にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

凡庸な日々

2006年02月28日 | 日々のこと
個人的には適度に仕事し、家庭では長男の転居、次男の受験等もあり、月数枚のCD購入して、週2~3冊の本を読み、ライブも今年は2ヶ月で6回行ってるし、お酒ちびちび飲んでるし、オリンピックもあったし、野球も始まるし、たまにバイオハザードやったりもしてる。平凡な親爺としてはささやかな刺激と楽しみに満ちてる。

しかしブログをやってると「何か世間様に発信することがないか」を意識してしまい、ネタになることを探してしまう。でもそんなのは結局自分がつまらなくなってしまうのだろうな。
結果としていかに凡庸なものになったとしても、自分の「思い」でないことは書かないようしようと思う。多くの共感を得ようなんて大それたことは考えていない、日々の暮らしのなかで発した一言を、どなたか一人でいいから(誰にも見られないのはちょっと悲しい・・)とりあえず読んでくれれば、反応は、共感でも反感でも、「ふ~ん・・」でもなんでもいいです。

ブロガーの増大について、こんな発言があった。
「只のリーマンやムック読んで触発されるレベルのおっさんが参加しても、ゴミしか増えん。」
こいつのブログは他人をゴミ呼ばわりできるほど、さぞ素晴らしいものなんだろうな。見てみたいもんだ。
けどまあ、確かにそういう面もある。携帯電話やネットなんて、まずガキやスケベ分野のようなところから始まりジジイまで行渡った段階で普及しきったと言える。初めからゴミだらけだったのではないかな、普及するということはゴミの量はさらに増える。
前記の意見も、自分があるブランドの流行に先んじたが、いつの間にかジジイやババアが同じブランド身に着けてることに腹を立てているに過ぎないのでは。

おらレベルでも簡単に参加できるブログは、ようやくネットがおやじにも開かれたものになりつつあることだと思う。
オタクのものから誰でも参加できるものへ、あとは個々の使い方、内容次第では。
わずかだけど、読めるブログ見つけたときはうれしいですよ。

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クリフォード・ジョーダン「クリフ・クラフト」

2006年02月28日 | ジャズ、音楽
前述の「B級ジャズ名盤迷盤101」の中にこの1枚もあった。ただちょっとひどいのが、このアルバムはワンホーンの人気盤なんて紹介されてる。ろくに聴いてもいない奴に勧められて聴くというのもマヌケな話です。

ブルーノートレーベル、クリフォード・ジョーダン(ts)アート・ファーマー(tp)
ソニー・クラーク(p)ジョージ・タッカー(b)ルイス・ヘイズ(ds)。
以前はいまいち個性の無い、ロリンズもどきと決め付け、レコード棚に埋まっていた。
(言葉の綾です、埋まるほどレコード持ってません。)
今聴いてみると、この手堅いメンバーが実力どおりのプレーしてます。
ジョージ・タッカーのベースけっこう好きですね、ジョーダンも独特な音色でファーマーとビシッと決めてます。

う~ん、でもやっぱり、今のおらも、この盤をお金出して買わないなあ。
(でももう買ってしまってるけど・・)
2管ハードバップの「お決まり感」がだめなんだろうか・・
先日のナット・アダレイ盤がいいと思ったのは、やっぱりウェスが入ってるからでしょうか?
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ナット・アダレイ「ワーク・ソング」

2006年02月27日 | ジャズ、音楽
リバーサイドレーベル、ナット・アダレイ(コルネット)ウェス・モンゴメリー(g)ボビー・ティモンズ(p)他。
ジャズ本「B級ジャズ名盤迷盤101」の中にあった1枚。
この本では「ファンキージャズをいま聴くと、イメージの違いに驚かされることがある。記憶ではリズムに乗って吹きまくるはずのプレイヤーが存外繊細でリリカルに聴こえたりする」とあった。
まさにそのとおりでした!
ウェス入りのコテコテ盤だと思い込んでたが、今聴くとリーダー作とは一味違うサイドにまわったときのウェスのブルージーさと、ナットのしみじみした音色がいいんです。
 ファンキー不感症を標榜してるおらですが、これはやばいかも、まともなジャズをきちんと聴いてこなかったツケか、それとも今の耳だから違って聴こえるのか、また課題が増えちまった?
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B級ジャズ名盤迷盤101

2006年02月24日 | ジャズ、音楽
図書館に新し目のジャズ本が数冊あったので、まとめて読み漁っている。
何がA級で、何がB級かようわからんですが、マイルス、コルトレーン、パーカー以外のようです。
1人のミュージシャンについて、見開き2ページで、1ページ目で経歴説明して、2ページ目で別の人がおすすめアルバム案内してる。連携しないで書いてるせいか内容が重複してたり、一貫性がないのが少々残念。

けっこう有名盤が選ばれており、目新しさには少し欠けるが、知ってる盤でももう一度聴いてみようかなと思わされば、充分収穫なのです。

気になった盤は
村井康司さんのコラムにあったボビー・ハッチャーソン「ウン・ポコ・ローコ」(どうしても「○んこ・○ろ・○ろ」としか憶えられない・・バカだ・・) ジョン・アーバクロンビー(g)ジョージ・ケイブルス(p)ピーター・アースキン(ds)等の気になるメンバー。

それとジョー・ファレル「スケート・ボード・パーク」チック・コリアがピアノ弾いてるけど「リターン・トゥ・フォーエバー」と全く違う趣の快演らしい。

あとバルネ・ウイランとウディ・ショウが聴きたくなりました。
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ジャズ本「101人のこの1枚」

2006年02月23日 | ジャズ、音楽
101人の作家や評論家やジャズ屋のマスターなどに、心に残る1枚を語らせたもの。
「この1枚」は必ずしも名盤ではないけど、いろんな意味合いを持ってるようです。

おらの1枚はなんでしょう、モンクかカークかな・・

ただ1枚のジャズアルバムを語るというのも、40歳以上の年代になってくるのかな、「あの時、このジャズが・・」なんてのは、今の若い人には無縁のような・・それなりに聴いてる若者もいるのでしょうが・・・おやじの文化になりつつあるのかな・・・

ジャズはクラシックと同じ様に、いやより早く、100年で急展開し老成し発展性が乏しい音楽ジャンルになってしまったのかな?
(発展しなければならないという強迫観念はマイルスやコルトレーンのせい?)
発展しなくても、おらの生きてる間は楽しめそうだけど・・・



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フランク・ザッパ「ロスト・エピソード」

2006年02月22日 | ジャズ、音楽
オーネットの「トーン・ダイアリング」を出品していた方が、ザッパも出品していた。
ザッパならまだまだ他に蒐集優先度の高いものありますが、「50年代~92年の未発表作品からザッパ自身が選曲したレア音源の集大成、40ページのブックレット付き!」とあり約1700円でゲット。

ザッパの自分史とも言える内容ですが、並んでる曲は、オールデイズのパロディ(馬鹿にしてるようで、ほんとは古いポップス大好きなんだろうなあ)、へんてこな曲、クラシック的、ジャズ的・・・総合的音楽家ですね、ただのロックスターではない。

おならみたいな音が入ったキャプテン・ビーフ・ハートが歌う曲とのど飴のCM用の曲が妙に耳にこびり付いてしまった。インタビューが邪魔だけど「ザッパの缶詰」みたいで良いです。

ザッパ、リアルタイムで楽しみたかったなあ。
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オーネット・コールマン・プライムタイム 「トーン・ダイアリング」

2006年02月21日 | ジャズ、音楽
オーネット学習シリーズ第4弾!
ダンシング・イン・ユア・ヘッド以外近作が入手しづらい状況でようやくプライムタイム作品入手、これもヤフオクで約1700円。

昔、耳にはしていたがいまひとつぴんと来なかったオーネット。ダンシング・イン・ユア・ヘッドで初めて良さに気付いた。でもジャズへの探究心がうすれレコードも失くしオーネットについては20年以上空白が生じてた訳です。
4月来札に向けて数作品聴いてきましたが、プライムタイムやっぱりいいですね。

ラップあり、ラテン風あり、バッハありでバラエティに富んでいるがエレクトリックなバックはカラオケみたいなもんで、どの曲でもオーネットがのびのび吹いてる。
そうか昔のジャズ的なオーネットグループの集団即興から、「オーネットと彼のバンド」になり親分がより自由に吹く形になったのかな。
マイルスも似たような現象起きてますよね、「ザ・マン・ウイズ・ザ・ホーン」で復帰以後は基本的にワンマンバンドでした。

ぐちゃぐちゃした音を出すのが「フリー」であるというフリージャズの呪いがある日解けたんですね。
ちょっとおバカなサウンドで楽しく吹いてる方が好きです。(オーネットだけは昔から「おバカなサウンド」だった?!)
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川下直広・渡辺勝ライブ

2006年02月20日 | ジャズ、音楽
渡辺勝 唄 とギター,ピアノ(exはちみつぱい、ア-リ-タイムスストリングスバンド、砂)
川下直広 サックス(exフェダイン、渋さ知らズ)

2月17日 札幌 「キコキコ商店」

普通の家を改造した喫茶店でのライブ。
川下直広は昨年おら的にブレイクしましたが、先鋭的なフェダイン・渋さの頃と違い、ベタな曲を情のおもむくままに吹き流す近頃に多少の危惧を抱いていた。

1部は川下のテナーナックスのソロ。1時間ぶっ続けに、チュニジアの夜、セント・トーマス、ケ・セラ・セラ等5~6曲。そこには、紛れも無く第一級のインプロバイザーがいた。

2部は渡辺がピアノと唄、川下がテナーで。渡辺の唄の世界はそれなりのレベルにある。でもおらの趣味外。(唄は特に好き嫌いで聴いてかまわないと思ってます。)
川下の歌伴演奏は良い音してる。 

だがしかし、ライブを観た後のたかまりや充足感が無いのだ。
一切、MCなし、フォーク系に分類されるであろう渡辺も歌以外のしゃべりなし。切れ目なしに歌い続けるので、拍手も最後だけ。余計なしゃべりは不要で、演奏勝負というのはわかるが今夜の客はフォーク系好きな人達でしょう?こんなんで面白いのか?

確かにお目当ての川下の出してた音は極めて水準の高いものであり、いつでもフェダイン再開できる力はある。
無理してソロしないでジェリコあたりで瀬尾ベースとでもやったらもっと、ゆとりのあるおら好みの展開になったと思う。
でもそんな気が無さそうなのである。
自閉した奏者の自慰行為を見せられたような、聴衆とのコミュニケートを拒絶した感じ。
阿部薫でさえ、出した音を聴く対象としての客を意識して演奏してたと思う、でなければ、「ノーギャラでいいからこの店で演奏させてくれ」と飛び込み営業のようなライブをしなかっただろう。

これがクールだというのかな?
「おばんでした、今日は寒いですねぇ~、それではチュニジアの夜吹きます。」とでも言ってくれたら、満足できたのかな?
帰り道は寒かった。

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ヘンリー・カウ「LEGEND」

2006年02月17日 | ジャズ、音楽
久々に街に出たついでに怪しいレコード屋ウェアード・メドル レコードに立ち寄った。
ジャズのコーナーは前回同様デレク・ベイリー、大友良英、ステーブ・レイシーが何枚かあるだけ。
「なんか試聴しますか?」と言われて、最近のフリー系かけてくれたけど、トランペットとサックスが曲吹いてるの聴いただけで、つまらないと思ってしまう。
「スリリングなギタートリオやジャズじゃない人がジャズ的にやってるものなんぞないかなあ・・あとザッパも好き」というと、なかなかいいギタートリオとヘンリー・カウの1stアルバムを勧めてくれた。迷ったけどこっちにした。

ロック、ジャズ、クラシックの要素が混ざってます。ただ混ざればいいというものではなく、混ざり具合が大事です。
30年以上前とは思えない音です、白人ぽいところ(白人だから当然なんすけど)はしょうがないが、今の耳で聴いてもOKです。
普段のおらのCD購入費の2枚分に当る2700円と高価(通常価格なんですけど)でしたがおらの知らない世界を教えてくれるので、また行こうっと。
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全日本ギター愛好会略して全ギ

2006年02月16日 | ジャズ、音楽
2月15日 札幌「くう」
全日本ギター愛好会略して全ギ
 濱 雅寛、山田 賢、池田 伊陽のギタートリオ
それぞれが普段ジャズっぽいバンドで演奏してるけど、ジャズギターとは言い切れない怪しい親爺達。

前半はエレクトリック、後半はアコーステックの構成。
「ジェイムス/パット・メセニー」「FeelLikeMakin'Love」「赤トンボ」「ラ・フェスタ」「夜空のムコウ」「マイ・ファニー・バレンタイン」「ボニーとクライドのバラード」「BeauxArts」「恋に落ちたら」「トランボーネ」「黒猫のタンゴ」「バード・ウィンド」「Penetration」「ギター・ブギ・シャフル」「あの時君は若かった」
等のジャンルにとらわれない曲のテンコ盛り。

後半のアコーステックでは、”魅惑の”ギタートリオと化し、中でも池田さんが顔に似合わない(ごめんなさい~)音で、オリンピックで寝不足の同行のI氏を夢見心地へと・・真に良質の音楽は人を眠らせる。
次回はエレクトリックでもっと、ギュイーンギュイーンした曲もたのんます。
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