだってせいぜい80%、裏ラベルを見たら「危険物第4類(引火性液体)」ってもう飲用のものではないじゃないですか。

舐めてみても味というより、舌にびりっときてあとは蒸発してしまい、有機溶剤を舐めてしまったような感じ。

ポーランド人はホントにこれを飲用しているのでしょうか?
パーティのジョークグッズして使われているのでしょうか?

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ジェイムス・ブレイク「James Blake」

2012年08月01日 | ジャズ、音楽

今日は健康診断を受けました。
苦手のバリウム検査。
胃の脹らみがいまひとつだと言われ、発砲剤とバリウムをおかわりさせられた。
勘弁してください~

かなり前にウィアードメドルレコードで購入した、UKの若い男性ボーカル(というのか?)作品。

長年アメリカの黒人系音楽(ほとんどジャズですが)を聴き続けてきたおらの耳は、ヨーロッパの白人系はあまり”来ない”のですが本作はなかなか気に入ってます。

シンプルな構成ながらボーカルも加工し一音一音丁寧な音造りがされており、熟成された陰影のある音世界がそこにあります。
ほんまにまだ22歳かいな?

youtebe見てくださいな。
http://www.youtube.com/embed/MVgEaDemxjc

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